2023年03月27日
危険がいっぱい(愛もいっぱい)
わたしたちのまわりには落とし穴がいっぱいある。
知らずに歩きまわると人生の落とし穴にはまる。
さて、無論建築にも気をつけなければならない要諦がある。地盤にはじまり、屋根、外壁、人生の蹉跌は外周りからやって来る。抜き足、差し足、忍び足。かけたと思うと掛けられる。外掛け、河津がけ、命がけ 。
地盤沈下が心配のあまり、かけなくても良い保険をかけて地盤調査で要注意判定。3年前、立て続けに4棟の新築で地盤に問題ありの判定をうけ、さすがに4件目でちょっと待った!
知らずに歩きまわると人生の落とし穴にはまる。
さて、無論建築にも気をつけなければならない要諦がある。地盤にはじまり、屋根、外壁、人生の蹉跌は外周りからやって来る。抜き足、差し足、忍び足。かけたと思うと掛けられる。外掛け、河津がけ、命がけ 。
地盤沈下が心配のあまり、かけなくても良い保険をかけて地盤調査で要注意判定。3年前、立て続けに4棟の新築で地盤に問題ありの判定をうけ、さすがに4件目でちょっと待った!
SS試験の結果に異議あり。ま、しかし、それも勇気のいる判断です。ですが、そのSS調査の会社が地盤改良工事までお任せとなると、はて、面妖な?
皆さん悪気はないのです。心配だといえばすべて心配です。安心に二股は不要と思うのもお客様から言わせれば心配のタネ。そこでわたしたちはプロとして大事な選択を迫られます。
予算。
潤沢な予算があるわけではありません。その中で地盤改良に掛ける予算の辛いこと。そういうときは思い切ってもう一社地盤調査をかけてみる。数万円の経費をかけても百万円の地盤改良よりは安くつくかもしれない。これは決して博打ではありません。医療にセカンドオピニオンがあるように、地盤調査にもセカンドテストがあっても良い。
さてコモハウスは永く独自の積算基準で建築費を見積もってきたのですが、同業他社はいったいいくらくらいで請け負っているんだろうと頭の中にハナマルがクルクルクル、で、便利なことに今はYou Tubeでそんな特集が組まれている。どれどれ?
うん。ハウスメーカの坪単価ベスト10。
ここでは詳細はもちろん省きますが、一番高いハウスメーカーは坪110万円。10位まで下ると85万円。そうか。もちろん中身までは伺うことはできません。昨今のウッドショックを乗り越えて様々な建築資材が値上がりする中では110万円も詮無いこと。
ただし、あくまで中身ですからその中身をどう考えるかで家造りの肝心要は様子が違ってくる。
そういえば以前大手ハウスメーカーと並んで隣同士で建築工事を進めていたとき、ふと玄関先を見るとお隣の、みなさんもよく知る某ハウスメーカーの大工がふたり、興味ありげに覗き込んでいるではありませんか。
「どうしたの?」
「あっ、いえ、あのう、すごいですね。こんな仕事、とてもできない。」
「よかったら、なか入って見ていく?」
職人ですから歓心が高いのでしょう。たしかにコモハウスの家づくりは困難な納まりが多いとわたしも常々自覚しています。できそうでできない、できないけどできる。そう、大事なことはチャレンジなのです。
しかし、つくづく思うのは、住まいづくりは想像力だということです。想像力が及ばない住まいづくりほど貧しいものはない。貧困な想像力で満足してはいけない。それはとっても窮屈な建築。
美しい住まいは坪単価で決まるのだろうか?
「材料に貴賎なし」とはフランク・ロイド・ライトの言葉。
そうか、材料に貴賎はないのか!
馬鹿と鋏は使いよう、材料と仕上げは頭で使う。
大工の腕を信頼して、想像力を羽ばたかせ、建築よ、今君は美しい。な〜んてね?笑
そんなコモハウスの建築現場をご覧になりたい方はいつでも見学オーケーです。
叡智を傾けた建築の粋をご覧あれ。
comohouse at 16:33│
│建築雑感