経済ニュースゼミ

小笠原誠治の、経済ニュースを通して世の中の動きを考察するブログです。地球温暖化阻止のために石油・石炭産出権取引を提唱します。産出権取引は排出権取引とは違います。みんな勘違いするのです。

カテゴリ: 鳩山総理

 ネット上で検索していたら、次のような記事に遭遇しました。

 6 Reasons Japanese Prime Minister Hatoyama Is
Resigning

 By Max Fisher on June 02, 2010 11:31am

 要点だけ紹介させて頂きます。

1.米軍基地問題

 これは、日本人には説明の必要がないでしょうが、外国人にと
っては有益な情報ということなのでしょうか。

 鳩山氏は、沖縄の米軍基地を県外に移転させることを公約して
政権の座に就いたが、結局公約を守れなかった、と。


2.オバマ政権からの圧力
  (Too Much Pressure From Obama)

 これは、余り日本では語られることのない話ですが‥

 Steve Clemons writes, "Hatoyama could not
withstand the pressure from Obama -- who gave
Hatoyama the kind of icy treatment that the White
House has also been trying to give Israel Prime
Minister Benjamin Netanyahu. The problem is
Hatoyama wilted, and Netanyahu seems to be
thriving." Obama is guilty of "clearly smashing 
the legacy and political position of Japan Prime
Minister Yukio Hatoyama" by forcing Hatoyama to
take positions wildly unpopular with his Japanese
constituents.

「Steve Clemonsは次のように書いている。鳩山はオバマの圧
力に耐えられなかった。オバマは、ホワイトハウスがイスラエル
のネタ二ヤフに冷たくしようとしているのと同じように、鳩山に対
しても冷たい扱いをしてきた。問題は、鳩山がしょげてしまった
ことだ、ネタニヤフは元気なのに。オバマは、日本の有権者に不
人気の政策を採用させることによって鳩山由紀夫総理の正当性
と政治的立場を破壊したという罪がある」

 
 そういう見方が海外でもあるのですね。詳細は後ほど。


3.多くを約束したが、実行されたものは少なかった。
   (Promised Too Much,Delivered Too Little)

   有権者は政権交代によって新しい何かが起きると期待した。
そしてその期待が大き過ぎた分、失望も大きかった、と。


4.単に能力がなかった。(Just Plain Incompetent)

  Japan Security Watch's Kyle Mizokami declares,
"He was never fit for the office of prime minister, and
possibly any leadership position at all. ... his
indecisiveness, naivete, lack of leadership skills,
inability to manage his cabinet, and general
incompetence all played a role."

「彼は、総理に全く向いていなかった。また、如何なる指導者とし
ても向いていないであろう。優柔不断、世間知らず、指導力のな
さ、内閣を管理する能力のなさ、それに全般的な能力不足、それ
ら全てが影響した」


5.日本の政治システムの習わし
  (The Constant Turmoil of Japanese Politics)
   
    安倍総理、福田総理もそうだったからだ、と。


6.鳩山氏のシャツに対する怒り
  (Global Furor Over Hayama's Shirt)

  これは、あの派手派手しいシャツのことでしょうか。海外でも
有名なのですね。


 
 それでは、オバマ大統領の圧力だという説について、もう少し
詳しくみてみましょう。


 Hatoyama is conceding on a key campaign promise
to move Futenma Marine Air Station off of the
heavily US-base covered island of Okinawa. Now,
some minor functions of Futenma will be transferred
off island, but the bulk of the facility will simply be
moved to another section of Okinawa.

「鳩山は、普天間基地を米軍基地が密集している沖縄の外へ移
転させるという選挙公約について譲歩している。今や、普天間の
僅かな機能は県外に移転されることになろうが、施設の大部分
は、沖縄の別の場所に移転されるだけなのだ」

 Barack Obama put huge pressure on Hatoyama,
asking him "Can I trust you?" He has maintained an
icy posture towards Hatoyama, hardly
communicating with him or agreeing to meetings -
making the Prime Minister "lose face." Contrasting
this with the invitation to former Prime Minister Taro
Aso to be the first official head of government to visit
the White House and Secetary of State Hillary
Clinton's decision to make Tokyo her first foreign
destination, one can see that while America seems
unable to muster pressure to achieve a "win" with
Israel, it is more than able to do so with the leader of
a rich nation of 128 million people.

「バラク・オバマは、お前を信じていいのか?と質問して鳩山に大
きな圧力をかけた。オバマは、冷たい態度を鳩山に対し取り続け
た。連絡を取ることも、そして会談をすることも認めず、総理の面
目をなくしたのだ。麻生前総理の場合には、ホワイトハウスを訪
れる最初の公式の首脳であったことや、また、クリントン国務長
官が東京を最初の外遊先と決定したこととは大違いだ。こうした
ことにより、アメリカはイスラエルに圧力をかけ思いのままにする
ことは不可能であるように見える一方で、1億28百万人の国民
のリーダーに対しては、いとも簡単に思いのままにできることが
分かるはずだ」

 Hatoyama may survive this rebuke of the United
States and this policy reversal that has made him
appear weak and indecisive before Japan's citizens,
but Obama has been unfair in this standoff with
Japan's prime minister.

「鳩山は米国のこうした叱責や態度の急変に耐え得るかもしれな
い。ただ、アメリカのそうした対応のために、国民にとっては鳩山
が弱々しく優柔不断に見えるのである。しかし、オバマが日本の
総理に対しそうしたよそよそしさを装うのはフェアなことではない
のだ」

 Obama himself promised to close Guantanamo Bay
within one year of his presidency. This was a major
commitment, and the administration failed to
achieve it. But the US is not a parliamentary
democracy where executive leadership can rise and
fall over a single issue at any time. Presidents get a
time period to stack up their wins and their losses so
that when re-election comes around, they are
measured on a combination of issues. But
Hatoyama's government could fall over just this issue
- and Obama did little to help the new Prime
Minister stack up some wins with the US and the
international system before crushing him on
Futenma.

「オバマ自身は、グァンタナモベイを1年以内に閉鎖すると約束し
た。この約束は重大なものであるが、約束は果たされていない。
米国は議会制民主主義の国ではない。議会制民主主義の場合
には、一つの問題でリーダーが変わることがあり得る。大統領
は、再選挙の時期が来るまでの期間が与えられ、得点と失点が
計算される。しかし、鳩山政権は、この問題で政権の座を降りる
ことがあり得るのだ。オバマは、普天間の問題で鳩山を潰すまで
総理に対し何の助け船も出さなかったのだ」

 Japan, despite all of its considerable strengths and
what could have been exciting, visionary new
leadership from Hatoyama and his Democratic Party
colleagues, is still a vassal of the United States -
whereas the United States appears more and more a
vassal of Israel's interest - and on China, we'll just
have to wait and see how history tilts.

「日本は、その国力や、鳩山や彼の所属する民主党の幻の統率
力にもかかわらず、なおアメリカのしもべであるのだ。一方、米国
は益々イスラエルの権益のしもべであるようにみえる。中国に対
してどうかは、歴史がどう変わるのか、見守るしかないであろう」


 
 あのシャツはセンスが悪かったと思う方、或いは、7番目の理由
として、ポッポのモノマネが良くなかったと思う方、クリックをお願
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 鳩山総理が辞意を表明したため、日本中が大騒ぎになってい
ます‥、でもないか?

 確かに、これまでの流れからいったら辞めて当然! でも、昨日
は、久しぶりに元気そうで、まだ続けるみたいに見えたものだか
ら‥

 そういう意味で皆が少し驚いている、と。

 まあ、どうでもいいのですが、この期に及んであの田原総一郎
氏がTV出演して好き勝手なことを言っています。

 で、田原氏が最近言っていることはといえば、鳩山総理の肩を
持つような発言です。

 彼(鳩山総理)は、もっと早く沖縄に行きたいと言っていた。或い
は、徳之島に行きたいと言っていた。しかし、総理がわざわざ行く
必要はないですよ、自分たちがなんとかしますからと周辺の者が
言っていた、と。

 そんなことを周辺の者が言ったかどうか、その事実を確認する
ことはできません。

 しかし、仮にそれが事実だとしても、そうした人間を配置したの
は鳩山氏自身なのですから。


 まあ、それはそうと‥

 鳩山総理の辞任の理由も、いまいちピンときませんよね。

 理由は二つ。

 第一は、普天間基地移転の問題で、社民党を連立から離脱さ
せてしまい、それが気の毒だ、と。

 だけど、気の毒なのは社民党というよりも、鳩山代表の言葉を
信じた沖縄県民や日本国民なのです。

 鳩山総理は、学べば学ぶにつけ抑止力の大切さを理解するに
至ったと言いましたが、そんなに大事なことなら、それをかみ砕
いて話をし、何故国民に理解させようとはしなかったのでしょう
か。

 つまり、彼が学べば学ぶにつけ‥といった発言は、本心ではな
いのです。

 皆さん、鳩山さんが当初どんなことを言っていたか覚えていま
すか?

 そう、友愛の精神です。つまり、友愛の気持ちを持てば、世界を
平和に導くことができるというのが彼の政治哲学なのです。そし
てだからこそ、近隣の韓国、中国などとも仲良くしたいと考えきた
わけです。つまり、抑止力などという考えは、彼の本来の政治哲
学にはそぐわない考え方なのです。

 辞任の第二の理由は、政治資金の問題です。彼は、政治資金
の問題で国民に不信感を与えた、と。だけど、これまでの鳩山兄
弟の言動をみれば、そんなこと微塵も思っているようには思えな
いのです。そして国民もまた、確かにお母さまからもらったお小遣
いについて、ちゃんと政治資金報告書に記載しなかったのは怪し
からんとは思いながらも、親からもらったお金だし‥ということで、
まあ、それは大目にみるか、と思っていたわけです。

 ということで、彼は、最後まで本心を語ったわけでない、と。

 ですから、もし、彼が辞めなければならないとすれば、彼が本当
のことを言わない性癖があったということでしょうか。

 鳩山総理は、小沢幹事長にも一緒に辞めようと言ったといいま
す。自分は辞めるから幹事長も、と。そうしたら、幹事長も受け入
れた、と。

 これもおかしいのではないでしょうか。

 本当は、幹事長の方から、この際辞任しようか、という話があっ
たと思われるのです。そうしないと選挙で大敗してしまうから、
と。

 では、鳩山氏は、何故そんなことを言うのか?

 それは、如何にも自分が小沢氏に引導を渡し、二人とも真に身
を引いたように見せないと、党のイメージチェンジが図れないと思
っているからです。

 小沢氏の支配が今後も続くようなイメージは避けたかった、と。

 では、小沢氏は完全に身を引くのか?

 でも、どうもその気配は今のところ感じられません。これから先
も影響力を及ぼうそうと考えているのではないでしょうか。

 

 いずれにしても、こうなると次期総裁が誰になるかに注目が集
まっています。
明後日には、両院議員総会を開いて新しい党の
代表が選ばれると言います。

 でも、どうしてそんなに急ぐのでしょう。しかも、今回も議員によ
る選挙だけで決めてしまう訳です。全国の党員の声は反映され
ない、と。

 手っ取り早く次の代表を決めたいという事情があるのでしょう
か。

 私は、鳩山氏と小沢氏が辞意を表明したということは、もうシナ
リオが決まっていると勝手に思っています。

 

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 ここ何日も、普天間基地移転の問題がトップニュースになってい
ます。まあ、当然と言えば当然でしょうか。
最低でも県外と言って
いた総理の発言が覆されたわけですし、そしてまた、そのことに
反発した福島大臣が罷免され、連立政権がどうなるのかが注目
されるからです。

 でも、私は納得がいかないのですよね。

 何が納得がいかないかといえば、これだけ日本中が大騒ぎして
いるのに、肝心のアメリカでは全くと言っていいほど何も報じてい
ないからです。

 というか、無視!

 ホワイトハウスのサイトをみても、国務省のサイトをみても‥

 せいぜいクリントン国務長官が簡単にコメントした程度です。

 辺野古に移すかどうかは別として、アメリカというかオバマ大統
領が日本によろしくお願いしたいと言うのであれば、もう少し何か
言ってもよさそうに思えるからです。

 しかし、そんな姿勢を示すどころか、全く無視! そんな話を持
ち出すなよ、と言わんばかり!

 で結局、鳩山総理は、試合をさせてもらえなかった、と。試合を
させてもらえていないのだから、当然勝つ見込みもなかった、と。

 で、そんな思いで米国のニュースをチェックしていたら、意外な
ことにNY Timesが記事を書いていました。何て言っているので
しょう。


 “Japan Relents on U.S. Base on Okinawa, Reneging
on a Campaign Promise” (news article, May 24)
characterizes Prime Minister Yukio Hatoyama’s
announcement that the United States Marine Air
Station Futenma would be moved to northern
Okinawa — as originally agreed to — as “a victory for
the Obama administration and a humiliating setback
for Mr. Hatoyama.”

「 日本、選挙公約を破棄して沖縄の米軍基地に対する意見を軟
化」(5月24日の記事)という記事は、鳩山総理が普天間基地を
当初の合意どおり沖縄北部に移転させると発表したことが、『オ
バマ政権の勝利であると同時に鳩山氏の屈辱的敗北である」と
みなした」

 Obviously, in this squabbling, the Hatoyama
administration succumbed to the Obama
administration’s all-out pressure to stick to a 2006
bilateral agreement. Mr. Hatoyama had raised
Okinawans’ expectations during the last election
campaign by saying that Futenma’s functions must be
moved away from Okinawa.

「この言い争いにおいて、鳩山政権は、2006年の両国の合意を
尊重するべきだとするオバマ政権の圧力に全面的に屈したこと
は明らかだ。鳩山氏は、普天間基地の機能は沖縄県外に移転さ
せるべきだと選挙期間中に発言し、沖縄県民の期待を膨らませ
てしまっていた」

 The Obama administration should remember,
however, that its victory is self-defeating as well
because it contradicts the principle of democracy that
Washington advocates in dealing with “undemocratic”
and “unenlightened” nations.

「しかし、オバマ政権は、この勝利は同時に自滅に向かうものと
肝に銘ずるべきだ。何故ならば、非民主国家や野蛮な国家と向
き合うときにワシントンがいつも口にする民主主義の原理に反す
るからだ」

 The overwhelming majority of Okinawans are
opposed to any plan to keep the base on Okinawa, as
Washington is fully aware. How dare Mr. Obama ask
Mr. Hatoyama to act without regard to the wishes of
his compatriots?


「沖縄県民の圧倒的多数は、ワシントンが十分承知しているよう
に沖縄の基地を維持しようとするいかなる案にも反対であるから
だ。同胞の願いを無視して行動しろなどということが、どうしたら
オバマ氏は鳩山氏に言えるのであろうか」


 何かいいことを言っているな‥、でも、少し変な感じもします‥

 そんな記事をNY Times が書くのでしょうか?

 よく見ると‥

 Yoshio Shimoji
 Naha, Okinawa, May 24, 2010

 とあります。

 沖縄からの投稿記事だったのですね。


 いずれにしても、いつも判で押したように、日米同盟はアジアに
おける安全保障の礎石だ、と言う割には、オバマ大統領がこの
問題について無視するような態度を取る理由は何なのでしょう
か。


 植民地政策が続いているようなものだろう、と思った方、クリック
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 米国のメディアが普段は殆ど報じることのない普天間基地の移
転問題を取り上げています。

 何故でしょうか?

 それは、アメリカ側の意思が通ったからなのです。アメリカにと
っていいニュースであるから報じよう、と。

 では、今回の件は、どのようにアメリカで報じられているのか?

 意外に客観的な報道であることに気がつくと思います。しかし、
同時に、冷静になってアメリカの報道ぶりをみていると、アメリカ
がどういう事態を一番恐れているかということも想像がつくような
気がしてきます。

 つまり、アメリカは、日本の国民がアメリカのやり方に異を唱え
るようになることが一番怖いということなのです。だったらもう少し
日本の国民にも愛想を振りまくようなこともすべきではないのでし
ょうか。

NPR 2分43秒 米国の公共ラジオ放送
May 24,2010

Japan's prime minister stunned residents of Okinawa 
over the weekend, when he went back on a
campaign promise to shrink the U.S. military
presence on the island. That made Washington
happy. The prime minister now says he'll go along
with a 2006 agreement with the U.S. that would
relocate the base to a less-crowded part of Okinawa.
Many Okinawans want the base to be removed
entirely.

「日本の総理は、この週末に沖縄の住民を驚かせてしまった。彼
は、沖縄における米軍基地の存在を縮小させるという選挙公約
を破棄したのだ。しかし、そのことは米国政府を喜ばせた。日本
の総理は、当該基地を沖縄のより人口が少ない地区に移転させ
るという2006年の米国との合意に従うと言っている。多くの沖縄
の人々は、その基地を完全に沖縄の外に持って行って欲しいと
望んでいるのである」

Still, Lucy Craft reports, the issue is anything but
solved.

「しかし、問題な何も解決していないとLucy Craftは伝える」

LUCY CRAFT: For six decades, Okinawans have
chafed at their status as repository for the U.S.
military in Japan. Their tiny island is just two percent 
of Japanese territory, but houses nearly all of 
the tens of thousands of U.S. military based in 
Japan. Hopes were high that, at long last, Prime 
Minister Yukio Hatoyama would downsize the bases. 
When Hatoyama reneged on his promise yesterday, 
the reaction on Okinawa was immediate, says
political observer Michael Chuchick(ph).

「60年間に渡って沖縄県民は、彼らが日本における米軍の集積
所になっていることに苛立ちを覚えている。彼らの小さな島は、日
本の領土の2%に過ぎないが、日本における米軍の殆ど全てを
収容しているのである。鳩山総理が基地を縮小してくれると最後
の最後まで望んでいたのだ。しかし、鳩山総理が昨日彼の約束
を破棄したとき、沖縄は直ちに反応したとChuchick記者は言う」

Mr. MICHAEL CHUCHICK: They're furious. They were
holding up signs saying anger. They were yelling at 
the plane when it arrived, carrying the prime
minister, saying go home, go home, (Japanese
language spoken). They've had it, and now their 
hopes that a new government that had promised to 
take care of them has now betrayed them, just
leaves them on the edge of fury.

「彼らは怒っていた。彼らは、「怒り」と書いたプラカードを持って
いた。彼らは、総理が搭乗した飛行機が到着したとき、帰れ、帰
れと叫んでいた。彼らは希望を抱いていた。しかし、その望みも、
何とかすると約束した新政権が彼らを裏切ったことから、怒りに
変わってしまった」

CRAFT: Prime Minister Hatoyama's announcement
not withstanding, observers are skeptical a 2006
base agreement between Washington and Tokyo will
go through.

「この鳩山総理の発表にも拘わらず、記者たちは米国政府と日
本政府が合意した2006年の当初案どおりになるとは思っていな
い」

Mr. CHUCHICK: In the implementation period when
actual land surveys have to happen or dump trucks
have to drive through Okinawan villages, you're
going to see a lot of protests. You're going to see a
lot of people sitting down in the middle of the road
and it's just going to be a total mess for as far out as
we can see.

「土地の測量が行われたり、ダンプトラックが行きかうようになれ
ば、大規模な反対運動が起きるであろう。多くの人が道の真ん中
に座りこむような光景を目にするはずであり、大混乱に陥るであ
ろう」

CRAFT: A concentration of U.S. military in southern
Japan is all the more grating for Okinawans because
Japan's population is in decline. Vast areas of Japan
now stand most empty. Chuchick says the noise,
pollution and crime associated with American bases
makes them a hard sell anywhere else in the
country.

「米軍が日本の南部の地方に集中することは、沖縄県民にとって
益々癪に障ることになっている。何故ならば日本の人口は減少
傾向にあるからだ。人が住んでいない広大な地域が存在してい
るというのに何故かということである。騒音、汚染、犯罪、そうし
たことが米軍の基地には付き物であり、そのため基地を受け入
れさせることができなくなっているのであるとChuchickは言う」

Mr. CHUCHICK: We have a NIMBY problem - not in
my backyard. No matter where you go in Japan,
nowhere are U.S. forces welcome.

「ここにはNIMBY問題があるのだ。つまり、自分の家の裏庭には
認めないと。迷惑施設ということだ。日本のどこに行こうとも、米
軍を歓迎するところなどないのだ」

CRAFT: Despite his plunging popularity, Prime
Minister Hatoyama and his party are expected to
hang on to power. But the Okinawan debacle,
observers say, has suddenly
changed the whole
calculus underlying the 50-year-old U.S.-Japan
security alliance and there's no going back.

「鳩山総理と民主党は、支持率の急降下にも拘らず、政権の座
にあり続けると見られている。しかし、沖縄問題での大失敗は、
50年を迎える日米同盟の根底にあった計算方法を突然変えるこ
とになってしまった。そして、もう後戻りすることはないであろう」


PBS  米国の公共放送のニュース番組です。

 Japan's Premier: U.S. Base to Stay at Okinawa
Due Partly to Korean Tensions
By: Larisa Epatko

May 24,2010

Japan's Prime Minister Yukio Hatoyama said Monday
he has given up on efforts to find an alternative
location for a controversial U.S. airbase on the island
of Okinawa, and that tensions on the Korean
peninsula helped him reach his decision.

「日本の鳩山由紀夫総理は、月曜日、議論になっている沖縄の
基地の移転先を探す努力を止めることにしたと述べた。朝鮮半
島における緊張の高まりがその決定に寄与したとも述べた」

After searching for a new site in Japan for six
months, Hatoyama said he would honor a 2006
agreement with the United States to keep the U.S.
Marine Corps Air Station Futenma on Okinawa, but
move it from its current location in a crowded city to
a more remote
part of the island, despite strong local
opposition.

「6ヶ月間国内で移転先を探した後、彼は、2006年の米国との合
意、即ち、沖縄の普天間の海兵隊の基地を維持する案、とはい
っても、現在の市街地から同じ島の中にある遠隔地に移転させ
る案で、地元が強く反対してきた案に従うと述べた」


"I decided that it is of utmost importance that we
place the Japan-U.S. relationship on a solid footing
of mutual trust, considering the situation on the
Korean peninsula and in Asia," he said, reported The
Guardian. "I apologize from the bottom of my heart
for the confusion I have caused the people of
Okinawa."

「朝鮮半島及びアジアの状況を考えれば、相互信頼の強固な地
盤に基づく日米の関係が最も重要なものであると判断したと彼は
述べたと、ガーディアン紙は報じる。沖縄の人々に対し混乱を引
き起こしたことを心からお詫びすると彼は言った。と」

Last week, South Korea released the results from
a multinational investigation into the March sinking
of one of its naval vessels that concluded it was
caused by a North Korean torpedo, ratcheting up
tensions in the region.

「先週韓国は、3月に起きた海軍の船舶の沈没は、北朝鮮の魚
雷によるものであるとする、複数国による調査結果を発表したと
ころ、その地域で緊張が一段と高まっていた」

U.S. Secretary of State Hillary Clinton, during a visit
to Beijing on Monday, praised Hatoyama for making
"the difficult but never-the-less correct decision."

「ヒラリークリントン国務長官は、月曜日、北京滞在中であった
が、困難であるが正しい判断を行ったとして鳩山を褒め称えた」

According to a Wall Street Journal article, the
negative response to Hatoyama's decision could
further erode public opinion of his eight-month-old
government ahead of national elections in July.

「ウォールストリートジャーナルによれば、鳩山の決定に対する否
定的な反応から、まだ誕生してから8カ月にしかならない政権の
支持率が7月の参議院選を前にしてさらに落ち込もこともあるとし
ている」

More than half the 47,000 U.S. troops stationed in
Japan are in Okinawa.

「日本に駐留している47千人以上の米軍の兵士のうち半数以上
が沖縄に駐留している」

 


NY Times
May 23,2010

Japan Relents on U.S. Base on Okinawa 

TOKYO — Reneging on a prominent campaign
promise, Prime Minister Yukio Hatoyama told
outraged residents of Okinawa on Sunday that an
American air base would be moved only to the north
side of the island rather than off the island.

「鳩山由紀夫総理は選挙公約を破棄し、怒り狂う沖縄県民に対
し、日曜日、米軍基地は島の外ではなく、島の北部に移転させる
ことになると述べた」

The announcement, a victory for the Obama
administration and a humiliating setback for Mr.
Hatoyama, confirmed what the Japanese media had
been reporting for weeks: that he would accept
Washington’s demands to honor a 2006 agreement to
move the United States Marine Air Station Futenma
to the island’s less populated north.

「オバマ政権にとっては勝利であり、鳩山氏にとっては屈辱の敗
北であるというべきその発表は、日本のメディアがもう何週間に
も渡って報じてきたものを確認した形となった。彼は、2006年の
協定、つまり、米軍海兵隊の普天間基地を北部の人口が少ない
地域に移転させるという合意を受け入れるべきであるとするワシ
ントンの要求を受け入れるのである」

Irate crowds greeted his arrival on Okinawa on
Sunday with bright yellow signs that said “Anger,”
and showered him with jeering cries of “Go home!”
And in Tokyo, opposition leaders and even members
of his own governing coalition assailed him for having
turned
the relocation into a huge political issue, only
to go back to the original agreement.

「日曜日、沖縄では怒った群衆が彼の到着を迎えた。手に怒りと
書かれた黄色のプラカードを持ち、彼らは帰れ!と叫んでいた。
東京では、野党の党首や連立内閣のメンバーですら、総理が移
転問題を大きな政治問題にしたばかりか、結局当初案に逆戻り
したことを責め立てた」

While defending his decision on strategic grounds, 
Mr. Hatoyama conceded that it was “heartbreaking,”
and offered the islanders his “heartfelt apology
for causing much confusion.”

「鳩山氏は、防衛上の理由から自らの判断を弁護しつつも、断腸
の思いだとして、混乱を引き起こしたことを心よりお詫びすると島
民に述べた」

Mr. Hatoyama’s historic election victory last August, 
ending a half-century of nearly unbroken Liberal
Democratic Party leadership, had raised concerns
in Washington that Japan would withdraw support for
American priorities like the war in Afghanistan. He
had opposed the war in Iraq, spoken out against
American-led globalization and, after decades of 
reflexive Japanese support for American policies,
promised to redefine Tokyo’s relationship with
Washington as an “equal partnership.”

「鳩山氏の、昨年8月の歴史的な選挙の勝利は、半世紀に渡り
殆ど変わることのなかった自由民主党の支配に終わりを告げる
ことになり、ワシントン内に懸念を引き起こしていた。日本がアフ
ガニスタンでの戦いのような戦争に対し、もはや米国を支持する
ことをしなくなるのではないか、と。彼は、イラク戦争に反対して
いたし、アメリカが主導するグローバリゼーションにも反対した。
そして、何十年にも亘って米国の政策を支持してきた後で、彼
は、東京とワシントンの関係を対等なパートナーシップにあるも
のとして考え直すと約束したのであった」

The concrete symbol of that new relationship was his
vow to move the Marine airfield off Okinawa, home
to nearly half of the 50,000 United States military
personnel in Japan, or even out of the country. While
the promise was popular in some quarters, especially
on Okinawa, where relations with the Marines have
been tense since three American servicemen raped a
12-year-old girl there in 1995, keeping it was 
another matter.

「この新しい関係の具体的な証しが、海兵隊の基地を沖縄の外
に移転させるという彼の誓いであったのだ。沖縄は、日本にいる
5万人もの米軍兵士の半分が駐留する場所である。この約束
は、沖縄においては特に人気があった。沖縄では、1995年に
12歳の少女がレイプされる事件が起きていて、それが別の問題
を引き起こしていたのである」

Once in power, facing a nuclear-armed North Korea
and an increasingly assertive China, Mr. Hatoyama
gave greater weight to the risk of damaging Japan’s
critical security
alliance with the United States. But
his efforts to seek some kind of accommodation
proved politically damaging, fueling a perception of
indecisiveness that could still
bring down his
government.

「政権に就くと、核武装した北朝鮮や益々攻撃的になる中国の問
題に直面し、鳩山氏は米国との同盟関係を危険にさらしてしまっ
た。しかし、彼の移転先を探すという行為は政治的にはダメージ
を与えるもので、優柔不断であるという印象を強めてしまい、更
なる支持率の低下も起こり得る」

Ultimately, Washington’s insistence that Tokyo honor
the 2006 agreement to move Futenma and its noisy
helicopters to a new base in Camp Schwab, near the
northern Okinawan
fishing village of Henoko, won
out.

「最終的に、普天間と騒音の激しいヘリコプターを辺野古という沖
縄の北部にあるキャンプシュワブに移転させるという2006年の
合意を日本政府が守るべきだとするワシントンの主張が勝利し
たのである」

Visiting Okinawa for the second time this month, Mr.
Hatoyama said that since taking office, he had
learned to appreciate the role that the Marines play
as a deterrent in the region, and that Okinawa was
the most strategic location for them. As if to
underscore that point, he made the announcement
on a day the region was grappling with a response to
the sinking of a South Korean warship.

「今月2度目になる沖縄を訪問して、鳩山氏は、政権就任以来海
兵隊がその地域の抑止力になることを学んだと述べた。そしてま
た、沖縄は自分たちにとって戦略的に最も重要な場所であるとい
うことも学んだ、と。そのことを強調するかのように、その地域が
韓国艦船の沈没の件でかかりっきりになっているときに、彼は発
表を行ったのである」

“We came to the conclusion that we have to ask local
residents to accept the base in an area near
Henoko,” he said during a meeting with Okinawa’s
governor.

「辺野古の周辺において基地を受け入れてもらうことを現地の
人々にお願いしなければならないという結論に達した、と彼は沖
縄県知事との会談で述べた」

He also said he had opted for the original plan of
moving the base to Camp Schwab in order to hasten
its move from the middle of the city of Ginowan,
where residents have long complained.

「彼はまた、住民たちから長い間不満の声が出ている宜野湾市
の中心からの移転を早めるためには、キャンプシュワブに移転
するという当初案を選択したとも述べた」

After the meeting, Gov. Hirokazu Nakaima said only,
“It is regrettable that he built up our expectations 
over the past half year.”

「会談の後、仲井間知事は、総理がこの半年間期待を持たせた
ことは残念だとだけ述べた」

But other local leaders vowed to fight the decision,
raising the specter of protests that could further
delay construction of the new base and cause more
political embarrassment to Mr. Hatoyama and his
party.

「しかし、他の野党の党首たちは、その決定に反対すると誓っ
た。つまり、反対運動が高まれば、基地の建設は遅らせることが
でき、そうして鳩山氏と彼の党に対し益々ダメージを与えることが
可能である、と」

While the Obama administration appeared to prevail
over Mr. Hatoyama, analysts have warned that the
victory could prove a hollow one, especially if
Washington’s insistence on the original agreement is
seen here as an effort to lord it over a weaker ally.
However, for now, opinion polls suggest most
Japanese back their nation’s security alliance with the
United States.

「オバマ政権は鳩山氏を説得し勝利したかのように見えるが、そ
の勝利は空虚なものでしかないかもしれないとアナリストたちは
警告する。特に、ワシントンのその当初案に拘る姿勢が、弱い同
盟国に親分風を吹かせているように見られるのであれば。しか
し、今のところ、世論調査の結果は、殆どの日本国民は米国との
同盟関係を支持するとしている」

Since taking office last September, Mr. Hatoyama
has failed to take a clear stand on the issue, at times
saying he wanted the base off Okinawa, but at other 
times saying he wanted to heed Washington’s
concerns.

「昨年9月の政権就任後、鳩山氏は、この問題に関し明確な態度
を取ることに失敗してきた。時には、沖縄の外に移転させたいと
言い、しかし、また時には、米国政権の懸念には耳を貸すべきで
あると言った」

This apparent flip-flopping fed criticism of Mr.
Hatoyama as indecisive and aloof. There is growing
speculation among political observers that he may be
forced to step down if his Democrats fare poorly in
Upper House elections scheduled for July 11.

「このころころと言うことが変わる姿勢が、優柔不断であり、よそ
よそしいとの批判を生んだ。7月11日の参議院選で戦いに負け
ることにでもなれば、彼は辞職を迫られるであろうという見方も出
ている」

Washington and Tokyo first agreed to relocate the
base in 1996, after the schoolgirl was raped, but the
move was delayed as Japan struggled to find another
community to accept it.

「ワシントンと東京は、1996年に初めて基地移転に関して合意し
た。それは少女がレイプされた後のことだ。しかし、移転は、移転
を受け入れる先を探すことの困難さのために遅れていた」

Helped by offers from Tokyo of generous public
works projects, the city of Nago, where Camp
Schwab is located, finally agreed to host the
replacement base. In January, however, the city’s
pro-base mayor was defeated by an opponent
who was against the base and who rode a wave of
voter expectations that it would be moved off
Okinawa.

「東京、つまり日本政府が見返りの公共事業を行うという提案を
したことによりキャンプシュワブがある名護市が最終的に移転の
受け入れに合意したのだ。しかし、1月に基地受け入れ派の市長
が反対派の候補に敗れ、そして、基地が沖縄の外に移されるか
もしれないという期待が高まったのである」

In a meeting on Sunday, Nago’s new mayor, Susumu
Inamine, told a grim-faced Mr. Hatoyama that he
was not welcome. After the meeting, the mayor
denounced Mr. Hatoyama as
“betraying” his city and
Okinawa. He warned that local opposition meant that
“there is zero chance” of the base being built.

「日曜日の集会において名護市の新市長である稲嶺氏は、厳し
い顔の鳩山氏に対して、総理は歓迎されないと述べた。会談の
後市長は、鳩山氏は名護市と沖縄を裏切っていると述べた。そし
て、地元が反対するからには、基地建設が実行に移される可能
性はないということだと警告した」

“I cannot hide my rage,” Mr. Inamine said. “Nago
needs no new base.”

「怒りを隠すことはできない。名護には新しい基地は必要ではな
い、と稲嶺氏は述べた」


 アメリカは、日本が、もうアメリカを頼りにするのは止める、と
言うのを恐れているのではないか、と思う方、クリックをお願いし
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 鳩山総理が裏切り者とか嘘つきと呼ばれています。

 まあ、それは結果として止むを得ないかもしれません。何故なら
ば、彼は「最低でも県外!」と言っていたにも拘わらず、最終的に
は「辺野古付近にお願いせざるを得ない」ということになってしま
ったからです。

 あんなに期待させといて‥、そう多くの沖縄県民は思っている
に違いありません。信じた自分たちがバカだったのか、と。

 お母さまから小遣いをもらっていたのも知らなかったなんて‥

 あのカメレオンよりも派手なシャツ、芸人と一緒になってクルック
ーとやるバカ姿!

 もう、ついに愛想銀行の預金残高も尽きたぞ!と。

 で、もう日本国中、鳩山さんの批判の嵐となっているわけです。

 「それにしても、何故、5月末だなんて、自分で期限を設けて自
分の首を絞めることをしたのか?」

 「何故、総スカンを食らうのが分かっていながら沖縄を訪問した
のか?」

 テレビに出てくるコメンテーターは、もっともらしいことを言ってい
ます。
でも、何かおかしいとは思いませんか? 

 確かにこの人、宇宙人と呼ばれるほどの人ですから、常識人と
は相当に違ったところがあるのは事実です。ではこの人は、最初
から皆を騙すつもりだったのでしょうか?

 私は、そうは思いません。この人は、本当に普天間を県外に移
転させたいと思ったのではないでしょうか。しかし、その思いは米
国側には受け入れられなかった、と。それだけの話ではなかった
のでしょうか。

 つまり、鳩山さんが普天間基地を県外に移転したいと思ったの
はそのとおりだ、と。ただ、その実現の見通しがあったかといえ
ば、それは何もなかった、と。チェンジを標榜するくらいのオバマ
大統領だから、米国に申し出たら少しは話を聞いてくれると勝手
に甘い想像を抱いていたに過ぎなかったということなのです。

 では、何故アメリカは聞く耳をもたなかったのか?

 それは、辺野古の現行案は練りに練った案であるのに、何の
理由もなく別の場所に移転してくれと言われても‥、と。

 それにもし、そんな申し出を受け入れてしまえば、今あるそれ
以外の基地も県外か海外に移転して欲しいと言われるのが目に
見えている、と。そんな甘い期待を日本側に与えてはいけない、
と。

 さらに、鳩山氏のアプローチの仕方も気に入らなかった、と。総
理に就任する直前に鳩山さんは、アメリカと対等に話ができる関
係になりたいと言いました。そうした発言は日本人には訴えるわ
けですが、当のアメリカからすれば、何を偉そうに‥、と。

 まあしかし、鳩山氏はまだ事態をよく認識していないということ
で、アメリカ側としては事を急ぐことをしなかっただけの話です。

メリカ側としては県外に移転する気など全くない、と。しかし、アメ
リカの意思を一方的に押し付けるのも、果たして得策なのか‥、
と。だから、暫くは鳩山氏の行動を見守ることにした、と。

 しかし、幾ら待っても進展はなし。それはそうです。県外で受け
入れていいというところはないからです。

 鳩山政権は今さら公約を覆すにわけにもいかなかった、と。少
なくても鳩山サイドは、総理が公約実現のために汗水流して頑張
っている姿を国民の前に示したかった、と。つまり、オバマ大統領
と指しで話し合っている姿をテレビで放映してもらいたかったと。

 しかし、そんな作戦に乗るオバマ大統領ではなかったのです。
そんなことをしている暇などない、と。むしろ、オバマ大統領として
は、現実を直視しない鳩山総理に苛立ちを覚えたわけです。何
時まで待てばいいのか、と。

 それに、アメリカ側としてはさまざまなカードを有しているわけで
す。つまり、日本側の情報など筒抜け状態。それに、日本国内に
おける情報操作も割と簡単にできてしまう。

 鳩山総理は先日、「学べば学ぶにつけ、連帯し抑止力が維持
できるという思いに至った」なんて言いましたが、本当はそうでは
ないのです。そんなこと最初から分かっているのです。彼が本当
に分かったのは、学べば学ぶにつけ、アメリカと対等に話をする
なんて無理だということが分かった。と。アメリカ側はいろんなカ
ードを持っている、と。やばーい情報も持っているし、有形無形に
いろんな影響を日本に及ぼすことができる、と。一方、日本側が
切ることができるカードと言えば、殆ど何もなし。

 「小沢氏も大変だな」、「総理のお金の問題、一大事にならずに
よかったな」、「韓国との間でもめている島の問題はどうなってい
るのか?」、「中国との間でも揉めている問題があったな?」、「ト
ヨタも苦戦しているようだな」

 もちろん、そんなことをアメリカが言ったかどうかの確証がある
わけではありません。でも、そんなことを言わなくても、例えば、こ
んなこともアメリカは知っているのだよ、と小声でつぶやくだけで
相手はビビってしまう訳です。何しろ、9.11以降堂々と盗聴をす
ることが認められたからです。

 あんなに元気に見えた安倍総理が急に病気になって入院して
しまったことがありましたよね。で、総理の職を投げ出した、と。あ
れは、安倍総理がオーストラリアでブッシュ大統領と会談を行っ
た直後の出来事でした。日本側が給油の件でもたもたしていた
頃の話です。

 要するに、アメリカには力があり、日本にはない、と。

 今回、鳩山総理が5月を期限とすると言ったのは、実はアメリカ
から言わされたのです。「トラスト・ミーもいいけど、何時まで待て
ばいいのか?」と。そして、嫌われているのが分かっていても沖
縄に行ったのは、「ちゃんと沖縄の県民に結論を伝えろよ!」とア
メリカ側から言われたから行ったということなのです。

 なのに、日本のマスコミはアメリカ側のことには殆ど言及するこ
となく、鳩山氏の愚かさばかりを強調するわけなのです。

 日本のマスコミにも痛いところをアメリカに握られているというこ
とのようです。

 アメリカ側が大使館の敷地の賃料を長い間延滞していた件に
ついても、テレビでは殆ど何も報じられていませんでしたよね。皆
さん、ご承知ですか?


 基地移転の問題を巧く解決するためには、アメリカ側の顔も立
てつつ、もっと戦略的に事を運ぶことが必要だったのです。


 要するにまだ植民地みたいなものだな、と思った方、クリックを
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 ワシントンで12日夜行われた鳩山首相とオバマ米大統領との
非公式会談で、鳩山首相が「5月末決着」への協力を大統領に求
めたのに対し、オバマ大統領は、「きちんと最後まで実現できる
のか」と強い疑念を示していたことがわかったと、読売新聞が報
じています。

 読売新聞によれば、複数の関係筋が明かしたというのですが、
誰がそんな情報を流したのでしょうね。確かに、晩餐会における
二人の話し合いであったので、そばにいた人には会話の一部が
聞こえていたかもしれません。しかし、そうは言っても確かなこと
は二人にしか分からないはず。

 私は、これは米国側から出た話だと思います。そうでなければ
話の辻褄が合わないからです。

 そもそも、晩餐会後の記者会見で、鳩山総理がどんなふうに記
者会見に応じていたか憶えていますか?

 確かに、オバマ大統領が鳩山総理にどういったのかは明らか
にしませんでした。しかし、それにしても、割と明るい表情をして
いましたよね。久しぶりに大統領と直接話をすることができた満
足感のようなものが感じられました。

 しかし、実際には、オバマ大統領から厳しい言葉が浴びせられ
たのだ、と。

 Can you follow through?

 もし、本当にオバマ大統領がそういう言葉を発したとすれば、そ
れは鳩山総理がTrust me. と言ったからではないでしょうか。

 「私を信じて欲しい」

 だから、オバマ大統領としては、「約束は守れるのか?」と。

 いずれにしても、私思うのですが、晩餐会での2人の話し合い
に通訳はついていなかったのではないか、と。というのも、写真で
見る限り通訳らしき人はいないようだからです。つまり、鳩山総理
は英語でオバマ大統領と話をした、と。

 で、鳩山総理の記者会見の内容が本当だとすれば、先ず鳩山
総理の方から、日米同盟というものが大変大事であると言った上
で、普天間の移設問題を今努力している最中だといったわけで
す。そして、5月末までに決着をするとまで言ったわけです。

 で、オバマ大統領の方としては、大使館などを通じて得ている
情報によれば、日本では話が進むどころか、むしろこじれる一方
なので、「約束は守れるのか?」と言ったのではないでしょうか。

 読売新聞は、Can you follow throuth? という言葉を強い疑
念を示すものと言っている訳で、それはそれで当たっていないわ
けではないのですが、その言葉を聞いた鳩山総理には、その言
葉の真意が伝わらなかったのではないでしょうか。

 もちろん、Can you follow through ? という英語は聞き取
れた筈です。オバマ大統領は、ゆっくりと分かりやすく語りかける
ことに慣れていますし、相手が日本人だから、ゆっくりとはっきり
話した筈です。

 Can you follow through ? と。

 しかし、発音は聞き取れても、鳩山総理は、何のことなのだろう
か、と思ったのかもしれません。「最後までフォローができるの
か?」と。

 これが、次のような言い方だったら意味が伝わったと思うので
す。

 Can you keep your promise?  You said to me “Trust
me” last year.

 どう思います?

 鳩山総理の外交デビューは、昨年9月の国連での演説で始りま
した。今からは想像もつかないほど支持率があった時のことで
す。

 鳩山総理が英語で行うスピーチを、日本のメディアは何度も報
じました。

 しかし、鳩山総理は、所詮バイリンガルではないのです。

 英語に自信がある人でも、単に Can you follow through? 
と言われて、ちゃんと約束は守れるのだろうな、と理解できる人
は少ないのではないでしょうか。

 だから、鳩山総理は、オバマ大統領がそれほど厳しいことを言
っているとは思わなかったのでしょう。そして、オバマ大統領から
すれば、それほど辛辣なことを言っているのに、この隣に座って
いる男は何を考えているのか、と思ったのでしょう。

 それが、10分間の非公式会合の真相ではないでしょうか。

 しかし、いずれにしても、アメリカ側が日本に厳しく当たるのは、
基地移転の問題が解決しないことによって、国防総省も困った事
態になっているからなのです。つまり、予算の執行が計画通りに
できないではないか、と。

 でも、もっともっと困ってもらわないと、アメリカは、沖縄のことや
日本のことを真剣に考えることはないでしょう。



 鳩山総理とオバマ大統領は相性が全然合わないな、と思った
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 「鳩山首相は、オバマ大統領に2度にわたり米軍普天間飛行場
問題で解決を約束したが、まったくあてにならない」

 「鳩山さん、あなたは同盟国の首相ではなかったか。核の傘を
お忘れか。その上で、まだトヨタを買えというのか。鳩山首相を相
手にしたのは、胡主席だけだ」

 4月14日付のワシントンポストがそう報じたのだとか。

 幾ら、言うことがころころ変わる総理であるとしても、他国の者
からそんな悪口を言われると流石にいい気持ちはしません。

 中国のフジンタオ国家主席が一番の勝者だったと持ち上げる
一方で、日本の総理は不運で愚かなのだ、と。

 本当にそんなことを言っているのか、チェックしてみました。


By far the biggest loser of the extravaganza was the
hapless and (in the opinion of some Obama
administration officials) increasingly loopy Japanese
Prime Minister Yukio Hatoyama. He reportedly
requested but got no bilat. The only consolation
prize was that he got an "unofficial" meeting during
Monday night's working dinner. Maybe somewhere
between the main course and dessert?

「今回の華やかな祭典における最大の敗者は、不運で、そして、
(オバマ政権のある高官の意見によれば)益々愚かな日本の総
理の鳩山由紀夫であった。伝えられるところによれば、彼は首脳
会談を持つことを要請したそうだが、それは叶わなかった、と。唯
一の救いは、月曜日のワーキング・ディナーの時間に非公式な
会談を持てたことだ。多分、メインディッシュとデザートの間に行
ったのだろう」

A rich man's son, Hatoyama has impressed Obama
administration officials with his unreliability on a
major issue dividing Japan and the United States: the
future of a Marine Corps air station in Okinawa. 
Hatoyama promised Obama twice that he'd solve
the issue. According to a long-standing agreement
with Japan, the Futenma air base is supposed to be
moved to an isolated part of Okinawa. (It now sits in
the middle of a city of more than 80,000.)

「金持ちの息子の鳩山は、日本とアメリカの意見分裂をもたらし
ているある重大な問題を巡って、オバマ政権の高官に不信感を
植え付けてしまった。それは沖縄にある海軍の航空基地の将来
についてである。鳩山は、自分がその問題を解決すると2度オバ
マに約束した。日本との長期合意によれば、普天間基地は、沖
縄の隔離された場所に移転されることになっている。(今現在
は、人口8万人以上の都市の中心地に存在している。)

But Hatoyama's party, the Democratic Party of
Japan, said it wanted to reexamine the agreement
and to propose a different plan. It is supposed to do
that by May. So far, nothing has come in over the
transom. Uh, Yukio, you're supposed to be an ally,
remember? Saved you countless billions with that
expensive U.S. nuclear umbrella? Still buy Toyotas
and such?

「しかし、鳩山の政党、つまり民主党は、その合意を再検討し、計
画の変更を提案したいと言った。それは5月までに行われること
になっている。しかし、これまでのところ何も送られてきていない。
由紀夫よ、貴方は、同盟国ではなかったのか? 覚えているの
か? アメリカの核の傘で何十億ドルもの金を節約できているの
に。それでもトヨタ車などを買えというのか?」

Meanwhile, who did give Hatoyama some love at the
nuclear summit? Hu did. Yes, China's president met
privately with the Japanese prime minister on
Monday.

「一方、この核サミットで鳩山に情けをかけたのは誰か? フジン
タオであった。そうだ、中国の国家主席は、月曜日に日本の総理
と私的な会合を持ったのだ」


 まあ、確かに言っていますね。「不運で愚かな」と。但し、この愚
かというのは、オバマ政権のある高官の意見によればということ
になっています。こういう書き方をする人はどんな品格の持ち主
なのでしょうね。自分の意見として言えばいいものを、敢えてある
高官の意見によれば、などという言い方をして‥

 男らしくありません。

 Shame on You!

 それに、その後の話も頂けません。アメリカの傘のお陰で大金
が節約できている?しかも、それでもトヨタ車を買えというのか、
だと。

 そもそも、思いやり予算なんかを金丸氏がつけてやったこと事
態がおかしい!

 アメリカは思いやり予算をつけてもらって、思いあがっているの
ではないでしょうか。

 鳩山総理は、総理就任直前に、アメリカとは対等に話をするよ
うになりたいと宣言した訳ですから、その宣言通りにアメリカにモ
ノをいったら如何でしょうか。

 首相官邸のサイトにオバマ大統領とに会った時の写真が掲載
されていますが、鳩山総理が対等に先方と接していると思う人
は誰もいない筈です。

 いずれにしても、アメリカの国民は普天間基地の問題など何も
知らないのです。マスコミが報じることも殆どなし。それなのに、
このワシントンポストのコラムニストは、敢えて普天間基地の問
題を取り上げている。つまり、単に国防総省の立場でモノを言っ
ているだけの話でしょう。


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 勤労感謝の日ですが、いつもお仕事ご苦労様です。
 休みの日ですから、ゆっくりして下さい。昨日は、鳩山夫妻と菅
夫妻が仲良く一緒に食事をされたようですし‥

<のぶこさん>
 お二人は本当に仲がいいのね。
<みゆきさん>
 そうでもないのよ。
<ゆきおさん>
 それより、菅さん夫妻は何を飲まれますか?
<なおとさん>
 菅さんなんて呼ばずに‥
<ゆきおさん>
 そうだった。「ゆきお」と「なおと」と呼ぼうと‥。
<のぶこさん>
 和食に合うものといったら‥。
<ゆきおさん>
 ワインのいいのがあるんですよ。
<みゆき>
 そうよ、そうよ、お薦めよ。きっと気に入ると思うわ。
<のぶこさん>
 じゃあ、ワインにしましょうか。でも、ワインだなんて、お高いの
でしょうね。
<みゆきさん>
 あら、のぶこさんのとこは、ワインはあまり飲まないの?
 高いっていったって、西友が749円で売っていたボジョレーニュ
ーボーよ。
<ゆきおさん>
 みゆきさん!
<みゆきさん>
 あれっ、私何か?
<なおとさん>
 みゆきさんが仰るように、最近は物価が下がってしまって‥
<みゆきさん>
 あら、そうなの?
 貴方、物価って下がっているの? ゆきおさん!
 分かった、私たちが海外に行くことが多くなって、国内で買い物
をすることが少なくなったからね。
<なおとさん>
 ところで、総理、ああ失礼‥、やっぱりデフレ対策が必要かな、
なんて思っていて‥
<みゆきさん>
 なおとさんは、やっぱり偉いわ。お食事の時間でも、お仕事のこ
とを考えているのだから。その点、ゆきおは‥
<のぶこさん>
 ゆきおさんは、どうなの?
<みゆきさん>
 仕事のことなんか考えていないのよ。
<なおとさん>
 やっぱり‥、あああ、失礼!
<のぶこさん>
 仕事のことではなくて、みゆきさんのことをいつも考えているの
ね。
<ゆきおさん>
 嫌だな、のぶこさんは。
<みゆきさん>
 あなた、本当に私のことを考えているの?
<ゆきおさん>
 宇宙のことを考えている。
<みゆきさん>
 わかった、火星に行った時の私のことね。私が宇宙人と浮気し
ているとでも思ったの?
<なおとさん>
 で、デフレのことなのだけど、やっぱり対策が‥
<みゆきさん>
 もっと物価が下げろと国民が文句を言っているのね。
<のぶこさん>
 じゃなくて、あの勝間女史が物価が上がるようにしろ、と言って
いるらしいの。
<ゆきおさん>
 昔は、物価が高い!と文句を言っていたものだけど。
<みゆきさん>
 なんだかわかんないけど、物価が上がればいいの?
<のぶこ>
 そうみたいなの。
<みゆきさん>
 そんなこと簡単よ。消費税を上げればいいのよ。
<なおとさん>
 そうか、そうすれば、税収の不足も補えるし‥
<ゆきおさん>
 だめだめ! 消費税は上げないとこの総理が言ったのだから。
僕はぶれない!
 テーク、ハート!
<みゆきさん>
 消費税を上げる必要はないのよ。
<なおとさん>
 やっぱりだめか。
<みゆきさん>
 宇宙税を取るのよ。
<のぶこさん>
 それなら、すぐ鳩山さんちの税金だって分かるわ。
<なおとさん>
 宇宙税って、何のことだか‥
<ゆきおさん>
 決めた! 友愛税にしよう。友愛税をとって物価を上げよう!
<みゆきさん>
 やっぱり、ゆきおさんだわ。
<のぶこさん>
 あなたも、世間をあっと言わせないと‥
<なおとさん>
 第三のみちを探しているんだけど‥

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 「第三のみち」にピンと来た人は、凄いです。

 新政権の誕生とともに華々しくデビューした平野官房長官。

 こんな方が民主党にいただなんて、私知りませんでした。それ
は多くの国民も同じではないでしょうか。

 でも、どうしてこの方が‥

 何でも鳩山総理の懐刀みたいなもので、総理の信頼が大変厚
いとか。
そういえば、お互いにないものをお持ちのような‥

 でも、はっきりいって、新政権には組合の香りがぷんぷんする
人々もいるのですよね。

 右翼の人からすれば、日教組や組合のことをとんでもないよう
に言いますが‥、しかし、そもそも55年体制の下で権力側と組合
は、しっかりと裏で手を握り合っていたではありませんか。お互い
に顔を立てつつ‥

 そんなこと誰もが知っていることですよ。

 つまり、組合系の人々も、改革にはそぐわないということなので
す。

 平野官房長官は、国会の質問取りは、これまでのように官僚が
担当して欲しいと述べたと言います。

 唖然としました。

 官僚の記者会見を禁止した新政権が‥、脱官僚を明言してい
た新政権が‥、今まで通り野党の国会議員の質問を確認して、
答弁書を作成させるというのですから。

 アホちゃうか!

 これが一票を投じた国民に対する背信行為と言わずして何とい
うのか!

 そもそも質問取りをすること自体がおかしいのです。それを肝に
命ずるべきです。もちろん、野党の議員から、明日こんなことを質
問するよという通報があれば、それに対して役人が、役人なりの
答弁を準備するのは必要なことでしょう。

 しかし、これまでどおり質問取りをしろと、官房長官が指示する
なんて。

 それこそ、国会の審議が形骸化してしまいます。それに野党に
なった自民党は質問の内容など事前に通告することなく、鋭い質
問をぶつけるべきなのです。それこそが国民が望んでいることで
すから。

 今回の質問取りに関して、総理や副総理がどう考えているの
か、それを知りたく思います。


 国会の質問取りを続けるとは何事だ、と思った方、クリックをお
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 新政権の予算編成のおかしさを感じませんか?

 本日配信のメルマガ有料版の一節です。

 

 正式名称は、まだ国家戦略室なのでしょうが、その国家戦略室は何を
ているのでしょう。もちろん、今回の予算編成に関してです。何故、私が

そんなことを言うのかと言えば、830日の選挙で民主党が勝利を収め
直後に民主党は、従来と同じような発想で概算要求をするな、と諌めた
らです。

 

 私は、その判断は正しかったと思います。新政権が発足する訳であり、

また選挙期間中から、マニフェストを通じてさまざまな政策を発表してい

た訳であるのにも拘わらず、そうした政策が反映されていない概算要求
各省庁が行っても、それは実質的に意味をなさないからなのです。もち
ん予算決算会計令に従って、831日までに形式的に概算要求を行う
にして
も、です。

 

 ただ、その後、新政権は各省庁にどんな指示を出したというのでしょう

か。当初の概算要求の見直しを行わせたということは適当であった訳で
が、後はどんな指示をしたのでしょう。国家戦略室が、具体的な方針を
したとは報じられていません。我々が承知しているのは、マニフェストで

表明した事業はちゃんと盛り込むように、ということだけです。後は、藤
財務大臣が、2010年度の概算要求は、2009年度を下回るようにしろと
示したことと、そして、新規事業を要求する場合には、その見返りに廃
する事業をはっきりさせろ、と指示したことだけです。後者は、スクラッ

プアンドビルドの原則と言います。そうして新規事業を認める場合にスク

ラップを提出させれば、予算が膨れ上がることを未然に防ぐことができる

のですが、私は、その点に大きな疑問を感じるのです。

 

 このスクラップアンドビルドの手法こそ、旧来の予算査定の特徴と言っ

ていいものです。つまり、新規の予算を認める場合には、何か廃止する
算を提出させるわけですが、そうなると基本的には、前年度よりも予算
膨らむことはなくなるわけです。そして、そうなれば、各省庁の予算の
び具合(或いは減り具合)は、大体横並びが維持できるということです。

そしてその結果、族議員たちの顔が立ち、予算作業は無事終了になる、
と。

 

 しかし、無事終了したのは、予算の分捕り合戦が終了しただけのことで

あり、真に国民のニーズを反映した予算編成作業が終了した訳ではない
です。簡単な例を挙げますが、消費者庁が、振り込め詐欺の防止など
にも
っと力を注ぐために新たな予算を要求しようとしても、その代わり何
か廃
止する事業を見つけなければいけない訳ですが、発足して間もない
役所に
無駄な事業などあるはずがないのです。そうなれば、なかなか消
費者庁は
国民のニーズに答えることができない、と。一方、国民の目から
見れば、
無駄な事業は消費者庁には見つけることができないが、例え
ば、農水省に
みつけることができたとしましょう。役所の縄張りなど考えな
ければ、そ
の農水省の無駄な事業を削って、その代わりに消費者庁に新
しい仕事をさ
せることができるのに、この各省ごとのスクラップアンドビル
ド方式では、
そうした融通が利かないのです。

 

 実は、このスクラップアンドビルド方式は、各省庁どころか、その省庁
各局ごとにも求められているのです。だから、無駄な事業を沢山抱えて

る方が有利だということになりますし、また、無駄だと分かっていても、

来のスクラップの財源になるからという理由で、新規に必要な事業が発
生するまでは、そうした無駄な事業を無駄とは認めないということが起き
ているのです。

 

 私は、何故国家戦略室、或いは国家戦略局を歓迎したか?

 

 それは、そうした各省庁の横の調整を官僚に任せていたのでは解決が
かないため、思いきって国家戦略室のようなところが大鉈を振るうこと
必要だからです。ここの省のこの仕事はもはや不要だ、と。その代り、
の省は、もっとこういう仕事に力を注げ、と。そうした判断が下されるこ

とは、今まで殆どなかったのです。

 

 こんなことを言っては何なのですが。藤井財務大臣は、過去の手法の
味合いが理解できていないとしか思えません。

 

 各省庁に、前年並みに概算要求額を抑えろ、などというのはそもそも意

味がないのです。そんなことを言ったら、民主党がマニフェストで公約し
ことなど実行不可能でしょう。

 以上、引用終わり

 スクラップアンドビルド方式は弊害があると思った方、クリックを
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 シルバー・ウィークが終わりました。

 政治家の皆様、お休み期間中も激務のご様子で、一国民として
有難く思います。

 で、その政治家の先生方ですが、ご承知のように鳩山総理は
ニューヨークで演説を行っています。そうです、温暖化対策につい
てです。

 マスコミなどは、中身よりも鳩山さんの英語力に興味があった
模様です。

 鳩山総理の英語を再現してみましょう。

 Based on the discussion in the Intergovernmental
Panel on Climate Change (IPCC), I believe that the
developed countriesneed to take the lead in
emissions reduction efforts. It is my view that Japan
should positively commit itself to setting a long-term
reduction target. For its mid-term goal, Japan will
aim to reduce its emissions by 25% by 2020, if 
compared to the 1990 level, consistent with what the
science calls for in order to halt global warming.

 「IPCCにおける議論を踏まえ、先進国は、率先して排出削減に
努める必要があると考えています。わが国も長期の削減目標を
定めることに積極的にコミットしていくべきであると考えています。
また、中期目標についても、温暖化を止めるために科学が要請
する水準に基づくものとして、1990年比で言えば2020年までに
25%削減をめざします。」

 This is a public pledge that we made in our election
manifesto. I am resolved to exercise the political will
required to deliver on this promise by mobilizing all
available policy tools. These will include the
introduction of a domestic emission trading
mechanism and a feed-in tariff for renewable energy,
as well as the consideration of a global warming tax.

 「これは、我々が選挙時のマニフェストに掲げた政権公約であ
り、政治の意思として、国内排出量取引制度や、再生可能エネ
ルギーの固定価格買取制度の導入、地球温暖化対策税の検討
をはじめとして、あらゆる政策を総動員して実現をめざしていく決
意です。」


 However, Japan's efforts alone cannot halt climate
change, even if it sets an ambitious reduction target.
It is imperative to establish a fair and effective
international framework in which all major
economies participate. The commitment of Japan
to the world is premised on agreement on ambitious
targets by all the major economies.

 「しかしながら、もちろん、我が国のみが高い削減目標を掲げて
も、気候変動を止めることはできません。世界のすべての主要国
による、公平かつ実効性のある国際枠組みの構築が不可欠で
す。すべての主要国の参加による意欲的な目標の合意が、我が
国の国際社会への約束の「前提」となります。」

 

 文字で見る限りでは、予想されたような内容になっており、特に
目新しいところはありませんね。関心はやっぱり、英語力の方に
行ってしまいます。

 鳩山総理は、説得力のある英語で、スピーチを行うことができ
たのか?

 答えは、まあまあというところでしょうか。

 とくダネに出ていたデーブが、発音はちゃんとしていて、聞き取
れなかった単語はなかったというので、お世辞があるにしても、ま
ずまずだと理解していいでしょう。

 ただ、固くなっていたことは否めませんね。

 
 ところで、この鳩山総理の英語のスピーチをめぐって、ネット上
では、鳩山氏の英語が誤解されているのではないか、との指摘
がなされています。

 どうでもいいような指摘なのですが、事情がよく分からない人々
は、ひょっとして誤解するかもしれないと思い、解説しておきま
す。

 上に引用した最後の文章は、次のようになっています。

 The commitment of Japan to the world is premised
on agreement on ambitious targets by all the major
economies.

 このうちの、is premised の premised のp の発音が聞こ
えず、remised に聞こえ、このため、日本は無条件で25%の削
減を宣言をしたと受け止められたのではないか、と。

 確かに、premised がremised に聞こえると意味は違ってく
るでしょう。

 premise は、前提条件とするという意味であり、remise は、
放棄するというような意味になります。

 でも、この指摘、どう考えてもおかしい。

 何故ならば、もし、remised と聞こえたとすれば、日本の世界
に対する公約は放棄される、というような意味になってしまうから
です。英語を喋る人は、そんな文章は意味をなさない、と思うは
ずです。つまり、remised と聞こえたとすれば、それは、聞き間
違えか、発音を間違えたのだろう、と思うでしょう。

 それに、そもそも何度聞いても、ちゃんとpは聞こえ、primised
と聞こえるからです。

 ネットの世界には、そうした説を簡単に信じてしまう人が多数い
ることも驚きです。皆さんは、誤解しないで下さい。


 さて、どうでもいい話はそれ位にして、オバマ大統領は、何と言
っているか、といえば、結論から言えば何も言っていません。

 でも、それだけでは寂しいので、温暖化対策に関する部分をご
紹介しましょう。


 Third, we must recognize that in the 21st century,
there will be no peace unless we take responsibility
for the preservation of our planet.  And I thank the
Secretary General for hosting the subject of climate
change yesterday.

「第三に、21世紀においては、我々がこの地球を守ることなくして
は平和はあり得ないということを我々は理解しなければならな
い。そして、私は、昨日、気候変動の問題について会議を招集し
た事務総長に感謝したい」

 The danger posed by climate change cannot be
denied.  Our responsibility to meet it must not be
deferred.  If we continue down our current course,
every member of this Assembly will see irreversible
changes within their borders.  Our efforts to end
conflicts will be eclipsed by wars over refugees and 
resources.  Development will be devastated by
drought and famine.  Land that human beings have
lived on for millennia will disappear.  Future
generations will look back and wonder why we
refused to act; why we failed to pass on -- why we
failed to pass on an environment that was worthy of
our inheritance.

「気候変動がもたらす危険は、否定することができない。我々の
義務の履行は先延ばしするべきではない。もし、我々がこのまま
進み続ければ、この国連総会に参加する全ての国は、国境の内
側においても取り返しがつかない変化を目撃することになろう。
紛争を終わらせようとする我々の努力は、難民や資源を巡る戦
争によって妨げられるであろう。発展は、干ばつや飢餓によって
打撃を受けるであろう。何千年もの間人々が住み続けてきた陸
地は消失するであろう。未来の人々は過去を振り返り、何故我々
が行動することを拒んだのかと考えるであろう。何故我々は、相
続価値のある環境を将来世代に引き継ぐことができなかったの
か、と」

 

 And that is why the days when America dragged its
feet on this issue are over.  We will move forward
with investments to transform our energy economy,
while providing incentives to make clean energy the
profitable kind of energy.  We will press ahead with
deep cuts in emissions to reach the goals that we set
for 2020, and eventually 2050.  We will continue
to promote renewable energy and efficiency, and
share new technologies with countries around the
world.  And we will seize every opportunity for
progress to address this threat in a cooperative effort
with the entire world.

「そして、それこそが、アメリカがこの問題に躊躇する時はもはや
終わったという理由なのだ。我々は、クリーンエネルギーが、採
算の合うエネルギーになるためにインセンティブを与えつつ、
我々のエネルギー経済を転換するための投資をしていく。我々
は、2020年の目標値を達成することができるような、そして、最
終的には2050年の目標を達成することができるような、大幅な
排出削減を推進する。我々は、再生可能エネルギーの促進と効
率化を継続し、新技術を世界の国々と共有する。そして、全ての
機会を捕え、この温暖化の脅威に全世界とともに協調して取り組
んでいきたい」

  And those wealthy nations that did so much
damage to the environment in the 20th century must
accept our obligation to lead.  But responsibility does
not end there.  While we must acknowledge the need
for differentiated responses, any effort to curb carbon
emissions must include the fast-growing carbon
emitters who can do more to reduce their air
pollution without inhibiting growth.  And any effort
that fails to help the poorest nations both adapt to
the problems that climate change have already
wrought and help them travel a path of clean
development simply will not work.

「20世紀において環境に対し多大のダメージを与えた豊かな
国々は、リードする義務を受け入れなければならない。しかし、責
任問題はそれだけではない。我々は、それぞれの対応の差異を
認識しなければいけないが、二酸化炭素の排出削減の努力に
は、成長を阻害することなく排出削減のために多くのことを行うこ
とが可能である主要排出国の責任を含めるべきである。気候変
動が既にもたらしている事態に最貧国が適合することを手助け
することや、クリーンな経済発展の道を歩むことを手助けすること
は失敗しており、機能することはないのだ」

 It's hard to change something as fundamental as
how we use energy.  I know that.  It's even harder
to do so in the midst of a global recession.  Certainly,
it will be tempting to sit back and wait for others to
move first.  But we cannot make this journey unless
we all move forward together.  As we head into
Copenhagen, let us resolve to focus on what each of
us can do for the sake of our common future.

「我々がエネルギーを使用するような、基本的なことを変化させ
ることは難しい。そのことは分かっている。そういうことを世界が
景気後退に陥っているときに行うのはなお難しい。確かに、少し
身を引いて、他国が動き出すのを待ちたくなる。しかし、我々が
皆ともに動きださねば、この旅は始まらない。我々は、コペンハー
ゲンに向かっているので、我々それぞれが将来のために何がで
きるかについて焦点を当てることを決意しよう」


 オバマ大統領は、地球温暖化対策に積極的に取り組むことが
今や避けられないことをはっきりと認めています。しかし、その一
方で、では、アメリカが何をするかについては、具体的なことは何
も言いません。

 2020年の中期目標を達成できるようにするために大幅な排出
削減を行うと言うのみです。そして、そのためには、中国と名指し
することはしないでも、中国の参加が前提条件だと言っているの
です。

 では、その中国は、何と言っているのでしょうか。

 China would: plant millions of acres of forest,
enough to cover an area the size of Norway; boost
renewable energy sources to supply 15 percent of
China's consumption within a decade; and cut
emissions by "a notable margin" from 2005 levels, as
measured against China's GDP, by the year 2020.

「中国は、ノルウェーの面積に匹敵するほどの何百万エーカーと
いう森林に植樹することになろう。再生可能エネルギーの開発を
促進し、10年間以内に中国のエネルギー消費量の15%を賄う
ようになるだろう。そして、2020年までに、中国のGDP比で見
て、排出量を著しく削減することになろう」

  China would not sacrifice economic growth by
agreeing to binding international targets.

「中国は、拘束力のある国際的な目標値に合意することによって
経済成長を犠牲にすることはない」

 We should and can only advance our efforts to tackle
climate change in the course of development and
meet this challenge through common development.
It is imperative to give fullconsideration to the
development stage and basic needs of developing
countries while we address climate change.

「我々は、この気候変動という難問題に対しては、経済発展を通
じて対応すべきだし、また、対応することができるに過ぎない。気
候変動問題に立ち向かいつつも経済の発展段階と経済発展の
必要性に最大限の考慮を払うことが必要不可欠である」


 今回の中国の発言には若干の変化がみられます。それは、
a notable margin という表現を使用しているからです。中国も
少しは格好がいいところを見せたいのでしょうか。しかし、いくら 
a notable margin の削減を行うと言っても、それは、あくまで
もGDP比で見て、というのです。つまり、仮に中国経済が8%で
成長を続ければ、今後4%ずつ二酸化炭素の排出量が増えて
も、著しく削減したと主張するわけです。

 それで、アメリカや日本、或いは欧州勢は納得するのでしょう
か。

 やっぱり、先はまだまだ長い気がします。そして、そうしている
間に益々温暖化の影響が顕在化する気がします。



 中国が、そう簡単に欧米や日本の言うことを聞くはずがないと、
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