もう、この手のニュースを聞いても何とも思わなくなってしまいましたが…

 毎日新聞の記事です。

 日インド首脳会談 新幹線方式導入など円借款1900億円

 インドを訪問中の安倍晋三首相は14日昼(日本時間同日午後)、同国西部ガンディナガルでモディ首相と会談し、日本の新幹線方式を導入するインドの高速鉄道建設などに円借款約1900億円の供与を発表する。北朝鮮の核・ミサイル開発に対しては、国連安全保障理事会の新たな制裁決議の「完全な履行」の必要性を強調。海洋進出を続ける中国を念頭に、海洋での安全保障協力なども確認する。

 高速鉄道はムンバイとアーメダバード間の約500キロを結ぶ計画で、総事業費は9800億ルビー(約1兆8000億円)。今回の円借款は約1000億円で、運営管理を現地スタッフが学ぶ研修施設を建設する。インドは計7路線を計画しており、日本政府は残る6路線の受注も目指している。円借款は他にインド北東州の道路網改善計画(386億円)など。

 また日本企業の進出に対応し、今後5年間でインド人の日本語教師1000人を育成することでも合意する。現地の高等教育機関に100の日本語講座を新設する方針だ。

 私、これまで何度か言っているように、国(政府)が誰かに補助金を支給すると、それを直接受け取った人たちだけに恩恵を与えるのではなく、その補助金が使用される先に対しても恩恵を与えるのです。

 例えば、エコカー補助金、エコカー減税。

 車の購入者を助ける効果があるだけでなく、そうやって車の売れ行きが伸びることによって車のメーカーも恩恵を受けるのです。

 医療保険もそうですね。

 貧しい高齢者にとっては大変ありがたい日本の国民健康保険ですが、そうした制度があることによってお医者さん、つまり病院の経営を助ける役割も果たしているのです。

 経済協力、経済支援と言えば、貧しい国を日本が助けるイメージがある訳ですが…しかし、この経済協力も、よくよく考えたら、相手国を助けるというよりも日本の企業を助ける面があるのです。というよりも、最近は、日本の企業を支援するために経済協力を行っている色彩が濃い!

 なんとも露骨でちょっと恥ずかしさえ感じてしまいます。

 上のニュースでは、インドに対して日本が1900億円もの円借款を供与することが伝えられています。

 日本の新幹線を導入してくれよ、そうしたらお金を超低利で貸してあげるから、と。

 ですが、お金も貸すから日本のものを買ってくれというやり方は如何なものなのでしょうか?

 お金がなくても相手側がお金を貸してくれるとなれば、相手国側はそのプロジェクトの採算性や将来性について真剣に検討しなくなってしまうかもしれないからです。

 それで、いいのかな、いいのかな?

 日本のメーカーに対しては、そうやって政府の支援がなければ海外と競争できないのか
と言いたい!

 で、そのように政府の支援ばかり当てにしているから、いつの間にか脆弱な体質になってしまうのです。

 かつてのお酒の小売店も免許制で保護されていたからこそ、知らず知らずのうちに競争力を失って今のような状態になっているのです。

 そこんとこをよく考えないといけません。


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