あらためて断熱材についておさらいする原始的な建築

2025年02月26日

生きのこる職人

大工の平均年齢をご存知ですか?
かなり高いだろうことは想像に難くありませんが、実は、大工に限らずはたらく現場はすべからくこの高齢化の危機に瀕しているわけですから大工だけをことさらあげつらっても仕方がありません。
そう、大工に限りません。工務店だって、魚屋だって八百屋だって床屋だってパチンコ屋だってすべてか風前の灯なのです。まるで百年の孤独みたく、街はすべて一陣の風に呑み込まれて跡形もなく、あとにはただヒューヒューと冷たい風の音が渦を巻いて吹き荒ぶのみ。
この二十年三十年で消えてしまった職業。
肉屋、魚屋、レコード店、洋品店、八百屋、ケーキ屋さん。
風前の灯の職業。
パチンコ屋、本屋、文房屋さんに工務店にロックバンド。(笑)

さて、工務店はまだ生き残っているけれど、工務店であるだけでは生き残れない。住宅展示場という集客形態ももう直き滅びるかと思ったら意外としぶとく、30~40年前の行動形態が今も根強く、またわたしたち建築会社が住まいの魅力と家づくりの深淵について語ってこなかったことのツケが回ってきたのかもしれません。
住宅展示場は便利です。吊るしのスーツも良くなってオーダースーツなんていらない、というのと似ているのかしら。

二十年近く前、景気後退の原因が人口問題だと喝破した評論家がいましたが、当時は誰もその事に気が付かなかった。景気回復のための施策も人口問題に目を向けなければ解決はしない、と冷静に分析していましたがお名前は忘れてしまいました。
お説ごもっとも、しかし、景気回腹のための手はついに打たれなかった。

さて、レコードが売れなくなった(CDですが)。 CDなんて買いたいと思えるアーティストがいない。それも然り。家づくりも同じように建てたいと思うような建築会社がない。建てたい家のイメージがわかない。
大工の高齢化は後戻りはできません。これからはひとりの大工にすべて任せるのでなく、建て方大工、内装大工、仕上げ大工と分けて考えながら一棟の家を完成に導いていく、そうしたフレキシビルな考え方がこの時代には相応しいのかもしれません。
そして、それを可能にする工務店の差配。

大工の平均年齢は五十代?六十代?つまりは引退の世代。引退の世代が建築業界を引っ張っていく?
しかしまわりを見渡せば、ロック界の平均年齢だって決して若くはない。ポールもミックもボブ・ディランも八十代。ブルース・スプリングスティーンだって七十代後半。
ヨイヨイの爺さんがロックを奏でているんだから、大工だって高齢化なんて言ってられない。

そんなことを思っていたら、いやあ魂消(たまげ)ました。
「緑黄色社会」
そんなふざけたバンドが名前を上げて、これがまた素晴らしい。オリジナルな魂がある。
世の中捨てたもんじゃない。
ちょっとクランベリーズのドロレス・オリオーダンを思い出させるような、いやあ、楽しみですね。若い人がうらやましい。。
そう、やっぱり若い人が引っ張っていかなくちゃね。







comohouse at 17:38│ 日々これ精進 
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