朝日新聞が報じています。
福島第一原発の敷地内のタンクにたまる汚染水について、東京電力は28日、一部のタンクから放出基準値の最大約2万倍にあたる放射性物質が検出されていたことを明らかにした。今回分析した浄化されたはずの汚染水約89万トンのうち、8割超にあたる約75万トンが基準を上回っていたという。東電や経済産業省によると、多核種除去設備(ALPS)で処理した汚染水を分析したところ、一部のタンクの汚染水から、ストロンチウム90などが基準値の約2万倍にあたる1リットルあたり約60万ベクレルの濃度で検出された。東電はこれまで、ALPSで処理すれば、トリチウム以外の62種類の放射性物質を除去できると説明していた。東電は今後、汚染水の海洋放出などの処分法を決めた場合は、再びALPSに通して処理する方針も示した。タンクに保管されている処理済みの汚染水は現在94万トン。現状の処理能力は1日最大1500トンにとどまっており、再び処理することになれば、追加の費用や年単位の時間がかかるのは必至だ。基準値を超えた原因について、東電は、2013年度に起きたALPSの不具合で、処理しきれなかった高濃度の汚染水がそのまま保管されていることや、処理量を優先し、放射性物質を取り除く吸着材の交換が遅れたことなどを挙げている。今後、吸着材の交換時期を見直すなど対応を検討するという。ただ、今後も基準値超えの放射性物質が検出される可能性は否定できないと認めた。
確か、東電は、タンクに溜った汚染水を海洋に投棄することを希望していたのではなかったのでしょうか?
今回の件で、その希望はどうなるのでしょう?
何といい加減な東京電力と経済産業省。
嘘ばっかり!
アベシンゾウは、放射能汚染は、完全にコントロールされていると世界に向かって言い切りました。
でも、今回の件でも、それが嘘であることが判明したのです。
だとしたら、東京オリンピックの開催を返上すべきではないのか?
放射能汚染の問題が完全に解決されるまで、オリンピックを日本で開催すべきではないと思います。
背後を、はいごと読まずせごと読むアベシンゾウ。
せごどん、アベシンゾウ。
今年の流行語は、せごどん?
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コメント
コメント一覧 (5)
「やっぱり」という一言に尽きます。
個人的にはAPLSというプラントの放射性物質除去能力に相当な疑問を持っています。
水に溶け込んだ有害な放射性物質を除去すると言っても、簡単に言えばフィルターで
濾過するだけでしょう。核反応の一種ですから、化学反応を利用した化学処理
と違い、何等かの物質を加えての無害化など非常に難しいですし、基本的には
出来ません。だから、放射能汚染は非常に被害の多さと共にその根が深いのです。
原発再稼働を支持している人々(消極的支持も含む)は、この現実(放射性物質の
無害化の難しさ)を全く分かっていません。だから、この朝日の報道はもっと
国民に周知すべき非常に大事な事実だと思います。
恐ろしい詐欺師集団め!
東電はじめ電力各社、自民党およびその協力政党、官僚財界学会、それに張り付いてあぶく銭を稼ぐ泡沫モノ書きども、こういった連中が勢ぞろいして高濃度放射能汚染水を海に垂れ流そうと画策したのですが、誰か慧眼な方が、タンクによって放射性物質濃度が違うことに気付き、東電も認めざるを得なくなったらしいです(汚染水の数値は東電のHPにこっそり載せていたらしい)。
これは海洋テロでしょう!!!
もうオリンピックどころではありません。やめましょう。
ところでこの7年間、東電会見に出席し鋭い質問をし続けてきた漫才師「おしどりケンマコ」のマコさんが次の衆院選で立民候補者として決定したらしいです。おおいに期待します。
あと、GPS捜査裁判で勝訴を勝ち取った亀石倫子弁護士も立民から出馬すると。
なんか立民、枝野になってから結構いいかも。
(でも福山とか蓮舫とか山尾とか牧山とか、怪しい面々も残留・・・)
【 大分・伊方決定 社会通念というリスク 】中日新聞社説
司法はまたしても「社会通念」という物差しを持ち出して、四国電力伊方原発(愛媛県)の運転差し止めを求める住民の訴えを退けた。
伊方原発は、四国の最西端、佐田岬半島の付け根にあり、重大な事故が起きたとき、原発の西側で暮らす約四千七百人の住民は、対岸四十五キロ先の大分側に海路で逃げることになる。
原発のわずか八キロ北を長大な「中央構造線断層帯」が九州へと延びており、南海トラフ巨大地震の震源域にある。
さらに、伊方原発は阿蘇山から百三十キロの距離にある。原子力規制委員会も指摘する、噴火による火砕流や火山灰の影響が心配される距離感だ。
大分地裁は、やはり四国電力側の主張を丸のみにするかのように
「原発の耐震性評価は妥当」
と判断し、
「阿蘇山の破局的噴火が生じることが差し迫っているとは言えない。破局的噴火に相応の根拠がない場合、社会通念上無視できる危険である」
とした。
三日前の広島高裁と同様、またもや「社会通念」という、科学でもない、法律でもない、あいまいな“物差し”を持ち出して、大分地裁も、住民側が主張する具体的な不安を退けた。
地震や噴火のリスクは確率は低く、取るに足らないものであり、不安を覚える人たちが非常識で、備えを図る必要もないという判断なのか。
このような「社会通念」が定着し、原発が次々と息を吹き返していくとするならば、「安全神話」の復活以上に危険である。(了、少し縮めました)
司法も腐ってる・・・
おおいに心配。
いつまで保つのだろう。
本年11月から3号機(めしゃめしゃになったやつ)の使用済燃料取り出しをスタートすると言っていたのに、来年からに延期したそうです。
もし、プールの水が抜けたら・・・
冷却された燃料が青天井の下、空気に晒され再び核分裂により温度が上昇、メルトダウンに至るでしょう。
しかも水から出ているので強い放射線を放ち、誰も近づけません。
フクイチ敷地管理どころか、東日本一円から避難しなければならなくなるでしょう・・・
現在、使用済燃料を回収できたのは4号機のみ。
1、2号機は3号機よりさらに難しいと言われています。
また、現場で働く人たちの扱いがひどい。被曝管理がいい加減で、国連人権理事会から勧告が出ていますし、労賃も日本独特のピンハネヒエラルキーでどんどん削り取られ、労働者の手に渡るのは僅かだとか。
こんなことでは早晩、働く人もいなくなるでしょう。
どうするのか?
あっ・・・国民投票で緊急事態条項をキメて・・・(察し)