2015年02月08日
台所のお披露目です
今回の台所はとってもハード且つタイトな製作でした。二階で漆喰を自ら施工するお客さま、一階ではプロの左官屋さんが漆喰塗り。電気屋さん、建具屋さん、水道屋さん、板金屋さん、ガス屋さん、そのうえ鍛冶屋さんまでくわわってと入れ替わり立ち替わり、そのあいだを縫うようにしてキッチンの製作を進めたのではこれは正直参った。
元請けとしては何はなくとも他の職人の仕事を優先させてあげなければならず、かといって手造りのキッチンは木を切り刻んで引き出しからすべて、微妙で繊細な仕事なのです。
しかし、しかし、音を上げるよりもまえに一生懸命脇目も振らず、愚痴も言わず、丁寧に丁寧に、すこしづつすこしづつ作業を進める施主様ご一家の熱意がすべてを吹き飛ばしてくれたのかもしれません。
同じ空間を共有して、二階で作業するもの、外で作業するもの、一階の水回りで作業するもの、そうした全員の息づかいを聞きながら、私もまた施主様となにかひとつのものを共有できたようで得難い体験となってしまいました。
言葉はなくとも「魂のキャッチボール」が二階から台所へ、職人から施主様へ、施主様から台所の私へ。
携わってくれた皆様へ感謝の言葉を。
一緒に作業していた設計士がぽつりと、「いやあ、コモさんのなんて云うか、三井組は全員ほんとうにいい職人さんばっかりで、流れが素晴らしいですね」とおっしゃってくれました。
ありがとうございました。


元請けとしては何はなくとも他の職人の仕事を優先させてあげなければならず、かといって手造りのキッチンは木を切り刻んで引き出しからすべて、微妙で繊細な仕事なのです。
しかし、しかし、音を上げるよりもまえに一生懸命脇目も振らず、愚痴も言わず、丁寧に丁寧に、すこしづつすこしづつ作業を進める施主様ご一家の熱意がすべてを吹き飛ばしてくれたのかもしれません。
同じ空間を共有して、二階で作業するもの、外で作業するもの、一階の水回りで作業するもの、そうした全員の息づかいを聞きながら、私もまた施主様となにかひとつのものを共有できたようで得難い体験となってしまいました。
言葉はなくとも「魂のキャッチボール」が二階から台所へ、職人から施主様へ、施主様から台所の私へ。
携わってくれた皆様へ感謝の言葉を。
一緒に作業していた設計士がぽつりと、「いやあ、コモさんのなんて云うか、三井組は全員ほんとうにいい職人さんばっかりで、流れが素晴らしいですね」とおっしゃってくれました。
ありがとうございました。


comohouse at 14:48│
│建築雑感