勇ましく拳を振り上げたものの…

 そんな言葉が浮かんできました。

 なんのことかと言えば、今回のトランプによる関税引き上げ騒動。

 東京新聞の記事を御覧下さい。

 カナダ、メキシコへの関税延期 3月まで、米が発動前日に転換

 【ワシントン、ロサンゼルス共同】トランプ米大統領は3日、中国、メキシコ、カナダ3カ国からの輸入品に4日発動予定だった関税強化策のうち、メキシコとカナダへの実施を3月まで延期すると発表した。発動前日の土壇場で転換。中国とは「24時間以内に」協議することも明らかにした。レビット米大統領報道官によると、近く習近平国家主席との対話に臨む。
 中国との間では、関税強化策や、中国が実質的に運営していると問題視するパナマ運河について議論するとみられる。
 トランプ氏は関税強化を撤回したわけではなく、市場は動向を注視している。


 関税強化を撤回した訳ではなく…なんて言われてもですね。

 トランプは、関税引き上げを様々な要求を実現するための手段として使っているとも言われてきましたが…

 それにしても、2月1日にメキシコとカナダからの輸入に25%の関税をかける大統領に署名したばかりですよ。

 それが、2日後に、こうして関税の発動を延期すると決めた訳ですから…

 何と言いますか、アホみたいなもんですよ。

 どうして急に弱腰になったのでしょうね?

 カナダが、米国製品の不買運動を始めたからなのでしょうか?

 多分ね、トランプの性格としては、自分に歯向かう者などいないと思って、強気、強気で来た訳ですよ。

 でも、相手も同じように強気で向かってくると、自分としてはどうしていいか分からない、と。

 それが、今回のみっともない姿なのですよ。

 もちろん、関税戦争になどに発展しない方がいいには決まっていますが…

 しかし、無理やり関税戦争をしかけているのはトランプではありませんか?

 まあ、こうしたことが今後も続くならば、トランプの脅しは効かなくなってしまうでしょう。

 強者のイメージが喪失したら、トランプの支持者もトランプ離れを始めることは確実だと思います。

 英国がトランプを国賓で招待するとか、石破総理の首脳会談でトランプを国賓で招待する予定だみたいなことが報じられていますが…早まらない方がいいと思います。


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