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【改訂履歴】

初版:2017/03/07 都道府県リーグを楽しむためのまとめ作成


都道府県リーグとは(概要)

J1→J2→J3→JFL→地域リーグ→都道府県リーグ

都道府県リーグは、J1を1部リーグとすると、7部リーグ以下に相当する社会人リーグのことです。
※「J3とJFLは並列です」みたいなやつは説明がややこしくなるので割愛。


都道府県リーグは、全国47都道府県のサッカー協会が管轄し、各県でリーグ戦を行います。

都道府県リーグから地域リーグへ昇格するためには、都道府県リーグ1部(トップリーグ)で規定の順位に入り、昇格大会を勝ち抜く必要があります。


上位、下位リーグとの関係

地域リーグ編成都道府県リーグ
北海道サッカーリーグ8チームブロックリーグ(札幌、道央、道東、道南、道北)
東北社会人サッカーリーグ1部(10)2部北(10)青森、岩手、秋田
2部南(10)宮城、山形、福島
関東サッカーリーグ
1部(10)2部(10)茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨
北信越フットボールリーグ1部(8)2部(8)新潟、富山、石川、福井、長野
東海社会人サッカーリーグ1部(8)2部(8)静岡、岐阜、愛知、三重
関西サッカーリーグ
1部(8)2部(8)滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山
中国サッカーリーグ10チーム鳥取、島根、岡山、広島、山口
四国サッカーリーグ8チーム徳島、香川、愛媛、高知
九州サッカーリーグ10チーム福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄
上表では、都道府県リーグからつながる上位リーグ、地域リーグとの関係を示したものです。

地域リーグへの昇格大会を勝ち抜くと、上表に左側の地域リーグへ昇格することになります。東北社会人サッカーリーグについては、諸般の事情により数年前から昇格大会は行われておらず、県リーグの結果や上位リーグである地域リーグの状況で昇降格チームが決まっています。

※昇格大会参考記事

北海道の都道府県リーグに相当するリーグは、札幌、道央、道東、道南、道北と5つに分かれたブロックリーグになります。

都道府県によって違いますが、都道府県リーグの下位リーグ(市区町村リーグや都市リーグ)があります。北海道は、ブロックリーグの下位リーグに地区リーグがあります。


主要大会

1.リーグ戦
リーグ戦の日程は、各都道府県によって違います。例として平成28年度の千葉県社会人サッカーリーグと沖縄県サッカーリーグの日程を下記の通りです。千葉県社会人サッカーリーグ、沖縄県社会人サッカーリーグは1部~3部の構成になっています。

千葉県:平成28年度日程
1部:平成28年5月8日~平成28年10月9日
2部、3部:平成28年4月1日~平成28年12月31日
※平成28年度、1部

沖縄県:平成28年度日程
1部:平成28年4月10日~平成28年11月6日
2部:平成28年4月10日~平成28年11月6日
3部:平成28年4月10日~平成28年11月13日
※平成28年度、1部2位のFC那覇(1位が沖国大のため)は九州各県リーグ決勝大会へ出場

※1部~3部の昇降格レギュレーションは各都道府県によって異なります。
※日程の詳細は各都道府県リーグの情報をご確認ください。


2.全国社会人サッカー選手権(全社:ぜんしゃ)
都道府県リーグ所属チームは、全社の地域予選出場を目指して県予選を戦います。例として平成28年度の千葉県社会人サッカーリーグと沖縄県サッカーリーグの日程は下記の通りです。

千葉県予選
県リーグカップ兼全国社会人大会千葉県予選
日程:平成28年4月3日~5月5日
優勝チームは、全国社会人サッカー大会関東地区予選に出場
※平成28年度優勝チーム:VONDS市原SECOND
沖縄県予選
沖縄県社会人サッカー選手権大会兼九州社会人サッカー選手権大会沖縄県予選
日程:平成28年5月8日~6月19日
優勝チームは、全国社会人サッカー大会九州地区予選(九州社会人サッカー選手権大会)に出場
※平成28年度優勝チーム:沖縄SV

地域予選

関東予選
平成28年度全国社会人サッカー大会関東地区予選
日程:平成28年6月5日~6月19日
九州予選
平成28年度全国社会人サッカー大会関東地区予選
日程:平成28年7月30日~7月31日

全国大会
第52回全国社会人サッカー選手権大会
日程:平成28年10月22日~10月26日

全国大会(本大会)への道のり
県予選を勝ち抜くと、全国を9ブロックに分けた地域予選に出場します。地域予選から地域リーグチームが参加します。地域予選で規定の順位に入る(地域によって違います)と全国大会に出場できます。

都道府県リーグ所属チームとはいっても、全社で上位3チームに入ると地域CLに出場できます。地域CLに出場し規定の順位に入る(諸事情により毎年違う場合があります)と、JFLへ昇格することができます。県予選から戦うため長い道のりなりますが、スーパージャンプのチャンスが無いわけではありません。
※JFL昇格には、成績と共に各種要件の審査があります。

過去に全国大会(本大会)へ出場した都道府県リーグ所属チーム(2013年から)
2016年 愛媛 7チーム 
>新日鉄住金室蘭サッカー部(道南、室蘭)、いわきFC(福島2部)、アイデンティみらい(茨城1部)、FC Kawasaki(岐阜1部)、FC EASY 02(兵庫1部)、宮崎産業経営大学FC(宮崎2部)、沖縄SV(沖縄3部)
2015年 岩手 1チーム 
>八幡平トーレゾール(岩手2部:開催地)
2014年 和歌山 3チーム 
>MD長崎(長崎1部)、三宅クラブ(福岡1部)、トヨタ自動車北海道(道南、苫小牧)
2013年 長崎 3チーム
>ジョイフル本田つくばFC(茨城1部)、時津SC(長崎1部:開催地)、千葉教員SC(千葉1部)


3.全国クラブチームサッカー選手権(全クラ:ぜんくら)
全クラは、1種登録の都道府県リーグ所属チームを対象としたトーナメント大会です。2008年から前年度国体開催地で開催されています。

出場チーム:全16チーム
地域代表(9地域。開催都道府県チームを除く) 計9チーム
開催地代表(都道府県) 1チーム
開催地代表(市区町村) 2チーム
※16チームに満たない分は、各地域から1枠ずつ持ち回りで補充。

例として平成28年度の千葉県社会人サッカーリーグと沖縄県サッカーリーグの日程は下記の通りです。
千葉県予選
全国クラブチームサッカー選手権千葉県予選
日程:平成28年3月27日~5月5日
優勝チームは、全国クラブチームサッカー選手権関東大会に出場
※平成28年度優勝チーム:千葉教員SC
沖縄県予選
全国クラブチームサッカー選手権大会沖縄県大会
日程:平成28年7月3日~7月24日
優勝チームは、九州クラブチームサッカー選手権大会全国大会予選に出場
※平成28年度優勝チーム:小禄クラブ

地域予選
関東予選
平成28年度全国社会人サッカー大会関東地区予選
日程:平成28年9月10日~9月12日
九州予選
九州クラブチームサッカー選手権大会全国大会予選
日程:平成28年9月10日~9月11日

全国大会
第52回全国社会人サッカー選手権大会
日程:平成28年10月8日~10月11日
※平成28年度優勝チーム:いわきFC


4.天皇杯全日本サッカー選手権大会(天皇杯)
都道府県リーグ所属チームは、天皇杯の県代表を目指して県予選を戦います。例として平成28年度の千葉県社会人サッカーリーグと沖縄県サッカーリーグの日程は下記の通りです。

千葉県予選
千葉県第1種サッカー選手権大会兼天皇杯全日本サッカー選手権大会千葉県1次予選
ブロック予選
日程:平成28年12月4日~平成29年1月29日
決勝トーナメント
日程:平成29年2月5日~2月25日
優勝チームは、千葉県サッカー選手権大会に出場
※平成29年度優勝チーム:江戸川大学FC
代表決定トーナメント
第22回千葉県サッカー選手権大会
日程:平成29年4月2日~4月9日

沖縄県予選
タイムス杯争奪沖縄県サッカー選手権大会
地区予選
日程:平成28年1月8日~平成29年2月5日
代表決定トーナメント
日程:平成28年3月5日~4月9日


まとめ


 都道府県リーグはJ1から数えるとカテゴリーが7つ下です。一括りに都道府県リーグとは言っても、チームによって温度感は様々で設立の主旨も目的も違います。話題のいわきFCや沖縄SVのように将来Jリーグを目指すチームもあれば、福利厚生を目的とした企業チームや、俗に「草サッカー」と言われる週末に集まってサッカーを楽しむ社会人チームまで様々なチームが存在します。

 SNSやWeb映像配信サービスの発達により、都道府県リーグ所属のチームの試合を楽しむことができるようになってきました。とても素晴らしいことですね。

 私は、日本代表やJリーグが盛んになることだけが日本サッカーの発展につながるとは思っていません。

 サッカーに関わる人の全てが、プロになれる分けではありません。様々な事情によりプロになれなくても、働きながら、勉強をしながら、普段の生活を送りながらサッカーと共に人生を楽しんでいけることはとても大切なことです。選手登録が最も多いこのカテゴリーの充実が下支えとなり、将来のサッカー界の発展を揺るぎないものにしていくと思っています。

 最近では、キャリアの終盤に都道府県リーグでのプレーを選ぶ元Jリーガーがいたり、上位カテゴリーから移籍してくる指導者や選手も増えています。高校、大学選手権でならした選手もおり、時にはハイレベルなプレーを見られる事もあります。

 ただ、このカテゴリーは、プレー環境、観戦環境が整っていません。公共交通機関で会場にたどり着くことができなかったり、屋根や観客席がなく、金網越しでピッチレベルで試合観戦することもあります。サッカーの試合としてイメージする華やかなプロリーグの雰囲気はありません。

 ここからは、我々の最も身近にあるサッカーの息吹を感じることができます。

 誰もが目の前の選手に、チームには負けたくありません。それは上位カテゴリーと変わりません。ピッチとの距離が近いため、選手同士のピッチ上のやりとりや息遣い、喜びや悔しさ、よりリアルな感情が伝わってきます。

 サッカーができる喜びや、ここにサッカーがある幸せはプロリーグにも負けません。

 これからどこを目指すのか、目指さないのか、時に会話をしながら選択した道や場所を理解する。選手やチームの数だけ様々なサッカーがあること、ここにある諸般の事情を受け入れる「余裕」を持ってご観戦頂けたらと思います。

最も身近なサッカーを楽しんで行きましょう♪

コミュサカ@管理人

※記事中、間違い、補足、加筆等々ございましたら、
 やさしく(笑)ご指摘頂けたらと思います。 <(_ _*)>


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