経済ニュースゼミ

小笠原誠治の、経済ニュースを通して世の中の動きを考察するブログです。地球温暖化阻止のために石油・石炭産出権取引を提唱します。産出権取引は排出権取引とは違います。みんな勘違いするのです。

カテゴリ: 福田総理

 昨晩から、福田総理辞任のニュースでもちっきりです。

 私、昨夜テレビをみていて、ニュース速報で福田総理が辞任の記者会
見を行うというのを知って、福田総理がどんなことを言うかしっかり見て
いたのです。

 皆さんのなかにも、そういう人多いと思います。

 でも、聞いていて、辞めようと考えた理由がどうしても伝わってきませ
んでした。

 単に、この時期なら迷惑をかけないだろうからということが分かっただ
けでした。


 ということで、辞任の理由を探るために福田総理の記者会見を振り返
ってみたいと思います。

 福田総理の会見の内容は、次のようになっています。


1.犠牲的精神で首相を引き受けたこと

2.難題の発生(自分は運が悪い)

3.成果(誰も手につけなかった改革に着手)

4.経済問題の発生

5.内閣改造と総合経済対策

6.国会の見通し(審議引き延ばし、審議拒否)

7.政策実現のために辞任(辞任のタイミングを考慮)

 

 これだけ見ると、何か立派なお話に見えるかもしれません。

 

「犠牲的精神」

 私ね、なりたくて首相になったわけではないんですよね。ご存じでし
ょ、安倍総理が、昨年あんなになっちゃって‥、参議院で野党が第一党
であるので、難しいのは分かっていながら、敢えて引き受けざるを得な
かったのですよ。

 ↑↑↑
 その割には、嬉しそうなお顔をしていましたよね。


「難題の発生」

 首相をお引き受けしたら、政治資金、年金記録、C型肝炎、防衛省の
不祥事と難題続出です。私は、なんて運が悪いのでしょう。

 ↑↑↑
 いつの時代でも、難問は発生しています。先輩の総理経験者にお聞
きください。


「成果」

 このように、私は、みんなのために犠牲的精神で首相をお引き受けし
たものの、運はあまりよくありませんでした。しかし、私は、誰も手につ
けなかったことに着手したのですよ。道路特定財源の一般財源化と消
費者庁の設置ですけど‥、我ながらよくやった。

 ↑↑↑
 誰も、たいした成果だとは思っていないようですが‥


「経済問題の発生」

 ただ、今年に入って、ガソリン価格や食料品価格の高騰という問題が
起きましてね、それで総合経済対策を立てたわけです。

 ↑↑↑
 確かに、世界中で問題になっていますが。


「国会の見通し」

 それでですね、今後は、そうした政策を実現していく必要があるので
すが、野党が審議を引き延ばしをしたり、審議拒否をするのが目に見え
ているのですよ。解散しろ、とうるさく言いますしね。

 ↑↑↑
 それは野党ですからね。

「政策実現のための辞任」

 で、いつかは解散しないといけないと思うのですが、どうも国民は、私
の良さが分からないのですよね。まあ、庶民には分からないでしょうね、
私のすぐれたところ。しかし、私は、自分が人気がないことを客観的な
事実としてとらえることができるのです。大人でしょう?だから、いつまで
も政権にしがみつくのではなく、次の人にバトンタッチするというわけで
す。で、辞めるなら、今が一番迷惑をかけないのですよ。

 ↑↑↑
 そこまで分かっていらっしゃるのなら、首相をお引き受けしなければ‥

 
 念のためですが、総理の胸の内を勝手に想像した内容になっていま
す。

 で、この後、記者との質疑がありますが、何といっても最後の質疑が
よくありませんでしたね。

 ひとごとのような印象があると、記者から言われて、福田総理は、次
のようにいっちゃいました。

 「貴方は、ひとごとと仰ったけどね、私は自分のことを客観的に見るこ
とができるんです。あなたとは違うんです」


 まあ、辞めるのは仕方なかったとしても、もう少しさわやかに去っても
らいたかったですね。

 あなたとは違うのです、というのが余計です。

 一言多い。

 どうしても言いたかったのであれば、「あなたとは違うと思うのです」と
言わないといけませんね。違う、と断定してはいけません。

 


 こうして見てくると、福田首相の記者会見は、愚痴と自慢と言い訳の
会見であったことが分かりますが、総理は、少しは辞めると決断した理
由については、「いろいろ状況を考えて」というだけです。


 いろいろ状況と考えて、といいますが、どんな状況なのでしょう。

 記者との会見で、1ヶ所だけ、福田首相が記者のいうことを認める部
分があります。

 内閣改造から僅か1ヶ月で辞任することについて、記者から聞かれた
福田首相は、次のように答えています。

 「私が1ヶ月前に内閣改造し、なぜ1ヶ月後に首相自身が辞めるのかと
いうのはもっともだ」

 「何故、現在、組閣当時と考え方が変わったのかと言えば、その後の
いろいろな政治状況がある」

 結局、この1ヶ月の出来事が大きく影響していると言いたいのですね。

 では、何があったのでしょう。


 福田首相というか、現政権の最大の関心事は、年金問題でもなけれ
ば原油高でもなく、インド洋での給油の継続だったのです。

 しかし、そのための法案が、またしても参議院を牛耳っている民主党
に阻止されようとしている。

 そこで現政権は考えたのでした。

 早めに国会を開催し、参議院で否決されても(或いは、否決されたも
のとみなし)、衆議院で再議決して通してしまおうと。

 しかし、この案に公明党は賛成しなかったのです。

 公明党は、福田内閣の支持率が低いことに加え、公明党の大臣ポス
トが、国土交通省相から環境相に変わったことも、面白くなかったので
しょうか。

 では、どうするか。

 野党の切り崩しを図ろう。

 そうですね。

 新党、改革クラブの画策までしました。

 しかし、姫の寝返りもあり、結局、不発

 それどころか、最近では、太田農水大臣の事務所費問題まで出てき
ました。


 「これでは、給油ができない」

 自分は、インド洋での給油を継続するために生まれた総理なのに、そ
の実現ができないようでは、総理を続ける意味がない。


 これが、福田総理が誕生した時からの条件だったのでしょう。


 それにしても、今回の辞任を歓迎した人々もいます。

 

 安倍元総理 :突然の辞任をした仲間ができて嬉しい。

 太田農水相 :いいタイミングだ。

 

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 福田総理が与謝野大臣に対して出した指示、どう思いますか?

 あの総合経済対策のことです。

 で、それとの絡みで、麻生幹事長は、国債の30兆円の発行限度を気
にすべきではないとまで言い出しました。


 日本経済が、どうにもならない崖っぷちに立たされているのであれ
ば、そうした発言も分からないではありません。

 でも、日本経済は、そこそこ頑張っているのです。もちろん、格差が広
がるとかの問題はありますよ。でも、それほどの悲壮感が街に漂ってい
るとは思われません。


 それにですね、まだあります。

 原油価格が下がりだしているのです。

 今回の経済対策は、何と言っても原油価格高騰への対策として考え
られているものです。

 それが、原油価格が下がりだしているとあれば、今更対策は必要な
いということになってしまいます。


 それでも何かしないといけないのでしょうか。

 漁業関係者に補助金を出したから、農家も保護しないとバランスが取
れないというのでしょうか。

 それだったら、選挙を前に、選挙民を買収しているのと同じようなこと
になりはしないのでしょうか。

 

 まあ、それはそれとして、何故原油価格が下がりだしたか?

 原油先物価格は、ピーク時の147ドル台から8月5日には118ドル台に
まで低下しています。

 どうしてか?

 原油のオプション取引で、プットオプションの買いが急増しているので
す。

 「プットオプションって何よ?」

 オプション取引というのは、買ったり売ったりする権利の取引(売買)
のことです。

 コールオプションが買う権利、そして、プットオプションが買う権利。

 もし、貴方が航空会社の社長だとして、コールオプションを購入してお
けば、一定価格で原油を購入する権利が得られるので、原油価格高騰
の影響から免れることができます。

 逆に、彼方が石油会社の社長だとして、プットオプションを購入してお
けば、一定価格で原油を売る権利が得られるので、原油価格が低下し
ても、その影響から免れることができます。


 こうして、原油価格の上昇を嫌うのであれば、コールオプションを利用
してリスクヘッジが可能であり、原油価格の低下を嫌うのであれば、プッ
トオプションを利用してリスクヘッジが可能になります。


 で、先週1週間で、コールオプションの買い1に対し、プットオプションの
買いが10に上ったというのです。

 つまり、2009年に原油価格が上がると思う人が1人しかいないのに対
し、下がるとみる人が10人に上ったということです。


 では、どうして原油価格が下がるとみる投資家がここにきて急増して
いるか?

 それについては、何とも言えません。

 でも、下がるとみる人が増えれば増えるほど、それにつれて価格が下
がるのは当然なことなのです。

 で、そうやって価格が下がりだすと、価格の低下を嫌う人は、またプッ
トオプションを購入し価格低下のリスクをヘッジしようとするわけですか
ら、さらに価格は下がることになります。

 要するに、これまでと逆の現象が起き始めたということです。

 住宅市場から原油市場へ移ってきた余剰資金は、今度はどこに向か
うことになるのでしょうか。

 

 いずれにしても、今後も原油価格が上がる前提で経済対策など策定
するとバカみたいなことになってしまいます。


 そのくらい、分かってほしいと思います。

 

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 内閣が改造されました。

 新旧の大臣が、事務引き継ぎをします。

 経済財政担当大臣は、大田氏から与謝野氏へ。

 2年前には逆の立場で事務引継ぎをしたよねと、二人は話していまし
た。

 与謝野氏から大田氏へ。そして、大田氏から与謝野氏へ。


 だとしたら、今後斬新な政策が展開される可能性は小さいとみてお
かなければいけませんね。

 でも、実を言えば、私は、与謝野さんは、与党のなかでは珍しくまとも
な考え方をする人だと感じでています。但し、彼の消費税論議には、あ
まり賛成できませんが‥。


 で、その与謝野大臣に、福田総理は、経済対策をまとめるようにと指
示をしました。

 ご存知のとおり、原油高や食糧価格の高騰で、経済に悪影響が及ん
でいることを心配しているのですね。


 「政策を総動員して‥」

 と、総理は言ったと報じられています。

 福田総理というのは、役人に指示をよく出します。

 地球温暖化対策でもそうでしたね。役人の尻を叩くのが好きなので
す。

 でも、自分ではあまりアイデアは出しません。あくまでも、下から案が
上がってくるのを待つタイプで、ボトムアップ方式という、役人世界の昔
ながらの伝統を重んじるタイプですね。

 でも、それでは、リーダーシップはなかなか発揮できません。

 自分で、大まかな方向性と政策の目玉を示した上で、指示をすること
だってできるはずですが、決してそんなことはしません。あくまで安全運
転です。

 こういうことでは、驚くような内容の対策になることはないと思います。
役人の作文というべきに過ぎないものが出来上がるだけでしょう。


 しかし、それにしても、この時期に「政策を総動員して」経済対策をまと
めるというのは、どうも納得がいきません。


 皆さん、思い出して下さい。

 つい、半年か一年前までは、政府は何と言っていました?

 物価が上昇しないことが、日本経済の大きなリスクだと言っていたで
はありませんか。

 何としてでも物価上昇率をプラスに転じることが必要だと。

 それがどうでしょう。

 原因は原油高や穀物高であるとはいえ、日本の物価上昇率が前年
比2%程度になるや否や、今度は、原油高や穀物高による物価上昇に
対応しないといけないなどと急に言い出す始末です。

 アメリカのように金融市場が機能麻痺に陥ったり、輸出産業が大打撃
を受け、日本経済がふらつき出したというなら分かります。

 でも、高齢化と少子化が進むなかで、我が国のGDPは、1−2%程度
の成長を続けているわけですから、そこそこ頑張っているといえるので
す。

 なのに、本当に「政策を総動員」するのが適切なのですか?

 そんなことをすれば、産業界を益々甘やかしてしまうことになります。

 結果、日本の経済力が脆弱になるだけの話です。


 小泉政権下では、悪いことも、いいことも、そしてまた、いい加減なこと
も沢山やりましたが、産業界を甘やかすようなことは極力回避しました
よね。要するに、景気浮揚のための財政出動という手法とは決別した
のでした。

 それでも、時間とともに日本経済は回復することができたのです。

 一方、福田総理は、日本経済がそれほど悪化しているわけでもない
のに、早々と「政策を総動員」と言っているわけです。


 これ、結局、選挙を睨んでの戦略ということですよね。

 農家に対する補助金を給付する民主党の案を大いに意識してのこと
に違いありません。

 また、ここにきて、高速道路の料金を引き下げる案が打ち上げられて
いますが、これも、かねてから民主党が主張してきたことですから、まさ
に、バラマキ合戦の様相を呈しているということができます。


 そんなことばっかりやっていて、いいのでしょうか。

 そもそも、こんなに国の借金が山のように積もってしまったのも、思い
起こせば、1970年代に国債を発行して、景気対策としての公共事業を
行うようになったことから始まっているのです。

 そのお陰で、与党と業界の堅い絆は維持されてきたのでしょうが、膨
大な借金が残ってしまったわけです。

 そして、そうした膨大な国の借金が存在するために、いつも消費税引
き上げの議論がくすぶっているのです。

 今回、選挙対策のためにまたしてもバラマキを行えば、国の借金は再
び拡大のスピードがアップしかねません。

 それでも、バラマキをやるのですかと問いたい。

 それに、原油高対策だとはいえ、安易に補助金を給付すると、モラル
ハザードが発生してしまいます。

 原油価格が上昇することもあると見越していろいろ努力してきた企業
は、一体何をしてきたのかということになってしまいます。

 だって、苦境に陥っているところが救われるからです。

 これ、ODAの話と似ています。

 国が貧しい状態にあるから、海外の先進国が助けてくれる。苦労して
頑張って、貧しさから脱出できたとたんに、もう援助が来なくなるなら、
貧しいままでいた方がいいかもしれない。

 そんなことを考えるようになったらおしまいです。


 原油高に困っている産業を支援するとしても、それは、急激な原油高
の影響を乗り切るために一時的に資金を融資することなどに限定すべ
きです。

 決して、値上げ分そのものの補填をすることは適当とは言えません。


 やっぱり、福田政権は昔の手法に戻ってしまったな、と感じた方、クリ
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 日本政府のトップである福田総理は、今回の改造内閣をどう呼ぶかと
聞かれ、次のように答えました。

 「政策を確実に実現する『安心実現内閣』だ」

 中身についてコメントする前に、これ日本語として少しおかしくありま
せんか?

 「政策実現内閣」ならば、意味は通ります。

 しかし、「安心実現」では、どうも落ち着きが悪いのです。

 安心は、実現するものでしょうか。

 「国民の安心を保証します」とかいうのであれば、分かります。

 

 それはそうと、そんな「安心実現内閣」は、本当に国民を安心させてく
れるのでしょうか。

 米CNNテレビは1日、米海軍の原子力潜水艦「ヒューストン」から微
量の放射能を帯びた水が漏れていたと報じています。

 放射能漏れは数カ月間続いていた可能性があり、この間、長崎県の
佐世保基地に寄港していたといいますが、これでは国民は安心するこ
とはできません。


 それに、あの竹島の問題にしても、政府は、アメリカの一機関の決定
にいちいちコメントすることはないといっていますが、これは主権ににか
かわる問題です。

 これが、仮にアメリカの一民間の地図を作成する会社が下した判断で
あったら、そうしたコメントでもよかったでしょう。

 しかし、政府の機関であり、それを大統領自身が再検討させたわけで
すから、「アメリカの一機関の決定」どころか、アメリカの大統領の判断
であったわけです。

 それに対し、コメントしないのは、如何なる理由によるものでしょうか。

 「日本は、依然として植民地状態と同じだから、アメリカには強く言え
ないのですよね」とでも言ってもらった方が、国民は納得できたと思いま
す。

 それを、何が起きても、「一機関の決定だから‥」みたいな発言をされ
ては、決して国民は安心することはできないのです。

 総理もそうです。

 アメリカに抗議するのかと聞かれて、

 「何故抗議するの?」などとトボケられては、国民は安心できません。


 そもそもこの「安心」は、年金問題や後期高齢者医療についての国民
の不安感を拭い去ろうとする意味でつけたのだと思うのですが、その面
では殆ど前進はみられていないではないですか。


 「安心実現内閣」ではなく、「安心立命内閣」とでもした方が、よかった
のではないでしょうか。

 安心立命、意味は、「天命を知って、いい意味でのあきらめの境地に
達し、めったなことに心を動かさないこと」

 もう、どんなに頑張ったって、この顔ぶれでは大したことは期待できな
い、そう国民が早く悟って、何事があっても動じないようにすることで
す。

 


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 洞爺湖サミットも終わりに近づいていますが、どうも海外の、そして日
本のマスコミの報道振りが気になります。

 どうしてか?

 それは、今回のサミットが、地球温暖化阻止に向けて有意義な合意
に達することができるかどうが焦点であったにも関らず、どうでもいいよ
うなことばかり報道されているような気がするからです。

 「晩餐会の食事が豪華すぎるのではないか」とか。

 確かに、今食料価格の高騰が起きていることを考えると、複雑な気持
ちになるのは当然かもしれませんが‥

 でも、もし、例えば、天ざる程度しか出さなかったとしたら、或いは、フ
ィッシュアンドチップしか出さなかったら、「日本はケチだ!」と、これまた
批判を受けるのは必至なのではないでしょうか。

 いずれにしても、日本を批判したいのでしょう。

 何故か?

 それは日本が格好良い役割を果たすことが、我慢できないからです。

 本当は、日本がアメリカ以上に温暖化対策に消極的でいる方が、欧
米社会からすれば好都合な訳です。

 もし、そうであれば、「日本は環境問題を軽視している。金さえ儲けれ
ば、世界がどうなってもいいのか」と言って、もっと日本叩きができるか
らです。

 でも、産業界は別として、福田総理は、前任者の安倍総理と同じく、地
球温暖化の阻止に向けて何かしようとしているのが分かっているので
す。

 そうなると、温暖化対策に関しては、あまり日本叩きをすることができ
なくなります。

 でも、日本を褒めることは、欧米人のプライドが‥

 本当は、アメリカの独善的な姿勢こそがもっともっと批判の対象になら
なければいけませんでした。

 でも、海外のメディアも日本のメディアも、それほどアメリカを批判しま
せんよね。

 これが、おかしい。

 よっぽど各国は、米国から痛いところを握られているのでしょうか。

 そうとでも思わないと理解できません。

 それとも、もうすぐ政権も交替するからと思っているのでしょうか。

 アメリカがサミットで妥協することなど期待もしていなかったから、別に
失望もしていないということなのでしょうか。

 しかし、どう考えてもアメリカの言い分は、筋が通りません。

 「中国やインドも義務を負わないことには効果がない」

 それはそのとおりでしょうが、だったら中国やインドも何らかの義務を
負うように仕向けるのが世界のリーダーとしての務めではないのでしょ
うか。

 それを、中国が参加しないから、アメリカも参加しないというだけでは、
単に中国やインドを言い訳として利用しているだけの話になってしまい
ます。

 こんなこと、世界のマスコミは先刻承知のことだろうと思います。

 新興5カ国は、共同声明で次のように言っています。

 「温暖化ガス排出量削減の長期目標は、歴史的な責任を念頭に、公
平に負担を分かち合わなければならない」

 彼らは、自分たちが負担を分かち合わないとは決して言っていないの
です。

 公平に負担すると言っているのです。

 では、何が公平な負担なのか?

 「歴史的な責任を念頭に」と言っています。

 つまり、これまで排出された温暖化ガスのほとんどは、先進国側によ
って排出されたという事実を無視することはできないということです。

 これに対し、米国は、何と応えるのでしょうか。

 米国と中国は、米中経済戦略対話を開いています。

 そういう対話の場で、どうして温暖化問題を取り上げないのか、不思
議な気がします。

 要するに、米国も中国も、もうしばらくは温暖化のことなんか考えたく
ないということで共通しているということです。

 でも、温暖化はどんどん進展しています。

 地球上の国々で温暖化の影響から免れることができるものなどない
のです。

 
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 7月6日、日米首脳会談が開かれました。

 福田首相とブッシュ大統領の間でどのような話し合いが行われたので
しょうか。

 まあ、そんなもったいぶった言い方をしなくても、既に新聞やテレビが
共同記者会見の模様を伝えてくれています。

 でも、あの二人の表情をみていると、どことないぎこちなさが感じられ
ますよね。

 本当に率直な話し合いができたのか?

 ブッシュ大統領は、福田総理のことを名前で呼んだのか?

 新聞の記事を読んでも、記者会見の模様は、臨場感をもっては伝わっ
てきません。


 それに、おかしなことがあるのですよね。

 私、いつもの癖で、ホワイトハウスのホームページをチェックしたとこ
ろ、共同記者会見の模様が、ちゃんと掲載されていました。

 しかし、日本の首相官邸のホームページは、そうした情報をまだ流し
ていないのですよね。

 これ、マスコミへの配慮からでしょうか。

 でも、国民のニーズよりも、マスコミの商売を大事にするというのであ
れば、ちょっと変ですね。


 それはそうと、記者会見の模様をチェックすると、ブッシュ大統領が、
どのような考え方でいるかよく分かります。

 これで今回のサミットの展開も予想できるというものです。

 

 ということで、ブッシュ大統領の具体的な発言振りを少しみてみること
にしましょう。


 先ず、ブッシュ大統領は、「フクダ」と言ったかどうか?

 マスコミは、ミスター・プライムミニスターと呼ぶだけで、フクダ総理とは
呼ばなかったと紹介していますが、実は、「フクダ」と1回だけ、言ってい
ます。

 でも、それは、「フクダ夫人」というものでした。

 康夫さん、残念でした。

 
 Mr. Prime Minister, thank you for your hospitality,

and thank you for inviting us to this beautiful

 place.

 「総理、もてなしに感謝する。また、この美しい地にお招き頂き、ありが
とう」

  Laura and I are really looking forward to dinner

with you and Mrs. Fukuda tonight.

 「ローラと私は、貴方とフクダ夫人とともに今夜夕食をともにすることを
楽しみにしている」


 この日は、ブッシュ大統領の誕生日で、フクダ総理はお誕生会をして
上げたのですよね。


 北朝鮮の拉致問題はどうでしょうか。

 
 The Prime Minister gave me the book of Ms. Yokota.

 「総理は、ヨコタさんのあの本を私にくれました」


 あのブッシュ大統領が、ヨコタさんと呼びました。

 名前を記憶するのに随分時間がかかったのでしょうね。

 でも、やっとヨコタさんと言ってくれました。

 しかも、その本は、a book ではなく、the book となっています。

 皆さんもご存知の、ヨコタさんのあの本ですよということが示されてい
ます。

 

 I had the privilege of meeting her in the Oval Office.

 I was deeply touched by her story about the abduction

of her little girl. As a father of little girls, I can't

imagine what it would be like to have my daughter just

disappear.

 この部分は、いつもと同じような台詞ですね。


 さて、本題の地球温暖化について、ブッシュ大統領は、どう言っている
のでしょうか。

 実は、ブッシュ大統領の発言には、「地球温暖化」という単語が出てこ
ないばかりか、「気候変動」という単語も出てきません。

 ブッシュ大統領は例えば、次のような言い方をします。


 And then I'm going to spend some time, of course,

sharing my views about the environment and how we can

advance our common agenda, and that -- remind people

that the United States and Japan really do lead the world

in research when it comes to clean technologies.

「そして、もちろん環境の問題について意見を交換する時間を持つこと
になろう。如何にして我々は、この共通の議題を前進させることができ
るかということについて。そして、そのことによってクリーン技術の調査
の面において、米国と日本が世界をリードすることを人々に思い起こさ
せることになる」

 他では、記者からの質問に答えて、次のように言っています。

 先ず、質問です。

 Both of you have commented on global warming, and so

I'd like to ask about that to both of you.

 First, Prime Minister Fukuda, were you successful

in getting President Bush's agreement to cooperate --

to get a G8 agreement on long-term target to have

greenhouse gas emissions by 2050 globally?

「お二人とも地球温暖化についてコメントされました。そこでお二人にお
聞きしたい。先ず、福田総理、貴方は、ブッシュ大統領の合意を得るこ
とができましたか。つまり、2050年までに温室効果ガスの排出量を大き
く削減するという長期目標に関するG8としての合意を得ることですが」


 I'll be constructive. I've always advocated that

there needs to be a common understanding, and that

starts with a goal. And I also am realistic enough

to tell you that if China and India don't share

that same aspiration, that we're not going to solve

the problem.


「私は、建設的でありたい。私は、共通の認識が形成される必要があ
り、そのために目標を持って始めることが必要だといつも主張してき
た。そして、私は現実派でもあり、中国とインドが同じ目標を共有しない
限り、我々は問題を解決することができないということができる」


 全然、温暖化という言葉は出てきません。

 「温暖化」なんていう言葉は使わないと、固く決めているのでしょうか。


 では、次に、原油価格の高騰の原因と言われているドル安について
みてみましょう。

 為替介入があるのかと聞かれて、ブッシュ大統領は次のように答えて
います。


 First of all, our economy is not growing as robustly

as we'd like. We had positive growth in the first quarter.

We'll see what happens here in the second quarter.

「先ず、我々の経済は、我々が望むほどには力強く成長してはいない。
第1四半期はプラス成長になった。第2四半期については、今後分かる
であろう」

 But nevertheless, we're not as strong as we have

been during a lot of my presidency.

「しかし、それでも私が大統領に就任して以降の力強さはなくなってい
る」

(途中省略)

 In terms of the dollar, the United States strongly

believes -- believes in a strong dollar policy and

believes that our -- the strength of our economy will

be reflected in the dollar.

「ドルについては、米国は、強いドル政策を信じているし、我々の経済
の力強さがドルに反映されると信じている」 


 最後に、北京オリンピックの開会式への参加について、みてみましょ
う。

 北京オリンピックの開会式に出席する理由を聞かれて、こう答えています。

 
 I view the Olympics as a opportunity for me to cheer

on our athletes. It's an athletic event.

「私は、オリンピックを、私が選手を応援する機会だと考えている。それ
はスポーツのイベントなのだ」

 I had the honor of dealing with the Chinese -- two

Chinese Presidents during my term, and every time I have

visited with them I have talked about religious freedom

and human rights.

「私は、これまで期間に二人の国家主席と会談する機会があり、その度
に宗教の自由と人権について話をしてきた」

 And so, therefore, my decision to go was -- I guess

I don't need the Olympics to express my concerns.

I've been doing so.

「だから、私がオリンピックに行く理由は、要するに、私の懸念を表明す
るためにオリンピックを利用する必要がないということだ。これまで懸念
は表明しているのだ」


 I also believe that the Chinese people are watching

very carefully about the decisions by world leaders,

and that this -- I happen to believe not going to

the opening games would be -- the Opening Ceremony for

the Games would be an affront to the Chinese people,

which may make it more difficult to have a -- to be

able to speak frankly with the Chinese leadership.

「私は、中国の国民が、世界のリーダーたちの決定について注意深く見
守っていると信じる。そして、オリンピックに行かないことになれば、開
会式は、中国の国民にとって大変な侮辱になると思う。そうなると中国
の代表者と率直に話し合いをするのが困難になってしまう」


 That's why I'm doing what I'm doing. And I'm looking

forward to cheering the athletes.

「それが理由だ。私は、選手たちを応援するのを楽しみにしている」

 I think it will be -- I think it would be good for

these athletes who have worked hard to see their

President waving that flag.

「私は、一生懸命練習してきた選手たちが大統領が旗を振っている姿を
みるのはいいことだと思う」


 こうして、ブッシュ大統領の発言をみてくると、今回のサミットが有意義
なものになるとは期待できませんね。

 でも、ブッシュ大統領によると成功が確実だとか。 

 We talked about the G8, and I believe this is

going to
be a successful G8, Mr. Prime Minister.

 This is my eighth one. I've got a pretty good

sense
about whether or not a G8 is going to be

a success or
maybe not such a success.

 This one is going to be a success.

 


 サミット期間中に、地球温暖化対策の議論が深まるとは思えないと感
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 また、あのフィナンシャル・タイムズが日本を批評しています。

 「行方不明の日本」となっています。

  Japan goes missing: invisible host at the summit


 本当に、フィナンシャル・タイムズは、こうもズケズケ他国を批評するも
のです。

 Sなのでしょうか。

 そもそも日本は控えめな上に、現在の総理が福田さんだから、よけい
に見立たなくなっているのでしょうか。


 I have a question. Where is Japan?

 Japan is still the world’s second most powerful economy.

 Politically, it is all but invisible.

 経済的にはなお世界第二位の地位を占めるのに、政治的には姿が
見えないんですって。

 これ、日本の経済力が今なお世界二位であることに対する嫉妬なの
ではないでしょうか。

 そう思うと、少しは納得できます。

 

 The international media will devour every

inconsequential cough and comma.

 「海外のメディアは、どうでもいいようなことを探し出そうとするだろう」


 Summit host Yasuo Fukuda will appear on front pages

from Berlin to Buenos Aires.

 「ホストの福田康夫は、ベルリンからブエノスアイレスまで、世界中の
新聞の1面に登場するだろう」


 When it is all over Japan can slip back into

the shadows.

 「サミットが閉幕するや、日本は奥に引っ込んでしまう可能性がある」


 
 まあ、サミットの間だけでも世界が注目してくれるのなら、それで康夫
さんは満足するのですよ。

 それに、ひょっとしたら、どこの国のマスコミも、康夫さんの写真を掲載
しないかもしれないではないですか。

 
 As things stand, Japan looks like a nation

without a compass.

 「日本は、羅針盤なき国家のように見える」

 All of the choices mentioned above require

decisions about its identity.

 「上に述べた選択肢は、全て日本という国のアイデンティティについて
の決断を求める」


 Now there is something to ponder as the sun

sets on Lake Toya.

 「陽が洞爺湖に沈むとき、熟考すべき重要なことがある」


 やっぱり、フィナンシャル・タイムズは、日本が、沈むことを望んでいる
のでしょうか。

 いずれにしても、日本がええ格好をしようとしても、結局欧米社会から
は叩かれるのですよね。

 

 海外からみると、日本はその程度にしかみえないのかと、少し不満に
思った人、クリックをお願いします。
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 「秘書官、秘書官〜‥」

  誰もいないのかな?

 「スタッフー、スタッフー」

  来ないね。

 <暫くして>

 「総理、何か御用で?」

 「御用じゃないよ、遅いんだよ」

 「すいません、サミットの準備で忙しかったもので」

 「で、肝心の晩餐会のスピーチの案はできたの?早く見せてくれない
と困るじゃないか」

 「はあ‥」

 「はあじゃないの。今度のサミットは正念場なんだよ。分かってんのか
な」

 「それはもう‥」

 「いや、分かっていないよ。君らはね、また親元の役所に戻って次官コ
ースでも歩めばいいけど、私には、後がないのだよ。ここで頑張らない
と一郎に負けてしまうじゃないか」

 「一郎さんですか?」

 「だから、小沢一郎だよ。イチロウじゃないよ」

 「そうでした」

 「それはそうと、どうしてブッシュ大統領は、日本人といえば、イチロウ
の名を出すのに、私をヤスオとは呼ばないのだろう? どう思う、君?」

 「総理の方が年上なので遠慮しているのではと‥」

 「そうかも知れんな。純一郎君の場合には、軽さが身上だったけど、
私の場合には重厚さがあるから、ファーストネームでは呼びにくいんだ
な」

 「でも、ファミリーネームでも呼びませんね。ただ、ミスター・プライムミ
ニスターと」

 「気味も次官を目指す割には、よくずけずけというね」

 「気をつけます」

 「あのね、これはトップシークレットだが、ブッシュ大統領は、人の名前
を覚えるのが苦手らしいのだよ。特に外国人については」

 「名前に発音記号が振ってあることもあるとか‥」

 「何だ、知っているじゃないか」

 「だって、それは、私が総理にお話したことだから‥」

 「まあ、それはいい。いずれにしても、私は、ブッシュ大統領にヤスオ
と言わせたい。それが、今回のサミットの目標だ」

 「地球温暖化対策に合意することは?」

 「もう諦めたよ。君らの親元の役所も、何もいいアイデアをださないじゃ
ないか。諦めた、諦めた。その代わり、晩餐会でブッシュ大統領と仲の
いいところを見せつけ、マスコミに報道させる」

 「なるほど、それはいいアイデアですね」

 「そんなこと、本当は君たちが段取りをしないといけないんだぞ」

 「はい」

 「まあいい。でだな、どうして、ブッシュ大統領にヤスオといわせるか
だ」

 「それは、ブッシュ大統領をよいしょして、気に入ってもらえることが
一番だと‥」

 「そのくらい、私にでも分かる」

 「はあ」

 「だから、ブッシュ大統領のどこを褒めるのかね。合意することを一番
反対しているのが、ブッシュ大統領と中国なのだから」

 「一晩時間を下さい。スピーチの案を考えます」


<翌日>

 「総理、スピーチの案ができました。これだけブッシュ大統領を褒めれ
ば、きっとヤスオと呼んでくれますよ」

 「そうかね。どれどれ」


 <スピーチ案>

 レディース アンド ジェントルメン

 アイム ソーリー

 昼間は、一所懸命議論したが、これからの時間はゆっくり食事と会話
を楽しみましょう。

 でも、その前に、私に挨拶をさせて欲しい。

 こうして世界を代表する国々からその指導者たちが、この洞爺湖に
一同に集まり、地球温暖化対策について話し合うことができたのは、何
よりも有意義なことであった。

 ただ、議論はまだ道半ばであり、これからも努力すべき事項は山積し
ている。

 しかし、徐々にではあるが前進はしてきている。

 この一年間で、地球温暖化の阻止のために最大の貢献をしたのは米
国である。

 今、ひょっとしたら、皆さんは聞き間違いをしたのでは‥、と思ったの
ではないか。

 でも、間違いでもなんでもない。

 アメリカこそ最大の努力をしたのだ。

 ブッシュ大統領は、かねがね経済を犠牲にすることはできない、と述
べてきた。

 でも、そうした発言にも省みず、彼は自らの国の経済を犠牲にしてま
で温暖化を阻止しようと努力しているのである。

 ただ、彼は南部出身のためか、照れ屋なのである。

 男の美学とでも言おうか‥。

 思い出して欲しい。

 昨年、サブプライムローン問題が表面化し、8月には、ヨーロッパで金
融不安が勃発した。

 そうして、金融緩和の流れが決定的になった。

 でも、よーく考えて欲しい。

 本当に思い切って金融を緩和しているのは、FRBだけだ。

 欧州中央銀行やイングランド銀行は、インフレを恐れ金利は高いまま
だ。

 そして、この大幅な利下げによって、過剰流動性が引き起こされ、投
機資金は原油の先物市場へと流れている。

 その結果は、もう私が言う必要もない。

 そう、留まるところを知らない原油価格の高騰だ。

 怒っているのは、ヨーロッパの漁師やトラックドライバーがかりではな
い。我が国では、イカ釣り漁師がストライキを行った。

 で、その結果、国民のライフスタイルにも変化が生じてきている。

 米国では、通勤に自動車を使う人の数が減少していると聞く。我が国
でも高速道路が最近すいている。

 つまり、ガソリン消費が抑えられ、CO2の排出量が抑制されているの
だ。

 それもこれもアメリカの金融政策のお陰だ。

 これだけガソリン価格の高騰が起きているのに、原油備蓄を少しも解
放しようとはしない。精油所は老朽化させたままだ。沖合いの油田を開
発するといっても、口先だけだ。そうしたことが原油価格が高騰する手
助けとなっている。

 米国は、原油価格高騰と投機資金の関係を否定しているが、そのこと
も原油価格を高止まりさせる要因になっている。

 結局、温暖化問題に一番冷淡な姿勢を示しつつも、米国こそが、一番
解決のために貢献しているのだ。

 ここにお集まりの国々のなかには、ガソリン価格の高騰に対処するた
め、補助金を支給したり、減税をすることを検討している国があると聞
く。しかし、そのようなことをすれば、ガソリンの消費は抑制することがで
きない。

 そういうことを考えている人は、よくアメリカのことを見習って欲しい。

 (以下、省略)

 
 「へー、そうやって米国を褒めるのかね。君もワルじゃのう」

 「それほどでも‥、福田殿」

 「これで、ヤスオと呼んでくれるかな」

 「では、思いやり予算も増やしますか?」

 

 総理とブッシュ大統領は、どんな話をするのだろうと思った人は、クリ
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 今回の胡錦濤国家主席の訪日ですが、日本にとっての成果は何だっ
たのでしょう。

 だいたい、国家のリーダーが外遊する場合には、何かお土産を持参
するのが、昔からの慣わしです。

 お土産は、援助の約束であったり、条約の締結であったり、経済交流
の促進であったり‥、といろいろですが。

 
 でも、お土産というからには、代金はとらないのが普通ですよね。

 仮に何かの見返りを狙っていたにしても、露骨に見返りを要求するこ
とはないと思います。


 さて、今回の胡錦濤国家主席のお土産は何だったのでしょうか。


 東シナ海のガス田問題についても、何ら進展なし。というか、中国側
のこれまでの行動を黙認した形になっています。

 「ともに努力して、東シナ海を平和・協力・友好の海とする」といってい
ますが、それならそれで、中国側も少しは譲歩するべきではないでしょ
うか。

 中国は、言いたいことを言う。日本は、中国を怒らせないことに最大の
注意を払い、黙っている。それだけのことです。

 ギブアンドテイクではなく、テイクアンドテイクに見えてしまいます。


 チベットの人権問題も、日本は突っ込むことをしません。

 せめて、北朝鮮の拉致問題に関して、中国から北朝鮮に働きかけるく
らいのことを言えば、少しは、中国を見直すものを。


 餃子の事件もそうです。

 引き続き捜査をすると言っていますが、日中の警察当局の見解は全
く違います。


 要するに何もお土産はないのです。

 でも、福田総理は、パンダが贈られることを、手柄のように思っている
みたいです。

 「メディアの一部でいろんなことを言う人がいるが、これはごくごく少
数派。ほとんどはかわいいパンダを見たいと思っており、手放しで喜ん
でいる」と言っています。


 確かに、パンダを好きな人が結構いるのは分かります。

 でも、上野動物園には、多くの抗議が寄せられています。

 いずれにしても、パンダを借りるために1年間に1億円を支払うのであ
れば、もはやプレゼントではなく、中国側の商売とも言えます。

 全然お土産ではないのです。

 ひょっとしたら、パンダを貸与することで、如何にも太っ腹なところを
見せつけ、その上毎年1億円ものレンタル料収入を得ることができるの
で、喜んでいるのは中国政府かもしれません。


 百歩譲って、パンダを借りることによって動物園の入園者数が増加
し、1億円払ってもペイするということが分かっているのであれば、それ
は「経済学」的見地から是認することができるかもしれません。

 でも、もし、赤字になったとしたら、その損失は誰が負担するというの
でしょうか。

 だから、経済的な見地からいえば、レンタル料がいくらかということが
重要になるのですが、1億円の根拠は少しも説明されていません。


 まあ、それ以外に、私自身は、野生の動物をその故郷から引き離して
つれてくること自体に反対です。


 本当に動物が好きならば、動物が自然の状態で生息できるような環
境を確保することに努力すべきです。


 
 貴方は、パンとご飯のどっちが好きですか?

 「パンだ」

 「ご飯だ」


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 ガソリン税の暫定税率が復活するぞ!

 ガソリン価格が1リッター160円台になるらしい。

 今のうちにガソリンを買っておこう。


 こう思う人が多いのは当然でしょう。ガソリンを購入する車の列ができ
ているといいます。

 但し、これは全国版のニュースです。

 博多では、それほどのことは起きていないと。

 お金持ちが多いのでしょうか。


 それはそうと、政府は、慌てて買いだめなどしないで下さいと、国民に
呼びかけているとか。

 
 あのう、国民は、ちゃんと合理的に行動しているだけなのです。別に
慌ててもいません。

 前から、ガソリンの価格が上がると言われていたので、上がる直前に
買っておこうとしているだけです。


 それにしても、合理的に行動して欲しいのは、政府の方です。

 暫定税率の期限が切れたのであれば、どうして白紙に戻って考え直
そうとしないのでしょう。

 福田総理は、既に一般財源化を主張しているわけですから、この時期
慌てて暫定税率を復活させるのは、筋が通りません。

 暫定税率を復活させる主な理由は、2兆6千億円の税収の穴を見逃す
ことができないということですよね。


 だったら、何から税金を取ったらいいのか、早急に国民を巻き込んで
議論すればいいだけの話です。

 もちろん、話し合いの結果、やっぱりガソリンに税金をかけるのがいい
というのであれば、それはそれで結構でしょう。

 しかし、何も議論せずに、暫定税率を復活させるというのは安易過ぎ
ます。

 まあ、結論が出るまでは、節約をして政府の出費を削るようにする
か、それが無理な場合には、国債を発行するまでの話です。

 「国債を発行すれば、子孫につけを回すだけではないか?」


 そういう批判も予想されます。

 でも、皆さん知らないかも知りませんが、日本の外貨準備高が増加す
る度に外国為替資金証券という政府の借金は増えるシステムになって
いるのですよ。

 それに、子孫につけを回すといいますが、国債という資産を子孫に残
すことにもなるのです。

 子孫が、国債を減らそうと思えば、その負担が子孫に及びますが、国
債を減らすということは、子孫が償還を受けるということになります。

 


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