日経の記事です。
 
 原油価格が内外で一段と上昇した。国際価格の指標となるニューヨーク市場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物(期近)は9日、1バレル62.96ドルと前日比2%上昇し、2014年12月以来3年1カ月ぶりの高値を付けた。米国の気温低下や底堅い景気で原油在庫の取り崩しが進むとの観測が強まった。日本時間10日の時間外取引も63ドル程度で推移している。 
 (中略)
 石油輸出国機構(OPEC)は協調減産で供給量を落としている。米国は寒波の到来で暖房燃料の需要が伸びているうえ、産業活動も堅調で原油の在庫が減るとの見方が広がっている。米石油協会(API)の9日の統計で、前週の米原油在庫が市場予想を上回って減ったことも買いを誘った。

 これまで度々言ってきたことですが、エネルギー価格の上昇からマイルドながらでもインフレが起きると…

 インフレが起きると、どうなるでしょうか?

 日米とも、人手不足が問題になるほど景気は上向いている訳ですから、ここで物価が上がれば、金融政策の転換が起きたり、利上げのペースが早まるのは必至。

 そうでしょう?

 で、そうなると経済が混乱することが懸念される訳ですが…

 ということで、原油価格の動向が気になるところですが、上の記事を読むと、ひょっとしたら今後も原油価格が上昇し続けインフレが起きる可能性もあるのです。

 グラフをご覧下さい。

原油価格


 原油価格(WTI原油先物・期近)の推移を示しています。

 水準自体は、それほどでもありませんが、しかし、上昇傾向にあることが分かると思います。

 物価が上がるかどうかは、原油価格の水準よりも、上がるかどうかが問題なのです。

 幾ら原油価格が高くても、高値で安定していると物価を押し上げることはありません。しかし、幾ら水準が低くても、徐々に価格が上がり続ければ、物価を押し上げる力が働きます。

 ということで、仮にかつてのピークにまで達することがなくても、このままじわじわ価格が上がり続ければそれなりの効果があるのです。

 そして、物価が本格的に上がり出せば、当然のことながら金融政策は大きく変化し…

 株価が上がり続けることは期待薄になってしまうのです。

 

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