コミュサカまとめブログ

主にサッカーのJ3、JFL、地域リーグ、都道府県リーグを見ながら、フットサル、障害者サッカーの情報も取り扱っています。

    ファジアーノ岡山ネクスト


    ファジアーノ岡山が提供するスタジアムグルメ「ファジフーズ」。

    ファジフーズといえばサッカー界に広くその名を知られ、スタジアムに訪れる多くのファンを楽しませてくれています。また、カテゴリーを問わずクラブ関係者が視察に訪れるなど、サービスやシステムにおいても一目置かれた存在となっています。

    なぜファジフーズはそこまで注目されるのでしょうか。

    ファジフーズは、J2ファジアーノ岡山のスタジアムグルメということでコミュサカとは少し離れますが、ファジアーノ岡山ネクストがJFLに参戦していた時に、規模を縮小したファジフーズを展開してくれたことで、私達アンダーカテゴリーのファンもファジフーズを楽しむことができました。

    色々な縁があったことで、私自身がファジフーズの世界観に興味がわいたこともあり、コラムの寄稿をお願いしたところ快く引き受けてくださいました。今回は、ファン目線からファジフーズの魅力に迫りたいと思います。コラムは前編・後編に分かれています。是非、ご一読ください。

    前編はこちらから

    コミュサカ@管理人



    前編では「ファジフーズとは何か」ということで、システム面について書いてみました。ここからは6月3日に行われたジェフユナイテッド市原・千葉戦のファジフーズのレポを書きたいと思います。みんなで美味しくいただきました。

    最高の週末に向けて

    ファジサポの週末はファジフーズチェックから始まる。食べることとファジアーノ岡山が大好きなフレンズ達は公式ホームページやTwitterアカウントのファジフーズ紹介をチェックし、直近の試合の「お目当て」を品定めしてから試合に臨んでいる。

    ファジアーノ岡山:【6月3日ジェフユナイテッド千葉戦】ファジフーズのご案内

    「○○戦限定メニュー」や「季節限定メニュー」など、全試合観戦に来るサポーターでも飽きないメニュー作りを徹底している。ファジアーノサポーター達にとっては「今節は何を食べようかな」と新メニューや限定メニューの品定めをすることも週末の試合に向けた準備の一つと言えるのかもしれない。

    スタジアム到着

    JR岡山駅から歩いて約20分。岡山県総合グラウンドに到着。ファジアーノ岡山のホームスタジアムであるシティライトスタジアム前の広場にはこんな看板が。

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    また、スタジアム内外でこんな試合ファジフーズ案内チラシの配布もされている。

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    このように、初めてスタジアムを訪れた人でもその日に販売しているファジフーズがわかる工夫がなされている。

    これなら事前情報なしで参戦しても安心。

    千葉戦ファジフーズ紹介

    さて、肝心のファジフーズ。

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    「マウンテン丼」 650円
    毎試合、対戦相手にちなんだ食材がどっさり載った「マウンテン丼」シリーズ。
    千葉戦は鶏肉と千葉県産ピーナッツをオイスターソースで炒めた「鶏ピーオイスターソース炒めマウンテン丼」。

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    こうやって鉄板で炒めているので、見た目と匂いにつられて買ってしまうのがスタグル。無慈悲。

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    「メッシシリーズ」400円
    毎回、対戦相手にちなんだミニ丼の「メッシ」シリーズ。
    (千葉戦の際は購入しなかったので画像は徳島戦の「徳島うまいじょメッシ!!」。)
    ミニサイズなので女性でも他のスタグルと合わせて食べれます。

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    「トロッ!!とろ角煮ぶっかけ」600円 千葉戦限定メニュー。
    とろっとろの角煮ととろろが載ったうどん。

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    「山賊ぶっかけうどん」600円
    うどんその2。
    鶏の山賊焼きを丸ごと載せたぶっかけうどん。

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    「紋甲イカゲソ串」300円
    「ナイスきゅうり」250円
    千葉戦限定メニューのゲソ串。
    公式の紹介によると紋甲いかは千葉で有名らしい。

    夏の定番として隠れた人気を誇るナイスきゅうりはきゅうりを丸々一本浅漬けにしたもの。きゅうりは身体を冷やす効果があるのでお酒のおつまみにも水分補給にも抜群。

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    「千屋牛串」600円。
    定番メニューと言えばこちら。
    岡山県の和牛である千屋牛を串で。
    セレブな人には1,500円の千屋牛ステーキもおすすめ。

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    お肉美味しいよお肉。

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    サッカー観戦にはお酒が不可欠!という方にはこちら。
    ノンアルコール含むカクテルやハイボール、おつまみまで取り揃えております。

    冬は「おでんバー」としておでんも販売。
    イケメンのおにいさんやかわいいおねえさんが提供してくれます。

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    「津山ホルモンうどん」500円
    岡山が誇るB級グルメと言えばこちら。
    特製みそダレとぷるぷるのホルモンのハーモニー。 調理する匂いだけで最強。

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    「そずり焼きそば」400円
    ホルモンうどんの隣の鉄板で作っているのがこちら。
    牛の骨の回りの肉をそぎ落としたものであるそずり肉を具材に使った焼きそば。
    冬季限定メニューのそずり鍋は醤油ベースのおつゆに具だくさんでこちらもおすすめ。
    >どちらもコストパフォーマンス抜群。

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    「岡パクガパオライス」500円
    実はパクチー生産が日本トップクラスな岡山県。
    そんな岡山産のパクチーを使用したガパオライス。
    夏にぴったり。

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    「温玉豚キムチ丼」600円
    豚キムチと温玉をオンザライス。
    ご飯に合わないハズがない一品。

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    デミカツ丼 600円
    先日「秘密のケンミンSHOW」でも紹介された岡山名物の逸品。
    ご飯とキャベツの上にサクサクのカツ、そこにデミグラスソース。

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    「ファジきっチキンと勝カレー」600円
    このblogではお馴染みとなった「量がおかしい」とよく言われるカレー。
    ネクス盛りじゃなくてもこのボリューム。
    鶏肉が苦手な人のために普通のカツカレーもありますよ。

    ファジアーノ岡山vsジェフユナイテッド千葉、キックオフ

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    前編にも書いた通り、サッカー観戦の「メインディッシュ」はあくまでも試合。
    今シーズンは主力選手の退団に伴うチーム戦術の建て直しや開幕直前に怪我人が続出するなどもあって、なかなか調子の上がらないファジアーノ岡山だった。

    しかしGWを開けた辺りから調子は上向きに。

    この試合も千葉に先制点を許したものの、前線の選手の連動したプレスが機能したこともあり2-1の逆転勝利を遂げる。

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    さぁ~て、今週のファジフーズは?

    ここまでファジフーズを見てきて「ちくしょう飯テロかよ、俺も喰いてえよ!」って方も多いんじゃないでしょうか。(この文章は真夜中に書いてるので自分も自爆テロ状態)

    そんなファジフーズ、次回ホームゲームであるFC岐阜戦はこんなラインナップです。

    ファジアーノ岡山:【6月17日FC岐阜戦】ファジフーズ、フーズバトルのご案内

    メッシシリーズ史上最高傑作との声も(俺の中で)高い「BBQプレミアムメッシ」、例のカレー屋さんがトッピングを盛りに盛った「どんどん勝カレー」という狂っt…ボリューム満点のメニューや、かつての人気メニュー「ファジコロッケ」(カ○コロ?ちょっとなにいってるかわからない)など、かつて限定などで好評だったメニューがこの試合のみの復活。

    さぁ、モニターやスマホやタブレットの向こう側でこのコラムを読んでいる皆さん、6月17日はお誘いあわせの上シティライトスタジアムへ「食べに来て」ください!!!
    (※ファジフーズの売上の一部はファジアーノ岡山の強化資金に充てられます)



    【コラム】「雛雉達の舞う空に」セカンドチームシリーズコラム ファジアーノ岡山ネクスト 編
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/39860791.html
    【コラム】ネクスファジがくれた愛すべき空間
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/49212586.html
    【コラム】「ファジフーズとは何か」ファジフーズの魅力に迫る ー前編ー
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/50225936.html
    【コラム】「食レポ!スタジアムへ食べに来て!」ファジフーズの魅力に迫る ー後編ー
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/50226179.html


    著者
    popmas
    iek:岡山のポッポマスター @iekiek1984

    紹介
     岡山出身大阪在住のファジサポさんで、通称「ポッポマスター」。ホームゲームのたびに大阪から帰省しとんぼ返りするツワモノで、トップチームだけではなく注目の集まりにくいファジアーノ岡山ネクストを盛り上げるべく地道な活動を続けておられます。(ゼロファジ: @ZeroFagi

    初心者の素朴な疑問に答えたサッカー観戦Q&A (どこをどう観れば面白くなるのかがよくわかる)

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    ファジアーノ岡山が提供するスタジアムグルメ「ファジフーズ」。

    ファジフーズといえばサッカー界に広くその名を知られ、スタジアムに訪れる多くのファンを楽しませてくれています。また、カテゴリーを問わずクラブ関係者が視察に訪れるなど、サービスやシステムにおいても一目置かれた存在となっています。

    なぜファジフーズはそこまで注目されるのでしょうか。

    ファジフーズは、J2ファジアーノ岡山のスタジアムグルメということでコミュサカとは少し離れますが、ファジアーノ岡山ネクストがJFLに参戦していた時に、規模を縮小したファジフーズを展開してくれたことで、私達アンダーカテゴリーのファンもファジフーズを楽しむことができました。

    色々な縁があったことで、私自身がファジフーズの世界観に興味がわいたこともあり、コラムの寄稿をお願いしたところ快く引き受けてくださいました。今回は、ファン目線からファジフーズの魅力に迫りたいと思います。コラムは前編・後編に分かれています。是非、ご一読ください。

    コミュサカ@管理人

    スタジアムに賑わいを生むファジフーズ

    ファジアーノ岡山の試合が行われるシティライトスタジアムを訪れた際、最も目に留まるのはスタジアム外の賑わいであろう。ファジアーノ岡山に魅せられたファン・サポーターの中にはこのお祭り的な雰囲気に惹かれたという人も多い。その賑わい創出に大きく寄与しているのがファジフーズである。

    立ち並ぶファジフーズの屋台のテントやそこに並ぶ人達の存在は、ファジアーノ岡山の試合の「盛り上がり」を可視化する効果がある。ファジフーズが存在することで、試合当日のシティライトスタジアムに「お祭り」感が産まれ、今ではファジアーノ岡山の試合には欠かせない存在となっている。

    「スタジアムへ食べに来て」

    F指標

    ファジアーノ岡山は集客において客層をカテゴリーに分け、異なるカテゴリー毎に異なるアプローチを行っている。このカテゴリー分類において最も母数が大きいのは「無関心層」である。この潜在的顧客である無関心層を+1であっても関心度を増やし、「関心がある」層に移行出来るかが鍵になる。2015年からファジアーノ岡山が行っている「Challenge1」という取り組みでは、新規観戦者を「お誘い」した人にピンバッジやTシャツなどの特典を与えることで、観戦未経験者がクラブに関心を持ちクラブの試合に触れる機会を作ることを狙っている。

    残念なことに、この国におけるサッカー観戦は娯楽のファーストチョイスにはなり得ていない。言い換えれば、「お誘い」相手である無関心層にとってはサッカー観戦そのものを目的とした誘いを受けても興味を惹く可能性は低い。そういった場面においては「第二、第三の矢」が必要となる。サッカーやスポーツ観戦に関心を持たない人に闇雲に「スタジアムに来て」と誘うだけではなく、「こういう楽しみ方もあるよ」と試合以外の楽しさを紹介することでより関心を持ってもらうことができる。

    ここで活用されるのがファジフーズの存在である。以前、ファジアーノ岡山の木村正明社長は日本経済新聞に連載していたコラムに「スタジアムへ食べに来て下さい」というキーワードを用いた。本来ならJリーグの試合において「メイン」となるのはあくまでもサッカーの試合である。しかし、前述の通りその一点だけでは「サッカーの試合」という部分に関心のない人への興味喚起には難しい点がある。だからこそ、「スタグルを食べに来て」「試合はビール飲みながらでも気楽に見れますよ」という「週末のレジャーという点を強調した」誘い方も必要になってくるのだ。

    「地域に愛されるクラブ」を目指すファジアーノにとって、ファジフーズがこれから先「地域に愛されるスタジアムグルメ」としてクラブ同様に親しまれ愛される事が出来れば、現在は関心を持たない人たちがクラブに触れるきっかけとなり、クラブの更なる発展への寄与度を高めてくれるだろう。

    「ファジフーズ」というシステム

    ファジフーズの魅力は豊富なメニューや味は勿論であるのだが、一番の魅力は「システムが整備されている」という点である。ファジフーズは統一されたテントやユニフォームを用いるとともに、販売においてもPOSシステムを導入し時間毎の売上データを管理するなど他のスタジアムにはないシステムを取り入れている。店舗名を大きく表示しない(商品説明のパネルには明記あり)ことから「名物店舗」が生まれづらいというデメリットはあるものの、統一感のあるスタグルエリアの形成を可能にした。

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    テントにはそれぞれのテントで提供している料理の写真が付いた看板が掲げられており、スタジアムで配布されているフード紹介チラシには販売されているテント番号も明記されている。どこで何を売っているのか明確化することで初観戦の人やアウェイサポも迷わずに購入できる。

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    また、各店舗には販売待機列・提供待機列・出口などの導線がはっきりと区分けされているので購入時の混乱を低減する工夫がされている。

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    各店舗にはPOSのレジが設置され、「いつ」「どこで」「何が」「どのくらい」売れたのかデータの集計が可能となっている。このデータは次回以降のファジフーズのメニュー決定や販売量の設定などに活かされているのだ。

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    このように、「ファジフーズ」とはファジアーノ岡山の試合で食べることができるスタジアムグルメの総称であるとともに、そのスタジアムグルメの販売システムそのものであると言える。

    ファジフーズができるまで

    ここまでファジフーズの魅力について書いてきたが、もちろん初めからこんなに充実したシステムが構築されていたわけではない。ファジアーノ岡山がJFLを闘っていた2008年の途中から桃太郎スタジアム(当時)前の広場に1つ2つ程のテントが並ぶようになり、「ファジフーズ」という名称が付けられた。当初は少なかったテントの数はシーズンを重ねるごとに増えていき、ファジアーノカラーのテントや統一されたユニフォーム、POSシステムの導入などなど現在のファジフーズのスタイルが徐々に確立されていった。

    ファジアーノ自身も2009年のJ2最下位から徐々に順位を上げていった。チームには各国のA代表経験者やオリンピック代表候補が名を列ね、J1昇格プレーオフ決勝まで駒を進めるほどの躍進を果たした。このように、クラブの成績に比例するようにファジフーズも成長を遂げることが出来た。これは一重にフロントスタッフの努力により運営規模を拡大できたことだけでなく、地域の飲食店などからの多大な協力を受けることができたことが何より大きいと考える。

    先述の「地域に愛されるスタグル」造りには「クラブが地域から親しみを持たれていること」が前提となるからである。「クラブが親しみを持たれている」からこそ、「このクラブに協力したい」という人の支援の輪を広げていくことが出来るのだろう。

    ネクス盛りでお馴染みのカレー屋さんについて

    ファジフーズにももちろん、「名物メニュー」というものがある。このブログにおいては「ファジきっチキンと勝カレー ネクス盛り」がよく取り上げられていた。ただでさえボリュームのあるチキンカツカレーのチキンカツがファジアーノ岡山ネクストの試合時は通常比1.5~2倍になるというお店の方の大盤振る舞いメニューである。

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    あるトップチーム・ネクストのダブルヘッダー開催時、いつものようにカレーのテントに並んで提供を待ちながら店主の男性と何気なく会話をしていた。店主は調理をしながら「ネクスは今年なかなか勝てなくて(サポたちも)大変だろうから、せめてこういうので楽しんでほしい」と言い揚げたてのチキンカツを山のように盛っていた。サポーターにとって親しみ深くスタジアムでの「楽しみ」のひとつであるファジフーズだが、販売するお店もこのクラブに対して「親しみ」を持って参加してくれていることがわかり、サポーターとして凄く嬉しく感じたエピソードである。

    岡山の街に彩りを

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    ファジアーノ岡山はJ1昇格の目標に向かって殻を破ろうとしている。

    そんなクラブに対して地域の期待は高まっており、観客動員数は年々増え昨年は平均観客動員数1万人を突破した。チームの躍進に伴って岡山の街にこれまでになかったような大きな盛り上がりが生まれた。

    「熱しにくく冷めやすい」と揶揄される事も多かった岡山の街が、ファジアーノ岡山というクラブに彩られているように感じる。街を彩るファジアーノ、スタジアムを彩るファジフーズ。そこに触れる人達が更なる彩りを与えてくれるだろう。


    【コラム】「雛雉達の舞う空に」セカンドチームシリーズコラム ファジアーノ岡山ネクスト 編
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/39860791.html
    【コラム】ネクスファジがくれた愛すべき空間
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/49212586.html
    【コラム】「ファジフーズとは何か」ファジフーズの魅力に迫る ー前編ー
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/50225936.html
    【コラム】「食レポ!スタジアムへ食べに来て!」ファジフーズの魅力に迫る ー後編ー
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/50226179.html


    著者
    popmas
    iek:岡山のポッポマスター @iekiek1984

    紹介
     岡山出身大阪在住のファジサポさんで、通称「ポッポマスター」。ホームゲームのたびに大阪から帰省しとんぼ返りするツワモノで、トップチームだけではなく注目の集まりにくいファジアーノ岡山ネクストを盛り上げるべく地道な活動を続けておられます。(ゼロファジ: @ZeroFagi

    初心者の素朴な疑問に答えたサッカー観戦Q&A (どこをどう観れば面白くなるのかがよくわかる)

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    2016年シーズンをもって活動終了となったファジアーノ岡山ネクスト。

    地域決勝を勝ち抜きJFLへ昇格した偉大なチームは、様々な個性が集まるJFLの舞台で、Jリーグクラブのセカンドチームという個性を存分に発揮してくれました。愛するチームと向き合い、最後まで見届けたサポーターからコラムを寄稿頂きました。是非、ご一読ください。

    コミュサカ@管理人

    はじめに ~トップチームJ1昇格に懸けた想い

    2016年12月4日、キンチョウスタジアム。
     
    ファジアーノ岡山はJ1昇格プレーオフの決勝に駒を進めた。各地から集った約3,500人のファジアーノサポーターは皆、勝利の先にある輝かしい未来を夢見ていた。もちろん、僕もその中の一人だった。
     
    「J1に昇格して岡山の街がもっと盛りあがってほしい。その為にはこの試合を勝ちたい。」そして、「ファジアーノ岡山ネクストというチームを一年でも早くU-23チームとして再生させたい。その為には何がなんでもこの試合を勝ってJ1に上がりたい。」と。

    勝ったからといって来年以降すぐに復活するという保証はどこにもない。

    だが、僕にとっては「万が一」にでも可能性があるならそれに賭けたい、藁にもすがる想いだった。

    動揺

    翌日にアウェイ武蔵野シティFC戦を控えた2016年6月24日、ファジアーノ岡山ネクストの2016シーズンをもっての活動終了が発表された。あまりにも突然のリリースに、ネクスファジを応援する人達は愕然とした。
     
    「彼らのプレーや成長を楽しみにしていたのに」
    「もっともっと彼らと一緒にいれると思っていたのに」
     
    これまでも選手の大幅な入れ替わりは定期的に起きていた。しかし今回は今までと事情が全く違う。僕のようにネクスファジを応援する人達はみな、このチームを翌年も、そのまた翌年も応援できると当たり前のように信じていた。その「当たり前」がどれだけ尊いことなのか、こんな形で思い知らされるとは夢にも思わなかった。

    突然のリリースではあったものの、約半年先に待つ最後の瞬間に向けて心を整理することが出来たのは幸いだった。シーズンの中盤に発表された事もあってか、ネクスファジのサポーター達はラストシーズンを自分なりの接し方で過ごす事が出来た。

    最後に見せた「らしさ」

    そして迎えた2016年11月13日。
     
    ファジアーノ岡山ネクストの最後のリーグ戦となるアスルクラロ沼津戦が愛鷹陸上競技場で行われた。ネクスファジの最後の試合を数多くのファジアーノサポーターが見届けた。
     
    試合は、この試合にJ3昇格を懸けるアスルクラロ沼津が前半に3点を奪う猛攻を仕掛けた。最後の試合に意地を見せたいネクスファジは、後半開始より一気に巻き返し、後半39分に田中雄輝選手のクロスから小林秀征選手が執念のゴールを挙げた。
     
    結果的に1-3で敗れたものの、最後の最後まで「あきらめない」ネクスファジらしい試合を見せてくれた。

    他クラブのサポーターにファジアーノ岡山というチームを語るとき、「最後まであきらめない」という点を語る人が多い。トップチームのJFLホーム初戦となった2008年のカターレ富山戦、初の「川鉄ダービー」の2013年アウェイヴィッセル神戸戦、そして先日のJ1昇格プレーオフ準決勝松本山雅戦など、ファジアーノ岡山というチームは重要な試合で試合終了間際にゴールを挙げる事が多いからである。
     
    セカンドチームであるネクスファジもその傾向にあり、JFL昇格を決めた2013年地域決勝の決勝ラウンド、ヴォルカ鹿児島戦の飯田涼選手の決勝ゴールも試合終了間際だった。チームが苦しい状況や展開でも、最後の最後まで諦めずにゴールを奪いに行く姿勢は確かにネクスファジにも引き継がれており、ネクスファジの最後の試合でもそれを僕達に見せてくれた。「ある意味でファジらしい最後だなぁ」と思いスタジアムを後にした。

    クラブと岡山の街の「未成熟」

    2015年よりファジアーノ岡山は「Challenge1」の合い言葉を軸にクラブの活動を行っている。年間平均観客動員数1万人以上という目標を掲げ、トップチームのJ1昇格をクラブに関わる人々全てで達成しようとするものだった。2016シーズンは平均観客動員数1万人を達成し、チームも初となるJ1昇格プレーオフに駒を進めた。プレーオフ準決勝松本山雅戦や冒頭に述べた決勝セレッソ大阪戦は、岡山県内の注目を集め熱狂を生んだ。イオンモール岡山など岡山市内各地で行われたパブリックビューイングには、大勢のサポーターや普段ファジアーノ岡山に接した経験の少ない市民が集まり、「我が街のチーム」たるファジアーノ岡山の躍進を見守った。劇的な勝利を遂げた準決勝や、あと一歩のところで涙を飲んだ決勝など、チームの躍進に伴って岡山の街にこれまでになかったような大きな盛り上がりが生まれた。

    トップチームの躍進とそれに伴う岡山の街の盛り上がりを木村正明社長を始めとしたフロントや選手達は「うねり」と表現する事が多い。そんな「うねり」はファジアーノ岡山に触れる前からサッカーに関心を抱いていた人ではなく、ファジアーノ岡山がきっかけとなってサッカーに興味を持って試合を見始めたという人によってもたらされた。かねてよりファジアーノ岡山は「地方都市にはお金を払って興業を観に行く文化がない」という考えのもと、俗に言う「タダ券」に頼らない集客活動を行ってきた。Challenge 1を通じ観客動員数1万人を突破したことから、「お金を払って興業を観に行く文化」はある程度この街につくりあげることは出来たと言える。

    木村社長が以前、階層別に分けた集客活動をテレビ番組で語っていた。

    F指標

    チラシやポスターなどは主に無関心層であるF5層や名前を聞いたことがあるというF4層、一度だけ試合観戦に来たことがあるというF3層に向けた広報活動である。一方で、ネクスファジのような育成組織の試合観戦はある意味で既存サポーターたるF1層向けの娯楽である。こういった段階別の集客活動を行うにあたって、「育成部門の有料試合」というネクスファジの興業に力を入れて広報活動を行うには、まだ岡山という街がサッカー観戦文化を醸成するという面において未成熟であったと言えるのかもしれない。

    ポスターなどによるネクスファジの試合の観戦告知が非常に少なかったことを指摘する声もある。決して運営規模の大きくないファジアーノ岡山にとって、セカンドチーム運営とはそれ自体が大きな賭けであり、リソースをトップチームの広報活動に重点的に割く事には個人的に何の疑問もない。現に、トップチームに関しても全県をホームタウンにしているにも関わらず倉敷市や津山市での広報活動が不足しているという指摘もある。トップチームを含め、まだまだ未成熟なファジアーノ岡山というクラブが2つのチームを同時に同レベルで広報活動を行うとしたら、現時点ではキャパシティーを越えてしまう。あくまでもトップチームありきのセカンドチームであるので、今のファジアーノ岡山というクラブに関してはトップチームに注力した広報活動がベストであろうと考える。

    岡山県にはプロ野球チームが無いこともあり、地元マスコミは他県と比べて好意的にファジアーノを取り上げてくれている。そのような媒体を通しての広報は、無関心層がファジアーノ岡山の情報に触れる絶好の機会である。そうやってファジアーノ岡山を知りトップチームを初めて観戦してからハマっていく人が増えれば、その中からネクスファジやU-18などの育成組織に興味を抱くという人も増えるだろうと信じていた。

    だからこそ、「ネクスファジを通じたファジアーノ岡山というクラブの新たな楽しみ方」を僕達サポーターが広く伝えていくなど、個人としてまだ何か出来たのではないか、チームに協力出来ることがあったのではないか、と思うことがある。当然、本来ならスポーツ興業において「客」であるサポーターが広報活動の一端を担うということは避けるべきであると考えている。それを加味しても、サポーターがそれぞれ「出来る人が出来ること」をやることで何かが変わったのではないか?と、後悔が残る。ファジアーノ岡山という(J1の規模の大きなクラブと比べて)人的にも金銭的にもリソースの少ないクラブだからこそ、ファジアーノ岡山にしか出来ないやり方でファジアーノ岡山ネクストというチームをサポーター主導で伝えることが出来たのではないだろうか。

    育成面での功績

    「8シーズンに亘り活動する中で一定の成果は出たと考えております。」
     
    活動終了にあたってのリリースと最後のホームゲームとなったヴェルスパ大分戦後のセレモニーの際、木村社長はそう述べた。2016シーズンのトップチームには三村真、椎名一馬、篠原弘次郎、松原修平の4名のネクスファジ出身選手が在籍していた。また、開幕戦であるアウェイレノファ山口戦には加藤健人選手が途中出場を果たしている。他にもSC相模原の飯田涼選手やブラウブリッツ秋田の呉大陸選手のように、ネクスファジを退団後に他のJクラブで活躍する選手もいる。かつて「サッカー不毛の地」と揶揄された岡山の街のセカンドチームから、この8年間でJリーグの試合でプレーする選手を輩出できた事は以前なら考えられなかった事である。

    2016年12月24日、コカコーラウエスト広島スタジアム。ファジアーノ岡山U-18はプリンスリーグ中国参入戦に駒を進めた。その舞台で圧倒的な活躍を見せ、チームを昇格に導いたのは石川隆汰選手だった。彼はネクスファジ最後の1年間をチームと共にし、試合経験を積む中で更に頭角を示してきた。JFLの公式戦において、経験豊富な選手達を相手にした堂々たるプレーに、このクラブの未来とここまでファジアーノの育成部門が積み重ねて来た実績を見た気がした。2017年からのトップチーム昇格が決定している彼には「ネクスファジ出身」選手としてJリーグの舞台で暴れまくってほしい。

    関係者への感謝

    ファジアーノ岡山ネクストの8年間は、様々な制度の変更やチーム事情によってそれぞれの選手の運命が左右されてしまった。トップチームに怪我人が続出してベンチメンバーが7人に満たない状況にも関わらず、移籍期間が過ぎていたためネクスからトップへの登録変更が出来ないという状況になったことがある。また、ネクスファジで経験を積んで加入から数年間で成長を遂げたとしても、その数年間でトップチームは更に成長を遂げているという皮肉のような現象も起こっていた。そんな苦しく厳しい事情を余儀なくされていたにも関わらず、チームをここまで運営してくれたクラブや関係者にはただただ感謝しかない。

    ■フロントの方々へ
    8年に渡ってファジアーノ岡山ネクストというチームを運営してくれたことには感謝しかありません。僕がネクスファジを本格的に追いかけ始めたのは2013年からの4年間になりますが、ネクスファジやその試合を通じで色んな地域の色んなクラブと出会うことができ、そしてそこで様々な人達と出会うことが出来ました。自分の視野を広げて新たな価値観を与えてくれたファジアーノ岡山ネクストというチームを設立し、ここまで運営してきてくれて本当にありがとうございました。いつかまたU-23チームが誕生した時はネクスと同じように追いかけていきたいです。

    ■牧内辰也監督へ
    2013年から本格的にネクスを追いかけた僕にとって、ネクスファジ=牧内辰也監督のチームでした。加入当時、年代別代表での過去の実績から決してネット上の評判が良くなかったこともあり、正直に言えば加入当初は懐疑的に見ていました。しかしチームを追いかけていく中で、個々の選手としっかりと向き合い選手の特性を活かしながら粘り強く育てていく姿勢に、大きな感銘を受けました。目の覚めるような勝利の後も、大敗の後も、試合後は必ず会場外のサポーターの前に顔を出し一人一人と握手してからバスに乗っていく姿には、このチームを背負った責任と職務から決して逃げないという意志を感じました。このチームを最後まで率いて頂き、本当にありがとうございました。僕がサッカー観戦を始めてから最も印象的で大好きな監督です。

    ■いままでネクスでプレーしてくれた選手達へ
    ここまでチームを支えてくれてありがとうございました。みなさんが全力でピッチを駆け抜けるプレーを観て、みんなで一喜一憂した経験は何物にも変えがたい僕の経験です。チームが活動を終了して、Cスタや政田(練習場)で会ったり、プレーを見れなくなる選手が多くなった事は本当に残念ですが、これからも岡山から(大阪在住だけど)念を送ったり、時には移籍先のクラブの試合に行って応援したいと思います。また、チームに残る選手達にはトップチームで更なる活躍を見せて欲しいです。これから先、僕達ネクスサポは「前所属先:ファジアーノ岡山ネクスト」という文字列をどこか誇らしく思いながらみなさんをこれからも後押ししていきたいです。みなさんの未来が光輝くものでありますように。

    喪失感

    ネクスファジの試合には大好きな「空間」がたくさんあった。
     
    くだらない野次がほとんど無く、純粋に選手を後押ししたい、見守りたいという空間。
    ダブルヘッダーで試合の合間に一試合目の感想をファジフーズ片手に語り合う空間。
    試合後に出待ちサポーターが選手達に「お疲れ様でした」「今日の前半あのプレー凄かったです」と差し入れをしながら会話をする空間。
     
    そういった「空間」に魅了され、トップチームに加えてネクスファジを追いかけるようになった人達を僕は知っている。みんなが大好きな「空間」が無くなることを凄く残念に思う。2017年以降、ネクスファジを追いかけていた人達はそれぞれ別の何かでその「空間」を補おうとしている。

    これまで以上にトップの応援に注力する人もいる。U-18やU-15を新たに注目する人もいる。ネクスファジに所属していた選手達が新たにプレーするチームを観に行く人もいる。中には「ネクスというチームが大好きだったから2017年以降はサッカーを観に行く回数大幅に減りそう」と話していた人もいた。
     
    みんなそれぞれがそれぞれの「喪失感」を埋め合わせようとしていたが、共通しているのはみんながファジアーノ岡山ネクストというチームを心から愛していたということだ。

    最後に ~未来に向けて

    これから先、トップチームがJ1に昇格したり、岡山にサッカースタジアムが新設されたりするなどクラブの歴史を積み重ねた先には、「ファジアーノ岡山U-23」として新たなセカンドチームがJ3に参入する未来があると信じている。

    ネクスファジの活動終了に関するリリースは「観客動員数が少ないから潰した」という性質のものではなく、将来的にU-23チームとしてJ3に参入するプランにも言及するなど、クラブを含めた地域のサッカーレベルの向上に向けて「一旦活動を終了」するものとしている。これまでにもJリーグクラブのセカンドチームが活動終了した例があるが、我々ネクスファジサポーターは「未来への可能性を残す」事が出来たのは何より幸いだった。前述した「リソースの不足」の解消やU-18を始めとするアカデミーのレベル向上など、クラブの体制が今以上に強固なものになれば、そう遠くない未来に新たなセカンドチームをJ3に送り込めるだろう。

    僕達が愛したネクスファジは活動終了して「過去に存在したチーム」になってしまった。
     
    しかし、僕達がやるべきなのは「過去に縛られること」ではなく、「過去と共に前を向いて歩んでいくこと」だと思う。選手達はJ3・JFL・地域リーグなど新しいクラブでプレーする者もいれば、プロ選手を引退して新しい分野に挑戦する者もいる。既に、彼らは前を向いて新しい世界に足を踏み出している。だからこそ僕達も前を向いて2017シーズンに挑んでいかなければならない。僕達は、これからも過去を大事にしながら前に進んでいきたい。

    ファジアーノ岡山には「100年続くクラブのDNAのために」というスローガンがあるが、間違いなく「ファジアーノ岡山ネクスト」というチームはこのクラブのDNAの一部として生き続けるだろう。

    だから、「さよなら」とは言わない。


    「みんなありがとう。またどこかで会おう。」




    【コラム】「雛雉達の舞う空に」セカンドチームシリーズコラム ファジアーノ岡山ネクスト 編
    http://blog.livedoor.jp/commusoccer/archives/39860791.html


    著者
    popmas
    iek:岡山のポッポマスター @iekiek1984

    紹介
     岡山出身大阪在住のファジサポさんで、通称「ポッポマスター」。ホームゲームのたびに大阪から帰省しとんぼ返りするツワモノで、トップチームだけではなく注目の集まりにくいファジアーノ岡山ネクストを盛り上げるべく地道な活動を続けておられます。(ゼロファジ: @ZeroFagi

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    JFL セカンドステージ 第11節 ファジアーノ岡山ネクスト vs 流経大ドラゴンズ龍ケ崎 が17:30キックオフでシティライトスタジアムで開催されます。

    ファジアーノ岡山ネクストのホームゲームは10月29日が最後となりますが、この試合は津山開催となりますので、シティライトスタジアムで行われる試合は最後となります。また、10月16日の試合は13:00キックオフでJ2 ファジアーノ岡山 vs セレッソ大阪の試合も行われるため、トップチームとのダブルヘッダーになります。

    お近くの皆様、シティライトスタジアムで見られるファジアーノ岡山ネクストの最後の試合に是非足をお運びください。
    トップチームの試合をご覧になる皆様、少しでもお時間があるようであれば、次に行われるネクスファジの試合もご覧になって声をかけてあげてください。

    ファジアーノ岡山:【10月16日ネクスト】JFL2nd-S第11節 流経大ドラゴンズ龍ヶ崎戦についてのお知らせ

    http://www.fagiano-okayama.com/news/p1473052423.html

    最後のシティスタ、最後のダブルヘッダー







    「ネクス盛り」も最後ですね


    ※ネクス盛りとは?
    ファジフーズでお馴染みの「ファジきっチキンと勝カレー」ですが、ネクスファジの試合では「盛り」がいつもより多くなるそうです。




    最後に


    最後に、
    私は、ネクスファジの事を考えていて、いつからかこの曲がずっと頭の中を駆け巡っています。




    ネクスファジにファンファーレを


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    ファジアーノ岡山ネクスト 2016シーズンを持っての活動終了について

    http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1466731639
    平素より、弊クラブの取り組みに格別なるご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
    弊クラブでは、2016シーズンの終了を持ちまして、ファジアーノ岡山ネクストの活動を終了することとし、一般社団法人日本フットボールリーグに対し退会届を提出いたしました。
     
    ファジアーノ岡山ネクストは2009年に岡山県サッカー協会のご理解の元、県1部リーグからスタートいたしました。設立の趣旨としては、Jリーグの理念の元、自前で選手を育てるクラブとして、選手育成機関の最上位カテゴリーと位置づけ、ユース年代を卒業しても、さらに成長していくために重要となってくる18歳〜21歳の年代にまで、育成体制を整えることが肝要と考えたものです。
    2年間で地域リーグ(中国リーグ)・JFLを駆け上がりJ2リーグに昇格したトップチームにとって、他クラブと競って選手を獲得していくには多くの労苦があることが予想され、アカデミー卒業生を中心にネクストの舞台で真剣勝負の場を経験することで成長していくことに期待しました。また、ファジアーノ出身の選手たちが将来、指導者としてクラブを導くことを実現する土台にしたいとの狙いもございました。
    8シーズンに亘り活動する中で、怪我で長期離脱を余儀なくされた選手がネクストで活躍してトップチームに返り咲くことや、加入後ネクストで鍛えられ、現在ではトップチームで不可欠となっている選手もいるなど、一定の成果は出たと考えております。そして、Jクラブとして理想的な体制を整えていると自負してきました。
     
    しかしながら、弊クラブの今後の課題を整理していく中で、選手の育成におきましては、ユース年代までで完成形に近づかせ、以降は厳しいプロフェッショナルの世界で切磋琢磨することで成長を加速させていきたいと考えたこと、またJリーグの体制にも変化が現れ、将来的に再度セカンドチームを保有する場合は、J3リーグに参画できる仕組みと可能性が整ったこと、さらに地域のサッカーに資するためには、より若年層からのアプローチに、岡山県サッカー協会とともに取り組んでいくことが、より肝要と判断いたしました。
    また、まだまだ経営規模の小さなクラブながら、より強靭な企業体質に変容していくことも課題として認識し、そのための優先課題に取り組むことも不可欠との判断もあり、2016年シーズン終了を持ちまして、活動を終了させるという決断に至りました。
     
    もちろん、検討の過程において、クラブ経営の範疇から切り離して、OBや岡山県出身選手で再編成し、将来的なセカンドチームとして存続させることも考えましたが、関係者の皆さまにご迷惑と無理をかけながら存続するよりも、一旦活動を終了し、アカデミーをはじめとして地域のサッカーレベルの向上にも貢献し、堂々とセカンドチームをJ3に送り込めるような充実したチーム体制を目指していくべきだとの考えに至りました。
     
    ファジアーノ岡山ネクストの結成、そして岡山県1部リーグからの参入につきましては、県サッカー協会をはじめ、岡山社会人サッカー連盟の皆さまにも多大なるご厚意を頂戴しました。県リーグからJFLに至るまで、毎試合の真剣勝負により選手は大きく成長し、対戦チーム、リーグ関係者の皆さまには感謝の念に耐えません。また、毎試合駆けつけてくださるファン・サポーターの皆さまには、選手・チームの成長を見守っていただき、いつも一緒に戦ってくださった日々を考えると、大変申し訳ない思いでございます。ファジアーノ岡山ネクストの結成は、チーム強化の目的ももちろんございましたが、それ以上に岡山県のサッカーレベルの向上にお役に立ちたいという強い意思がありました。クラブはもとより地域のサッカーレベルの向上・育成体制の充実なくしてこのクラブの将来は無いという考えに、今後も変わりはございません。
    今後、さらに岡山県サッカー協会、地域の指導者の皆さま、教育現場でサッカーに取り組む皆さま方とよりよい協力関係を築かせていただき、地域のサッカーレベルの向上に向けて、これからも活動に邁進する所存でございます。
     
    この決断に対し、何卒ご理解賜りますよう、また引き続きファジアーノ岡山に対するご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
     
    株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブ
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    以下、まとめです。

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