ハスに構えるHit the road Jack

2019年08月16日

ドア作り。(わたしの上に降る雪は、、、)

建具を自分たちで作ろうと思い始めた動機はなんでしたか?
いろいろなドアを見てきて、建材メーカーの建具、家具製作会社の手作りの建具、建具やさんの建具。どれも別に悪いわけじゃない。
もう随分前になりますが、パインのドアを好んで使った時代がありました。無垢のパインドアで北欧の輸入品でした。どっしりとして、厚さが確か36mmありました。框ドアですが重かったですね。ところがここの輸入業者が何を思ったか、同じものを自分のところで作ろうとなって、で、製作は中国。パイン材は多分ロシア産かな?ところがこれが似ても似つかぬ、いえ、似てはいるのですが厚さは33mmにジワリと痩せて、ま、これは日本では標準的な厚みですが、建具の風格は似ても似つかない。
可笑しなもので、僅かに3ミリの厚みがその風格を減じてしまう。建具も建物も、見た目が堂々としたものは中身も堂々としているものです。
しかも、コモハウスのオリジナルドアは最後は塗装ですから33mmでは薄くて反りが出てしまうのです。

建材メーカの建具はどれも貼りもので無垢とはとても呼べない。古びた建具を骨董屋さんで買ってきたとしてもとても本数は揃わない。なら自分で作ったらどうだろう?

さて、そこからの長い道程。アンティークに塗装して、これがなかなかなもので(自画自賛ですが、、、)そのうち何人かのお客様がこのドアが欲しいと言ってくださって、褒められるとブタも木に登る。しかし、これが想像以上に手強いのです。

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TATEGU2

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TATEGU4

今回は五本におまけが一本。作り始めて一週間。暑い。流しそうめんになって流れていきたい!
全部で五種類の塗料を塗り重ねていくのですが、ところがどっこい、肝心要のドレッシングブルーの塗料が足りない。慌てて注文するもお盆休みで明日まで手に入らない。
ああ、無情!
そういえばいつぞやもこんなことがあったような、、、?
しかし、今回はたっぷり一缶あるから大丈夫だと思ったのが甘い。これで盆休みも吹っ飛んでしまいましたが、ま、なるようになるさ。(泣)





comohouse at 19:13│ 日々これ精進 
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