高市がXに自分の経済観を長々と書いているそうですが…

 相変わらずインフレ率が低いままでは経済が成長しないとか、デフレの悪循環に陥ってしまうとか言っているそうですね。

 つまり、四半世紀ほど前から言われてきたリフレ派の主張に未だにとらわれているのですよ。

 だから、どうしてもインフレにブレーキをかける利上げ、或いは金融引き締めを行うことに躊躇、否、反発したくなってしまう、と。

 商品の価格が下がると予想する向きが増えると、今買うよりも、もう少し時間が経過して価格が下がった時に買った方が得だという判断が働くので、消費は沈滞してしまう、と。

 先々商品の価格が上がると思えば、価格が上がる前に買っておいた方が得だと思うので、消費が活発になる、と。

 こうした極めてナイーブな意見を主張していた金融の専門家が少なからずいたのですよ。

 で、こうした意見に影響を受けて、とにかく物価を上げることが先決だと、物価目標政策が掲げられることになったのはまだ記憶に新しいところなのです。

 しかし、結果はどうだったですか?

 そもそも物価をマイルドに引き上げることができなかったのですよ。つまり、インフレ率は長い間2%に達することがなかった、と。

 逆に、世界的なエネルギー価格の高騰や円安からインフレが起きている昨今、早く買わないとさらに商品の価格が上がるからと言う理由で、消費が活発になり景気がよくなっていますか?

 ノーですよね。

 インフレが酷くなると予想する向きが増えれば、早く買っておこうと思う消費者がいることは否定できないかもしれませんが、それよりもむしろもっと節約しなければと思う消費者の方が多いことが普通なのですよ。

 つまり、リフレ派の言っていたことは何一つ当たっていない!!

 個々の企業経営者の立場から考えたら、商品が売れなければ、当然のことながら値下げするしかありません。

 値下げをすればこそ、少しでも商品が売れるようになり在庫がさばける、と。

 しかし、リフレ派的な発想に染まった一部の専門家たちは、そうやって値下げをして販売する企業経営者こそ、デフレをもたらす張本人だと悪者扱いをしていたのですよ。

 だけど、売れないのに値下げをしないでは在庫はさばけないので、倒産の時期が早まるだけではありませんか。

 高市は、こうした事実、社会実験の結果、つまり歴史に学ぶ姿勢が全くないのですよ。

 働いて、働いて、働いて…というのは、勉強して、勉強して、勉強して…にも通じるでしょうが、しかし、高市が読んでいる書物やペーパーは、失敗が明らかになった時代遅れのものでしかないのですよ。

 だからね、こんな政治家が日本のトップでは、それこそ日本経済は益々泥沼にはまってしまう、と。

 そういうことですよ。

  物価が上がるから景気がよくなるではなく、景気がよくなった結果として、物価は上がり易くなるだけのことなのです。

 なぜ、物価が上がり易くなるかといえば、消費者が今の現状を景気がよいと思えば、消費意欲が高まり、少々高くても買いたいと思うからなのですよね。

 つまり、景気がよいから物価は上がり易くなるだけのことで、人為的に物価を上がるようなことをしても、それだけで景気がよくなることはあり得ないのですよ。


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