建築のすすめ(学問のすゝめ、風に)七月七日の七夕もすぎて、

2025年06月15日

家が建たない

今年は梅雨入り前からよく降りましたがいよいよ梅雨の真っ盛り。
こうお天気がすぐれないとなんだかブルーな気持ちで鬱陶しさが増して良くありません。
窓から外を眺めながらそんなお休みの日曜日、気分転換にとYouTubeを見てみたら、最新の住まいの設備器具を紹介する某建築会社さんの番組が目にとまり、ながら視聴では申し訳ないのですがこういった設備器具にわたし、灯台下暗しで最新情報に通じていない。恥ずかしい話ですが、昨今のシステムキッチンなんてな〜んも知らない。自慢にもなりませんが、いや思い返せば最後にメーカーのシステム・キッチンを使ったのはもうすでに四年前?
ええっ、そうか、パナソニックのシステムキッチンってこんな風に進化?(変化)してるんだ、と目から鱗。
天板が人造大理石でシンクまで一体になってシームレスに成形されおり、つまりはゴミ溜まりの目隠しがないのがウリなんですね。IHクッキングヒーターも凹凸がなくお掃除が楽。それがウリ。それらのウリの詰まるところは何なのか?
はい、その売りのシステムキッチンがこれです。




時代は変わりました。
無意識をデザインしたそうです。便利だそうです。
「作業や動線を妨げない」 「必要不可欠なテクノロジー」 「美しい家具として一体化」
「人と空間に調和するデザイン」

これはいい!かしら?と、ここがコモハウスのむずかしいところ。^_^
つまり、便利だと、楽チンだと、それがわたしたちが住まいに求める究極の機能だろうかとつい思ってしまうのです。だれでも掃除がラク、便利となると飛びつきたくなるものですが、ではそれが住まいを美しく保つ秘訣かといえばそうでもない。

「住まいはもっと美しくなる」
わたしどものキャッチフレーズからは、必ずしもこうした最新設備が美しいとは感じられないのです。
「旧築提案の家」
これはもうひとつのわたしどものキャッチフレーズです。新しいことはいいことだ。(ホント?)
わたしたちが追い求めるコモハウスの家づくりは、美しさの基準が少し違う。
「大切なことはね、目に見えないんだよ」あるいは、
「美は乱調にあり」あるいは、わたしはセザンヌよりもゴッホをとりたい。

では何をもって住まいづくりの中心に置くのか?
それは、美しさを打っちゃって、便利な生活に背を向けて、必要最低限に絞り込まれた肋骨(あばら骨)のような建築。スルメのような建築。貧しいメザシのような建築を飛び越えて豊かな世界を築きたい。それは必ずしも間違ってはいない、と思うのですが。






comohouse at 08:35│ 勝手にしやがれ 
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