トランプ減税法が成立しました。
東京新聞の記事をご覧下さい。
トランプ減税法が成立 財政赤字490兆円増へ【ワシントン共同】トランプ米大統領は4日、減税や不法移民対策の強化などの看板政策が盛り込まれた法案に署名し、同法が成立した。バイデン前政権が推進した脱炭素政策を転換し、昨年の大統領選で掲げた政策の実現に踏み出したが、財政赤字は今後10年間で3兆4千億ドル(約490兆円)増える見通しだ。トランプ氏はホワイトハウスで演説し、同法により「米経済はロケットのように急成長するだろう」と強調した。「一つの大きく美しい法案」と呼び、独立記念日の4日までに成立させようと議会に圧力をかけていた。同法は、トランプ政権1期目に導入した所得税減税を恒久化するほか、チップ収入や残業手当への課税を2028年末まで免除する。連邦政府のデフォルト(債務不履行)回避に向け、債務上限は5兆ドル引き上げた。一方で、財政悪化を抑えるため、低所得者向け公的医療保険「メディケイド」の歳出は削減。電気自動車(EV)購入の税制優遇措置を廃止するなど、気候変動対策からの転換も進める。
どう思います?
トランプの減税政策のために今後10年間で財政赤字が約490兆円も増える見通しなのですって。
その一方で、財政悪化を抑えるためという理由で低所得者向け公的医療保険「メディケイド」の歳出は削減したり、電気自動車(EV)購入の税制優遇措置を廃止するって、バカじゃなかろうか、と。
いや、そもそもトランプはアメリカの構造的な貿易赤字を改善したいと考えている訳でしょ?
だから、各国に一方的に関税を課すぞと脅かして、世界経済を混乱させている訳ですが…
だったら、財政赤字を削減する努力をするのが当たり前なのですよ。
イマイチピンと来ない人のために説明すると…
貿易赤字が長く続き、デフォルトに陥る国が時々出現しますよね。
海外に対する借金の返済が困難になってIMFに泣きつく訳ですよ。
韓国も過去にそんなことを経験したことがありましたが…そうした事態になった場合、IMFからの支援を得るために、そうした国々は緊縮財政を行うように求められる訳ですよ。
例えば、公務員の給料を引き下げたり、年金を減らしたり…或いは、金利を引き上げたり、と。
しかし、今トランプがやっているのは真逆のことばかりでしょ?
貿易赤字をどうにかしたいという一方で、財政赤字を増やすようなことにこれ努めている、と。金利だって引き下げろとFRBの議長を脅かしていますし…
だからね、トランプの言うことをまともに聞いたらダメなんですよ。
でも、トランプに逆らうこともできないので、なんの展望もないまま関税交渉を続けるだけ。
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コメント
コメント一覧 (3)
優遇措置を削減というのが余りに「ショボい」ので、馬鹿のやる事は一味も二味も違います。
でも、メディケイドの歳出削減は大問題で命に係わる歳出を惜しむのは最悪な政策です。
これでは貧富の差を更に拡大させ国民間の分断を煽る事にもなる気がします。関税による
歳入を結構見込んでいるようですが、アメリカ国民自身が選択した大統領ですから勝手に自滅
してください、という気持ちしか湧きません。
得に日本に対しては。
つまりコメ1kg当たり341円、5kg当たりにすると1705円の関税がかかっています。一方、寿司にも供されるカリフォルニア米(カルローズ)の米国内での価格は5kgで日本円で1600円ということをニュースで知りました。
つまり税率は1705÷1600=107%。
皮肉ですが、赤澤大臣は自動車関連関税をもっと上げてくださいというべきですね。
尚、減反、関税等での長年のコメ農政の失敗は別途議論すべきです。