経済ニュースゼミ

小笠原誠治の、経済ニュースを通して世の中の動きを考察するブログです。地球温暖化阻止のために石油・石炭産出権取引を提唱します。産出権取引は排出権取引とは違います。みんな勘違いするのです。

カテゴリ: ブッシュ大統領

 残りの任期が2か月を切ったブッシュ大統領ですが、APEC首脳会議
では、未だに自由市場経済を礼賛しています。

 So I want to talk today about how to do that and
I want to focus -- and I think we ought to focus our
efforts on three great forces for economic growth:
free markets, free trade, and free people.

「私は、本日、如何にしてそれをやるかについて話をしたい。そして、
我々は、経済成長にとっての3つの大きな原動力に焦点を当てるべきで
あると、私は考える。それは、自由市場であり、自由貿易であり、自由
な人々である」


 First, our nations must maintain confidence in
the power of free markets.

「第一に、各国は、自由市場の力に対する信頼を維持しなければならな
い」


 Now, I know in the wake of the financial crisis,
free markets have been under very harsh criticism
from the left and from the right.

 「今や、自由市場は、金融危機が勃発し、左翼からもそして右翼から
も厳しい批判にさらされていることを私は承知している」

 It's true the free market system is not perfect.
It can be subject to excesses and abuse. As we've
seen in recent months, there are times when
government intervention is essential to restart
frozen markets and to protect overall economic
health.

「確かに自由市場システムは完ぺきではない。時には行きすぎや乱用
もある。ここ数か月見てきたように、凍りついた市場を再開させるため
に、あるいは経済全般の健全さを守るために政府の介入が必要不可
欠なときもある」


 Yet it is also essential that nations resist
the temptation to overcorrect by imposing
regulations that would stifle innovation and
choke off growth.

「しかし、各国が、イノベーションを阻害したり、経済成長を窒息させてし
てしまうような過剰な規制の誘惑に乗らないこともまた重要なことであ
る」

 The verdict of history is unmistakable:
The greater threat to prosperity is not too
little government involvement in the market
-- it is too much.

「歴史の判断には間違いがない。繁栄への妨げとなるより大きな要因
は、政府の市場への関与が少なすぎることではなく、多すぎることであ
る」


 Over the decades, the free market system
has proved the most efficient way and the just
way of structuring an economy.

「何十年にも渡り、自由市場システムは、経済を構築する最も効果的な
方法であることを証明してきた。自由市場システムこそがまさに経済を
構築する手段なのである」


 Free markets offer people the freedom
to choose where they work and what they want;
offers people the opportunity to buy or sell
products as they see fit; gives people the dignity
that comes with profiting from their and their hard
work.

「自由市場は、人々に、どこで働くか、そして何を欲するかを選択する自
由を与える。自分たちに合ったものを買ったり売ったりする機会を与え
る。そして、自らの努力で尊厳さを感じることを可能にし、その尊厳さに
は利益が伴う」


 Free markets provide the incentives to lead
to prosperity -- the incentive to work, to innovate,
to save and invest wisely, and to create jobs for
others.

「自由市場は、繁栄へ導くインセンティブを与える。働く誘因、改革する
誘因、賢く貯蓄しそして投資する誘因、他人のために雇用を創造する
誘因である」

 And as millions of people pursue these incentives
together, whole societies benefit.

「そして、何百万人もの人々がこれらのインセンティブを共に追い求め、
社会全体が恩恵を得る」

 No region of the world demonstrates the power
of free markets more vividly than the Asia Pacific.

「アジア太平洋地域よりもこの自由市場の力を鮮明に明らかにした地域
は、世界にない」

 Free markets helped Japan grow into the world's
second-largest economy. Free markets helped
South Korea make itself one of the most technologically
advanced nations on Earth. Free markets helped
Chile triple its economy and cut its poverty rate
by more than two-thirds over the past two decades.
And last year, free market policies helped make
Peru's economy the second-fastest rowing in APEC.

「自由市場は、日本を世界で第二の経済大国に押し上げた。自由市場
は、韓国を地球上で最も技術力が進んだ国の一つにした。自由市場
は、過去20年間で、チリの経済規模を3倍にし、貧困率を2/3以上も削減
する一助となった。昨年、自由市場は、ペルーの経済をAPECの中で2
番目に高成長を遂げた国にした」

 


 フリー・マーケット、万歳!万歳!

 という感じです。


 しかし、そのブッシュ大統領の母国であるアメリカは、市場経済の原
理とは相反するような政策を次から次に打ち出しているわけです。

 金融機関同士の資金のやりとりはすっかり麻痺してしまい、連銀や預
金保険公社が事実上短期金融市場をコントロールしているのです。

 ですから、そこで成立する金利は、自由な市場が形成した金利とは言
えません。

  政府の企業救済は、銀行に限らず、証券会社、保険会社、そして自
動車産業にまで及んでいます。


 まあ、だからこそ、ブッシュ大統領が、自由市場経済を守らないと‥、
と思うのかもしれません。


 ただ、現実に行なわれていることと、スピーチの内容の大きなギャップ
には、驚きを超え、白々しさを感じざるを得ません。


 しかし、そんなこと全然へっちゃらじゃないと、政治家なんてやっていら
れないのでしょうね。


 アメリカもヨーロッパも、自国の農業には格別の配慮を行っており、途
上国側からは大きな不満が絶えず寄せられています。

 でも、そんなことは置いといて、アメリカもヨーロッパも、そして日本も、
フリー・マーケット、万歳と叫んでいるのです。

 

 皆さん、自由市場経済と言えば、アダムスミスの国富論を思い出すと
思います。

 一人一人が自らの利益だけを求めて行動しても、「見えざる手」に導
かれて社会はより良い状態に至ると言いましたよね。


 さぞかし、アダムスミスは、自由貿易の素晴らしさを説いたとお思いで
しょう?


 でも、そのアダムスミスですが、自由貿易の利点を説いたのはそのと
おりなのですが、その一方で、海外からの穀物の輸入自由化について
は、こんなことを言っているのです。


 英国が、海外からの穀物の輸入を認めたとしても、穀物は重くて嵩張
るので、従って、輸送費もかかるから、そんなに大した量が輸入されこ
とにはならないだろう。従って、英国の農業に与える影響は極めて小さ
いから安心していいと。

 

 あれっ、何か現実的な意見ですね。

 穀物の輸入自由化を認めても、英国の農家にはそれほど影響を与え
ることがないから安心しろ、なんて‥。


 でも、そういう意見を聞くと、少し安心します、人間らしくて。

 アダムスミスの国富論をもう少し知りたい方は、メールマガジンをお読
み下さい。

 

 アメリカは、どうしてそんなに自由市場経済を大切にしたがるのだろう
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 金融サミットが終了しました。 

 成果はあったという人もいれば、大した成果はなかったという人もいま
す。

 世界のリーダーが集まったという意味では象徴的な出来事であったと
思うのですが、いずれにしても具体的なことは決まっていません。

 発見といえば、かつてはブッシュ大統領との親密さをアッピールした
サルコジ大統領が、ドルは今や基軸通貨の価値がないと米国に毒づい
ているのが印象的ですね。

 政治家の言うことなど、本当に信用できないなと。

 そのときの状況で風見鶏のようにコロコロ変わります。

 でも、ブッシュ大統領は相変わらずあの台詞を言い続けています。

 The surest path to that growth is free market capitalism.

 自由市場資本主義こそが最高なのだ。

 自由市場資本主義、万歳!万歳!


 最後まで主張を変えませんでしたね。

 でも、あと2カ月程度の任期ですから‥


 ブッシュ大統領は最後に言いました。

  I keep saying "they" because some of you
may not have heard yet, but I am retiring.

「私は、『彼ら』と言い続けた。それは、知らない人もいるかもしれない
が、私は引退するからだ」

<中略>

 So I want to thank you for giving me
a chance to come and visit with you.

 Thanks for covering this summit. Goodbye.

「集まってもらい感謝したい。このサミットに協力してくれてありがとう。
グッバイ」 

<追記>
 上の訳の一部を訂正します。

 「このサミットを取材し報道してくれてありがとう」

 これ、ブッシュ大統領が、記者団に向かって言っていることなのです
ね。



 今回のサミットが、ブッシュ大統領の最後の仕事なのでしょうか。

 それともあと2か月ほどの間に何かが起きるのでしょうか。


 いずれにしても、時代は着々と変わりつつあります。

 

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 サミットの前夜、ブッシュ大統領は晩さん会を開きスピーチを行いまし
た。

 The surest path to that growth is to continue
policies of free and open markets.

「成長への最も確かな道は、自由市場経済を続けることだ」

 Free market capitalism has been an engine of
prosperity, progress, and social mobility in
economies all over the globe. Trade and investment
have been -- have linked our economies together --
creating new customers for businesses and workers,
and greater choices and lower prices for consumers.

「自由市場資本主義は、繁栄と進歩のエンジンであり、世界経済の社
会的流動性である。貿易と投資は、我々の経済を結び付けるものであ
るが、新しい顧客を作り出すとともに、労働者を作り出し、そしてより大
きな機会を作り出し、そして、消費者に対しては、価格を引き下げる」

 All our nations must reject calls for protectionism,
collectivism, and defeatism in the face of our
current challenge.

「全ての国家は、この難局に臨んで、保護主義、集団主義、そして敗北
主義的行動を拒否しなければならない」


 このスピーチを聞くと、ブッシュ大統領が、何を企図してこの会議を招
集したかが想像できます。

 市場経済は永遠だ!

 保護主義を許してはいけない!

 敗北主義的行動を拒否しよう!


 敗北というのは、市場経済が敗北したかの雰囲気が今世界中に漂っ
ているが、決して市場経済を否定してはいけないと、皆に念を押してい
るということですよね。

 で、市場経済=アメリカですから、敗北というのは、とりもなおさずアメ
リカの敗北を意味します。

 そして、アメリカの敗北はドルの崩壊につながると。


 何故、ブッシュ大統領はどれほど拘るのか?

 それは、ヨーロッパにおいてそうした動きが生じているからです。

 このままでは、アメリカは敗北者にされてしまう。

 
 欧州勢は、IMFの役割を大きく見直し、世界財務省の役割を負わせる
べきだと考えています。

 どういうことかというと、IMFに世界中の金融機関を監督させようとい
うのです。

 しかし、そのような考え方は、市場経済の考えとはなかなか馴染みに
くいものです。

 何とかそうした動きを阻止したいと考えているのでしょう。


 でも、あの先日のグリーンスパン前FRB議長の証言を思い出してしま
います。

 グリーンスパン氏は、言いました。

 自分がこれまで信じてきた市場経済というモデルに欠陥があったこと
を認めざるを得ないと。巧く機能していると40年間以上も信じてきたの
に‥


 ブッシュ大統領は、こうした考えを否定しようとしているのです。

 それでも市場経済は万能なのだと。


 ブッシュ大統領は、これまで何度となく国際会議に出席しましたが、妥
協する姿を見せたことがないように思います。

 ただ、アメリカの考えを世界中に押し付けるだけ。

 
 こうした手法を貫くのであれば、今回のサミットで得ることはないので
はないでしょうか。

 


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 よろしくお願いします。

 政界の方では、組閣が注目されていますが、はっきりいってどうでもい
いことです。

 総理と、その内閣の代弁者である官房長官が同じ顔ぶれでは、全く
新鮮味が感じられないからです。

 ところで、その組閣は、二人の閣僚のお仕事のために遅らされてきま
した。

 その二人とは誰のことか?

 二人は、どこで何をしていたのか?

 
 経済ニュースゼミを読むような知的レベルの高い人なら、彼らが何を
やっていたかは、ご存知ですよね?

 「知らないよ」

 えっ、本当に知らないのですか?

 農水大臣と経産大臣です。WTOの交渉、やっていたでしょ?

 「ああ、WTOの交渉ね」


 よかった、思い出して頂きましたね。

 で、この二人が参加していたWTOの交渉は決裂してしまいました。


 「へー、そうなの。決裂?」


 はい、交渉は結局決裂。

 ここで、皆様に、質問したいと思います。

 WTOの交渉決裂をどう思いますか?


 決裂という言葉からは、どうしてもマイナスイメージが漂ってしまいま
す。

 多くの国が失望しているようです。

 日経新聞などは、社説で「保護主義という名の亡霊が息を吹き返そう
としている」などと、センセーショナルな表現を使用しています。


 でも、本音でいうと、取り敢えずホッとしている人々がいるもの事実な
のですよね。

 「誰、それ?」

 農業関係者です。

 関税の大幅削減が先送りされ、しばらく猶予期間が与えられたような
ものですから。

 「じゃあ、決裂になって失望した人とホッとした人がいるということね」

 そうなのですね。

 失望した人と、ホッとした人がいます。

 「でも、どうして決裂しちゃったの?」


 最大の理由は、インドが農産物の特別セーフガードの発動条件を緩
和するように固執したからだとか。

 セーフガードとは、緊急輸入制限のことで、海外から特定品目の輸入
が急増したときに、国内の農業を守るためにとる緊急の輸入制限のこ
とです。


 で、アメリカ側からすれば、そのような例外措置が幅広く認められるよ
うになると、何のための自由化なのかということになり、認めることがで
きなかったのです。

 つまり、農産物を輸出する側のアメリカと、今や輸入国になったインド
や中国との間で、話し合いがまとまらなかったことが決裂の大きな原因
なのです。

 「インドや中国が悪いの?」

 そうとも言えません。

 アメリカは、常々、保護主義の台頭を許してはいけないと言います。

 先に紹介した日経の社説も同じようなものですね。

 でも、アメリカは、莫大な補助金をアメリカの農家に与えているので
す。だから、アメリカの農産物は価格競争力を有しているということがで
きるのです。

 零細な農家に対する補助金とは訳が違います。年収が何千万円もあ
るような農家が補助金を受け取っているのです。

 ですから、アメリカ以外の農産国からすれば、アメリカの態度は、大変
アンフェアーに映るのです。

 アメリカが、農業補助金など1セントも農家に与えていないのであれ
ば、もう少しアメリカの主張は説得力を持つでしょう。しかし、補助金でし
っかり農家を保護しながら、他国に対して、関税を下げろというのです
から、「いい加減にしてくれよ」と思う国が多いのではないでしょうか。

 それに、自由貿易を促進することが世界経済の発展にとって必要なこ
とであるとしても、農業分野はある程度、例外扱いされるべきだと、多く
の国が考えているのです。

 ヨーロッパの国々は、いろいろな方策で自国の農業を保護し、自給率
を高める努力をしていますし、あのアメリカのブッシュ大統領でさえ、食
糧の多くを輸入に頼ることなど、安全保障の観点から考えられないとま
で言っているわけですから。


 でも、そのブッシュ大統領は、繰り返しますが、保護主義の台頭を許
すべきではないというのですね。

 これ、要するに、自国に有り余るほどの農産物を生産する力があるか
ら、そんなことを言っているだけの話なのです。

 
 そんなことを考えると、インドなどが、セーフガードの発動条件を緩和
してくれといっても、それほど贅沢な要求とは思えないのです。

 それに考えてみて下さい。

 インドは、まだまだ貧乏な国なのですから、そのインドとアメリカが本
気でケンカするなんてみっともないことです。

 もう少し、大国の余裕を見せるべきではなかったのでしょうか。



  WTOの交渉って、そういうことだったのか、と思った方、クリックをお
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 今回の竹島問題、不可解なことだらけです。

 先ず、どうして急にアメリカの地名委員会は、竹島について、それまで
の「韓国領」という表記を「主権未確定」に変えたのか?

 そして、韓国から文句が出るや、すぐに撤回し、再び前の「韓国領」に
戻すことにしたのか?

 撤回の決定は、ブッシュ大統領の指示によるものだといいます。

 ブッシュ大統領は、記者会見に応じて、「米国と韓国とは友人だか
ら‥」とはっきり述べています。


 これで、韓国政府の体面が一応保てることになるでしょう。

 そして、韓国人も、少しは米国に対しプラスイメージを抱くことになるか
もしれません。


 でも、その結果、わが国は、どうなるのでしょうか?

 我が国の主権が大きく脅かされながら、それでも黙っていた方がいい
というのでしょうか。

 
 何か変なのですよね。アメリカの行動。


 どうして、急に地名委員会は、「主権未確定」に変更する必要があっ
たのか。そんなことをしたら、韓国が抗議することくらい容易に予想で
きたはずです。

 韓国が抗議したら、どうするつもりでいたのでしょうか。

 最初から、また「韓国領」に戻すつもりで、一時的に変更したのではな
いでしょうか。

 でも、どうして、そんなややこしいことをアメリカがする必要があったのか。

 それは、ブッシュ大統領が、近々訪韓するからです。

 例の米国からの輸入牛肉の問題を巡って、韓国人の米国に対する感
情は悪化するばかりでした。

 ホワイトハウスは考えました。

 「どげんかせんといかん」

 もちろん、アメリカ人ですから、「どげんかせんといかん」とは言わなか
ったでしょうが、気持ちはそんなものです。

 Something has to be done.


 では、どうするか?

 答えは、嫌悪の対象を、アメリカから日本に転換させることです。

 それは、どうやって可能なのか?

 そうです。韓国は、ドクトの問題になると過熱化するのを、ホワイトハ
ウスは見越していたのです。

 再び、領土問題に火がつけば、韓国国民の関心は、輸入牛肉から領
土問題に転ずるであろうと考えたのでした。


 でも、それによって、日米の関係に悪影響が及ぶことはないのか?

 それについてもホワイトハウスは、少しは考慮せざるを得なかったで
しょう。


 しかし、米地名委員会が、たった1週間でも、竹島について「韓国領」
から「主権未確定」に変更するということは、ある意味、日本の主張に
理解を示したことにもなるので、日本もまんざらでもないのではないか、
と考えたのでした。

 ひょっとしたら、米国から首相官邸に、何らかの根回しがあった可能
性があります。

 「韓国との仲が険悪化しているみたいだな? 悪いようにはしないか
ら、米国に任せてくれ。いいか、日本は、兄貴分なのだから、韓国が挑
発しようがかっかせずに黙っていればいい。そうすると、韓国も静かに
なるだろう」


 何てことを言われたのではないでしょうか。

 或いは、言われなくても、そういう雰囲気が伝わってきたのではないで
しょうか。

 だから、官房長官は、

 「アメリカの一機関のやることに、いちいちとやかくいうことはない‥」

 などと、蛙の面にしょんべんみたいな発言をするのでしょう。

 それに、あのおとぼけ総理は、抗議が必要なのではないかと聞かれ、

 「ない。何故必要なのか?」

 と言ったとか。


 もう、これでは政治家の資格がないと言わざるを得ないのではないで
しょうか。

 国民が支持するはずがありません。

 それが、どうしてこの人たちは分からないのでしょうか。


 別に、韓国とどんぱちやれと言っているのではありません。

 しかし、言うべきことは言う、そういう態度が必要です。

 

 それにしても、韓国の皆さんも、少し残念に思いませんか?

 要するに、日本にしても韓国にしても、ブッシュ政権に弄ばれている
だけなのですよ。

 本当に、ブッシュ大統領が韓国のことを親友だなどと思うはずがあり
ません。

 8月6日に韓国を訪問するに当り、少しは韓国民の感情をよくするため
に、リップサービスをしているだけの話です。

 で、これでブッシュ政権は、韓国大統領に大きな恩を売ったことになり
ます。

 ですから、その見返りとして、また、米国から韓国に請求書が後々送
付されることになります。


 そのくらい、気がつきましょうよ。

 

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 7月6日、日米首脳会談が開かれました。

 福田首相とブッシュ大統領の間でどのような話し合いが行われたので
しょうか。

 まあ、そんなもったいぶった言い方をしなくても、既に新聞やテレビが
共同記者会見の模様を伝えてくれています。

 でも、あの二人の表情をみていると、どことないぎこちなさが感じられ
ますよね。

 本当に率直な話し合いができたのか?

 ブッシュ大統領は、福田総理のことを名前で呼んだのか?

 新聞の記事を読んでも、記者会見の模様は、臨場感をもっては伝わっ
てきません。


 それに、おかしなことがあるのですよね。

 私、いつもの癖で、ホワイトハウスのホームページをチェックしたとこ
ろ、共同記者会見の模様が、ちゃんと掲載されていました。

 しかし、日本の首相官邸のホームページは、そうした情報をまだ流し
ていないのですよね。

 これ、マスコミへの配慮からでしょうか。

 でも、国民のニーズよりも、マスコミの商売を大事にするというのであ
れば、ちょっと変ですね。


 それはそうと、記者会見の模様をチェックすると、ブッシュ大統領が、
どのような考え方でいるかよく分かります。

 これで今回のサミットの展開も予想できるというものです。

 

 ということで、ブッシュ大統領の具体的な発言振りを少しみてみること
にしましょう。


 先ず、ブッシュ大統領は、「フクダ」と言ったかどうか?

 マスコミは、ミスター・プライムミニスターと呼ぶだけで、フクダ総理とは
呼ばなかったと紹介していますが、実は、「フクダ」と1回だけ、言ってい
ます。

 でも、それは、「フクダ夫人」というものでした。

 康夫さん、残念でした。

 
 Mr. Prime Minister, thank you for your hospitality,

and thank you for inviting us to this beautiful

 place.

 「総理、もてなしに感謝する。また、この美しい地にお招き頂き、ありが
とう」

  Laura and I are really looking forward to dinner

with you and Mrs. Fukuda tonight.

 「ローラと私は、貴方とフクダ夫人とともに今夜夕食をともにすることを
楽しみにしている」


 この日は、ブッシュ大統領の誕生日で、フクダ総理はお誕生会をして
上げたのですよね。


 北朝鮮の拉致問題はどうでしょうか。

 
 The Prime Minister gave me the book of Ms. Yokota.

 「総理は、ヨコタさんのあの本を私にくれました」


 あのブッシュ大統領が、ヨコタさんと呼びました。

 名前を記憶するのに随分時間がかかったのでしょうね。

 でも、やっとヨコタさんと言ってくれました。

 しかも、その本は、a book ではなく、the book となっています。

 皆さんもご存知の、ヨコタさんのあの本ですよということが示されてい
ます。

 

 I had the privilege of meeting her in the Oval Office.

 I was deeply touched by her story about the abduction

of her little girl. As a father of little girls, I can't

imagine what it would be like to have my daughter just

disappear.

 この部分は、いつもと同じような台詞ですね。


 さて、本題の地球温暖化について、ブッシュ大統領は、どう言っている
のでしょうか。

 実は、ブッシュ大統領の発言には、「地球温暖化」という単語が出てこ
ないばかりか、「気候変動」という単語も出てきません。

 ブッシュ大統領は例えば、次のような言い方をします。


 And then I'm going to spend some time, of course,

sharing my views about the environment and how we can

advance our common agenda, and that -- remind people

that the United States and Japan really do lead the world

in research when it comes to clean technologies.

「そして、もちろん環境の問題について意見を交換する時間を持つこと
になろう。如何にして我々は、この共通の議題を前進させることができ
るかということについて。そして、そのことによってクリーン技術の調査
の面において、米国と日本が世界をリードすることを人々に思い起こさ
せることになる」

 他では、記者からの質問に答えて、次のように言っています。

 先ず、質問です。

 Both of you have commented on global warming, and so

I'd like to ask about that to both of you.

 First, Prime Minister Fukuda, were you successful

in getting President Bush's agreement to cooperate --

to get a G8 agreement on long-term target to have

greenhouse gas emissions by 2050 globally?

「お二人とも地球温暖化についてコメントされました。そこでお二人にお
聞きしたい。先ず、福田総理、貴方は、ブッシュ大統領の合意を得るこ
とができましたか。つまり、2050年までに温室効果ガスの排出量を大き
く削減するという長期目標に関するG8としての合意を得ることですが」


 I'll be constructive. I've always advocated that

there needs to be a common understanding, and that

starts with a goal. And I also am realistic enough

to tell you that if China and India don't share

that same aspiration, that we're not going to solve

the problem.


「私は、建設的でありたい。私は、共通の認識が形成される必要があ
り、そのために目標を持って始めることが必要だといつも主張してき
た。そして、私は現実派でもあり、中国とインドが同じ目標を共有しない
限り、我々は問題を解決することができないということができる」


 全然、温暖化という言葉は出てきません。

 「温暖化」なんていう言葉は使わないと、固く決めているのでしょうか。


 では、次に、原油価格の高騰の原因と言われているドル安について
みてみましょう。

 為替介入があるのかと聞かれて、ブッシュ大統領は次のように答えて
います。


 First of all, our economy is not growing as robustly

as we'd like. We had positive growth in the first quarter.

We'll see what happens here in the second quarter.

「先ず、我々の経済は、我々が望むほどには力強く成長してはいない。
第1四半期はプラス成長になった。第2四半期については、今後分かる
であろう」

 But nevertheless, we're not as strong as we have

been during a lot of my presidency.

「しかし、それでも私が大統領に就任して以降の力強さはなくなってい
る」

(途中省略)

 In terms of the dollar, the United States strongly

believes -- believes in a strong dollar policy and

believes that our -- the strength of our economy will

be reflected in the dollar.

「ドルについては、米国は、強いドル政策を信じているし、我々の経済
の力強さがドルに反映されると信じている」 


 最後に、北京オリンピックの開会式への参加について、みてみましょ
う。

 北京オリンピックの開会式に出席する理由を聞かれて、こう答えています。

 
 I view the Olympics as a opportunity for me to cheer

on our athletes. It's an athletic event.

「私は、オリンピックを、私が選手を応援する機会だと考えている。それ
はスポーツのイベントなのだ」

 I had the honor of dealing with the Chinese -- two

Chinese Presidents during my term, and every time I have

visited with them I have talked about religious freedom

and human rights.

「私は、これまで期間に二人の国家主席と会談する機会があり、その度
に宗教の自由と人権について話をしてきた」

 And so, therefore, my decision to go was -- I guess

I don't need the Olympics to express my concerns.

I've been doing so.

「だから、私がオリンピックに行く理由は、要するに、私の懸念を表明す
るためにオリンピックを利用する必要がないということだ。これまで懸念
は表明しているのだ」


 I also believe that the Chinese people are watching

very carefully about the decisions by world leaders,

and that this -- I happen to believe not going to

the opening games would be -- the Opening Ceremony for

the Games would be an affront to the Chinese people,

which may make it more difficult to have a -- to be

able to speak frankly with the Chinese leadership.

「私は、中国の国民が、世界のリーダーたちの決定について注意深く見
守っていると信じる。そして、オリンピックに行かないことになれば、開
会式は、中国の国民にとって大変な侮辱になると思う。そうなると中国
の代表者と率直に話し合いをするのが困難になってしまう」


 That's why I'm doing what I'm doing. And I'm looking

forward to cheering the athletes.

「それが理由だ。私は、選手たちを応援するのを楽しみにしている」

 I think it will be -- I think it would be good for

these athletes who have worked hard to see their

President waving that flag.

「私は、一生懸命練習してきた選手たちが大統領が旗を振っている姿を
みるのはいいことだと思う」


 こうして、ブッシュ大統領の発言をみてくると、今回のサミットが有意義
なものになるとは期待できませんね。

 でも、ブッシュ大統領によると成功が確実だとか。 

 We talked about the G8, and I believe this is

going to
be a successful G8, Mr. Prime Minister.

 This is my eighth one. I've got a pretty good

sense
about whether or not a G8 is going to be

a success or
maybe not such a success.

 This one is going to be a success.

 


 サミット期間中に、地球温暖化対策の議論が深まるとは思えないと感
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 ブッシュ大統領が、北朝鮮をテロ支援国のリストから外すと言っていま
す。

 拉致被害者家族は、裏切られた思いだと言っていましたが、ブッシュ
大統領が拉致について、どのように述べているか確認してみましょう。

 

 The six-party process has shed light on a number

of issues of serious concern to the United States

and the international community.

 「6カ国協議の進展は、米国及び国際社会にとってのいくつかの深刻
な問題に光明を与えている」


 To end its isolation, North Korea must address

these concerns.

 「孤立化を終わらせるために、北朝鮮は、これらの問題に取り組まな
ければならない」

 It must dismantle all of its nuclear facilities,

give up its separated plutonium, resolve outstanding

questions on its highly enriched uranium and

proliferation activities, and end these activities

 in a way that we can fully verify.

 「北朝鮮は核施設の全てを廃棄し、また、プルトニウムも放棄し、そし
て、濃縮ウラン及び核拡散活動について投げかけられている懸念を解
消し、さらに、これらの活動を、我々が十分検証可能な方法で、終息さ
せなければならない」


 North Korea must also meet other obligations it

has undertaken in the six-party talks.

 「北朝鮮は、6カ国協議で受け入れた他の義務についても、実行しな
ければならない」

 The United States will never forget the abduction

of Japanese citizens by the North Koreans.

 「米国は、北朝鮮によって行われた日本人の拉致を決して忘れること
はない」


 We will continue to closely cooperate and coordinate

with Japan and press North Korea to swiftly resolve

the abduction issue.

 「我々は、引き続き日本と緊密に協力し合って、北朝鮮が拉致問題
を速やかに解決するように圧力をかける」


 確かに、ブッシュ大統領は、同盟国、日本の立場に配慮して、意識し
て発言しているようです。

 でも、中身がないのですよね、中身が。

 どうでしょう、日本と北朝鮮が直接交渉しても、なかなか本音で話しに
くいこともあるので、ここは米国が拉致問題解決のための特使を北朝鮮
に派遣する、くらいのことを言ってくれないものでしょうか。

 もし、そうであれば、拉致被害者の家族の人々も、少しは救われると
いうものです。

 でも、そうした中身もなしに、単に、「忘れることはない」とか、「北朝鮮
に圧力をかける」というだけでは‥。


 ブッシュ大統領は、記者からの質問に応えて、再び、拉致問題につい
て触れています。



 The other thing I want to assure our friends in

Japan is that this process will not leave behind --

leave them behind on the abduction issue.

 「日本の友人に断言しておきたいことは、この決定により拉致問題を
置き去りにしないということである」

 The United States takes the abduction issue very

seriously.

 「米国は、拉致問題を大変深刻に受け止めている」

 We expect the North Koreans to solve this issue

in a positive way for the Japanese.

 「我々は、北朝鮮がこの問題を、日本人にとって肯定的な方法で解決
することを期待する」

 There's a lot of folks in Japan that are deeply

concerned about what took place.

 「日本には、何が起きたかについて深く関心を有している人々が多く
いる」


 I remember meeting a mother of a child who was

abducted by the North Koreans right here in

the Oval Office.

 「私は、北朝鮮によって拉致されたある子どものお母さんに、この執務
室で会ったのを憶えている」

 It was a heart-wrenching moment to listen to

the mother talk about what it was like to lose

her daughter.

 「そのお母さんは、娘を失うことがどんなものかについて話をしたが、
それを聞くのは、悲痛なひとときであった」

 And it is important for the Japanese people

to know that the United States will not abandon

our strong ally and friend when it comes to

helping resolve that issue.

 「そして、その問題を解決するために何か支援するということについて
は、米国は、自分たちの強力な同盟国でありまた友人である日本を決
して見捨てることはしないということを、日本の人々が知ってくれること
が重要である」


 ブッシュ大統領は、早紀江さんとの会見だけは、どうも憶えているよう
ですね。

 でも、大統領が言及するのは、a motherです。

 決して、固有名詞の早紀江さんではありません。

 the mother でもありません。

 a mother

 この言葉には、「アメリカの国民は知らないだろうが、私は、あるお母さ
んにあったのだよ」というニュアンスがあります。

 やっぱり、アメリカの認識は低いのです。

 
 アメリカの認識が低いなら、認識を高める方法があります。

 それは思いやり予算を削ることです。

 削れれるのが嫌なら、それなりの態度を行動で示してよと、アメリカに
迫ることが必要です。


 拉致問題を解決するぞ、という堅い決意が必要だと思います。その上
で、いろいろなアイデアが浮かんでくるのではないでしょうか。そう、思う
方、クリックをお願いします。
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 ブッシュ大統領が中東を訪れ、エジプトで演説をしました。

 そして、こんなことを言いました。

 「産油国は、世界が石油に依存しなくなるときに備え、経済を多様化さ
せるべきだ」と。


 まだまだ石油の消費量が減ることはないと明言したブッシュ大統領が
そんなことを言うとは、一体どんな考えなのでしょうか。

 世界が地球温暖化対策にこれから真剣に取り組む流れは、変えよう
がないから、産油国側も早めに準備した方がいいと、アドバイスしたと
いうことでしょうか。


 Taking your place as a center of progress and

achievement
requires economic reform.

 「あなた方の地が、進歩と達成の中心となるためには、経済改革が必
要だ」

 This is a time of strength for many of your nations'

economies.

 「今、あなた方の経済の多くは、繁栄の時期を迎えている」


 Since 2004, economic growth in the region has

averaged more
than 5 percent.

 「2004年以降、この地域の経済成長率は、平均して年率5%以上とな
っている」


 Trade has expanded significantly.

 Technology has advanced rapidly.

 Foreign investment has increased dramatically.

 And unemployment rates have decreased in

many nations.

 「貿易は非常に拡大した。技術は急速に進歩した。海外投資は劇的
に増加した。失業率は多くの国で低下した」

 

 Egypt, for example, has posted strong economic

growth,
developed some of the world's fastest growing

telecommunications
companies, and made major

investments that will boost tourism
and trade.

 「例えば、エジプト経済は力強く成長しており、世界で最も成長速度が
速い情報関連会社を何社も育て、そして巨額な投資を行い、それにより
観光や貿易を拡大させるだろう」

 

 In order for this economic progress to result in

permanent prosperity and an Egypt that reaches

its full potential, however, economic reform must

be accompanied by political reform.

 And I continue to hope that Egypt can lead the

region in political reform.

 「この経済進歩が永遠の繁栄に結びつくようにするためには、そして
エジプトが、その潜在力を全て発揮するためには、経済改革には政治
改革を伴わなければいけない。そして、私は、政治改革の面においてエ
ジプトがこの地域をリードすることを望み続ける」


 

 そして、注目の発言が続きます。

 This is also a time to prepare for the economic

changes ahead.

 「今は、また今後の経済の変化に備える時期でもある」

 Rising price of oil has brought great wealth to some in

this region, but the supply of oil is limited, and nations

like mine are aggressively developing alternatives to oil.

 「石油価格の上昇はこの地域の幾つかの国にとって巨額の富をもたら
した。しかし、石油の供給には限りがあり、また、米国のような国々は、
石油の代替エネルギーの開発に積極的に取り組んでいる。


 Over time, as the world becomes less dependent

on oil,
nations in the Middle East will have to build

more diverse
and more dynamic economies.

 「時が経つにつれ、世界は石油の依存度を弱めるので、中東の国々
は経済をもっと多様化させ、ダイナミックにする必要がある」

 


 中東に行って、石油の生産量を増やすように懇願していたブッシュ大
統領が、今度は、石油産業だけに頼るなと、お説教をしているわけです
から、頭の中、どうなっているのでしょうか。

 でも、お節介は、まだまだ続きます。


 Your greatest asset in this quest is the entrepreneurial

spirit of your people.

 「あなた方が求めるべき偉大な資産は、あなた方の国民の起業家精
神だ」


 The best way to take advantage of that spirit is to make

reforms that unleash individual creativity and innovation.

 「企業家精神を活用する最大の方法は、個人の創造性と革新技術を
解き放つ改革を行うことだ」

 Your economies will be more vibrant when citizens

who dream
of starting their own companies can do

so quickly, without
high regulatory and registration costs.

 「あなた方の経済は、自分たちの企業をスタートさせることを夢見る市
民が、大きな規制もなく、また開業費用もそれほどかからずに素早く事
業を開始することができるようになった時に、もっと活力があるものにな
るであろう」

 

 Your economies will be more dynamic when

property rights are
protected and risk-taking is

encouraged -- not punished -- by law.

 「あなた方の経済は、財産権が守られ、そしてリスク・テイクが、法によ
って禁じられるのではなく、むしろ推奨されるときに、もっとダイナミック
になるであろう」


 Your economies will be more resilient when you

adopt modern
agricultural techniques that make

farmers more productive and
the food supply more

secure.

 「あなた方の経済は、あなたが、近代農業技術を採用し、農家がもっ
と生産性を高め、そして食糧供給が確かなものになるときに、もっと強
靭なものになるでしょう」

 


 And your economies will have greater long-term

prosperity when taxes are low and all your citizens

know that their innovation and hard work will be

rewarded.


 「そして、あなた方の経済は、税金が下げられ、あなた方の国の人々
が皆、自分たちの革新の努力と、一生懸命働くことが報われるのだと
いうことを知ったときに、もっと末永く続く繁栄をもたらすようになるでしょ
う」 
 

 なんか、良いことばっかりのような話です。

 まあ、世界一のGDPを誇るアメリカの大統領が仰ることですから‥


 でも、リスク・テイクを恐れないというか、投機にばっかり走ったので、
サブプライムローンの問題が起きたのだし、原油価格や穀物価格の高
騰を招いているのですよね。

 それに、生産性を高める農業技術というのが、遺伝子組み換え作物
をもっと植えなさいということであれば、アメリカの化学メーカーが世界
の農業を牛耳ることを意味することになるのですよね。

 
 アメリカは、確かに世界一の経済大国です。

 でも、健康保険料も払えず、病院に行けない人が大勢いるといいま
す。

 

 そんな国でなくてよかったと思います。


 ブッシュ大統領は、何を考えているのだろうと、思った方、クリックをお
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 米国政府は、5月14日にホッキョクグマを絶滅危惧種に指定しました。

 何故か?

 ほら、ゴアさんも言っていたあれです。

 温暖化の影響で北極の氷が融け、棲むところがなくなってしまうから
です。

 ブッシュ大統領のパパは、ゴアさんのことをオゾンマンと呼び、狼少年
のように扱っていましたが、その息子が率いる現政府が、温暖化の影
響でホッキョクグマが絶滅する危険性が高いことを正式に認めたので
す。

 みなさん、ホッキョクグマといえば、先日このブログで扱った「ほんとう
の環境問題」(池田清彦氏と養老猛司氏の共著)を思い出しません
か?

 あの本の中で、

 「4000年前は、今よりも2〜4度ほど温度が高かったわけでしょう。それ
なら、4000年前にホッキョクグマはどうしていたんだ?」

 という件(くだり)がありますが、今でも京都議定書をボロクソにいうア
メリカ政府でさえもホッキョクグマが危ないと認めているのですよ。

 本当に、養老さんという人は、頭がいいのかよくないのか分かりませ
ん。

 
 いずれにしても、アメリカがホッキョクグマのことを心配するのは、少し
は心を入れ替えようとしているのかと思ったら‥

 とんでもありません。

 内務長官は記者会見で、こんなことを述べています。


 Listing the polar bear as threatened can reduce
 
avoidable losses of polar bears. 

 ホッキョクグマを絶滅危惧種に指定することで、回避可能なホッキョク
グマの消失を回避することが可能になる。


 But it should not open the door to use of the ESA

to regulate greenhouse gas emissions from automobiles,

 power plants, and other sources,


 しかし、そのことを、車や工場、或いはそれら以外のものから排出され
る温室効果ガスを規制することに利用してはいけない。


 要するに、ホッキョクグマは危ないけど、だからといって、二酸化炭素
の排出を減らすようなことは考えないのだ、と堂々と言っているのです。

 日本人の感覚ならば、そんなことは黙っていればいいものをと思うの
ですが、臆面もなく言ってしまうのです。


 結局、アメリカの政府は、ホッキョクグマのことなど考えるよりも、お金
儲けや贅沢な暮らしを優先したいということなのですね。

 でも、アメリカ政府もおバカです。

 羞恥心の歌を歌ってもらいたいほどです。

 ホッキョクグマが絶滅するということは、それとともに多くの種が絶滅
することを意味します。偶々ホッキョクグマが、大きくて人気があるから
目立つだけのことです。

 そうなると生態系にも大きな変化がもたらされます。

 それなのに、1人人間だけが無事に済むとでもいうのでしょうか。

 人間も生態系の中の一部だというのに。


 アメリカ政府は、人間の命より経済の方が優先すると思っているので
しょうか。


 日本政府は、地球温暖化対策のために、開発途上国向けに低利の
円借款を供与する方針だと言います。

 まあ、それが悪いとはいいませんが、それほど有効な方法とも思えま
せん。

 それよりも、ホッキョクグマが絶滅するのは、アメリカ政府が地球温暖
化に真面目に取り組まないからだと、大々的なキャンペーンを張ること
の方が手っ取り早いと思います。

 アメリカの広告会社に頼んでテレビで流してもらったら如何でしょう。


 北極海の氷は、ホッキョクグマがエサのアザラシを取ったり、子育てし
たりする場所です。夏場に氷が解けてしまい陸に上がって生活すると、
クマの体重は減り、子グマの生存率も低下してしまうのです。

 米内務省によると、1979年から2007年までの海氷の変化を衛星観
測した結果は、溶解の進行で海氷は昨年秋に最低水準となったそうで
す。今世紀半ばに30%、今世紀末までに最悪97%の海氷が失われる
と予測されているとか。

 

 ああ、人間はなんて残酷なんだと思う方は、クリックをお願いします。
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 ブッシュ大統領が、7億7千万ドル食糧支援策を承認するように議会に
求めたとか。

 ブッシュ大統領は言います。


 In some of the world's poorest nations, rising

prices can mean the difference between getting

a daily meal and going without food.

 「世界の最貧国の幾つかにとっては、穀物価格の高騰とは、毎日の食
事か確保できるか、或いは、食事なしで過ごすかという違いを意味す
る」


 そうです。人道的見地に立てば、そうした人々を救うことが一刻も早く
必要です。

 でも、いつも言っていますが、どうも納得がいかないことが多いので
す。

 アフリカの飢饉は、昔から繰り返されていますが、止むところを知りま
せん。

 貧困や飢餓をなくすための国際機関が存在し、しかも、そうした機関
には優秀なスタッフが存在するにも関らずです。

 
 何度も言いますが、食糧不足が問題ではなく、貧富の差が問題の本
質なのです。


 一つ例を挙げましょう。

 アフリカなんかと違い、日本は飽食の国です。食糧が不足しているこ
となどありません。(とはいっても、今、一時的にバターが不足していま
すが。でも、このバターも、高い関税をかけているので、海外から輸入
がしにくいだけの話なのです。もし、関税を大幅に引き下げれば、バタ
ー不足など一気に解消です)

 その日本ですが、では、飢える人は皆無なのでしょうか。

 そんなことはありません。

 ホームレスの人、社会保障を打ち切られた人、年金だけでは足りない
人というように、十分な栄養を確保できない人はこの日本にもいるので
す。

 要するに、食べ物が有り余っている日本でも、お金がないと食料を手
に入れることができないということです。

 だから、そうしたことを食糧不足の問題と認識してしまうと、対応を誤
ってしまうのです。

 では、どのようなミスを冒しやすいのでしょうか。

 「食糧不足なのだから、食糧を増産すればいいではないか」

 これが、一般的な意見だと思います。

 日本は、食糧の自給率も低いし、耕作放棄地も多い。だから、そうし
た耕作放棄地を今一度農地としてよみがえらせようと。

 志は立派でしょう。

 しかし、ペイするのでしょうか。

 何故、その農地は放棄されたのか。それを考えることが先決です。

 それは、いくら一生懸命頑張ってそこで農作物を育てても、原価がか
かりすぎるために、海外の安い農作物に勝つことができないからです。

 作っても、安い値段でしか売れないと、作るだけ損が出るだけです。

 だから、やむなく放棄してしまったのです。

 従って、高い関税で農業を保護するとか、或いは農家に多額の補助
金を給付すれば別ですが、そうした措置を伴わず、耕作放棄地を復活
させるのは大変難しいのです。

 他にも問題があります。

 今度は世界的レベルで考えてみましょう。

 ブッシュ大統領や世界銀行のゼーリック総裁、或いは、FAOやWFP
の呼びかけに応じて、世界の国が穀物の栽培量を増大したとします。

 その結果は、どうなるのでしょうか?

 世界の人々の需要を上回る穀物が確保されたとします。

 どうなります?

 穀物が豊作になればなるほど、穀物の価格は下落してしまいます。

 すると、農家の収入は激減です。

 豊作は、一見、農家にとって嬉しい知らせに見えるかもしれません
が、世界的な豊作は、結局、世界の農家を貧乏にしてしまうのです。

 ということになるので、農家も対策を考えます。作りすぎてはいけない
のだと。

 それに、農作物が豊富になりすぎると、我々人間は、感謝の気持ちを
忘れてしまい、粗末にしてしまうのではないでしょうか。

 残飯が増えるだけの話ですね。


 農産物の生産量を増やすことだけが重要なことではないのです。


 今、穀物価格の高騰のマイナス面がクローズアップされていますが、
穀物価格が上昇するということは、農家にとっては嬉しい知らせなので
す。

 日本の農家も、もう少し世界の農産物の価格が上昇すれば、それほ
ど政府の保護を受けなくても自活することが可能になるかもしれませ
ん。


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