経済ニュースゼミ

小笠原誠治の、経済ニュースを通して世の中の動きを考察するブログです。地球温暖化阻止のために石油・石炭産出権取引を提唱します。産出権取引は排出権取引とは違います。みんな勘違いするのです。

カテゴリ: STAP細胞

 最近、また小保方氏のことが注目を集めています。

 どう思います?

 まあ、なんとなく小保方氏に対する世間の評価が収束しつつある一方で、少数派ながら小保方擁護派が今でも存在しているようです。その証拠に小保方氏をネタにするようなテレビ番組に対しては猛烈な反発があると言います。

 でも、「ありま〜す」っていう言い方を真似したくらいで、そう目くじらを立てる必要はないのではないでしょうか。

 それに‥言ってはなんなのですが、小保方氏の弁護士さんたちの役目って、一体なんなのでしょうか? あの弁護士さんたちは、小保方さんの言うことを全て信じているのでしょうか? それとも、信じるかどうかは別として、弁護士としての報酬が入ってくるので、そしてまた弁護士としての名前が売れるのでやっているだけなのでしょうか?

 確かに、弁護士には容疑者の権利を守るという大切な役目があるのは十分に分かっているのですが‥でも、今回の件に関しては納得がいきません。例えばその弁護士が紹介する小保方氏の発言にしても、世間の同情を引こうとするようなものばかりで、STAP細胞が存在することを証明するようなものは一切なし。

<小保方氏が最近言ったこと>
 
 「何を言っても通らない」、「捏造とされた画像は取り違えただけ。実験結果は変わらない」、「早く論文を発表しないと先を越され、新たな発見がなされるかもしれないという焦りがあった」

 それに、小保方氏のノートの一部が公開されましたが‥公開するということは、一番説得力のあるパーツであると推測されるのですが‥それでもマウスが描かれたメモ書き程度のものなのです。それに、活字の文字はどう理解していいのか? ノートに印字したメモでも貼り付けてあったということなのでしょうか?

 ノートの一部を公開しても、小保方氏の主張が説得力を増すなんてことにはなっていないのです。ということで、ノートの公開に対する世間の反応が厳しいと、彼女の弁護士は次のように言うのです。

 「研究者仲間では「何だこれは?これが実験ノートか?」という批判があり、そういう捉えられ方をしていることに彼女は心を痛めています」、「非常につらい。出さないと出していないと言われるし、出したら出したでいろいろ突っ込まれる。そんな渦の中に彼女はいるということです」

 弁護士さんの発言をみれば、彼女に対する同情を高める以外にないということなのでしょうか。

 ただ、いずれにしても最近、小保方氏を巡って世間の動きに変化が起きていることに気が付きませんか?

 それは政治家サイドの小保方擁護が勢いを失っていることです。そして、その一方で、得体の知れない小保方ファンは健在である、と。

 何故政治家による小保方擁護の動きは弱まっているのか?

 それは、小保方騒動をきっかけに、小保方氏以外にも研究不正を行った研究者が理化学研究所に相当数いる可能性が出てきたからなのです。

 それと何の関係があるかってですか?

 では、何故一時政治家による小保方擁護の動きがあったのか?

 それは、6月にまとめる成長戦略に特定国立研究開発法人に指定された理研を目玉として据える方針だったのが、こうして小保方氏以外にも研究不正の疑いがある研究者が存在する恐れがでてきたことから、政府としてこのような時期に理研を特定国立研究開発法人に指定することが適当でないと判断されるようになったからなのです。

 問題が小保方氏に限られれば‥そして、小保方氏がSTAP細胞の製作に成功した可能性が完全に否定されない限り、理研を特定国立研究開発法人に指定する選択肢が十分にあり得た訳ですが、このような事態になっては、もはやその選択肢はあり得ないのでしょう。

 ということで、小保方氏としては、益々不利になっているのですが、では、彼女は今後どのように行動すべきなのか?

 私は、論文は潔く撤回すべきだと思うのです。それが一番。

 しかし、彼女は、飽くまでも論文は撤回しないと言っています。

 彼女によれば、撤回してしまうと、STAP細胞の存在すら否定してしまうことになるからだ、と。

 しかし、テレビを見ている素人がどのように感じようと‥そして、得体の知れない小保方ファンがどのように感じようと‥世界の科学者の大多数はもはやその論文を相手にしていないのです。

 何故ならば、世間的な意味合いでの「悪意」があったかどうかは別にして、論文に掲載した画像を加工したり、取り違えたことを彼女が認めている訳ですから。そうした基本的なミスを犯している以上、その論文は読まれる価値がないのです。

 だから、科学者の世界では、彼女がその論文の撤回に応じるかどうかなんて今さらどうでもいいことなのです。

 もし、彼女がそのようなことも分からないのであれば、科学者としての基礎知識が欠如しているとしかいいようがありません。

 では、何故彼女は論文の撤回に応じようとしないのでしょうか?

 問題はそこなのです。

 彼女が、論文の撤回に応じてしまえば、彼女が研究不正行為を認めたことになるからか?

 でも、彼女が研究不正行為に手を染めたという事実認定が今後覆される可能性はないのです。だから、彼女が論文を撤回しようとしまいと、彼女がやったことの事実認定が変わる訳ではないのです。

 テレビのコメンテーターのなかには、論文は一旦撤回した上で、早くSTAP細胞の再現実験を成功させればいいとアドバイスする人もいる訳ですが‥

 そうですよね、そのように考える人が彼女のファンには大勢いるのではないでしょうか。

 幾らやってはいけない画像の加工などをしても、肝心要のSTAP細胞の製作に成功しているのであれば、理研の研究者としての身分がどうなろうと、そんなこと些細な問題にしか過ぎないし、また、世界の研究所からどれだけでもオファーがある筈です。

 一時期、彼女の弁護士は、世界中の研究所からオファーが来ているみたいなことを言っていましたが‥だったら、さっさと新しい研究所で研究を再開すればいいだけの話なのです。

 しかし、彼女はそのような道は選ばない。否、多分選べないのでしょう。

 つまり、STAP細胞の製作に成功したというのは、錯覚であったか、偽装であったかどちらかであるということなのです。

 だから、実験を再現することができないのでしょう。

 しかし、今更錯覚であったとは言えない。それでは格好がつかない。論文を撤回すると全てが崩れ去ってしまう。だから、論文の撤回だけはどうしてもできない。

 その一方で、自分の身を守るために、何を言っても通らないと悲劇のヒロインを演じる。

 結局、彼女は理研を相手に戦っているのではなく、早くSTAP細胞の存在を証明して見せてくれという世間を相手に戦っているということなのです。



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 フジテレビの新報道2001を今週もまた見ました。

 そして、今週もまたSTAP細胞というか、小保方氏の問題が取り上げられていました。憶えているかどうか知りませんが、先週は2人の防衛大臣経験者が小保方氏を断然支持していました。

 「優秀な科学者が海外に引き抜かれては日本にとって大いなる損失になる!」

 「200回もSTAP細胞の作製に成功したのだと言っているのだから、嘘である筈がない!」

 中谷氏と森本氏はそんなことを言ったのでした。

 では、今週は?

 芦田宏直氏という人の登場です。この人、人間環境大学の副学長なのだとか。

 人間環境大学? どこにある大学なのでしょうか。

 まあ、いいでしょう。

 でも、この人、言いたい放題。聞いているのもバカバカしいほどの方言ぶり。

 こんなことを言ったのです。

 「小保方氏の大発見にそんなことあり得ないと最初に言ったのは理研の科学者である。そのため、論文に不正が発見されたとき、それ見たことかとの一斉合唱がはじまった。そして彼女一人を悪者にした。彼女は何も悪くない」

 どう思いますか? 

 それに言うにこと欠いて、コピペのどこが悪いと言う始末。

 
呆れるでしょう?

 しかし、そうは言っても、人によっては、こう堂々と意見を言われると、その人の言っていることが正しいような気がしてしまうのかもしれません。

 でも、この人の言っていることに呆れるのは当然かもしれません。だって、この人が出した新刊書は、「努力する人間になってはいけない」なんてタイトルがついているのです。

 中身を読んでいないので何とも言えないのですが、タイトルが変わっているのはそのとおり。そうやって世間の常識と違うことを言って、注目を浴びたい作戦なのでしょうか。

 それにこの人、ツイッターが大変お好きなようで、四六時中どうでもいいことを喋りまくっているのです。

 本日、発信した内容を少しだけ抜き出すと‥

 ・おはようございます(笑)。

 ・なんだか訳の分からない出演です(笑)

 ・迎えの車は、FUGAでした。いまから、お台場フジテレビ。

 ・フジテレビなう。

 ・物々しい玄関なう。

 ・山本大臣が隣に来られました。以前のやりとりも含めて、覚えられておりました。ご挨拶終了なう。

 ・名刺が尽きた。

 ・最初の話題は、韓国船沈没らしい。

 ・ねむたい。


 こんなことをツイッターで発進した後、あのテレビでの発言になったのです。

 因みに、芦田宏直氏の前には、録画ながらあの武田邦彦氏が、これまたいつものように小保方氏の擁護に務めていたのです。

 フジテレビの新報道2001は、あっちこっちから小保方氏を熱烈に擁護する人間を探し出してきて、こうしてテレビで意見を述べさせる、と。

 もちろん、擁護をしない人も登場させてはいるのですが、番組の作り方から見て、或いは発言時間の長さから見て、どうしても擁護派の人間が主役に見えてしまうのです。

 何故そこまでしてフジテレビは小保方氏を擁護したいのか?

 実は、フジテレビは小保方氏を擁護したいのではないのです。そうではなく、安倍総理を熱烈に応援したいから、間接的に小保方擁護に回っているのです。

 どういうことなのか?

 新報道2001の平井文夫氏の(フジテレビ解説副委員長)発言が如実に物語っているのです。彼はこう言いました。

 「小保方氏の問題とは関係なく、理研を特定国立研究開発法人に指定することはなんとしても必要である」

 私も、そのことに関しては特に異存がある訳ではないのです。諸外国の研究機関に負けないような環境を整備することは大切なことでしょう。そして、そのために理研を特定国立研究開発法人に指定することが必要であるのならば、指定すればいいだけの話なのです。

 では、何故指定が遅れているのか?

 それは、ご承知のようにSTAP細胞の作製に成功したという話が俄かに根拠のないものに思われているからです。

 当初、このニュースが報じられたときには、理研が特定国立研究開発法人になることには何の問題もなかった。というよりも、その時点では、理研と小保方氏を成長戦略の看板にしようと安倍政権は考えていたのです。しかし、ご承知のように、その世紀の大発明のニュースが流れるや否や、ネットでは疑惑が囁かれるようになり、後は皆さんご承知のような経緯を辿っているのです。

 でも、最初は、理研批判はそれほどでもなかった。間違いを犯したのは小保方氏だけであるとの見方も十分成りたった。だから、理研は、小保方氏を切り捨てることで、早々に幕引きを図ろうとした、と。しかし、これは、何も理研がそのようなシナリオを描いたという訳ではないのです。そうではなく、文部科学省が、理研を特定国立研究開発法人に指定する方針に変更を及ぼしたくないと考えたために、理研に幕引きを急がせた経緯があるのです。

 でも、そのシナリオは少しばかり狂った。

 つまり、小保方氏が論文撤回を承知したものと思っていたところ、そうではなかった、と。そして、理研に対して不服申し出まで行った。

 しかし、そうなると今度はいっぺんに理研批判が火を噴いた、と。

 そうやって理研批判が高まるなかで、どうして当初の予定どおり理研を特定国立研究開発法人に指定することなどできるでしょうか。つまり、理研もそうですが、文部科学省、否、文部科学大臣が迷走したということなのです。

 理研を特定国立研究開発法人に指定したいが、事を急ぐ訳にはいかない、と。だから、今、政府は、文部科学省が中心になって、事態の収拾に躍起になっているのです。

 事態の収拾にはどうしたらいいのか?

 それには、小保方氏のイメージを少し回復させればいいのです。

 小保方氏のイメージを回復させ、小保方氏が海外に引き抜かれる恐れがあるようなイメージを作り上げることが適当であろう、と。

 要するに、文部科学省やフジテレビにとっては、STAP細胞の作製に成功したかどうかということよりも、理研を政府が特定国立研究開発法人に指定し、そして、それに対し国民が批判をせず受け入れることが何よりも大事などいうことなのです。

 何故、そのことが政府にとってそんなに大事なのか?

 だって、それができないとアベノミクスの第3の矢である成長戦略の目玉がなくなってしまうからなのです。



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 今朝の「新報道2001」をご覧になったでしょうか?

 中谷元防衛長官と森本前防衛大臣が出演していたのですが‥そして、ここでも小保方氏の問題が取り上げられていたのですが、どうも雰囲気が違うのです。

 中谷氏は言いました。
 
 「それでも地球は動いていると言った科学者がいた‥コペルニクスかガリレオか‥」

 正解はコペルニクスではなくガリレオですが‥いずれにしても、だからと言って小保方氏の言い分を信用する訳にはいかないのです。

 森本氏も言いました。

 「STAP細胞の作製実験に200回成功していると彼女は言った。そこまで言うのだから、成功しているのだろう」

 でも、多くの人々は、彼女が200回も成功したなんて言うので、一層うさんくさく感じているのです。それなのに森本氏は、だから信用すべきだ、と。この人、本当に信用しているのでしょうか?

 中谷氏は、次のようなこともいいました。

 「もし、そうやって有能な人材が海外に流出するようなことになれば、国家として損失になる」

 しかし、それは、彼女が実験に成功していた場合の話であって、もし、彼女が錯覚をしているとしたら、或いは嘘をついているとしたら、損失にはならないのです。

 いずれにしても、ここに来てどうしてフジテレビは、小保方氏を擁護し始めたのでしょうか?

 私は、これは安倍政権が6月にまとめると言われている成長戦略と大きく関係していると思うのです。

 今年の1月24日、安倍総理は施政方針演説で次のように言いました。

 「超一流の研究者を集めるため、経済社会を一変させる挑戦的な研究開発を大胆に支援する」

 つまり、現政権は、優秀な研究者にはどれだけでも金を出す「特定国立研究開発法人」を創設し、それを成長戦略の目玉に据えようとしているのです。

 しかし、ご承知のとおり小保方氏の問題で理研にケチがついてしまった。つまり、ケチがついた理研を「特定国立研究開発法人」に指定することを世間が認めるのか、と。

 当初は、理研もそのような政府の考えを勘案して、早々に幕引きを図ることを考えた、と。もし、小保方氏が引き下がれば、最悪の事態は回避でき、理研が「特定国立研究開発法人」に指定されるであろう、と。

 しかし、小保方氏が反論に出たので、シナリオが狂ってしまったのです。つまり、理研の思惑も、そして、政府の思惑も外れた、と。そして、そのことによって一気に世間の関心が高まってしまったのです。

 このままでは、益々理研を「特定国立研究法人」に指定し、成長戦略の目玉にする構想が困難になってしまいます。科学者の多くは、小保方氏をクロとみている、ということもありますし‥

 しかし、一般の国民の反応はどうなのか?

 一般の国民の反応は微妙なのです。というのも、必ずしも小保方氏の言い分を信用しないという人ばかりではないということです。調査機関によっては、小保方氏を支持するという割合が大きい調査結果も出ているのです。

 そこで、現政権は考えたのではないでしょうか。小保方氏をクロかシロかに決めることを急ぐべきではない、と。1年くらいゆっくりと時間をかけて検証すればいい、と。

 何故、そのようなことを政治家は考えるのか?

 それは、小保方氏がシロとは言い切れなくても、STAP細胞の作製が成功している可能性を否定しない間は、理研を「特定国立研究法人」に指定しても国民の理解は得られるのではないか、と思ったからではないのでしょうか。というよりも、そうやって理研を「特定国立研究法人」に指定しないことには成長戦略の目玉がなくなってしまい、またアベノミクスが批判されてしまう、と。

 それに女性の登用も成長戦略の柱の1つであるので、その意味でも小保方氏は、ほんの数か月前までは、安倍政権の成長戦略のまさにシンボル的存在でもあったのです。

 確かに小保方氏の言い分には説得力が欠ける。しかし、何も今、クロという判断を下すことはない。何故ならばSTAP細胞の存在を検証するには1年は時間がかかるからなのです。つまり、今暫く、小保方氏にはそれなりの役割を果たしてもらいたい、と。

 ということで、現政権は、小保方氏のイメージが回復することの方が望ましいと考えているということなのでしょう。

 一体誰が真実を語っているのでしょうか。

 本当つきはいないのでしょうか?


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