2020年02月04日
忙中閑あり。
一軒の住まいが完成するまでには様々なドラマがあります。
私たちはすべてを美しく表現するために、建築用語でいう「おさまり」を殊の外重要視します。そしてそれを徹底するために現場でみんなが考えます。
職人それぞれの考えもあります。それを無碍にするのも私は躊躇われます。住まいは出来上がる途上でその建物が進んでいく方向性が露わになります。時には私が最初に考えていたものと少し違う場合もあります。それぞれの職人が最善の手を打って進んでいった結果ですから、それもまたこの建物が持つ個性であるわけです。
もちろんお客様の意向もあります。それらを併せ持った建築行為を楽しむことが肝要なのでしょう。
う〜ん。恐ろしい。
今回の建築はコモハウスのいつもの王道とはちょっと違う。その違いを楽しみながらの家づくりでした。
今回の建築はコモハウスのいつもの王道とはちょっと違う。その違いを楽しみながらの家づくりでした。
そして、静々と階段を上ると吹き抜けの登り梁と杉の板張りが目に飛び込んできます。
こうして一軒の家が出来上がると、さて、お次はどんな家?
comohouse at 15:15│
│日々これ精進