2006年01月18日

■メッセージ51【メーリングリストも相互に紹介しあいませんか】

コムケアのメーリングリストは現在400人を超すメンバーの方が参加してくださっています。単に案内だけの内容ではなく、質問や問題提起にも積極的な対応してもらえる実践的なメーリングリストに育ってきているのがとてもうれしいです。
しかし、問題もあります。
「大きな福祉」を目指しているコムケアは、様々な内容が混在しています。ですから自分には関係ないものが多すぎると思う人も少なくありません。もっとテーマ別に整理できないか、という要望が時々寄せられます。また、テーマ別にもっと掘り下げた議論ができるようにできないかという要望も寄せられています。
いずれもよくわかる要望です。
にもかかわらず、コムケアはやはり「大きな福祉」の視点から、投稿内容を限定せずにどんな内容も受け入れていきたいと考えています。
私たちの実際の生活は、様々なテーマや問題が複雑に絡み合っていますから、一見無関係そうでもどこかでつながってくることがあるものです。ですからできるだけ多様な情報や動きに触れていることは、大切なことではないかと思います。それがコムケアの特徴のひとつと考えています。

しかし、そうはいっても、特定の問題でもっと議論を深めたい、情報の質も深めたいという人も多いでしょう。
私自身、いくつかのテーマのメーリングリストに参加していますが、テーマが明確なメーリングリストからは、コムケアとはまた別な学びがたくさんあります。

そこで考えたのですが、こんなのはどうでしょうか。
コムケアのメーリングリストとは別のメーリングリストに参加している方も多いと思いますが、テーマ別のメーリングリストがあれば、ぜひご紹介いただけないでしょうか。介護関係、子育て関係、発達障害関係、社会起業家関係、自然学校関係、引きこもり関係、などいろいろあると思いますが、皆さんのご推薦のテーマ別メーリングリストもぜひコムケア仲間にも紹介し開放してくれませんか。

ホームページのリンクは珍しくありませんが、メーリングリストのリンクがあってもいいように思いますが、いかがでしょうか。
メーリングリストのほうでぜひみなさんのお勧めメーリングリストをご紹介いただければうれしいです。

2006年1月18日
コムケアセンター事務局長
佐藤修

  
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2006年01月16日

■メッセージ50【10のイベントが始まります】

長らく書き込みをしませんでしたが、再開します。

再開最初のテーマは、イベント支援プログラムへのお誘いです。
昨年募集させてもらったイベント支援の助成イベントが動き出しています。
メーリングリストで既に呼びかけがあったものもありますが、これから動き出そうとしているイベントもあります。

今回の助成先選考では、コムケア仲間による「共創」を重視させてもらいました。すでに企画が細部まで決められていたものは難しいので可能な範囲でのお願いになりましたが、それ以外はイベントの企画段階からぜひコムケア仲間に呼びかけて、つながりを広げ深めてほしいとお願いしました。
そうした呼びかけに応じて、大阪と福岡では、まさにコムケアフォーラム的なイベントが開催される予定です。骨子が決まり次第、メーリングリストなどでお誘いがあると思いますので、周辺の方はぜひ参画してください。
またアイデア段階で応募してくださったグループは、コムケアセンターも一緒になって企画に参加させてもらうことにしました。もちろん主催はそれぞれのグループですが、コムケアセンターが実質的な共催の形を取らしてもらうこともあるかもしれません。

これまでの2年の体験を踏まえて、イベントの効用は大きいと思っています。そこで今回は、単に資金助成だけではなく、知恵と汗でも参加するコムケアスタイルを取り入れ、このイベントを契機に新しい物語が生まれることを促進したいと考えたわけです。

いうまでもありませんが、イベントは開催当日がすべてではありません。
その準備段階で、関わった人たちのつながりは広がり深まります。
逆にいえば、つながりが育つ形で準備を進めるのが効果的です。
そして、イベントを契機に新しいつながりを育て、新しい活動を起こしていくこともイベントの大きな目的です。
これがコムケアセンターの考えているイベントです。
この春に向けて開催される10のイベントから、どんなつながりや物語が生まれるかとても楽しみです。

関係者の皆さんは、イベントの準備でお忙しいと思いますが、進捗状況や案内などをできるだけメーリングリストなどで流してもらえればうれしいです。

2006年1月16日
コムケアセンター事務局長
佐藤修
  
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2005年11月14日

メッセージ49【選考委員のみなさんからのコメント】

公開選考会の報告の最終回です。

選考会には予備選考委員の方も数名参加してくれましたが、選考委員の町田洋次さん(ソフト化経済センター理事長)が参加してくれました。
コムケアは、選考委員も一般参加者もすべて同じ関係で対応させてもらいますので、最終投票には町田さんもみんなと同じ1票を投じてくれました。
しかも、選考委員席もなかったので、みんなと一緒の席で発表を聴いてくれました。これもコムケアの特徴なのです。
その町田さんが、終了後、こんなメールをくれました。

昨日の選考会は、予想していたものより、ずっとよいものでした。
実際話を聞き、懇談会で話すと、印象は変わりますね。
20のうち、11〜12は、アドボカシー事業でした。
あぁ、日本でもアメリカのようにアドボカシーが本格的に出てきたんだ、そういう時代に入ったんだというのが新鮮で、NPO活動は進化してるんだというのが実感です。
コムケアの「結ぶ」は、事業型を結ぶのでなく、アドボカシー型を結ぶのか、
なるほどと思いました。


詳しくは町田さんがブログに書いてくださっていますので、ぜひお読みください。
http://ameblo.jp/yymachida/entry-10005249041.html
ちなみにこのブログは、「町田洋次の社会起業家・エッセンス」というのですが、とても示唆に富むブログです。
社会起業家や事業型NPOに関心のある方にはお勧めです。

そういえば、社会起業家でもあるコムケアの仲間の田辺大さん(予備選考委員)もこんなメールをくれました。

NPO法人心に響く文集・編集局さんが、交流会でケアップ・カードの支持が集まった事に応じて、マイクで会場に「市民権を得られました」と話された事はキーワードと感じました。
コムケアが支援する領域は、信金や地銀も含めて、銀行がサポートできない、事業が生まれたばかりの、初期段階です。
その場合、助成金申請が一般的ですが、まだ新しく、実績が乏しい団体の場合、苦戦します。でも、そのような領域に、コムケアは支援で挑戦している。
芽生えを大事に育てていく事の社会的意義は大変に大きいと思います。


お2人からのメッセージは私にはとてもうれしいものでした。
こうした人たちの支えで、今年の選考会もとても元気な集まりになりました。
参加してくださった方に感謝しています。

2005年11月14日
コムケアセンター事務局長
佐藤修
  
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2005年11月05日

メッセージ48【選考会開催の裏話:資金がなくてもイベントは開けるかもしれません】

公開選考会の報告を続けます。
今回は、選考会がどのようにして企画運営されたかです。
普通は事務局が企画運営するわけですが、コムケアの選考会はそうではありません。
今回はメーリングリストなどで運営委員会を公募しました。
なかにはコムケアセンターを訪問したら、そのまま運営委員会にさせられてしまったという人もいますが、ともかく自発的に一緒にやろうという人たちが集まってくれたのです。当日は自分たちのイベントがあるので参加できないがという人まで参加してくれました。コムケアの仲間は不思議な人が多いです。
この運営委員会を巻き込みながら実現に向けてしっかりした事務局の役割を果たしてくれたのがコムケアセンターの橋本さんです。グループホームで働きながら、週2回、本郷で選考会の準備に当たってくれました。
コムケアは、最近は専任のスタッフはいないのです。私も週2回が当番日です。ほかに斎藤さんと宮部さんがいますが、それぞれに仕事があるため、今回の選考会の企画は橋本さんと運営委員会が中心になって進めました。
そこでの議論から、これまで報告してきた新機軸が生まれてきたわけです。事務局だけでやっていたら、きっとこんな元気な会にはならなかったでしょう。

ところで、今回の選考会の費用はどのくらいだったでしょうか。
発表者の交通費を別にすれば20万円弱です。半分が交流会の費用です。当日のスタッフはこれもみんな自発的に参加してくれたボランティアスタッフです。人数が多くなりすぎて、今回も少しお断りしたほどです。
実はコムケアの第1回の選考会の時の予算はこの10倍以上かかりました。報告書を作成したり、運営を外部のチームに頼んだり、選考委員の皆さんにも謝礼を出したり、案内をたくさん出しすぎたり、会場費が高かったり、いろいろありました。
そうした体験を重ねて、今回は20万円で実現できたのですが、その気になれば、あまり内容を変えずに10万円までは持っていけるかもしれません。そのためには、これまで以上に多くの運営委員が必要かもしれませんが。
大切なのは、みんなで一緒にやる意味を参加してくれた人たちが持てるかどうかです。それが明確になってくれば、費用は限りなくゼロに近づけるでしょう。
今回、参加費をもらうことにしましたが、これを運営費に当てれば、採算が取れるかもしれません。
今回のケアップカードを、コムケアの仲間のイベントで共通に使える「地域通貨」にすることも考えられます。これができれば、経済的なことよりももっと大きな効用があるはずです。

今回の選考会は、こうした可能性があることを確信させてくれました。
次回は資金なしでのイベントを目指せないかと考えています。
コムケアは、いつも新しいことに取り組むことをモットーにしているのです。
皆さんもぜひ運営委員になってください。
誰でも歓迎です。
ちなみに11月8日の夕方から、運営委員会がコムケアセンターで開催されます。
ご関心のある方はご参加ください

2005年11月5日
コムケアセンター事務局長
佐藤修

  
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2005年10月30日

メッセージ47【コムケア基金の報告】

公開選考会の報告はちょっとお休みして、今回はコムケア基金の報告です。
コムケア基金に関しては、以前もこのコーナーに書きましたが、まだ本格的には動き出していません。それでも5万円の大口寄付があり、10万円近くになっていました。
それが今回の選考会で、さらに33,360円上積みされました。これで総額129,835円になりました。
今回の寄付の報告です。
まず司会を買って出てくれた竹之内さんから主旨に共感していただき寄付していただきました。司会という仕事をしてもらった上に寄付までしてもらい、いささか気が引けますが、まあもらってしまうのがコムケア的なのです。
ケアップカードをコムケアセンターに入れて下さった分はコムケア基金に寄付させてもらいました。他にも、発表団体の一つがケアップカード寄付相当の金額を寄付してくれました。
そして、選考会終了後のメーリングリストのオフ会に参加してくれた皆さんも会費の中から一部を寄付してくれました。
そんなわけで、今回、3万円を超える寄付が集まったわけです。

さてこれをどう活用していくかですが、まだ名案が浮かびません。再来週に運営委員会を開く予定ですので、相談してみる予定ですが、皆さんも何かアイデアがあればお寄せください。

ちなみに、コムケア基金への寄付は常時受け付けています。

郵便振替口座:00190−2−628381
口座名:コムケアセンター

問題はまだその使途が明確ではないことですが、方向が決まり次第、また報告させてもらいます。

2005年10月30日
コムケアセンター事務局長
佐藤修
  
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2005年10月27日

メッセージ46【自分たちに投票しなかった発表団体が出現しました】

コムケア資金助成プログラムの公開選考会の報告その4です。
今回は投票にまつわるコムケア的な話を紹介します。

話の主役は、発表団体に選ばれた一つ、「地域と市民の放送局」です。
多摩大学の学生たちが「市民活動の情報発信を支援することで、みんなが楽しく気持ちよく暮らせるまちづくりの貢献しよう」という思いで立ち上げたグループです。今回はそうした市民放送局を立ち上げる準備プロジェクトとして、商店会と学生のコラボレーション事業を申請してきたのです。とても面白いプロジェクトだと思いました。
しかし、残念ながら選考会では上位10位には入りませんでした。
ところが私が予想もしていなかったことがわかったのです。本来は公開すべきことではないかもしれませんが、コムケアですから許してもらえるでしょう。

ご案内の通り、発表団体は1票の投票権を持ち、5つの団体に投票できます。普通はその1票は自分のところに投じます。これまで例外はありませんでした。
ところが、今回、初めて例外が生まれたのです。このグループは自分たちには投じなかったのです。なぜそうしたのか、事務局として最初は彼らが勘違いしたのではないかと思いました。そして念のため、確認させてもらったのです。
勘違いではありませんでした。参加していた中心メンバー3人が話し合った結果、自分たちよりもむしろ支援したいグループがある、そちらに1票入れようということになったのです。どんな議論があったのでしょうか。一度じっくりと話を聴きたいと思いますが、ともかく3人の合意なのだそうです。そして、他の発表団体の活動を情報発信の側面から応援していこうということになったそうです。感激しました。
このグループはある程度の撮影機材をもっていますし、技術もあります。放映メディアも開発中です。コムケアにとってはとても心強い味方です。
実はこうした活動に取り組むグループはこれまでも支援先になったことはありますが、自らの活動が忙しく、なかなかコムケア活動に参加してもらう余裕が出てこなかったのです。それがこのグループは選考会の段階で、支援を表明してくれたわけです。事務局長としては感激しないわけにはいきません。
これからどんな展開になっていくか、とても楽しみです。

資金助成プログラムでこんなことが起こるとは思ってもいませんでした。そういえば、第2回目の選考会でリハーサルを実施したのですが、そこでライバル同士のグループがお互いに積極的なアドバイスをしあいだしたことがあります。あの時も感激しましたが、今回もとても不思議な気分になりました。

地域と市民の放送局のこれからの発展に何とか役立ちたいと思っています。皆さんもぜひ応援してやってください。

2005年10月27日
コムケアセンター事務局長
佐藤修
  
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2005年10月26日

メッセージ45【交流会でもコムケアのネットワークが活躍しました】

コムケア資金助成プログラムの公開選考会の報告その3です。
今回は交流会での新機軸を紹介します。

今回の交流会を企画運営してくれたリーダーは、コミュニティアート・ふなばしの下山浩一さんです。発想においても前衛的なアーティストですので、下山さんに任すのはいささかの不安とそれを上回る期待がありましたが、とてもカジュアルな場になったと思います。
まず軽食用のケーキやパンはコムケアの仲間が作っているものを使おうと言うことになり、メーリングリストで呼びかけました。残念ながら立候補がなかったのですが、応援団の大川新人さん(コミュニティビジネス研究センター)の協力で、以前資金助成対象になったこともあるどんぐりパンにケーキをお願いすることになりました。MDネットの山本佳美さんの協力も得て、リトルブレッズ・トゥ・ゴーのパンをお願いすることができました。これらに関しては、当日配布された「メニュー」をご覧ください。また、熊本から参加してくれた明篤館の宮田喜代志さん(コムケア熊本)がご自慢のハチミツを届けてくれました。パンもクッキーも美味しくて評判も良かったです。甘いパン類だけでちょっと困ったと言う人もいましたが、これは反省点の一つです。

もうひとつ新機軸がありました。
昨年、助成先になった手がたりの会が、感謝の気持ちのお返しということで、会場で出前マッサージをやってくれたのです。盲ろう者の星野さんが1時間、希望者のマッサージをしてくれたのです。手がたりの会はいま企業などへの出前マッサージをしながら自分たちのショップを実現しようとがんばっています。ホームページをぜひ読んでください。応援してもらえるとうれしいです。

例年はここで投票結果の発表があるのですが、今年はやめました。せっかく選ばれて発表しに来たのに、そこで入選と選外のグループに分かれるのは当事者にとっては厳しすぎると昨年までの発表体験者から指摘されたからです。事務局としては気がつきませんでしたが、いわれてみるとその通りです。
その代わりに、今回はケアップカードの結果発表を行いました。今回、最高得点は東尋坊で自殺防止に活動をしている「心に響く文集・編集局」でした。代表の茂さんがとてもうれしいスピーチをしてくれましたが、これは改めて紹介します。

こんな感じで、コムケアのつながりが、交流会を盛り上げてくれました。
交流会には支援元である住友生命社会福祉事業団や住友生命の関係者の方もずっと付き合ってくださいました。選考委員の町田洋次さんも来てくれました。みんな全く同じ立場での参加です。これもとてもうれしいことです。

こうして交流会ディレクター下山浩一さんのおかげで、今年の交流会はとても元気な会になりました。昨年はちょっとした事件で、私が進行役をする羽目になりましたが、今年はおかげさまで参加者の皆さんとたくさんお話ができました。運営委員のみなさんに感謝しています。

2005年10月26日
コムケアセンター事務局長
佐藤修

  
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2005年10月25日

メッセージ45【ケアップカードによる応援のエールの仕組みをつくりました】

コムケア資金助成プログラムの公開選考会の報告の続きです。
今回はケアップカードのことを紹介します。

今年から選考会への参加費として1000円をもらうことにしました。これまでは無料でしたので、集客しにくくなるのではないかという不安もありました。わざわざ選考会に参加するのに参加費までとるのはおかしいという意見も最後までありました。運営委員会でだいぶ議論になったのですが、コムケアは「新しいことへの挑戦」を大切にしています。迷ったら「常識」的ではないほうを選択するのがコムケアなのです。

しかし、ただ参加費をもらうだけでは退屈です。そこで参加費はすべて本人の意思で発表団体に寄付することにしようということになりました。
しかもそこにコムケアセンターも立候補することにしたのです。寄付の対象に事務局であるコムケアセンターも名乗りを上げる、コムケアならではの破天荒です。コムケアセンターが目指しているのは、支援する側、される側の関係ではなく、同じ仲間としてのつながりなのです。その関係を見せたかったのです。

この仕組みを見事に楽しいものに仕上げてくれたのが、ボランタリースタッフの松清智洋さんを中心にした運営委員です。
当日は参加費と引き換えにケアップカードを1枚もらえます。これが1000円相当の寄付の権利になるのですが、ケアップカードには対象団体への応援メールを書く欄があり、そこに資金以外で役立てることがあればそれを書いて提供することもできます。資金助成だけではないコムケアの精神に合った仕組みです。
当日の運営も松清さんを中心に、同じくボランティアスタッフの阿部さんと近藤さんがすべて仕切ってくれました。

結果として83人が寄付イベントに参加してくれました。
助成金とケアップカードとは必ずしも一致しませんでした。
ある団体は、ケアップカードは残念ながらもらえませんでしたが、助成金のほうは見事に入選しました。プロジェクト支援か団体支援かの違いが出たのかもしれません。

この仕組みにより、参加者は直接発表団体やコムケアセンターに応援のエールと寄付ができるようになったことで、なにか自分も活動に参加した気分になれたと言ってくれた人もいます。
カードをもらった方からも、初対面の何人かと顔の見えるつながりができた、自分たちの活動が市民権を得られたと実感できた、という声が届きました。なかには、「助成金の入選もうれしかったが、何よりうれしかったのはケアップカードをいただいたことです。心のこもったメッセージは大変励みになります」と書いてきてくれたところもあります。
自分たちのイベントでもぜひ同じようなことを考えたいといってきてくれた人もいます。ケアップカードはさまざまな物語を生み出してくれました。うれしいことです。

当日配布したケアップカードの仕組みの説明書を掲載しておきますのでご覧ください。
このケアップカードがどう育っていくかがとても楽しみです

2005年10月25日
コムケアセンター事務局長
佐藤修  
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2005年10月21日

メッセージ44【今年の選考会も元気な会になりました】

10月16日、コムケア資金助成プログラムの公開選考会が行われました。
予備選考を通過した20のプロジェクトが発表され、最終的に資金助成先が決定しました。
決定されたプロジェクトの一覧は別項をご覧ください。
支援先になったもの、ならなかったもの、いずれも素晴らしいプロジェクトで、本当に紙一重の差でした。
内緒ですが、私が個人的に強く推していたものは残念ながら10には残りませんでした。
事務局長には一つくらいは特別枠を設けてほしいものですが、しかしもしそうなったら、今度はきっと選べなくなるでしょうね。
ともかくみんな素晴らしいプロジェクトです。
これからの展開がとても楽しみです。

今回、選考会に参加してくださったのは約130人。うち、投票に参加してくれたのは88人でした。とてもいい会になったと思います。発表者以外も、熊本や仙台、大阪など各地から参加してくださいました。
選考会では、まず事務局長の私から、このプログラムの主旨や選考過程の報告をさせてもらいました。この内容はパワーポイントと一緒にこのホームページに掲載させてもらいます。
その後、予備選考を通過した20団体からそれぞれ3分間の発表がありました。
今年はみなさん、発表がとてもうまかったです。
その発表を聴いて、投票資格を持つ88人の人が投票してくれました。
いずれのプロジェクトも甲乙つけがたく、投票数は連続的でしたが、上位10位を資金助成先にさせてもらいました。
選考資料を読んでもらうとわかるのですが、今年は障害支援の関係が多かったです。
またテーマはますます広がっているような気がします。
投票に参加された方は、選考することの難しさを実感してくれたと思います。
本当に迷います。何しろテーマが違いますから、単純な比較はできないのです。

例年のように、参加者からは様々な反響がありました。
発表された20チームの方もとても喜んでくださいました。
いつも選外になったグループの方からも感謝の言葉をもらえます。
事務局としては本当にうれしく思っています。

ところで、今回の選考会は、自発的に参加してくださった運営委員が中心になって進めてくれました。コムケアが目指す「共創」、みんなで汗と知恵を出し合って新しい価値を創りだしていくスタイルです。
そのおかげで、いくつかの新しい試みが実現しました。

たとえば、

○参加費をもらい、それを発表団体などに寄付するケアップカードの仕組み。
○交流会にはコムケア仲間のつくったパンやケーキを用意する。
○昨年支援先になったグループが交流会でパフォーマンスを披露してくれる。
○交流会終了後のメーリングリストのオフ会。
○会場設営などは参加者も手伝う。

などです。
これに関しては、これから順次紹介させてもらいます。

2005年10月21日
コムケアセンター事務局長
佐藤修

  
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2005年10月02日

メッセージ43【今年の選考会では発表団体に直接エールを送れます】

コムケアの資金助成プログラムの公開選考会が2週間後になりました。
参加者集めで、事務局は大変ですが、ぜひ皆さんも周りの人に声をかけて、お誘いいただければうれしいです。

10月16日の選考会は、選考会であると同時に、各地で取り組まれている、さまざまな活動の発表会でもあります。ですから、できるだけ多くの方々に聞いてもらいたいと思っています。特に、これまでNPOや市民活動とは無縁な方に参加してもらいたいのです。ぜひとも、みなさんの友人知人にぜひお誘いをかけてください。

選考会では、予め投票に参加すると登録した方には、事前に選考資料を送らせてもらい、それを読んだ上で、当日の発表を聞いて、どこを応援したいかを投票してもらいます。その結果で、20団体の中から支援先になる10団体が決まるのです。
「あなたの投票で資金助成先が決まる参加型の選考会」なのです。

今年は、さらにもう一つの仕組みを用意しました。
それは、今年から参加者には参加費として1000円を出してもらうことにしたのです。
といっても、これは運営費に充当されるわけではありません。
その参加費は、参加者ご自身が共感を持てたプロジェクトに直接寄付をしてもらうことにしました。「1000円のエール」活動です。1000円以上の応援をしたいという方は、別途応援券を購入していただき、好きなところに寄付してもらえます。
資金ではなく、ノウハウやボランティアワークで応援したいというエールも歓迎です。
この仕組みは、今、運営委員の皆さんが検討してくれています。
どうなるかいささかの不安はありますが、それ以上の楽しみがあります。

こういう選考会はこれまであまりなかったと思います。
選考会などというと、あまり参加したい気分にならないかもしれませんが、
20のプロジェクトを材料に、ちょっと応援の気分を味わい、仲間を見つける、楽しいイベントと考えていただければうれしいです。
交流会もきっと楽しいものになるはずです。

あと2週間でみなさんとお会いできると思うと、とても楽しみです。
しかし、問題は本当にたくさんの人が集ってもらえるかどうか、です。
それを考えると胃が痛くなるのです。

みなさん、ぜひ参加者集めに応援をしてください。
会場に入れなくなるくらいになれば、とてもうれしいです。
その時はどうするのか? ですか。
まあその時はまたその時です。
ともかく今は集客が課題なのです。はい。
よろしくお願いいたします。

2005年10月2日
コムケアセンター事務局長
佐藤修
  
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2005年09月22日

メッセージ42【資金助成プログラムの第2次予備選考が終わりました】

コムケアの資金助成プログラムの予備選考が終了しました。
公開選考会で発表してもらう20プロジェクトが決定しました。
今先方との最終の詰めをしていますので、ホームページでの発表は月曜日になりそうです。

前回、ご報告したとおり、第1次予備選考を通過した41件のプロジェクトを対象に、4人の選考委員を中心に20日に選考委員会を開催しました。
選考委員は昨年同様、次の4人です。
片岡勝さん(市民バンク代表)
北矢行男さん(多摩大学教授)
木原孝久さん(住民流福祉総合研究所)
町田洋次さん(ソフト化経済センター理事長)

皆さん、それぞれ明確なメッセージをもちながら実績を上げてきた方々です。
これだけの皆さんに応援してもらっているのがコムケアの強みの一つです。
選考会には資金提供してもらっている住友生命と東レの関係者の方にも参加してもらいました。NPOの実態をぜひ知っていてもらいたいからです。
また予備選考委員に参加された方も希望者は参加してもらいましたが、日程が悪かったのか残念ながら参加者は2人だけでした。

選考結果は2件だけがさらに内容を確認して決定するということになり、その確認を経て、昨日、20件が決まりました。いま、該当する団体に最終確認をさせてもらっています。

個々の選考に関しては報告を省略させてもらいますが、全体を通して、選考委員からは次のような意見をもらいました。

・少し企画を深めるだけでもっといいプロジェクトになると感じたものも多かった。事務局 が企画から関わって助成先を決めるべきではないだろうか。
・事業の広がりが申請書に書いていないので何とも読み取りづらい。儲け(収益)をあげる仕組みをつくるためにメンター(コンサルタント)を抱えるべきではないか。20人ほどのコムケアフェローがいると面白い。
・30万円をどう効果的に使うのかという視点からの評価も重要。今までの同質的量的競争の中でのプロジェクト起こしとは違い、新しいプロジェクトなので難しい面があるが、しっかりと計画して実行することが大切。
・自分たちで資金を稼いで行く姿勢が全体に弱い。

これはまさにコムケアが考えている方向です。
事前からの相談については、現在も相談があったところには応じていますが、先方から相談がなければ今は対応はしていません。私もアドバイスしたいなと思うプロジェクトがいくつかありましたが、始める富が持たないので自重しています。メンター制度は考えていますが、まだ組織化できていません。みんな中途半端です。反省しなければいけません。

今回の結果を踏まえて、10月16日に別途ご案内の通り、公開選考会が開催されます。
みなさん、どうぞご参加ください。
周りの皆さんもぜひお誘いいただければうれしいです。

2005年9月22日
コミュニティケア活動支援センター
事務局長 佐藤修
  
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2005年09月08日

メッセージ41【資金助成プログラムの第1次予備選考が終わりました】

コムケアの資金助成プログラムの予備選考の経過報告です。

9月6日の予備選考会で全応募件数146件(前回は145件と報告しましたが、1件追加されました)の中から41件のプロジェクトが選ばれ、本日から第2次予備選考に入りました。
第1次予備選考はご案内の通り、自発的に手をあげて下さった21人の方とコムケアセンターのスタッフが参加しました。
これがコムケアの大きな特徴です。おそらく他のプログラムでは真似をしたくてもできないでしょう。自発的に参加してくださった方々の熱意とご尽力に敬意を払います。
予備選考委員のお名前は下記しますが、それぞれに30件のプロジェクトを精査してもらいました。これは実は大変なお仕事です。しかし、そこから得るものも大きいと思います。
感想を数名の方からいただいています。またホームページでご紹介しますが、たとえばこんな感想です。

・人が真剣にやっている活動を評価していくと言うのはとても責任の重いものですよね…じっくり考えていたら遅くなってしまいました。
・今回の体験は僕にとっての財産になりました。
・他の団体の選考をさせてもらって、プロジェクトを誰かに伝えることのポイントがわかったような気がします。
・全国でこんなにさまざまな活動が行われていることを知って元気になりました。

第1次予備選考は、全応募プロジェクトを受理順に5つのグループに分け、それぞれに5人ずつが担当して、4段階評価をしました。評価基準は募集要項にある6要素です。事務局長の私は全応募プロジェクトを読ませてもらいました。読み応えがありました。感想はまた書かせてもらいます。

予備選考委員すべての評価結果を集めて、得点の多かった順に予備選考会で内容を確認しながら議論して40件を絞り込みました。予備選考会への参加者は5人でしたが、予備選考委員の皆さんの意見を中心にできるだけ多角的な視点から議論させてもらいました。
上位は比較的簡単に決まりましたが、後半はなかなか決まらず、結局、41件と予定枠を1件だけ超えるプロジェクトを第2次選考に進めることになりました。

予備選考での評価が高かったプロジェクトの中には、これまで支援したプロジェクトと類似のために対象にはならなかったものもありました。これはとても残念なことです。応募される時は、これまでにどんなものが選ばれたかを調べ、同じ目的でも切り口やプロジェクト活動の内容を少し工夫されるとまた違った評価が得られると思いました。

ここで選ばれた41件を、専門選考委員にまずは書類で評価してもらうのが第2次予備選考です。
今日から4人の選考委員が書類審査に入っています。
この書類選考の結果を踏まえて、9月20日に、最終的な予備選考委員会が行われ、最終選考会で発表していただく20件が決まります。
結果は22日までにはこのホームページに掲載します。

ちなみに、今回選ばれた41件ですが、
まだ敗者復活や見直しがある可能性がありますので、
結果についてのご照会には応じられませんが、お許しください。

予備選考委員は次の通りです。

(NPO関係者)  11人
麻野信子  さわやか徳島
樫木八重子 ともに生きる
加藤木桜子 ゆうゆう
斉藤ちず  コンカリーニョ
下山浩一  コミュニティアートふなばし
須田正子  よりあい*ええげえし
橋本克己  彩星学舎
星野一人  子育ち学ネットワーク
松清智洋  名戸ヶ谷ビオトープを育てる会
宮田喜代志 明篤館
横尾徹也  UDくまもと補助犬サポーター 

(企業関係者)   7人
菅野弘達  インキュベーションハウス
北村英男  ネクストマネジメントオフィス
佐藤和美  (株)イーシーシー
新谷大輔  (株)三井物産戦略研究所
瀬谷重信  (株)コラボレーション経営研究所
西川義夫  (株)アイネック
渡邊早苗  住友生命

(NPO支援者)   4人
大川新人  コミュニティビジネス研究所
小山美代  社会福祉士
佐藤祐子  我孫子市サポートセンター
八木雅昭  高知県ボランティア・NPOセンター

(コムケアセンター) 4人
斎藤正俊、佐藤修、橋本典之、宮部浩司

2005年9月8日
コムケアセンター事務局長
佐藤 修

  
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2005年08月23日

メッセージ40【資金助成プログラムを締め切りました】

コムケアの資金助成プログラムの募集を締め切りました。
今年は146件の応募をいただきました。ありがとうございました。

先週から予備選考に入りました。
このプログラムの特徴は、自発的に参加してくれるコムケア仲間が予備選考をしてくれることです。
多くの資金助成プログラムは、事務局が予備選考し、有識者の選考委員が最終決定をするのですが、コムケアではできるだけ公開の場で評価していきたいと考えています。
今回は22人の方が予備選考委員に立候補してくださいました。グループ分けの関係で、お一人は参加を見合わせてもらったのですが、とてもうれしい反応です。予備選考は、やっていただくとわかりますが、結構大変なのです。しかし、学ぶことはたくさんあります。来年はぜひ皆さんもご参加ください。応募団体に関係なければ誰でも参加可能です。

予備選考は書類選考ですが、9月6日にはコムケアセンターで予備選考会が開催されます。
そこで40件が決定されます。そして、次の第2次選考に入ります。ここでは専門家の方が40件のプロジェクトを評価し、9月20日に選考委員会を開催し、最終選考会での発表の候補を決めます。
そんな形で、これから選考が進んでいきます。
その過程はまたここでご報告していきます。

今回は選考に至る前の感想を書いておきます。
もしまたこうしたプログラムにご応募されることがあれば、参考になると思いますので。

コムケアのプログラムの、もう一つの特徴は、申請にあたって内容的なことも含めて相談に応じると言うことです。これは応募要綱に明記されています。
そのため、プロジェクトの創り方なども含めて、さまざまな相談がありました。申請書をメールやファックスで送ってきて、内容の確認を依頼してくるところもいくつかありました。もちろん可能な範囲で対応させてもらいました。
なかには数回にわたり相談に来てくれ、申請書もできたのですが、むしろ自分たちで進めて行くことになり、応募をやめたところもあります。これは私にはとてもうれしいことです。資金助成を受けずにできることもいろいろあるからです。

しかし、その一方で、明らかに募集要項を読んでいないと思われるものもありました。内容を熟読しなくとも、ちょっと目を通すとよくわかります。これでは予備選考も通らないと思ってしまうものもあります。とても残念なことです。
資金助成プログラムはいろいろとありますが、それぞれに「主旨」や「狙い」があります。それをしっかりと踏まえて、それに適合するように書かないと選考委員には受け入れられないでしょう。ただ出せば言い訳ではありません。募集要項をしっかりと読むことは応募の前提条件だと思います。

いつも気になるのは、プロジェクトの名前です。名は体を現すといいますが、とても重要です。そこに必ず企画者の思いや構想の熟度が出てしまいます。いいプロジェクトは名前に象徴されると思いますが、名前だけでこれは支援したいというものも毎年、数件はあります。名前にはもっとエネルギーを注ぐべきです。子どもたちの命名と同じくらい大切なことだと私は思っています。

また、申請書は各1枚の様式になっているにもかかわらず、数枚にわたって詳しく記入してくる方もいます。もちろんそれがだめだとは書かれていませんが、選考する立場からいえば、あまり気分のいいものではありません。長い申請書は、大体において、自分たちの伝えたいことを羅列していることが多く、読み手の関心事には合わないことが多いのですが、その結果、プロジェクトの内容が逆に伝わりにくくなります。
最高のコミュニケーション言語は「一言」です。
以前、資金助成プログラムの申請書の効果的な書き方というセミナーがありましたが、そこでもあるプログラムの事務局の人が、長々と書いているものは対象から外すと話していました。そこまで行かずとも評価ではマイナスになりかねません。もし詳しく書きたいのであれば、別紙をつけて、その別紙を読みたくなるようなメッセージを申請書に書くのが効果的です。

また手書きの場合は読みやすく、パソコン入力の場合は、文字をできるだけ大きくするのも大切です。そうしたちょっとした気遣いが読み取れれば、評価にも影響します。どんないいプロジェクトも、推進する人たちに「ケアマインド」が感じられなければ、期待はできません。
やや大げさに聞こえるかもしれませんが、申請書には、その団体の文化や性格が出てきます。そんなこともぜひ意識して、これから申請書をお書きになるといいと思います。

長くなりました。
すみません。

2005年8月23日
コミュニティケア活動支援センター
事務局長 佐藤修

  
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2004年12月26日

メッセージ39【コムケア基金への寄付がありました】

コムケア活動の一つの目標モデルは、新しい結いです。
いまは企業の支援で資金助成プログラムを展開していますが、コムケア仲間が少しずつ資金と汗と知恵をだしあって、支えあう仕組みを育てるのが、私の夢です。
最近の言葉を使えば、持続可能な支えあいの仕組みです。

そのビジョンに向けて、10月の最終選考会で「コムケア基金」のよびかけをしました。当日は見えにくいところに募金箱を置いていたために、集まったのは1500円でしたが、先週、このメーリングリストのメンバーでもあるお一人から1万円の入金がありました。
私も同額を寄付させていただきましたので、これまでの基金合計は、これで46,475円になりました。

今回、寄付してくださった方からは、実は「ついに踏み切りましたか」と選考会の時に言われたのですが、正直に言えば、基金を積極的に呼びかけるにはいささかの不安があります。集めてどうするのかという問題があるからです。

しかし、1万円を寄付してくださった方がいるので、もう後には引けそうもありません。
来年の3月頃に、皆さんにも呼びかけて、コムケア活動をどう発展させていくかの話し合いをさせてもらおうと思っていますが、その時に、コムケア基金構想案を具体的に提案させていただくことにしました。
この正月休みに少し仕組みなどを考えてみたいと思っています。みなさんからもご意見やアイデアをいただけるとうれしいです。

ちなみに、選考会に参加されていない方は、コムケア基金には初耳かもしれません。
当日配布したチラシに掲載した文章を下記します。
これではほとんど内容がわかりませんが。

■コムケア活動の支援のための寄付を受け付けています。

郵便振替口座:00190−2−628381
口座名:コムケアセンター

受けた寄付の情報はホームページで報告します。
種類は2つあります。
今回の発表団体に応援したい方は、その旨書いていただければ、その団体に送ります。
コムケア活動への寄付はコムケアセンターの判断で活用させてもらいます。
将来は、昔の「結い」のような、みんなの基金に育てたいと思っています。

コムケアセンター事務局長
佐藤修

  
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2004年12月19日

メッセージ38【イベント支援プログラムの助成先が決まりました。皆さんもどうぞご参加ください。】

少しメッセージを入れながらの、経過報告の続きです。

イベント支援プログラムに対する応募は19件ありました。
このプログラムの目的は、大きな福祉の視点から、さまざまな活動の出会いの場をつくり、そこから個別テーマとは違った、新しい物語を生み出していきたいというものです。

支援対象のイベントは、
○「人のつながり」「人のふれあい」の要素があること
○自分たちで企画運営する手づくりのイベントであること
○複数のコムケア仲間が参加すること
○大きな福祉の理念に即していること
さえ満たしていれば、スタイルは問わないというものでした。
ここで、コムケア仲間とは「コムケアの考えに共感し、コムケア活動に参加したことのあるグループまたは人」をさします。
もちろん初めての応募であって、こうした要素が含まれていれば対象になります。

19件の応募のなかには、こうした主旨とは無縁のものもありましたが、いずれも魅力的なイベントでした。そのなかで、10のイベントに助成させてもらうことにしました。コムケアセンターとしてもできるだけ、参加し、協力していきたいと考えています。
助成先のイベントは別コーナーをご覧下さい。

この10のイベントを契機に、できれば10の、さらにはもっと多くの物語が生まれればいいなあ、と思っています。
すでにメーリングリストでは、助成先の一つである、あそあそ自然学校の谷口さんから、参加呼びかけが行われだしています。
そんな形で、このイベント支援が広がっていけば、とてもうれしいです。

うまく説明できませんが、こんなことを通して、イベント支援プログラムも、これまでとは一味違ったものに育てていければと思っています。

コムケアセンター事務局長
佐藤修

  
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2004年12月18日

メッセージ37【資金助成プログラムなしで、コムケア活動は継続できないだろうか(その1)】

10月31日の最終選考会の報告をしてから、書き込みを怠けていました。今回はメッセージというよりも、その間の経過報告も兼ねてのメッセージ予告その1です。

11月に選外になった124件の申請団体に、選考結果の報告とそれぞれのプロジェクトに関する私のコメントを送らせてもらいました。短いコメントなのでお役には立たないとは思いますが、「金の切れ目が縁の切れ目」ではないことを具現化する、ささやかな試みです。そのおかげで、付き合いが始まった人もいます。なかには、短いコメントであることもあって、かえって不愉快という声もありますが、そういうこともあるかもしれません。

「ケア」をどう捉えるかは、人によってさまざまでしょうが、私は「ともかく関心を持って自らの問題と重ね合わせていくこと」がケアの本質だと考えています。中途半端な関わりは、時に相手に迷惑を与えることもありますので、自己満足と批判されても仕方がありませんが、これがコムケアの理念なのです。

そんなわけで、124件のさまざまな問題を自らの問題として考えていくと、どっと疲れがたまります。いいわけですが、それがこの書き込みを途絶えさせた一因です。すみません。

選考会でも発表し、ホームページやメーリングリストで募集したイベント支援助成は11月で閉め切りました。19件の応募があり、10件を助成先として決定させていただきました。これは別のコーナーで結果を掲載させていただきます

この数か月に2種類の選考をさせてもらったわけですが、選外になったものの中には、募集要項と無関係に、応募してきたと思われるものも少なくありませんでした。募集要項を読んでくれているのだろうかと不安になりますが、そうしたもののなかには、ただ資金がほしいというだけの姿勢のものも少なくありません。

最近の市民活動に、もし今の社会を変えていこうという発想があるとしたら、こうした姿勢にはとても違和感があります。

資金助成プログラムなしで、コムケア活動は継続できないだろうか。これが私のいまの関心事です。

コムケアセンター事務局長
佐藤修  
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2004年11月01日

メッセージ36【資金助成プログラム最終選考会の結果速報】

10月31日、資金助成プログラムの公開最終選考会が開催されました。約200人の参加者で、会場は一杯になりました。いつも予想を上回る参加者で、とてもうれしいです。

今年もまた、世代や障害や立場を超えて、たくさんの人が参加してくれました。なんと1歳から70代の人までの幅広さです。今年は発表のリハーサルをやらなかったため、思いをしっかりと伝えられなかった団体もあったように思います。事務局としては大いに反省しています。やはりリハーサルは必要ですね。

しかし、これからの市民活動にとって、外部とのコミュニケーション能力はとても大事です。どんなに価値ある活動も、外に伝わらなければ広がりません。

今年の選考結果は下記の通りですが、いつもと違う感じを受けると思います。活動が広がっているのです。これらのプロジェクト内容はまたホームページに公開していきますが、これまでのテーマと比べると明らかに変化が見られます。これについてもまた、改めて書いていこうと思います。

ちょっと疲れてしまっており、選考のことを書く気になれません。1週間くらい休ませてください。とりあえず結果報告だけさせてもらいます。

<助成決定先>
・障害者の自立体験室の設置(NPO法人 自立生活支援センター夢風船)
・病児保育問題解決のための革新モデル『こどもレスキューネット』(NPO法人 フローレンス)
・東京都等の公共施設に関する言葉の道案内の作成普及事業(NPO法人 ことばの道案内)
・高齢者による地場産業(綿作り〜ガラ紡績)の復興の為の作業施設運営(NPO法人 ガラ紡愛好会)
・まちの多言語警告・差別表示に関する調査プロジェクト(移住労働者と連帯する全国ネットワーク)
・自殺と自殺対策についての実態調査(自殺対策支援センター ライフリンク)
・留学生のボランティア派遣事業(NPO法人TAE)
・HappyPostman参上!小学生ボランティアグループが地域に幸せをお届けします!(Happy Postman)
・Temple マスター(寺の清掃業務をビジネス化する)(ステップ アップ アカデミー teachers)
・カフェ&マッサージ事業立ち上げプロジェクト(手がたりの会)  
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2004年10月11日

メッセージ35【資金助成プログラム最終発表団体が決まりました】

予備選考通過40プロジェクトを対象にした、第2次選考とプロジェクト評価会議が開催され、10月31日の公開最終選考会での発表候補プロジェクトがほぼ決定しました。ほぼと言う意味は、当該団体が公開選考会で発表してもらえるかどうかの確認がまだだからです。

予備選考通過の40プロジェクトは、次の4人の選考委員によって、まず書類審査が行われました。
片岡勝(市民バンク代表)
北矢行男(多摩大学教授)
木原孝久(住民流福祉総合研究所代表)
町田洋次(ソフト化経済センター理事長)

その評価結果を集計し、評価の高いプロジェクトを中心に対象プロジェクトを選択していくという方法です。34プロジェクトが何らかの評価を受けて検討の対象になりました。

また、選考委員の書類選考と並行して、事務局では敗者復活プロジェクトを検討しました。その結果、2つのプロジェクトを俎上に乗せることにしました。それら36件を対象に、10月8日に選考委員による評価会議を開催しました。

評価会議は予備選考に参加した人には公開されました。3人の人が参加し、議論にも少し加わってもらいました。できるだけ選考過程の透明性を高めるために、そういう方法をとっています。

評価会議では、プロジェクト一つひとつについて、選考委員からコメントをもらい、事務局も参加して、それぞれの価値と支援の必要度を確認していきます。これをいつか完全公開の場で行えればと思っています。事務局からの敗者復活プロジェクトも検討されました。

こういう形で、プロジェクトが吟味され、対象が絞られましたが、最終的な決定は事務局に委ねられました。このプログラムは、選考結果を事務局から各団体に個別に説明する方式をとっていますので、最終的には事務局が責任をとるという方式を昨年からとらせてもらっています。

その後、いくつかの団体に関しては、団体代表と改めて真意を確認するなどの確認をさせてもらった上で、最終的には事務局が20プロジェクトを決定させていただきました。

気になる結果は13日までには該当団体にお届けします。せっかく予備選考を通りながら、20プロジェクトにならなかった団体の方には、空喜びを与えてしまったことになりますが、お許し下さい。選外になった理由は、追って個別にご連絡させてもらいます。

2004年10月11日
コムケアセンター事務局長
佐藤修  
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2004年09月30日

メッセージ34【資金助成プログラムは第1次予備選考結果を発送しました】

昨日、郵送で資金助成プログラム第1次予備選考結果を郵便で発送させてもらいました。104の団体の方には、選ばれなかったことの通知になります。お役に立てなかったことを心から残念に思います。資金だけがこのプログラムの意味ではありませんなどと言っても、言い訳でしかないようで、心苦しいです。

40の団体にはメールとファックスなどで連絡させていただきましたが、ここも第二次予備選考で半分に絞られます。

まあ、そんなわけで最終段階まで結果連絡はしないほうがいいのではないかという気もするのですが、応募されたほうは1日でも早く結果を知りたいことでしょうから、途中段階をお知らせさせていただいています。

結果にこだわらず、これからもよろしくお願いいたします。

2004年9月30日
ちょっと元気がないコムケアセンターの佐藤修  
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2004年09月24日

メッセージ33【資金助成プログラムは第2次選考段階に入りました】

第4回資金助成プログラムは第1次の予備選考を終わり、選考委員による書類選考に入りました。ご案内の通り、20人を超す予備選考委員が分担して、申請書をしっかりと読ませていただきました。私はすべての申請書を読ませてもらいました。その感想はまた改めて書かせてもらいますが、みなさんの熱い思いを感じました。

ちょっと気になったのは、今回は不登校児問題が多かったことです。子どもたちの世界はますます問題をこじらせているのでしょうか。

予備選考で選ばれた40件の申請書は、いま、選考委員による評価へと移っています。残念ながら40件に入らなかった申請書は、並行してもう一度、私が熟読させてもらいます。そして、場合によっては選考委員による評価会議に復活提案させていただくことがあるかもしれません。

みなさんはきっとこの結果がとても気になると思います。今月末にはみなさんのところに結果を報告させてもらいます。少しお待ち下さい。電話などでの照会は申し訳ありませんが、お控えいただきたく思います。

40件は10月8日の選考委員による評価会議で個別プロジェクトごとに内容を確認させてもらいます。この評価会議には、傍聴を希望する予備選考委員には参加してもらいます。議論は開かれた場で行われます。

その結果をもとに、20件のプロジェクトが確定されます。10月12日までにはその結果を20団体に連絡させていただきます。そしていよいよ公開の選考会です。

なお、予備選考は終了しましたので、予備選考に参加してくださった方の名前を公表します。皆さん、本当にありがとうございました。予備選考に当たった方々の感想も間もなく公表させてもらいます。

青木智弘(諫早干潟緊急救済東京事務所)
東孝次(NPO法人まちのよそおいネットワーク)
飯沼勇一(アド・エンジニアーズ)
江原顕(自治体職員)
大川新人(コミュニティビジネス研究センター)
太田敬雄(NPO法人国際比較文化研究所)
大矢野由美子(ユニバーサルデザイン生活者ネットワーク)
樫木八重子(NPO法人ともに生きる)
小山美代(社会福祉士)
坂谷信雄(自治体職員)
佐藤隆(コムケア応援団)
新谷大輔(三井物産戦略研究所)
瀬谷重信(コラボレーション経営研究所)
那須直樹(早稲田大学オープン教育センター)
橋本克己(NPO法人彩星学舎)
平野幸子(明治学院大学社会学部付属研究所)
藤澤浩子(NPO法人よこすかパートナーシップサポーターズ)
増山博康(環境クラブ)
横尾徹也(UDくまもと補助犬サポーター)
渡辺早苗(コムケア応援団)
佐藤ユカ(コムケアスタッフ)
橋本典之(コムケアスタッフ)
宮部浩司(コムケアスタッフ)
矢辺卓也(コムケアスタッフ)
佐藤修(コムケアスタッフ)  
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2004年09月10日

メッセージ32 【資金助成プログラムは選考段階に入りました】

資金助成プログラムの応募を閉め切りましたが、今回は144件の応募がありました。みんな心のこもったプロジェクトですので、しっかりと読ませてもらいます。選考過程はホームページに公開されていますし、これからの進捗に合わせて、具体的に報告していきます。

また、最終選考会の日程と場所も決まりましたので、自信のある方は日程をおさえてください。10月31日です。詳しくはホームページに掲載されています

最終選考会ですが、これには誰でも参加できますが、同時にぜひコムケア仲間のみなさんには開催に関しても応援していただきたいと思います。みなさんと「共創」できればうれしいです。

まずは参加者を集めることです。この集まりは、単なる選考会ではありません。できるだけさまざまな分野の方々に参加してもらい、市民活動の現場に触れてもらいたいと思っています。昨年は200人を超す方が参加してくれましたが、企業人もいれば、行政人もいました。

今年も企業の経営幹部の皆さんのメーリングリストにも告知し、NPOへの理解を深めてもらおうと思っています。きっと目から鱗がおちるでしょう。
行政関係や学生にもお誘いの案内をする予定です。みなさんの周りの、できるだけNPOと無縁の方にも、ぜひお誘い下さい。NPO関係者はもちろんですが。

次に選考会実施に関しても、いろいろとみなさんの知恵と汗をもらいたいと思っています。これに関しては、またメッセージします。

2004年9月10日
コムケアセンター事務局長
佐藤修  
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2004年09月05日

メッセージ31 【資金助成プログラムの落とし穴に注意しましょう】

前回に引き続き、資金助成プログラムに取り組んでいる事務局長の悩みを書きます。
なにやら、自分のやっていることをぶち壊す発言にもなりかねませんが、大目に見てください。

NPOの人に会うと、お金がなくて困っていると言う人が多いです。
やりたい事は多いのだが、お金がなくてできないというわけです。
NPOの講演や講座などでも、「みなさんの一番の関心事は資金の確保でしょう」と話すNPO権威の人も多いです。

NPOや市民活動は、これまでの金銭至上主義、市場主義の社会からの脱却を目指しているのではないかと、私は考えています。
確かに、活動を起こすためには資金が必要です。
しかし、だからといって資金を安直に提供していいのか。
そうした資金助成プログラムが増えていくことは、市民活動の社会を「お金漬け」にしてしまうのではないか。
そんな危険性を感じます。

この3年半、コムケア活動を通して、事起こしの段階では資金はたいした問題ではないことを実感しています。
価値ある活動や企画には、必ず資金がついてきますし、助成などを当てにせずに自分たちで資金を集める工夫をすることにこそ、価値があるのではないかと思い出しています。
市民活動に取り組む際に、資金がないからできない、などと考えるのはやめたほうがいいかもしれません。
それはちょうど、企業の人が、時間がないから社会活動に参加できない、というのと一緒です。言い訳でしかありません。

資金助成などという発想自体、目線が高いですし、資金を基軸にしていては、金銭至上主義社会から抜け出せないのではないかと、とても自己矛盾を感じています。
資金助成プログラムの事務局長としては失格者ですね。
こんな悩みと迷いを感じながら、コムケアの資金助成プログラムに取り組んでいるわけです。困ったものです。

さて、どうしたらいいでしょうか。

2004年9月5日
コムケアセンター事務局長
佐藤修
  
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2004年09月02日

メッセージ30 【金の切れ目が、縁の始まり】

メーリングリストでも話題になりましたが、「金の切れ目こそが縁の始まり」が、コムケアの基本姿勢のひとつです。

資金助成プログラムの多くは、単なる資金のやり取りで、資金を使った報告書を提出すると縁が切れてしまうことが多いと思います。もっといえば、資金をもらえるからそこと付き合っているという構造すらある場合もあります。
「金の切れ目が縁の切れ目」という関係が、そこに感じられます。
その構造に、私は大きな違和感をもっています。それでは、いまの金銭万能主義と変わりません。それで市民活動と言えるのでしょうか。

そこで、コムケアでは資金助成プログラムを、入り口プログラムと位置づけています。
そして、それを通して、お金から自由なつながりを育てていきたいと思っています。ですから、資金助成プログラムに関しても、相談があれば、一緒にプロジェクトを考えて行くという姿勢をとっています。
相談の結果、申請をやめてしまったところもありますが、資金助成の対象とならなかったところとの付き合いこそが大事だと考えていますし、資金助成先とのつき合いも、その期間が終わった後が本当のつきあいだと考えています。
残念ながら、資金助成が終わると縁が薄れていく団体も多いですが、なかにはそれまで以上に関係が深まったところもあります。資金助成に応募もしないで、コムケア仲間として汗をかいてくれるところもあります。なかには資金助成プログラムはそろそろ終わりにしたらどうかと言ってくれる人さえいます。

金の切れ目を本当のつながりのスタートにしたい、これが私たちの考えです。
しかし、そのつながりをどう持続していくか、さらにはどう広げていくかは難題です。
正直に言えば、必ずしも成功しているわけではありません。
せっかくのつながりが、消えていくのはとても残念です。しかし、それらを育てていくのは膨大なエネルギーがかかります。ということは、そもそもそんなつながりなどは必要ないのかもしれません。いや、やりかたに間違いがあるのかもしれません。
悩みます。迷います。

そろそろそうした問題にも取り組んでいこうと思っています。
みなさんの知恵とご意見をぜひ投稿してください。

2004年9月2日
コムケアセンター事務局長
佐藤修
  
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2004年08月29日

メッセージ29 【最高のプレゼンテーションは一言でのプレゼンテーションです】

資金助成プログラムの申請に関して、相談の多かった3つの事を書きます。
これから申請書を書く方は参考にしてください。

まず「新しいプロジェクト起こし」の意味です。
このプログラムは、30万円の助成金を活用して、新しい物語をはじめてほしいという思いで組み立てられています。支援対象はあくまでもプロジェクトであって、団体ではありません。ですから、団体の日常的な活動のために資金が使われるような場合は、評価は得られないことになります。
また、新しいプロジェクトですから、単に新しいイベントをやるだけでは説得力が弱いといわざるを得ません。そのイベントを通して、どんな展開をビジョンとして持っているかが重要です。イベントを企画した時には、そうしたビジョンを持っているはずなのに、申請書ではそれが見えないようではもったいないです。
申請書には「目的」と「目標」の欄がありますが、目的はその活動によってどういう状況を引き起こしたいかです。そして、その目的実現のために、今回はどういう結果を具体的に目指しているかです。全社は「アウトカム」、後者は「アウトプット」とも言われます。両社がしっかりと考えられているプロジェクトは、評価が得られやすいと思います。

次に、評価基準の「汗のかき方」とは何かとよく聞かれます。
これはどのくらい当事者意識を持って取り組むかです。例えば、ある講演会を開催したいという場合、講師料と会場費だけで実現することも可能ですが、逆に講演会を企画し実施する段階で、自分たちの活動に何か新しい気づきや深化をもたらすことも可能です。さらに講演会終了後に、どのような事を考えているかも重要なポイントです。そうしたことがどの程度考えられているかが評価ポイントになります。

資金の使途に関しても質問があります。コムケアのプロジェクトでは使途に関しては全く自由です。期間中に使わなくても、もちろんいいです。大切なのは、資金を効果的に使ってもらうことです。市民活動の場合、状況はやっているうちに変わってきますから、申請時点の予定と変わることもあるでしょう。それはそれでいいのです。

申請書を書く場合、もう一つ重要なことがあります。
原則として、様式に沿って簡潔に書くことです。どうしてもみんな詳しく書きたがるのですが、情報は多すぎれば多すぎるほど伝わらないことも多いのです。
最高のプレゼンテーションは「ひとこと」です。
簡潔に、しかし事務的にではなく、思いをこめて。
難しい話ですが、是非とも工夫してください。
楽しみにしています。

2004年8月29日
コムケアセンター事務局長
佐藤修
  
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2004年08月16日

メッセージ28 【プロジェクトを楽しむ姿勢を持ってほしいです】

今年度の資金助成プログラムの申請書が届き始めました。
楽しさと苦しみのはじまりです。

メールで内容チェックを依頼してくる人もいます。
こうした事前の相談にのるのも、このプログラムの特徴です。
申請書に記入する前に、こんな事を考えているのだが、対象になるでしょうか、という問い合わせもあります。
大きな福祉を目指している私たちの回答は、どんな活動もできるだけ「対象」になるようにアドバイスしています。
プロジェクトの組み立て方の相談もあります。
なかには、機材の購入費でもいいですか、と言ってくる人もいます。
資金の使途が問題なのではなくて、それで何をしたいかです。それが新しい物語の始まりにつながるのであれば、もちろん対象になります、と答えます。

そうした問い合わせに対応しているだけでも、NPO活動の実態や問題が伝わってきます。現場にふれると社会の実相が感じられます。
もしかしたら、そうした問い合わせの段階だけでも、少しは問題提起させてもらっているかもしれないという幸せ感(自己満足?)も持てます。はい。

今日もあるグループの人から、配食サービスの活動をしたのだが、対象になるでしょうかと照会がありました。
次のように答えました。

単に配食サービスだけだと、どうしても選考委員の印象は弱くなります。そこで、その活動を通して、単に惣菜だけではなく、人のつながりを育てていくとか、時には高齢者の方たちと調理交流をやるとか、貴団体ならではの試みをもちこめないでしょうか。そうしたことがあると、選考の段階で効果的です。
また、ボランティアをしてくれる人たちのつながりも大きな意味をもっていますので、この活動を通して、その人たちにも何か変化が起こせるとインパクトがありますね。

これは一例ですが、自分たちの考えていることを、少し広げただけで、プロジェクトはもっと楽しくなるはずです。楽しさがあるプロジェクトは、選考委員の評価が高いです。

プロジェクトの名称も、もっと工夫するべきです。名前はプロジェクトを象徴しているだけではなく、実際の活動に大きな影響を与えます。ネーミングだけでビジネスをしている人もいるくらいです。名前は大事です。
これまでの支援プロジェクトの多くは名前の点では、ほとんどがだめです。私がほめてもいいと思うのは、わずかしかありません。できれば落としたかったのもあります。これは内緒ですが。はい。

名前もそうですが、活動内容も、みんなもっと楽しむといいと思います。
どうも、その楽しさが伝わってこないのです。

コムケアは、「楽しい福祉」を大事にしています。
第1回目の選考会で、こういう話をしたら、日本ドナー家族クラブの間澤さんに叱られました。「楽しい福祉? 私はそんな気分にはなれません」。そう言われて、ちょっとひるんでしまいました。
しかし、その後、間澤さんはコムケアの考えに共感してくれ、応援団になってくれました。そうですよね、間澤さん。とてもうれしいことでした。
間澤さん、辛いこと、大変なこと、悲しいこと、そういうことと、楽しさとは決して矛盾しないですよね。

コムケアの考え方は、こうした体験を通じて、少しずつ育ってきています。
今回、応募してくださるみなさんから、どんなことを学ばせてもらえるか、とても楽しみです。

2004年8月16日
コムケアセンター事務局長
佐藤修
  
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2004年08月11日

メッセージ27 【一緒に共創の輪を広げていきませんか】

コムケア活動が目指しているのは、「共創型相互支援の輪」です。
今回は、コムケアが目指している共創スタイルの話です。
「協働」という言葉もありますが、私がこだわっているのは「共創」です。

共創は一言で言えば、「汗と知恵を出し合って新しい価値を創り出すこと」です。
ビジョンが共有されており、創り出すものが関わった人みんなに価値あるものであることが重要なポイントです。ただ「一緒に働く」ところに意味があるわけではありません。共創する人たちが同じ立場にあることが重要です。
同じ立場とは、目線が同じく、情報が共有され、関係が固定的でなく、相互支援的で、成果をシェアできるというような意味です。
私は「協働」と「共創」は、似て非なるものと思っています。

共創で大事なのは、立場の互換性です。
コムケアの資金助成プログラムの特徴として、
「支援される側と支援する側とに分かれる一方的なプログラムではありません」
という項目があります。これは、共創理念のひとつの現れです。

資金助成プロジェクトの選考でも「共創性」をひとつの評価基準にしています。
また選考過程にもコムケア仲間に参加してもらう共創スタイルをとり入れています。
今年4月のコムケアフォーラムは「共創型」で開催し、企画から当日の運営まで、コムケア仲間で一緒に取り組みました。

つまり、「共創型相互支援の輪」づくりを「共創」していこう、
というのが、私たちの考えなのです。
ですから、事務局そのものも、これからどんどん共創型にしていきたいと考えています。

コムケアのメーリングリストで、さまざまな人からさまざまな呼びかけが行われています。コムケア仲間に呼びかけて、新しい物語づくりに取り組む動きも少しずつですが出始めています。とてもうれしいことです。
みんながどんどんつながっていき、事務局がなくてもうまく回っていくような、そんな自立した人たちの支え合いの輪を、みんなで一緒に育てていければと思います。

そうしたことの先にあるのは、新しい「結い」です。
これについてはまた改めて書かせてもらいます。

共創型事務局を目指して、ボランタリーで自立的な事務局スタッフを募集しています。
こんなことをコムケアの輪の中で実現したい
こんなことをコムケアの仕組みの中で実現したい
そんな課題をおもちの方がいたら、ぜひご連絡ください。
ぜひ一緒に実現していきたいと思います。

2004年8月11日
コムケアセンター事務局長
佐藤修
  
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2004年08月03日

メッセージ26 【コムケアでは個人と個人のつながりを大切にしています】

予備選考参加の呼びかけに、早速6人の方から申込みをいただきました。
ありがとうございました。
目標は20人以上ですので、まだの方はぜひご参加下さい。

選考への参加は団体としてか個人としてか、のお問い合わせがありました。
個人での参加を原則としています。
今回は、それに関して、少し書きます。

コムケアのキーワードの一つは「つなぐ」です。
さまざまな活動がばらばらで行われるのではなく、
お互いにつながっていったら、もっと効果的に活動でき、新しい発想や解決策も生まれるはずです。
目先の問題解決に追われて、ついつい自分たちの世界に埋没してしまいがちなのが、これまでの市民活動でした。そうした状況を打破したいのです。

どうやって「つないでいくか」。
組織と組織がつながるのではなく、そこに関わる「人」と「人」が、表情を持ちながらつながっていく。これがコムケアの理念です。

組織は、人がつくった仕組みですから、組織の主役はそこに参加している個人です。
しかし、実際には主客が逆転してしまうことが多いのです。
会社に使われてしまったり、行政の中で個人の表情を無くしてしまったりしている人は、決して少なくありません。
それこそが、企業や行政が元気を失っている原因かもしれません。

NPOの中でも、自分たちで創った仕組みなのに、その組織に逆に縛られてしまったり、手段だったはずの組織の維持が目的になったりしている事例は少なくありません。
それでは、これまでの社会のあり方と同じになってしまいます。
NPOは個人が主役で、そのメンバーがみんなそれぞれの表情と意志を持っているところに価値があるのです。
メンバーが組織に囲い込まれることなく、生活の次元で広く社会と関わりながら、組織を活かしていく。個人を介して組織が社会に開かれていれば、組織の常識と社会の常識のずれは起こりにくいはずです。
表情を持った個人が主役の組織だからこそ、壁にぶつかっている社会を変革していくフロントランナーになれるのです。
これまでの組織原理とは違うのです。

組織の主役が人であるならば、当然、つながっていくのも個人です。
銀行の合併や市町村合併のように、組織と組織がつながるスタイルでは、もう問題は解決できない時代になっていると私は思っています。
組織を基軸にして発想する時代は終わろうとしています。
そこにこそ、市民活動の意味があるように思います。
NPOは、これまでの組織とは違うのです。

話が広がってしまいましたが、
そんなわけで、コムケアでは、表情をもった個人が主役です。
ですから「つながる」のも、個人であって、組織ではありません。
つながりあった個人が、それぞれの組織を活かして、新しい物語を育てていく。
これがコムケアの考えです。

今年は個人同士が触れ合える場づくりに力を入れていきたいと考えています。
選考への参加は、その一歩です。
どうですか。参加されませんか。

2004年8月3日
コムケアセンター事務局長
佐藤修

  
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2004年08月01日

メッセージ25 【資金助成プログラムの予備選考に参加してくれませんか】

コムケア活動が目指しているのは「共創型」の関係です。
みんなが一緒になって、この仕組みを育てていければと思っています。
支援する人、支援される人の関係ではなく、支援しあう関係づくりです。

支援していたつもりが、実は支援されていた。
みなさんはこんな体験はないでしょうか。
コムケア活動が目指しているのは、そんな関係への気づきであり、
そんな気づきを通して、人のつながりを深めていくことです。

植物の根が絡み合うように、私たちの生活は、さまざまな人の生活と絡み合っています。
言い変えれば、さまざまな問題が、実はお互いにつながっているのです。
それに気づいていくことが、大きな福祉の第一歩です。

コムケアでは第1回から選考に応募者が参加する仕組みをとっています。
コムケア活動に関心を持ってくださった方にも選考に参加してもらっています。
選考に参加することで、気づくこともたくさんあります。

ところで、いま、第4回目の資金助成プログラムの予備選考委員を募集中です。
この選考に参加してくれる人を募集したいと思います。
今回の応募団体の関係者でなければ、原則として誰でも参加できます。

参加された方には、申請書を30件くらいずつ読んでもらい、それぞれを評価してもらいます。その結果と選考委員による評価とを合わせて、最終選考候補を絞り込んでいくことになります。
評価時期は、9月の上旬から中旬にかけてです。
評価の方法は具体的にご連絡しますが、学ぶことの多い活動になるはずです。
前回の選考プロセスは、メッセージの17〜19をご参照下さい。

多くの皆様の参加をぜひお願いしたいと思っています。
参加していただける方は、コムケアセンターまでご連絡下さい。
今回の応募団体の関係者でなければ、原則としてどなたでも応募できます。
皆様の参加をお待ちいたします。
内容に関するお問い合わせも気楽にどうぞ。

2004年8月1日
コムケアセンター事務局長
佐藤修
  
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2004年07月27日

メッセージ24 【大きな福祉の実現が、コムケア活動のビジョンです。】

コムケアが目指しているのは、「だれもが気持ちよく暮らせる社会」の実現です。そのために掲げているのが、「大きな福祉」です。これについては、このメッセージのコーナーで3年前に書いたことがありますので、もし時間が許せば、再読してください。メッセージ3です。クリックしていただければリンクしています。

コムケア活動をはじめる時に、さまざまな方々にご意見をお聞きしました。一番伝わりにくかったのが、この「大きな福祉」でした。内容が見えてこない、応募しようとしても焦点が定まらないので応募しにくいのではないか、大きなというよりも、小さな福祉を地道に重ねていくことがいい、などなど。

しかし、選考会でいつもお話しさせていただいているように、私たちの生活は、様々な問題が複雑に絡み合いながら営まれています。一見、つながりのないような問題が、実は深くつながっていることも少なくありません。子供の問題は子供だけを見ていても見えてこないことがありますし、介護の問題を解決する鍵がアートにあるかもしれません。個別問題の解決が、別の個別問題を起こしていることもあります。問題を絞り込むことが、問題を見えなくしてしまうこともあるのです。

福祉や環境、教育やまちづくりに関わっている人たちは、みんな「気持ちよく暮らせる社会」を目指しているという点では、共通しています。そうであれば、もっとおおらかに福祉の問題を捉えたらどうだろうか。自分の問題だけに埋没するのではなく、隣の問題にも目を向けよう。そして、お互いに学び合いながら、支え合うつながりを育てていけないだろうか。それが「大きな福祉」の考えです。

といっても、まだまだわかりにくいですね。これに関しては、ぜひみなさんのご意見もお聞きしたいです。実は、私が「大きな福祉」に確信を持ち続けられたのは、何人かのコムケア仲間の方からの励ましのおかげなのです。

今回から、このコーナーは書き込みがしやすいブログ形式にしました。下記のコメントに書き込んでいただければ、簡単に書き込めます。ぜひともみなさんのコメントをお願いします。

*右下のcommentsをクリックすると投稿の欄が出てきます。

2004年7月27日
コムケアセンター事務局長
佐藤修  
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2004年07月17日

メッセージ23 【コムケアが第2期に入りました。】

半年以上、書き込みもせずにいました。事務局長の責任を果たしていませんね。すみません。これからきちんと書き込みます。

ご案内の通り、コムケアの第4回資金助成プログラムがスターとしました。今回は住友生命社会福祉事業団からの引き続きのご支援に加えて、新たに東レ株式会社が支援の仲間入りをしてくれました。うれしいことです。住友生命社会福祉事業団からは3年のお約束でこのプログラムの事務局を受託させてもらったのですが、その間、じつに自由に活動させてもらいました。おかげさまで、ゼロからのスタートであったにもかかわらず、いろいろと新しい試みもさせてもらえることができました。

この3年間は、コムケア活動の第1期、いわばプロローグです。そして今年から第2期に入ります。第2期は、コムケア自立への挑戦です。といっても、まだ自立できないので、複数の企業に支援をお願いして行く予定です。合わせて、企業とNPOの接点も探っていきたいと思っています。幸いに、住友生命も東レも、具体的な方法に関しては、全面的にコムケアセンターに一任してくれています。したがって、すべての責任はコムケアセンターにあるのですが、進め方は全く自由です。「失敗の自由」もあるわけです。もちろん失敗はしたくありませんが。

資金助成プログラムの金額的な規模は半減させました。実際には、事務局長の努力不足で資金調達ができなかったことが主因ですが、逆にそれを契機に発想を進化させることにしました。前々からお話しているように、コムケアの活動では、「金の切れ目が縁の(深まりの)はじまり」にしたいと考えています。そうした姿勢に共感してくれる方も少なくありません。

改めてメッセージとして、書き込む予定ですが、私は最近のNPOが、相変わらず「資金依存」型であることに少し不満があります。資金は大切ですが、万能ではありませんし、危険な「魔力」も持っています。3回の資金助成プログラムの事務局をやってみて、改めてこの思いを強めています。

そこで、今年からの第2期においては、資金助成プログラムの比率を低下させ、代わりに相互支援の仕組みづくりを重視していくことにしたいと思います。また活動のなかで、資金づくりもしていきたいとも考えています。そのために、これまで以上に、コムケア活動の企画運営を公開型にしていく予定です。これからさまざまな提案をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

2004年7月17日
コムケアセンター事務局長
佐藤修  
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