黒田総裁が、岸田総理から余計なことは言わないようにと釘を刺されていたのではないかと朝日新聞が報じています。

 朝日の記事をご覧ください。

 「余分なこと言わぬよう」首相、黒田氏に異例のクギ 蜜月10年は今

 「余分なことまで会見で言わないように」

 複数の政府関係者によると、11月10日午後、首相官邸を訪れた日本銀行の黒田東彦(はるひこ)総裁は、面会した岸田文雄首相から発言に釘を刺された。政策運営の独立性が保障されている日銀トップの発言に、首相が苦言を呈するのは極めて異例だ。

 岸田氏が問題視したとみられるのは、大規模な金融緩和の維持を決めた9月22日の金融政策決定会合後の会見だ。

 
  では、9月22日に黒田総裁はどんなことを言ったのか?

  ・この先、2−3年は金融緩和は変わらない。

  ・円安是正のための利上げは行わない。


 今思い出せば、確かに言い過ぎのように感じないこともない。否、明らかに言い過ぎと言っていいでしょう。

 物価高騰で国民の悲鳴が聞こえてくるなかでの黒田総裁の利上げ否定発言は、どう考えても適当とは思われませんでした。

 仮に、心の中で利上げするつもりはないと思っていても、敢えてそれを言わなくてもいい訳ですから。

 まあ、それだけ金利上昇が進むことを恐れていたということでしょうね?

 いずれにしても、その辺りから黒田総裁と政府の信頼関係は大きく揺らいでいるということではないでしょうか?

 つまり、黒田日銀には大きな足かせがかけられてしまった、と。

 そして、それが影響しての、先日の事実上の利上げになったのかも知れません。

 また、だとしたら、既に後任の総裁候補が決まっており、その人の意見が岸田総理に伝わっている可能性が大だと思われます。


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