政治が悪いのは、政治を司る議員を選んだ有権者にも責任がある、と言われればそのとおりですが…

 でも、岸田文雄を総理にしようと思った有権者が、どれほどいるというのか?

 国民が知らないところで、つまり、自民党の派閥のかけひきのなかで決まって行く総理のポスト。

 もちろん、有権者に責任があるのはそのとおりでしょうが…

 それに、高齢化が進行するなかで、今世の中がどんな風になっているかよく分かっていない高齢者も多い訳でしょ?

 そしてまた、NHKを含めて各テレビ局は、自民党の代弁機関になりさがっている状態なので、国民にどこまで賢明な判断を期待できるかと言えば…

 早い話、アメリカを見てごらんなさいと言いたい。

 MAGAと称される、トランプを熱狂的に支持するノータリンが溢れている訳ですから、まあ、それよりは日本はマシだといえるかもしれませんよ。

 ただ、それはそれとして…例えば経済に関して有権者が関心を持ったとしてですよ。

 景気がもっとよくなるような手段はないものか、と考える。

 或いは、インフレが収まるような手段がないものか、と考える。

 そして、日銀の政策が適切なのか、と考える。

 そう言えば10年ほど前に、デフレからの脱却が先決だから、マイルドなインフレを起こすために2%の物価目標を掲げた筈だけど、あれはどうなったのか?


 まあ、そんなことを普通の人は考えるかもしれませんね?

 そして、今やデフレどころか物価が上がって生活するのが大変だよと思っているのに、日銀総裁が次のようなことを言っているのを知った時、多くの国民はどう感じるでしょうか?

 (物価上昇率2%目標を実現する見通しについて)「今のところ、まだそこまでには至っていない」


 経済や金融に関心のある国民は、「あれれ」と思うに違いありません。

 物価が上がり始めてもう相当の期間が経過しているのに、2%の物価目標の実現が見通せないとはどういうことなんだ、と。

 普通の人は、意味が分からない、ときっと思うことでしょう。

 恐らく、もっと詳しい話を聞きたいと思う人も多いかと思うのですが…どれだけ新聞を読んでもそうした疑問に答えてはくれない。

 誰だって嫌になってしまいますよ。

 もう、日銀総裁の言うことなど、聞きたくはない、と。

 否、率直にいって、理解不能なのですから。

 2%の物価目標を掲げて、そして、その2%を遥かに超えるインフレ率がもう長い間続いているのに、それでも目標が達成していないとは、どういうことなのか、と。

 一体、植田総裁は何を考えているのか?

 日銀は、勝手に2%の目標の意味を変更してしまっているのです。

 つまり、仮にインフレ率が2%を超えても、賃上げ率がそれに伴って上昇しなければ、2%の目標が達成されたとは考えない、と。

 もし、そうした考えを国民が聞いたとしたら、

 「はあ?」という答えが返ってくると思いますよ。

 なんじゃそりゃ、と。

 賃上げ率が伴う物価目標なんて聞いたことがない、と。

 もちろん、そのようなことが実現すれば、それに越したことはないのですが…

 でも、そんなこと、物価目標値を設けた時に、一言も言っていなかったではないか、と。

 そうでしょう?

 これは、インチキ以外の何物でもありません。

 それに100歩、否、1万歩譲って、そうした考えを認めたとしてもですよ、どうして大規模緩和を続ければ賃上げ率が上がるようになるのか、その理屈が分からない、と。

 大規模緩和を続ければ、日米の金利差が拡大して、それが円安を引き起こす、と。

 円安が起きれば、輸出メーカーの売り上げは伸びる。その一方で、消費者の購買力は円安の分奪われてしまう。

 そうしたことは想像できる訳ですが、一体、そうしたことがどうして賃上げにつながるのか? しかも、物価上昇率を上回る賃上げにつながるのか?

 誰かそれを説明できる人がいますか?

 説明できるなら説明して下さい、植田さん、と言いたい。

 そして、そうした滅茶苦茶というべき大規模緩和を続けているために、深刻な副作用が顕在化しようとしている、と。

 その副作用に関しては、何も言わない。知らないふりをしている、と。

 これが責任ある日銀のやることか、と言いたいですよね。

 国会議員たちも、日銀総裁に対する追及が甘すぎる。

 
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