突然ですが、問題を出したいと思います。

 日銀総裁になるには平気で嘘をつけないといけないのか?

 どう思いますか?

 もう一問。

 嘘をつくのは悪いことだけど、日銀総裁の仕事を務めるには時として嘘をつくことも必要なのか?

 まあ、嘘をつくのはよくないことだけど…などと思っている人は少なくないかもしれませんね。

 でも、仮に嘘をつかなければいけない状態に遭遇したとしてもですよ、嘘ばかりついていたら賢明な判断ができなくなってしまう恐れがありますよね?

 朝日新聞の記事を御覧下さい。

 大規模緩和「差し引きではプラス」 日銀総裁、副作用認めつつも評価

 11年にわたった「異次元」の金融緩和策の功罪をどう考えるのか。日本銀行の植田和男総裁は朝日新聞の単独インタビューで、その副作用を認めつつも、景気を支える効果の方が大きかったとの認識を示した。大量に買い入れた国債は、いずれ残高を減らしていくとの考えを明確にした。(土居新平、神山純一)

 植田総裁は、本当にそのように考えているのでしょうかね?

 つまり、黒田日銀が行った異次元の緩和策は、マイナス面よりもプラス面が多かった、と。

 でも、そもそも異次元緩和策はマイルドなインフレを引き起こすために行われた訳ですが、成果は全く出ませんでした。それに、経済成長率に関しても、却ってその前の民主党政権時代よりも見劣りする始末。さらに、一人当たりGDP世界ランキングで見ても、その衰退振りは目を覆う有様。

 景気を支える効果が大きかったとよく言えるものだ、と。

 但し、「差し引きではプラス」というところに、マイナス面が多かったのだが…という正直な感想も若干垣間見られますよね。

 黒田日銀の異次元緩和策は、副作用が多かったのだ、と。

 でも、それを正直に言い過ぎると、自分を選んでくれた、そして、自分の総裁就任を認めてくれた政治家たちに顔向けができないから、差し引きではプラスの面が多かったと言葉を濁しているのだと思います。

 但し、そうやって嘘をつくことになれば、冷静かつ客観的に異次元緩和策を検証することができなくなる訳で…そうすると、何が拙かったかを明らかにしないままに次のステージに進むことになる訳ですよね。

 つまり、失敗から何も学ばないから、いずれまた同じような間違いを起こす、と。

 いいですか?

 インフレになったら、インフレを抑えるような政策を打つのが中央銀行の役目なのです。

 ということは、日本はインフレを抑えるために、利上げというか金融の引き締めを行うことが必要なのに、それが様々な理由でできない状態になっているではありませんか?

 つまり、日銀が日銀の本来の使命を果たせない状態にしてしまったのが黒田日銀だったということなのですよ。

 それなのに、差し引きではプラスなどという言葉で茶を濁す、と。
 
 まあ、政権交代でもしたら、少しは真面目にこれまでの政策を検証することができるのかもしれませんが。



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