2016年10月

10/30「COMITIAの30年・メ芸の20年」のトークショーに出演します

代表です。
今週末の日曜日に「文化庁メディア芸術祭20周年企画展−変える力」の一環として、
「COMITIAの30年・メ芸の20年 〜マンガの今とコミュニティーの変化」
と題したトークショーに出演させてもらうことになりました

私は2013年の第17回文化庁メディア芸術祭で功労賞を受賞しており、
そのことも踏まえて企画していただきました。
文化庁メディア芸術祭功労賞受賞のご報告

登壇者は下記の3人です。
-------------------------------
中村公彦(コミティア実行委員会代表)
みなもと太郎(漫画家/マンガ研究家)
しりあがり寿 (マンガ家)
-------------------------------
私以外のお二人がとてもすごい方で、かねてより敬愛する大先輩なので、
私はむしろ黙って、お二人のお話を聞いていたい気持ちです。
このお二人にコミティアのことをどう語っていただけるか、
たいへん楽しみですので、ぜひ聞きに来てください。

詳細は下記になります。
-------------------------------
日時:10月30日(日)16:00-17:30
会場:アーツ千代田 3331 [1階 コミュニティスペース]
定員:80名
-------------------------------
入場は無料ですが、事前の登録が必要なので下記より登録ください。
トーク「COMITIAの30年・メ芸の20年 〜マンガの今とコミュニティーの変化」

また、この日は同「メディア芸術祭20年展」の企画として、
COMITIA118の見本誌読書会も同じ「アーツ千代田 3331」の2階体育館で開催します。
前回のコミティアの見本誌がすべて展示され、自由に読めるイベントです。
こちらも入場無料(登録不要)ですので、来館の際は一緒にご覧ください。
COMITIA118見本誌読書会

それでは週末の日曜には、ぜひ「アーツ千代田 3331」でお会いしましょう。


COMITIA118無事終了

代表です。
昨日のCOMITIA118無事終了しました。

今回は2年ぶりの秋の東京ビッグサイト3ホール開催。
昨年秋は2ホールしか押さえられず、たくさんの落選を出してしまいましたが、
今回は昨年とほぼ同数の申込をすべて受け入れることが出来ました。
来年以降もGWと秋の3ホール開催は維持してゆきたいと思います。

会場内企画では、毎年恒例で5年目となる海外マンガフェスタ2016や、
アニメ映画「この世界の片隅に」の片渕須直監督と
原作のこうの史代さんのトークショーもあり、どちらも大盛況。
それぞれの熱心なファンが詰めかけ、会場内は熱気に溢れていました。

コミティア全体としても終日人が溢れ、
いつまでもにぎわっていたのが印象的でした。
ということで、あらためて多数のご来場有難うございました。

さて、今週末日曜日の10月30日はCOMITIA118の見本誌読書会。
今回は文化庁メディア芸術祭20周年企画展「変える力」連携企画として
秋葉原にある「アーツ千代田3331」の2階・体育館で行います。
いつもの明治大学ではありませんのでご注意ください。

なお、同会場の1階コミュニティスペースでは、
私・中村公彦とマンガ家のみなもと太郎さん、しりあがり寿さん
とのトークショーも行われます(16時〜17時30分)。
見本誌読書会とセットでぜひご覧ください。
なお、こちらは入場無料ですが、事前申込が必要です。


呉市立美術館の「この世界の片隅に」展に行ってきました。

20161012_001












代表です。
広島の呉市立美術館で開催されている、
『マンガとアニメで観る こうの史代「この世界の片隅に」展』に行ってきました。

先日、完成したアニメ映画「この世界の片隅に」の試写を観てから、
此処でしか見れない原作のこうの史代さんの原画展をどうしても見たくなったのです。
同時に作品の舞台である「呉」という町を知りたい気持ちもありました。

実際に足を運んだ呉市立美術館での展示は驚くべきものでした。
約450ページという本作の原画が全てそのまま読める形に展示されているのです。
しかも一話毎に作品の背景に関する考察や作者コメントも添えられていて、
とても贅沢な読書体験をさせてもらいました。

この他、貴重な取材ノートや資料写真、実際に使われた意外な画材など、
創作過程に関わる展示物も多く、たいへん興味深い内容でした。
また、戦時中の市民の生活に関わる品々も実物が置かれており、思わず目を凝らしました。
そこにあったのはまさに主人公・すずさんが生きた時代の空気でした。

アニメ関連の展示も、原画やレイアウト、背景美術、メイキング映像などが充実しており、
片渕須直監督がどのように作品の世界を映像に写し撮っていったかが丁寧に説明されています。

この展示会を見るだけでも、「呉」市のこの映画への力の入れようがよく判りましたし、
町中にもポスターやチラシが目につき、映画のロケーションMAPも配布されていました。
これから「呉」に行かれる方はぜひ利用されると良いと思います。
ちなみに呉市立美術館での展示会は11月3日までですのでどうぞご注意ください。

また、現在発売中の「この世界の片隅に」公式アートブック(宝島社)は、
この展示の内容を基本にしたもので、こちらもお薦めです。


さて、あらためて旅の思い出を。
初めて訪れた「呉」の町は、おだやかな瀬戸内海に面し、のどかな空気に包まれていました。
けれどそこは、かつては東洋一の軍港として知られ、あの戦艦「大和」が建造された場所でもあります。
だからこそ太平洋戦争では米軍の標的となり、いくども激しい空襲を受けました。
現在は記念施設として「大和ミュージアム」が港に建てられ、往時を偲ぶことができます。

作中にも登場する、大きな船舶が行き来する港や、町中を流れる川やそこに架かる橋を眺め、
緑の多い街路を歩いていると、もちろんその風景が現代に変わってはいても、
70年前のこの町に暮らしていた主人公のすずさんや周作さんたちの姿が瞼に浮かび、
今いるこの場所と地続きのまま、作品の世界に入り込んだような不思議な感覚を覚えました。

今回の旅で一番行きたかったのはすずさんたちの家族が暮らす家があった長之木町の辺り。
けれどいざその場所に立つと、作中に描かれただんだん畑はすでに無く、新興の住宅地に視界を遮られ、
往時のすずさんたちが見ていた、長い石段から「呉」の町を見下ろす光景は見れませんでした。

それでもどうしても同じ景色が観たくて、車で町の後方にある灰ヶ峰の山頂に登りました。
そこからは「呉」の町の全景と、瀬戸内海の島々を望む「呉」港を見渡せる観光名所になっています。
正面に海、残る三方を山に囲まれた「呉」の町は意外なほど小さく感じられました。

この時に灰ヶ峰の山頂まで案内してくれたタクシーの運転手さんは「終戦の年の生まれ」だそうです。
道すがら、幼い頃の思い出話をいろいろ聞かせてくれました。

自分がまだ産まれる前に母親のお腹の中に居た頃のこと、
身重の母が空襲に襲われ、逃げ込もうとした防空壕はすでに満杯で、
幸い別の壕を見つけて難を逃れたけれど、最初に入ろうとした壕は爆弾で全滅していたそうです。

「自分はたまたま助かっただけですよ。ハッハッハッ」と、運転手さんは笑い声交じりに語りましたが、
戦時下の恐ろしいエピソードとしてよく聞く話を、まさか生々しい実体験として聞いたのは、
やはりそこが悲しい歴史を持つ「呉」の町だったからかもしれません。

そして灰ヶ峰の山頂から見た「呉」の町の景色は、山のふもとに住むすずさんの観た景色ではなく、
実は昭和20年3月19日にこの山を越えて飛来した米軍機B29の操縦士の視点であったことも、
その運転手さんが教えてくれました。

「こういう話が出来るのも私の世代が最後ですね…」と寂しそうに言う運転手さんに、
「戦時中の呉が舞台の映画です」と言って、「この世界の片隅に」の映画のチラシを渡してきました。
公開された映画を見てくれるといいな、と思います。
きっと次に乗せたお客さんに映画のことを、当時の思い出交じりに教えてくれるでしょうから…。


あらためて、今回のCOMITIA118では会場内企画として
アニメ映画版の監督の片渕須直さんと原作者のこうの史代さんのトークショーが行われます。
【詳細はこちら→片渕須直+こうの史代公開トークショー
多くの人が、この原作とアニメ化された映画に触れてくれることを心から願って止みません。

なお、当日の会場内では、「この世界の片隅に」原作コミックスはジュンク堂書店さんのコーナーで、
11月12日に公開される映画の前売券はトークショーのコーナーの物販ブースにて販売されます。
ぜひ、どうぞご覧になってみてください。




ティアズマガジン118発売のお知らせ

118cov












代表です。
ティアズマガジン118発売のお知らせです。
流通の都合で前後がありますが、この週末には大概の書店に並ぶと思います。
取扱書店はこちらをご覧ください。

主な記事内容
----------------------------------
【Frontview】
あみだむく[懐古電線]
ばったん[まばたき星雲]
雨宮もえ[メープル兄弟]
不貞寝[あとづけ]
玉置豊[私的標本]

【会場企画】
会場企画
海外マンガフェスタ2016
●トークライブ
高橋陽一
常勝×カネコアツシ
カール・カーシル×イヴァン・ブランドン×ジム・ザブ×スティヴァン・カミングス
バラック×バスティアン・ヴィヴェス×ミカエル・サンラヴィル×寺沢武一

会場企画
アニメ映画「この世界の片隅に」
片渕須直(監督)+こうの史代(原作)公開トークショー

【出張マンガ編集部】
全100誌(媒体)登場

【連載コラム】
ベルネ「誌上COMIC WORK SHOP」
PRINTGEEK「本作りのお役立ち講座〜STAPLEBIND PUBLISHERS」
Circles' Square「イベント運営の裏側ルポ〜コミティアの現場から」
のん「bar図書室だより」
てふや食堂「カンタン修羅場めし」
大塚志郎「五百住シホのワンポイントストレッチ」
三島芳治「セカンド志望者日記」

表紙イラストレーション:えすとえむ(トランスサイダー)
----------------------------------

※コミティア実行委員会によるティアズマガジンの通信販売は終了しました。
 各取扱書店による通信販売をご利用ください。






Archives
  • ライブドアブログ