昨夜、ココルームでのイベントが無事終わった。今回上演した「まほう」は、2年前の劇団番外公演の作品だ。改めて見比べると、全くアプローチの違う作品になった。2年歳を重ねた分だけ、僕のコメディへの考え方も変わっていた。稽古場で練りに練って、本番3時間にも、思い付いた台詞を加えたりした。結局、1番沸いたのは、青木君が勢いよく舞台から出ていくシーン。彼は舞台袖に突っ込み、漫画のように転んだ。人間は転ぶと本当にドンガラガッシャーンという音がすることを知った。終演後、このシーンが1番面白かったという声をたくさん聞いた。あれだけ考えたのに、役者のコケが1番面白いなんて、なんだか納得いかないが、これもコメディだから成立すること。やっぱり現場で生で起こる出来事の連続、このライブ感こそがコメディの醍醐味なのだ。僕はそう思う。三人の役者たちもすっかり仲良くなり、付き合う付き合わないなんて話を何故か三人でしていた。(主に、一人が求愛して二人が拒絶していた)新しいコメディエンヌにも出会えたし、うちの劇団の小さなコメディアンと、笑い上戸のコメディエンヌは、2年前より確実に面白くなっていたし、それを知ることができただけでも再演した甲斐があった。観に来て頂いたみなさん、どうもありがとうございました☆