コミュサカまとめブログ

主にサッカーのJ3、JFL、地域リーグ、都道府県リーグを見ながら、フットサル、障害者サッカーの情報も取り扱っています。

    その他


    ファジアーノ岡山が提供するスタジアムグルメ「ファジフーズ」。

    ファジフーズといえばサッカー界に広くその名を知られ、スタジアムに訪れる多くのファンを楽しませてくれています。また、カテゴリーを問わずクラブ関係者が視察に訪れるなど、サービスやシステムにおいても一目置かれた存在となっています。

    なぜファジフーズはそこまで注目されるのでしょうか。

    ファジフーズは、J2ファジアーノ岡山のスタジアムグルメということでコミュサカとは少し離れますが、ファジアーノ岡山ネクストがJFLに参戦していた時に、規模を縮小したファジフーズを展開してくれたことで、私達アンダーカテゴリーのファンもファジフーズを楽しむことができました。

    色々な縁があったことで、私自身がファジフーズの世界観に興味がわいたこともあり、コラムの寄稿をお願いしたところ快く引き受けてくださいました。今回は、ファン目線からファジフーズの魅力に迫りたいと思います。コラムは前編・後編に分かれています。是非、ご一読ください。

    前編はこちらから

    コミュサカ@管理人



    前編では「ファジフーズとは何か」ということで、システム面について書いてみました。ここからは6月3日に行われたジェフユナイテッド市原・千葉戦のファジフーズのレポを書きたいと思います。みんなで美味しくいただきました。

    最高の週末に向けて

    ファジサポの週末はファジフーズチェックから始まる。食べることとファジアーノ岡山が大好きなフレンズ達は公式ホームページやTwitterアカウントのファジフーズ紹介をチェックし、直近の試合の「お目当て」を品定めしてから試合に臨んでいる。

    ファジアーノ岡山:【6月3日ジェフユナイテッド千葉戦】ファジフーズのご案内

    「○○戦限定メニュー」や「季節限定メニュー」など、全試合観戦に来るサポーターでも飽きないメニュー作りを徹底している。ファジアーノサポーター達にとっては「今節は何を食べようかな」と新メニューや限定メニューの品定めをすることも週末の試合に向けた準備の一つと言えるのかもしれない。

    スタジアム到着

    JR岡山駅から歩いて約20分。岡山県総合グラウンドに到着。ファジアーノ岡山のホームスタジアムであるシティライトスタジアム前の広場にはこんな看板が。

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    また、スタジアム内外でこんな試合ファジフーズ案内チラシの配布もされている。

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    このように、初めてスタジアムを訪れた人でもその日に販売しているファジフーズがわかる工夫がなされている。

    これなら事前情報なしで参戦しても安心。

    千葉戦ファジフーズ紹介

    さて、肝心のファジフーズ。

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    「マウンテン丼」 650円
    毎試合、対戦相手にちなんだ食材がどっさり載った「マウンテン丼」シリーズ。
    千葉戦は鶏肉と千葉県産ピーナッツをオイスターソースで炒めた「鶏ピーオイスターソース炒めマウンテン丼」。

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    こうやって鉄板で炒めているので、見た目と匂いにつられて買ってしまうのがスタグル。無慈悲。

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    「メッシシリーズ」400円
    毎回、対戦相手にちなんだミニ丼の「メッシ」シリーズ。
    (千葉戦の際は購入しなかったので画像は徳島戦の「徳島うまいじょメッシ!!」。)
    ミニサイズなので女性でも他のスタグルと合わせて食べれます。

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    「トロッ!!とろ角煮ぶっかけ」600円 千葉戦限定メニュー。
    とろっとろの角煮ととろろが載ったうどん。

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    「山賊ぶっかけうどん」600円
    うどんその2。
    鶏の山賊焼きを丸ごと載せたぶっかけうどん。

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    「紋甲イカゲソ串」300円
    「ナイスきゅうり」250円
    千葉戦限定メニューのゲソ串。
    公式の紹介によると紋甲いかは千葉で有名らしい。

    夏の定番として隠れた人気を誇るナイスきゅうりはきゅうりを丸々一本浅漬けにしたもの。きゅうりは身体を冷やす効果があるのでお酒のおつまみにも水分補給にも抜群。

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    「千屋牛串」600円。
    定番メニューと言えばこちら。
    岡山県の和牛である千屋牛を串で。
    セレブな人には1,500円の千屋牛ステーキもおすすめ。

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    お肉美味しいよお肉。

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    サッカー観戦にはお酒が不可欠!という方にはこちら。
    ノンアルコール含むカクテルやハイボール、おつまみまで取り揃えております。

    冬は「おでんバー」としておでんも販売。
    イケメンのおにいさんやかわいいおねえさんが提供してくれます。

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    「津山ホルモンうどん」500円
    岡山が誇るB級グルメと言えばこちら。
    特製みそダレとぷるぷるのホルモンのハーモニー。 調理する匂いだけで最強。

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    「そずり焼きそば」400円
    ホルモンうどんの隣の鉄板で作っているのがこちら。
    牛の骨の回りの肉をそぎ落としたものであるそずり肉を具材に使った焼きそば。
    冬季限定メニューのそずり鍋は醤油ベースのおつゆに具だくさんでこちらもおすすめ。
    >どちらもコストパフォーマンス抜群。

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    「岡パクガパオライス」500円
    実はパクチー生産が日本トップクラスな岡山県。
    そんな岡山産のパクチーを使用したガパオライス。
    夏にぴったり。

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    「温玉豚キムチ丼」600円
    豚キムチと温玉をオンザライス。
    ご飯に合わないハズがない一品。

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    デミカツ丼 600円
    先日「秘密のケンミンSHOW」でも紹介された岡山名物の逸品。
    ご飯とキャベツの上にサクサクのカツ、そこにデミグラスソース。

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    「ファジきっチキンと勝カレー」600円
    このblogではお馴染みとなった「量がおかしい」とよく言われるカレー。
    ネクス盛りじゃなくてもこのボリューム。
    鶏肉が苦手な人のために普通のカツカレーもありますよ。

    ファジアーノ岡山vsジェフユナイテッド千葉、キックオフ

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    前編にも書いた通り、サッカー観戦の「メインディッシュ」はあくまでも試合。
    今シーズンは主力選手の退団に伴うチーム戦術の建て直しや開幕直前に怪我人が続出するなどもあって、なかなか調子の上がらないファジアーノ岡山だった。

    しかしGWを開けた辺りから調子は上向きに。

    この試合も千葉に先制点を許したものの、前線の選手の連動したプレスが機能したこともあり2-1の逆転勝利を遂げる。

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    さぁ~て、今週のファジフーズは?

    ここまでファジフーズを見てきて「ちくしょう飯テロかよ、俺も喰いてえよ!」って方も多いんじゃないでしょうか。(この文章は真夜中に書いてるので自分も自爆テロ状態)

    そんなファジフーズ、次回ホームゲームであるFC岐阜戦はこんなラインナップです。

    ファジアーノ岡山:【6月17日FC岐阜戦】ファジフーズ、フーズバトルのご案内

    メッシシリーズ史上最高傑作との声も(俺の中で)高い「BBQプレミアムメッシ」、例のカレー屋さんがトッピングを盛りに盛った「どんどん勝カレー」という狂っt…ボリューム満点のメニューや、かつての人気メニュー「ファジコロッケ」(カ○コロ?ちょっとなにいってるかわからない)など、かつて限定などで好評だったメニューがこの試合のみの復活。

    さぁ、モニターやスマホやタブレットの向こう側でこのコラムを読んでいる皆さん、6月17日はお誘いあわせの上シティライトスタジアムへ「食べに来て」ください!!!
    (※ファジフーズの売上の一部はファジアーノ岡山の強化資金に充てられます)



    【コラム】「雛雉達の舞う空に」セカンドチームシリーズコラム ファジアーノ岡山ネクスト 編
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/39860791.html
    【コラム】ネクスファジがくれた愛すべき空間
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/49212586.html
    【コラム】「ファジフーズとは何か」ファジフーズの魅力に迫る ー前編ー
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/50225936.html
    【コラム】「食レポ!スタジアムへ食べに来て!」ファジフーズの魅力に迫る ー後編ー
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/50226179.html


    著者
    popmas
    iek:岡山のポッポマスター @iekiek1984

    紹介
     岡山出身大阪在住のファジサポさんで、通称「ポッポマスター」。ホームゲームのたびに大阪から帰省しとんぼ返りするツワモノで、トップチームだけではなく注目の集まりにくいファジアーノ岡山ネクストを盛り上げるべく地道な活動を続けておられます。(ゼロファジ: @ZeroFagi

    初心者の素朴な疑問に答えたサッカー観戦Q&A (どこをどう観れば面白くなるのかがよくわかる)

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    ファジアーノ岡山が提供するスタジアムグルメ「ファジフーズ」。

    ファジフーズといえばサッカー界に広くその名を知られ、スタジアムに訪れる多くのファンを楽しませてくれています。また、カテゴリーを問わずクラブ関係者が視察に訪れるなど、サービスやシステムにおいても一目置かれた存在となっています。

    なぜファジフーズはそこまで注目されるのでしょうか。

    ファジフーズは、J2ファジアーノ岡山のスタジアムグルメということでコミュサカとは少し離れますが、ファジアーノ岡山ネクストがJFLに参戦していた時に、規模を縮小したファジフーズを展開してくれたことで、私達アンダーカテゴリーのファンもファジフーズを楽しむことができました。

    色々な縁があったことで、私自身がファジフーズの世界観に興味がわいたこともあり、コラムの寄稿をお願いしたところ快く引き受けてくださいました。今回は、ファン目線からファジフーズの魅力に迫りたいと思います。コラムは前編・後編に分かれています。是非、ご一読ください。

    コミュサカ@管理人

    スタジアムに賑わいを生むファジフーズ

    ファジアーノ岡山の試合が行われるシティライトスタジアムを訪れた際、最も目に留まるのはスタジアム外の賑わいであろう。ファジアーノ岡山に魅せられたファン・サポーターの中にはこのお祭り的な雰囲気に惹かれたという人も多い。その賑わい創出に大きく寄与しているのがファジフーズである。

    立ち並ぶファジフーズの屋台のテントやそこに並ぶ人達の存在は、ファジアーノ岡山の試合の「盛り上がり」を可視化する効果がある。ファジフーズが存在することで、試合当日のシティライトスタジアムに「お祭り」感が産まれ、今ではファジアーノ岡山の試合には欠かせない存在となっている。

    「スタジアムへ食べに来て」

    F指標

    ファジアーノ岡山は集客において客層をカテゴリーに分け、異なるカテゴリー毎に異なるアプローチを行っている。このカテゴリー分類において最も母数が大きいのは「無関心層」である。この潜在的顧客である無関心層を+1であっても関心度を増やし、「関心がある」層に移行出来るかが鍵になる。2015年からファジアーノ岡山が行っている「Challenge1」という取り組みでは、新規観戦者を「お誘い」した人にピンバッジやTシャツなどの特典を与えることで、観戦未経験者がクラブに関心を持ちクラブの試合に触れる機会を作ることを狙っている。

    残念なことに、この国におけるサッカー観戦は娯楽のファーストチョイスにはなり得ていない。言い換えれば、「お誘い」相手である無関心層にとってはサッカー観戦そのものを目的とした誘いを受けても興味を惹く可能性は低い。そういった場面においては「第二、第三の矢」が必要となる。サッカーやスポーツ観戦に関心を持たない人に闇雲に「スタジアムに来て」と誘うだけではなく、「こういう楽しみ方もあるよ」と試合以外の楽しさを紹介することでより関心を持ってもらうことができる。

    ここで活用されるのがファジフーズの存在である。以前、ファジアーノ岡山の木村正明社長は日本経済新聞に連載していたコラムに「スタジアムへ食べに来て下さい」というキーワードを用いた。本来ならJリーグの試合において「メイン」となるのはあくまでもサッカーの試合である。しかし、前述の通りその一点だけでは「サッカーの試合」という部分に関心のない人への興味喚起には難しい点がある。だからこそ、「スタグルを食べに来て」「試合はビール飲みながらでも気楽に見れますよ」という「週末のレジャーという点を強調した」誘い方も必要になってくるのだ。

    「地域に愛されるクラブ」を目指すファジアーノにとって、ファジフーズがこれから先「地域に愛されるスタジアムグルメ」としてクラブ同様に親しまれ愛される事が出来れば、現在は関心を持たない人たちがクラブに触れるきっかけとなり、クラブの更なる発展への寄与度を高めてくれるだろう。

    「ファジフーズ」というシステム

    ファジフーズの魅力は豊富なメニューや味は勿論であるのだが、一番の魅力は「システムが整備されている」という点である。ファジフーズは統一されたテントやユニフォームを用いるとともに、販売においてもPOSシステムを導入し時間毎の売上データを管理するなど他のスタジアムにはないシステムを取り入れている。店舗名を大きく表示しない(商品説明のパネルには明記あり)ことから「名物店舗」が生まれづらいというデメリットはあるものの、統一感のあるスタグルエリアの形成を可能にした。

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    テントにはそれぞれのテントで提供している料理の写真が付いた看板が掲げられており、スタジアムで配布されているフード紹介チラシには販売されているテント番号も明記されている。どこで何を売っているのか明確化することで初観戦の人やアウェイサポも迷わずに購入できる。

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    また、各店舗には販売待機列・提供待機列・出口などの導線がはっきりと区分けされているので購入時の混乱を低減する工夫がされている。

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    各店舗にはPOSのレジが設置され、「いつ」「どこで」「何が」「どのくらい」売れたのかデータの集計が可能となっている。このデータは次回以降のファジフーズのメニュー決定や販売量の設定などに活かされているのだ。

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    このように、「ファジフーズ」とはファジアーノ岡山の試合で食べることができるスタジアムグルメの総称であるとともに、そのスタジアムグルメの販売システムそのものであると言える。

    ファジフーズができるまで

    ここまでファジフーズの魅力について書いてきたが、もちろん初めからこんなに充実したシステムが構築されていたわけではない。ファジアーノ岡山がJFLを闘っていた2008年の途中から桃太郎スタジアム(当時)前の広場に1つ2つ程のテントが並ぶようになり、「ファジフーズ」という名称が付けられた。当初は少なかったテントの数はシーズンを重ねるごとに増えていき、ファジアーノカラーのテントや統一されたユニフォーム、POSシステムの導入などなど現在のファジフーズのスタイルが徐々に確立されていった。

    ファジアーノ自身も2009年のJ2最下位から徐々に順位を上げていった。チームには各国のA代表経験者やオリンピック代表候補が名を列ね、J1昇格プレーオフ決勝まで駒を進めるほどの躍進を果たした。このように、クラブの成績に比例するようにファジフーズも成長を遂げることが出来た。これは一重にフロントスタッフの努力により運営規模を拡大できたことだけでなく、地域の飲食店などからの多大な協力を受けることができたことが何より大きいと考える。

    先述の「地域に愛されるスタグル」造りには「クラブが地域から親しみを持たれていること」が前提となるからである。「クラブが親しみを持たれている」からこそ、「このクラブに協力したい」という人の支援の輪を広げていくことが出来るのだろう。

    ネクス盛りでお馴染みのカレー屋さんについて

    ファジフーズにももちろん、「名物メニュー」というものがある。このブログにおいては「ファジきっチキンと勝カレー ネクス盛り」がよく取り上げられていた。ただでさえボリュームのあるチキンカツカレーのチキンカツがファジアーノ岡山ネクストの試合時は通常比1.5~2倍になるというお店の方の大盤振る舞いメニューである。

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    あるトップチーム・ネクストのダブルヘッダー開催時、いつものようにカレーのテントに並んで提供を待ちながら店主の男性と何気なく会話をしていた。店主は調理をしながら「ネクスは今年なかなか勝てなくて(サポたちも)大変だろうから、せめてこういうので楽しんでほしい」と言い揚げたてのチキンカツを山のように盛っていた。サポーターにとって親しみ深くスタジアムでの「楽しみ」のひとつであるファジフーズだが、販売するお店もこのクラブに対して「親しみ」を持って参加してくれていることがわかり、サポーターとして凄く嬉しく感じたエピソードである。

    岡山の街に彩りを

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    ファジアーノ岡山はJ1昇格の目標に向かって殻を破ろうとしている。

    そんなクラブに対して地域の期待は高まっており、観客動員数は年々増え昨年は平均観客動員数1万人を突破した。チームの躍進に伴って岡山の街にこれまでになかったような大きな盛り上がりが生まれた。

    「熱しにくく冷めやすい」と揶揄される事も多かった岡山の街が、ファジアーノ岡山というクラブに彩られているように感じる。街を彩るファジアーノ、スタジアムを彩るファジフーズ。そこに触れる人達が更なる彩りを与えてくれるだろう。


    【コラム】「雛雉達の舞う空に」セカンドチームシリーズコラム ファジアーノ岡山ネクスト 編
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/39860791.html
    【コラム】ネクスファジがくれた愛すべき空間
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/49212586.html
    【コラム】「ファジフーズとは何か」ファジフーズの魅力に迫る ー前編ー
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/50225936.html
    【コラム】「食レポ!スタジアムへ食べに来て!」ファジフーズの魅力に迫る ー後編ー
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/50226179.html


    著者
    popmas
    iek:岡山のポッポマスター @iekiek1984

    紹介
     岡山出身大阪在住のファジサポさんで、通称「ポッポマスター」。ホームゲームのたびに大阪から帰省しとんぼ返りするツワモノで、トップチームだけではなく注目の集まりにくいファジアーノ岡山ネクストを盛り上げるべく地道な活動を続けておられます。(ゼロファジ: @ZeroFagi

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    台紙

    J3以下のカテゴリーには様々な運営形態のチームがあります。
    プロクラブ、アマチュアクラブ、実業団、学生、そしてセカンドチーム。


    一括りにセカンドチームとは言っても「設立の経緯や意義は様々」というご指摘を頂き、全国のセカンドチームの実態や特徴を知るために、セカンドチームにフォーカスしたコラムをシリーズでお送りしています。

    第3弾は、2016年に活動を終了した、九州サッカーリーグ、鹿児島ユナイテッドFCセカンドです。




    前編: http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/49976855.html



    ■2015年のセカンド
    2015_全体

    2015年の新生セカンドは順風満帆とは程遠いスタートを切った。

    チームに継続して残る事がリリースされていた選手が開幕前にチームを離れ、ある程度チームが仕上がっていないといけない3月中旬のトレーニングマッチで選手の人数が揃わず、中学生を交えて何とかゲームをこなしていた。九州リーグはアカデミースタッフを選手登録して何とか人数を合わせたが、戦力も小粒になり、軸になれる選手がいないチームは序盤から低迷した。

    kuriyama

    チームが好転したのは、現役を引退し、U-15監督となっていた栗山裕貴が試合に帯同するようになってからだった。本業がU-15監督で引退した身なので、現役時代のキレはなくなっていたが、一方でプレッシャーからも解放されて伸び伸びとプレーしているようにも見受けられた。例えるなら、サッカー部が体育の授業で本気を出すみたいな感じだ。それに引き出されるように他の選手達も躍動した。

    栗山裕貴の活躍により、チームは無事残留出来るのだが、セミリタイアしているアカデミースタッフに頼らないと勝ち点を取れない脆いチームだった。

    ■2016年のセカンド
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    何名かの選手はチームを去ったが、2015年シーズンの主力は残る事になった。また、新たに監督を招聘し、アカデミースタッフには頼らないチーム作りを行っていた。

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    後にトップに昇格した角野翔汰等の数名の選手は、前シーズンよりも逞しさが増し一皮むけそうな印象を受けたが結果に繋がらなかった。地震の影響でリーグ戦の試合数が半分に減った事も影響しているだろう。試合数が減った事で1試合の重みが増し、勝ち点を落としたら次に挽回というのが難しくなっていた。

    ただ、このシーズンは、2種登録していたU-18の選手達の出番が増えたり、トップで出番の少なかった塚田翔悟を育成型期限付移籍で加えたりと、随所に「アカデミーらしさ」を見せるシーズンでもあった。鹿児島ユナイテッドFCのU-18は、高円宮杯も県リーグで下のカテゴリーであるため、試合数がまだまだ足りない。一部の選手に限られたが、九州リーグを体験できるのは、経験値を得るためにも大きな意味を持ったはずだ。

    honda

    U-18キャプテンの本田陽司は、九州リーグのリズムにすぐさま順応して大人に混じっても遜色ないプレーを魅せた。

    yamanouchi

    一方でGKの山之内幹はフィジカルを鍛えないといけないと実感したはずだ。チームは最下位に終わったが、U-18のメンバーのレベルアップの為にも九州リーグに残留し、翌年以降もチームは継続して欲しいと願っていたのだが。。

    ■活動終了と共に見えてきたもの
    クラブは2016年10月19日にセカンドのセレクションを行う旨のリリースを出した。
    http://www.kufc.co.jp/information/11439/

    時期的に選手が集まるのか疑問に感じたが、天皇杯開催が前倒しになる関係もあり、例年以上にチームを早く仕上げないといけない事情がこのリリースに繋がったのだと当時は思っていた。募集対象が満19歳~満22歳と年齢制限をかけているが、2015年のサポカン時に「ゆくゆくはセカンドにアンダー26等の年齢制限を設ける」ことを発表していたので、その移行を行うつもりだったのだろう。

    ところが、12月28日、角野翔汰のトップ昇格のリリースと共に、活動終了のリリースがされた。
    http://www.kufc.co.jp/information/academy/14534/

    実は、私はリリース前にとある筋からこの情報は得ていた。この年、クラブはJ2ライセンス不交付という通知を受け、ネックとなっていたスタジアム問題に取り組み出した。また、それと同時にJ2昇格を現実的な目標に掲げた中で、セカンドチームに回していた予算をトップチームの強化費に充てるのがセカンドの活動終了の目的だ。

    2015年の九州リーグの登録料は徳重代表がGM、強化部長の反対を押しきってクラブ負担としていた。あるスタッフは「セカンドチームはトップの下のカテゴリーに」という理想を語っていた。一方で、GMはクラブの体力を考え、セカンドチームを持つのは厳しいと考えていた。2015年のセカンドに選手登録をしていたアカデミースタッフにはスタッフに専念するよう言っていたと聞いている。

    10月にセカンドのセレクションのリリースが出され、12月末に活動終了のリリースと、短い期間の中でクラブが方向転換を余儀なくされた背景には、「セカンドチームの在り方」について、フロントスタッフの間でもズレが生じていたように思える。

    ■鹿児島のU-18世代の現状
    鹿児島ユナイテッドFC U-18の選手は、今シーズンからセカンドに登録して九州リーグを戦う事が出来なくなったため、今後は、トップチームに2種登録され、ゆくゆくはJの公式戦に絡めるレベルに達する事が目標となる。現時点ではまだその域に達していないが、シーズン開幕前のトレーニングマッチに出場した選手もおり、今後もそういう形で出場させてもらえる可能性はある。

    現役の高校生をJの試合に出すレベルに育てるには、アカデミースタッフの質の向上が求められる。

    余談だが、鹿児島の高校サッカーは年々レベルが低下してきている。今年は神村学園の高橋大悟、鹿児島城西の生駒仁と将来が楽しみな選手はいるが、ひと昔前はこういった選手が1つの学年に何人も出てきていた。現在、人口10万人あたりのJリーガー数が全国1位だそうだが、"鹿児島出身"でなく、"鹿児島の高校を卒業した"Jリーガーとなると、J1クラスで活躍している選手は大迫勇也の年代以降育っていない。

    2種はその年代を代表する選手がJユースに集まりがちなので、鹿児島の高校サッカーからJリーグを目指す場合、大学経由で加入する事が現実的なルートになる。しかし、その「大学経由」も関東や関西の強豪大学へ進学すると試合に出られない例も多い。正月の高校選手権でも県代表の鹿児島城西高校のサッカーは「堅守を売りに」と言えば聞こえは良いが、サッカーの質、細かく突き詰めればボールを回す時に緩急をつける事が出来ていない。

    厳しい言い方になるが、やっているサッカーの質は低い上にタレントも育っていないのが鹿児島の2種の現状である。鹿児島ユナイテッドFC U-18はこの閉塞感を打開できるよう、まずは指導者の質を上げてもらいたい。

    ■セカンドチームの在り方とは

    セカンドチームはどう在るべきだったのか。

    クラブは当初、ファジアーノ岡山ネクストに近い形にしようとしている印象を受けた。だが、これは私の希望にもなるが、チームが練習時間を夜に変更した事で、仕事をしながらでも高いレベルでプレーしたい選手の受け皿にもなり得たのだから、サッカー選手として生計を立てたい選手や、働きながらでもレベルの高い環境でプレーしたい選手を受け入れつつ、U-18の有望株に実戦経験を積ませる場として、Jリーグチームが鹿児島に出来た事で課題となってくる、国体を見据えた社会人1種、アマチュアの強化という点でセカンドチームを有効活用してほしかった。

    セカンドチームは様々な視点から活用できるチームだったと思う。予算という問題がつきまとうとはいえ、無くすのは非常に惜しいチームだった。

    FC KAGOSHIMAとヴォルカ鹿児島の統合、鹿児島ユナイテッドFCの誕生、JFL昇格、J3参入、鹿児島サッカーの大きなうねりの中で、鹿児島ユナイテッドFCセカンドというチームがあったことを、私は忘れない。


    ありがとう、そしてさようならセカンド。




    ■あとがき



    ■編集後記
    最初に、鹿児島ユナイテッドFCのサポーターの皆さんに、セカンドについてのコラム執筆を打診したのは、2015年シーズンのサポカン前あたりだったかと思います。しかし、その時の打診に対しての鹿児島サポーターの皆さんからの返事は、

    待ってくれ。今はその時期じゃない。

    というものでした。daiさんにコラムを寄稿いただいた今となってみれば、2014年から2015年にかけての変化があった、とても難しい時期だったということですね。

    このやりとり以降も、鹿児島サポーターの方々と交流をさせていただいて、セカンドの様子は少しですが伝え聞いてはいました。多くの方がセカンドを思い、所属選手をサポートし、セカンドのために尽力されていました。

    トップチームではなく、セカンドの試合のために海を越えて沖縄まで来るのは、本当に大変なことです。

    08_2014_大幕
    https://twitter.com/commusoccer/status/513982035140964352

    20mはあろうかという大段幕と太鼓を担いで飛行機に乗るなんて、想いが無ければできないことです。

    09_2014_小隊
    https://twitter.com/commusoccer/status/513538703646408704

    セカンドの解散が発表された時、真っ先に思い浮かんだのは、彼らがスタンドで応援している姿でした。そして、愛情に溢れた応援の声が脳内に蘇りました。

    10_2014_マスクマン
    https://twitter.com/union_tigre/status/511838429122801664

    鹿児島ユナイテッドFCのサポーターといえば、JFL昇格初年度に大量のマスクマンが発生して有名になりましたが、彼らがなぜマスクを被ったかを知っていますか?

    鹿児島ユナイテッドFCは、ご存知の通り、ヴォルカ鹿児島とFC KAGOSHIMAが統合されてできたチームです。地域決勝でも、成績の優劣で登録番号が決まるとあって、最後の最後、地域決勝の決勝ラウンドまで死闘を演じたライバル以上の存在でした。

    つい先日まで火花を散らしていた両チームのサポーターに「統合したから一緒に応援してね」と言っても簡単にわかりましたとはならないですよね。チームのため、選手のため、鹿児島のためとは言っても、何ともいえないバツの悪さや、複雑な感情があったといいます。

    そんな時「どの面下げてスタジアムに行けばいいんだよって思うんなら、そのどの面にマスクを被れば良いんじゃね?」となって、大量のマスクマンが誕生したそうです。

    今では、スタンドの様子を見るとマスクマンも大分減ったように思います。少し時間が経って、様々な想いを消化できた方もいると思いますし、鹿児島ユナイテッドFCになってから応援しているというファン、サポーターがだいぶ増えてきたということかなとも思います。

    時は流れ、時代は変わって行きます。

    ただ、クラブ統合という鹿児島サッカー大変革の荒波を、独特のユーモアと鹿児島への思いで乗り切ったサポーターがいたこと、そして、ヴォルカ鹿児島の系譜を継ぎ、3年という短い時間ながら、多くのサポーターに愛された鹿児島ユナイテッドFCセカンドというチームがあったこと。

    それを、何とか形として残したかった。

    11_2014_サポーター
    https://twitter.com/union_tigre/status/511822149305135105

    セカンドも、鹿児島ユナイテッドFCの大切な歴史なのですから。

    コミュサカ@管理人



    【コラム】宮崎からJリーグ入りを目指す2つのクラブについて
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/49850352.html


    著者
    dai
    dai @daisan0512

    NO 全攻切守 NO LIFE
    http://daisan512.blog24.fc2.com/

    紹介
     鹿児島ユナイテッドFCサポーター。ヴォルカ鹿児島時代から応援し、ホーム・アウェイに関わらず試合会場に駆けつける。daiさんのブログ「NO 全攻切守 NO LIFE」は2008年から記事を更新し、学生サッカーから社会人サッカーまで広く網羅している。詳細な試合レポートと冷静な分析は秀逸だ。

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    台紙

    J3以下のカテゴリーには様々な運営形態のチームがあります。
    プロクラブ、アマチュアクラブ、実業団、学生、そしてセカンドチーム。


    一括りにセカンドチームとは言っても「設立の経緯や意義は様々」というご指摘を頂き、全国のセカンドチームの実態や特徴を知るために、セカンドチームにフォーカスしたコラムをシリーズでお送りしています。

    第3弾は、2016年に活動を終了した、九州サッカーリーグ、鹿児島ユナイテッドFCセカンドです。




    00_2014_整列
    https://twitter.com/dnmt_kyu/status/476269865028706304

    ■はじめに
    コミュサカ管理人さんより、鹿児島ユナイテッドFCセカンドのコラムの依頼を受けたはいいが、凄く難しい作業だと感じた。

    参考にFC岐阜、ファジアーノ岡山のセカンドチームに関するコラムを読んだ時、この2チームには一本芯が通っているように感じ、鹿児島のセカンドにはその芯が無いように思えた。

    鹿児島ユナイテッドFCセカンドは3シーズンしか活動出来なかったが、このチームには一本芯が通っていなかった。クラブがこのチームをどうしたいのかが見えてこない以上、コラムとして残すのは凄く骨の折れる作業だ。

    このチームを語るうえで2014年と2015年以降では、同じ「鹿児島ユナイテッドFCセカンド」でもまったく違うチームに見えたので、コラムは2014年を前編、2015年以降を後編として書きたいと思う。

    ■設立の経緯、課題となった活動資金
    2014年、ヴォルカ鹿児島とFC KAGOSHIMAが統合し、鹿児島ユナイテッドFCが発足した際に、トップチームに選ばれなかった選手の受け皿として、鹿児島ユナイテッドFCセカンド(以下セカンド)が発足した。登録番号はヴォルカ鹿児島のものを引き継いだ。ヴォルカ鹿児島は、前身が鹿児島サッカー教員団で、第1回から九州リーグに参戦している歴史のあるクラブだった。

    セカンドが九州リーグに参戦するに辺り、クラブは年間400万円かかると言われていた活動予算のうち100万円しか捻出できず、残りの予算は選手の部費や有志からの寄付で賄われていた。

    クラブは救済措置として、セカンドに所属する選手経由でファンクラブに入会した場合の売り上げを、セカンドの活動資金に充てることとした。また、シーズン終盤に行った、選手ストラップの販売で得た売り上げは、全国社会人選手権への遠征費に充てられた。

    01_2014_ストラップ販売
    https://twitter.com/union_tigre/status/511839420375236609

    ■現状を受け入れてやっている
    セカンドの選手は、日中に練習し夜はアルバイトという生活だった。

    選手は、前FC KAGOSHIMAの選手とセレクション等で集まった選手で構成された。前ヴォルカ鹿児島の選手は残らなかった。これについては、日中に練習をした後にアルバイトをしていたFC KAGOSHIMAと、日中はフルタイムで働き、夜に練習をしていたヴォルカ鹿児島との違いで、前ヴォルカ鹿児島の選手達は生活水準が落ちる事を懸念して残らなかったのでは?という憶測が流れた。

    セカンドは「頑張ればトップチーム昇格」を感じさせる環境には見えた。

    トップチームの練習に参加できたり、シーズン中のトレーニングマッチでは、トップチームとの混成チームで臨んだ事もあった。トップチームのホームゲームでのPRやメディア出演の機会もあり、特にこのメディア出演はセカンドチームとしては異例の事だったと思う。

    02_2014_山口
    https://twitter.com/tamamilk/status/457733150626414592

    運営も担当していた山口直大(現J.FC MIYAZAKI)はよく「現状を受け入れてやっている」と口にしていた。

    サッカーへ取り組む環境も生活も大変だったと思うが、ただ、応援している側としては、こんなに楽しいと思わせたチームはなかった。

    ■大人もはまったふれあいサッカー
    04_2014_ふれあいPK
    https://twitter.com/union_tigre/status/466217738545811456

    04_2014_ふれあい大人
    https://twitter.com/dnmt_kyu/status/470773355037995008

    このチームを語る上で外せないのが、ホームゲーム終了後に開催された「ふれあいサッカー」だ。セカンドの試合後に、ついさっきまで選手がプレーしていたピッチの上で、老若男女を問わずサッカーを楽しんだ。選手も参加して、時には大人げないプレーを見せたりと楽しそうだった。参加した皆が楽しいと思わせる空間だった。

    04_2014_ふれあい集合
    https://twitter.com/union_tigre/status/470930079531270144

    ただ、"セカンドを知ってもらいたい。"という選手の努力や思いが、フロントに響いていたかは疑問だった。

    ■魅力的なチームは1年で解体

    03_2014_小林子供応援
    https://twitter.com/union_tigre/status/511820585416921088

    選手がひたむきに取り組む一方で、この年にトップ昇格を果たした選手は1人もいなかった。
    多くの選手がセカンドを去った。

    05_2014_永江
    https://twitter.com/dnmt_kyu/status/468032283933282304

    永江拓弥がMIOびわこ滋賀へ"個人昇格"したが、多くの選手は、より環境の良い地域リーグクラブへ移籍していった。それもセカンドの役割の一つではあるが、「このチームでもう一年」と思わせる環境がここには無かったという事だろう。

    この年、トップチームも多くの選手に契約満了の通知がなされた。

    セカンドからトップチームへ昇格できる道筋を作り、セカンドで再出発ができる環境であれば、セカンドに選手が来てチームが活性化したように思う。クラブがチームに与えた環境は、口ではうまい事を言って周りを乗せるが、実際は「体のいいポーズ」だったのではないかとさえ思えた。

    クラブとして、体力的に2チーム持つのは難しいということは何となく感じていたが、セカンドチームを有効活用しようとしなかったフロントへの不信感は募った。

    ■サポカンでの一コマ
    2015年、JFL開幕前に行われたサポーターズカンファレンスでもセカンドについての質問がなされた。その際のGMの返答をまとめると下記の2点となる。

    1. クラブの体力的に2つのチームを持つのは厳しい
    2. トップチーム統合の際に漏れた選手達だったので、トップでやるには厳しいと判断した

    はっきりと言ってくれた分、ある意味ではすっきりしたが、腑に落ちない点もあるというのが率直な感想だった。

    まず、統合の際に漏れたのは2013年の話であり、2014年の1年間を戦って得た経験値について語られていない点だ。

    06_2014_地主園
    https://twitter.com/commusoccer/status/513534858006511617

    例えば、当時のセカンドには地主園秀美という元Jリーガーがいた。Jリーグでの出場経験もあり、九州リーグでは1人だけレベルの違う動きを披露していた。地元鹿児島(霧島市)出身で、トップチーム昇格に相応しい選手にも感じたが、人伝で聞いた話では「同じポジションは選手が足りている」という理由でトップチーム昇格が見送られたそうだ。

    また、トップチームGKの3番手だった木川渉は大学の4年時と2014シーズンは、まともに試合出場していない。一方でセカンドのGKだった濱川アーレン優也はJAPANサッカーカレッジ、デッツォーラ島根、そしてセカンドとコンスタントに出場機会を得ていた。この2人を比較した時に、木川の方が優れていると言い切れるだろうか?結局、木川は2015年も試合に絡む事なく、この年で契約満了となった。彼は後に移籍したVONDS市原でも試合に出場していない。彼のキャリアを考えれば、セカンドに「期限付移籍」するという選択肢があってもよかった気がする。

    07_2014_浜川
    https://twitter.com/dnmt_kyu/status/476269758149439488

    ■分岐点
    鹿児島ユナイテッドFCセカンド(以下セカンド)を取り巻く環境は2015年から大きく変わった。

    まず、前年に救済措置として行ったセカンドに所属する選手を経由してファンクラブに入会した売り上げをセカンドの運営費に充てるという措置はなくなり、選手ストラップの販売もなくなった。

    チームの練習は日中から夜に変わり、加入した選手の中にはサラリーマンとして働きながらプレーする選手もいた。

    コーチングスタッフもU-18のスタッフが兼任し、トップとの距離が離れる一方で、アンダー世代と連携したチーム運営が行われた。

    この年からセカンドは「アカデミー」として再出発をする事になった。

    後編へつづく



    【コラム】宮崎からJリーグ入りを目指す2つのクラブについて
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/49850352.html


    著者
    dai
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     鹿児島ユナイテッドFCサポーター。ヴォルカ鹿児島時代から応援し、ホーム・アウェイに関わらず試合会場に駆けつける。daiさんのブログ「NO 全攻切守 NO LIFE」は2008年から記事を更新し、学生サッカーから社会人サッカーまで広く網羅している。詳細な試合レポートと冷静な分析は秀逸だ。

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