突然ですが、大相撲を見ていますか?

 横綱や大関昇進がかかった力士たちが、最初は順調そうに見えたものの…冴えませんよね?

 その反面、それほど期待されていない力士が勝ち星を重ねたり、若手が活躍しているのを見ると、ワクワクする気持ちを抑えることができません。

 但し、贔屓の力士同士の対戦になると、どちらにも勝って欲しいし、どちらも負けて欲しくないので、困ってしまいます。

 いずれにしても、実力だけがモノを言う世界。もちろん、運がいいかどうかも大きく関係しているでしょうが、勝てば番付が上がるし、負ければ番付が下がる。

 大関経験者が、平幕どころか十両や幕下に落ちるケースも珍しくありませんし。

 なんと分かりやすいシステムである反面、勝負の厳しさを感じないではいられません。

 そうした大相撲のテレビ中継をみていて、私、なんと今の日本経済の在り方と違うことかと思ってしまいました。

 日本経済で活躍している企業は、これほど厳しい状況にあるとはとても思えません。

 政党や政治家に献金をする見返りとして、様々な補助金を受け取ったり、減税をしてもらっていますし…

 業績が悪い時には粉飾まがいの決算でお茶を濁すことも日常茶飯事。

 悪く言えば、インチキが横行する世界とも言えます。

 そして、経営に失敗した経営陣が責任を取ることも極めて希。

 相撲の場合、勝敗が微妙な場合には、物言いがつくでしょう?

 審判の親方たちが土俵の上に上がり、協議をする、と。

 極めて透明性が高い、否、これ以上ないと言っていいほど透明性が保たれていると言っていいでしょう。

 他方で、多くの企業で経営内容が悪化したり、様々なスキャンダルが発生した場合、このように透明性の高いプロセスが確保されることは殆どありません。

 従って、企業世界のなかでは、本来であれば序二段に落ちても当たり前のような企業が、依然として幕内で相撲を取るのと同じようなことになっている、と。

 政治の世界でも同じ。

 実力のない、いや、なんとために存在しているのかと思うような政治家が国会議員として存在している。

 これじゃ、日本経済が、否、日本自体がよくなる筈はありません。

 もう少し、大相撲をみて、抜本的に考え直すべきではないでしょうか?


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