西洋占星術 基礎講座

西洋占星術 基礎講座
西洋占星術(星占い)について学びたい人のための基礎講座です。
フューチャー・アナリスト 和貴水 唯
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西洋占星術 基礎講座

西洋占星術(星占い)について学びたい人のための基礎講座です。
フューチャー・アナリスト 和貴水 唯


西洋占星術 基礎講座 第13回 「第1ハウス」

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       *★* 星の言葉を学ぶ *★*
     西洋占星術 アストロロジー 基礎講座
         本来の第 12号  2006 10 2

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みなさん、こんにちは!
新しく登録してくださった方、はじめまして!
     フューチャー・アナリストの和貴水 唯です♪

さて、今週は第1ハウスの解説にいきますよ〜。
第1ハウスは特別に長いので、今回は途中までです。
ごめんなさい。
続き(その他の天体分)は来週までに……。
来週には第1ハウスが終わるのだろうか???

第1ハウスは前回書いたように
自分自身の表層的な性格、外見容姿、
能力、出生時の環境
を表します。

特に確認しやすい部分ですので、
周囲の人のホロスコープをいろいろ出してみて、
確認しても楽しいですよ。

占星術の中では、重要な部分ですので、詳説します。

どのように大切なのかといいますと、
他人は、アセンダントから第一印象を受けます。

そしてそれは意外とその後の人間関係に
影響を及ぼすものです。

本質的な性格とは異なっていることが多いので、
アセンダントが好ましい人は内容はともかく信頼されやすく、
好ましくない人は、内面がよくても誤解されてしまいます。

ですから、私の考えでは、
アセンダントの影響を使用するも、極力排除するも
その人の理性次第です。
理性の力によって、克服できるもの、利用できるものが、
第1ハウスの影響力なのです。

支配されるのではなく、
よく理解した上で、理性的に、
使用するなり、改めるなりして下さいね。

今回も内容はブログの方にアップしておきましたので、
ブログを見て下さいね。

http://thehouseofplanets.livedoor.biz/

テキスト形式だと、表が見にくいというご意見がありましたので、
今回このような形式にさせて頂きました。
どうでしょうか?

☆…☆ I N D E X☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
1 本日の講義  
   5、(2)第1ハウス(太陽・月、他の天体はまた後ほど)
       [1] 牡羊座が第1ハウス
       [2] 牡牛座が第1ハウス
       [3] 双子座が第1ハウス
       [4] 蟹座が第1ハウス
       [5] 獅子座が第1ハウス
       [6] 乙女座が第1ハウス
       [7] 天秤座が第1ハウス
       [8] 蠍座が第1ハウス
       [9] 射手座が第1ハウス
       [10] 山羊座が第1ハウス
       [11] 水瓶座が第1ハウス
       [12] 魚座が第1ハウス

2 編集後記
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西洋占星術 基礎講座 第13回 「第1ハウス」

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        ★ 本日の講義 ★
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これから、第1ハウスの表す意味をまとめました。
全部が該当するわけではありませんが、
周囲の人々で検証してくださいね。

第1ハウス

パーソナリティ

自分自身の性格、体格、能力、出生時の環境

特にこの第1ハウスのカスプは、アセンダント(ASC)と呼ばれ、その人が生まれたとき地平線上に見えるサインで、一般的に客観的に現れる特性を意味します。

第1室の太陽
 健康で活力があり、権力や名声を欲し、野心的です。良いアスペクトなら正直で寛大。目上の引き立てで成功する。不調のアスペクトなら高慢、心臓疾患やサインの示す体の部分に障害が起きる。

第1室の月
 感覚的で創造力豊か。ロマンティシズムを愛する。社交性や楽天性を授かる反面、内気さや小心さも生じる。若い頃の人生に波乱が多くなる。

第1室の水星
 サインの示す標準よりほっそりとする。ひげは薄めだが、髪は潤沢。敏捷で理屈っぽい。機知に富んだ性質。

 

牡羊座が第1室
 中背でがっしりした体つきで、顔や首が長く、くせ毛の人が多い。

 決然とした態度、敏捷で勇敢、おこりっぽくけんか速い、野心家で向上心に燃えている。ものおじせず、大胆に振る舞い、臆することがない。

太陽が第1室の牡羊座に入っているとき
 勇猛、積極的、寛大すぎる、人に信頼される。

月が第1室の牡羊座に入っているとき
 丸顔、血色よく、均整のとれた体型。
 せっかち、気が変わりやすい。

水星が第1室の牡羊座に入っているとき

金星が第1室の牡羊座に入っているとき

火星が第1室の牡羊座に入っているとき
ほっそり型

木星が第1室の牡羊座に入っているとき

土星が第1室の牡羊座に入っているとき

天王星が第1室の牡羊座に入っているとき

海王星が第1室の牡羊座に入っているとき

冥王星が第1室の牡羊座に入っているとき

牡牛座が第1室
 短くがっちりした太い首、丸顔で丸い目。鼻と口が大きく、すべて肉厚。どっかりとした体つき。女性も若いうちは痩せていても、中年になると肥満するか若いうちから肉付きが豊かどちらか。黒く潤んだ瞳となめらかな肌を持つ。美しい人が多い。

 頑固でしつこくのんびり。怒ると激しく執拗。享楽的。動作はゆったりしている。

太陽が第1室の牡牛座に入っているとき
 骨太で、鼻や口が大きい。自己主張が強く、頑固。図太い感じがして、うぬぼれが強く、不用意。

月が第1室の牡牛座に入っているとき
 勤勉で根気よく、親切。感受性が豊か。男性は女好き。

水星が第1室の牡牛座に入っているとき

金星が第1室の牡牛座に入っているとき

火星が第1室の牡牛座に入っているとき

木星が第1室の牡牛座に入っているとき

土星が第1室の牡牛座に入っているとき

天王星が第1室の牡牛座に入っているとき

海王星が第1室の牡牛座に入っているとき

冥王星が第1室の牡牛座に入っているとき

 

双子座が第1室
 すらりとした体つき。金星のとれた体系。手足が長くすんなりしている。歩き方がスマートで速い。敏捷な目つき、てきぱきしていて行動的。

 科学的な考え方をし、飲み込みが早い。知的な集まりや雰囲気を好む。思慮分別がある。気ぜわしい。話好き。

太陽が第1室の双子座に入っているとき
 格好良く、いきいきとした血色と、大きな眼。親切でつきあいがいいので、人好きがする。歌唱や会話に優れている。

月が第1室の双子座に入っているとき
 背は高めで美しい。器用で愉しい、話好き。占星術や語学の才能がある。

水星が第1室の双子座に入っているとき

金星が第1室の双子座に入っているとき

火星が第1室の双子座に入っているとき

木星が第1室の双子座に入っているとき

土星が第1室の双子座に入っているとき

天王星が第1室の双子座に入っているとき

海王星が第1室の双子座に入っているとき

冥王星が第1室の双子座に入っているとき

 

蟹座が第1室
 背丈は標準、丸顔で、血色はよくないか色白。扁平な顔立ち。ぽっちゃりしていて、年齢と共に肥満し、あごが二重になりやすい。体質的に弱い。

 内気で積極性に乏しいが、私生活の中ではまめまめしい。ごく気さくな人柄だが、人見知りしたり、ときにひどく消極的で不活発になる。

太陽が第1室の蟹座に入っているとき
 背は低く、顔色は青白いか、白く、汚斑が出来やすい。髪の毛が茶色がかる。自由で放逸に流されやすい。興奮衝動にかられて行動しやすい。

月が第1室の蟹座に入っているとき
 中背で丸顔で白い肌。いきいきと活動的。社交的で親切。善良な人柄。

水星が第1室の蟹座に入っているとき

金星が第1室の蟹座に入っているとき

火星が第1室の蟹座に入っているとき

木星が第1室の蟹座に入っているとき

土星が第1室の蟹座に入っているとき

天王星が第1室の蟹座に入っているとき

海王星が第1室の蟹座に入っているとき

冥王星が第1室の蟹座に入っているとき

獅子座が第1室
 骨格がはっきりしていてごつい。体も強い。血色はいきいきとして大胆で堂々としている。つよく張りのある目。

 礼儀正しく決然とした印象。怒りっぽいがすぐにけろりと忘れる。寛容だが頑固。野心家。向上心ゆたか、時に傲慢に見えます。

太陽が第1室の獅子座に入っているとき
 血色、プロポーションともによい。大きな眼。正直で向上心が強く、誇り高い。侮辱を許さない。歌唱力がある。

月が第1室の獅子座に入っているとき
 背が高く、骨組みがしっかりしている。きりっとした大きな眼。血色がよい。野心的で堂々としてる。堅忍不抜の心。

水星が第1室の獅子座に入っているとき

金星が第1室の獅子座に入っているとき

火星が第1室の獅子座に入っているとき

木星が第1室の獅子座に入っているとき

土星が第1室の獅子座に入っているとき

天王星が第1室の獅子座に入っているとき

海王星が第1室の獅子座に入っているとき

冥王星が第1室の獅子座に入っているとき

乙女座が第1室
 丸顔でほっそりとした体つき。背はいくらか高め。血色は悪くない。静かな目つき。まめ。若いときに体の弱い人が多い。

 器用で敏捷。手早い、行動的、上品でしかも明確な話し方をします。好奇心が強い。

太陽が第1室の乙女座に入っているとき
 合理精神の持ち主。器用だが、野心に乏しい。自分の生活を守るためには利己的で自己中心的になりがち。ほっそりとしてプロポーションがよい。声が甲高い。細かい字を書く。

月が第1室の乙女座に入っているとき
 中背。青白いか、小麦色の肌と黒い髪。こざっぱりした感じ。気分屋。栄誉心が強く、堂々としている。語学の才能がある。

水星が第1室の乙女座に入っているとき

金星が第1室の乙女座に入っているとき

火星が第1室の乙女座に入っているとき

木星が第1室の乙女座に入っているとき

土星が第1室の乙女座座に入っているとき

天王星が第1室の乙女座に入っているとき

海王星が第1室の乙女座に入っているとき

冥王星が第1室の乙女座に入っているとき

天秤座が第1室
 すらりとして洗練された美しさ。顔は卵形。明るい肌と柔らかな目つき、上品な態度。男女とも、骨盤が横に発達していて中年より肥満しやすい。だが優雅で豊満な感じ。

 社交的で、礼儀正しく、洗練された物腰が人気を集めます。公平だが気迷いしやすい。野心家の反面ものぐさ。慈悲深いが快楽を好む。話し込むと腰が重くなる。

太陽が第1室の天秤座に入っているとき
 中背。卵型で血色のいい顔。眼に張りがある。浪費型で不摂生。

月が第1室の天秤座に入っているとき
 堂々とした美しい人。愉しげで礼儀正しく、社交的。語学が堪能。多くの愛と尊敬を受ける。

水星が第1室の天秤座に入っているとき

金星が第1室の天秤座に入っているとき

火星が第1室の天秤座に入っているとき

木星が第1室の天秤座に入っているとき

土星が第1室の天秤座に入っているとき

天王星が第1室の天秤座に入っているとき

海王星が第1室の天秤座に入っているとき

冥王星が第1室の天秤座に入っているとき

蠍座が第1室
 中背。よくしまって、肉厚のどっかりした体型。頑丈で角張った、強壮な感じ。血色はあまりよくない。首がしっかりして太いが、背はやや前屈み。足が湾曲している。

 用心深く、身構えている感じ。しかし不屈で剛胆な野心家。時にひどく饒舌になったり、残忍、粗野になることがある。うち解けない冷淡なあるいは不遜な態度をとりがち。

太陽が第1室の蠍座に入っているとき
 角張って肉付きがよい。精悍な日焼けした顔。野性味があり、威圧的。発明工夫発見の才能があり、野心家。厳しさを感じさせる。口が堅く、秘密を守る、

月が第1室の蠍座に入っているとき
 低い背丈で肥満する。くらい肌色。男性は強健。鼻の形が悪いか、顔の造作が不揃い。女性は小柄で、目が大きいが、発達の悪い感じを与える。性質は不安定で裏切りやすいため、信頼されにくい。酒色におぼれやすい。

水星が第1室の蠍座に入っているとき

金星が第1室の蠍座に入っているとき

火星が第1室の蠍座に入っているとき

木星が第1室の蠍座に入っているとき

土星が第1室の蠍座に入っているとき

天王星が第1室の蠍座に入っているとき

海王星が第1室の蠍座に入っているとき

冥王星が第1室の蠍座に入っているとき

 

射手座が第1室
 背が高く、清らかな目と高く秀でた前額部。血色のよい面長な顔。スポーツをしないと肥満する。太股が目立って太く、尻が出っ張っている。長い鼻、ハンサム、美人が出やすい。

 行動的で遊びやスポーツ好き。大胆、率直、自由に振る舞う。良心的でひろやかな心を持つが、ぶっきらぼうな態度が目立つ。時間にはルーズ。

太陽が第1室の射手座に入っているとき
 血色のよい卵型の顔。自由と名声を求めます。誇り高く、引っ込み思案にみえたり、横柄にみえたりするが、うち解けると快活で話し好き。高邁なものを求める。能筆。

月が第1室の射手座に入っているとき
 ハンサムでプロポーションもよい。卵型の顔。血色がよく、大きくはっきりした眼。首が長く、すんなりしている。快活で大胆、率直、情熱的な性質。寛大、高潔な心の持ち主。

水星が第1室の射手座に入っているとき

金星が第1室の射手座に入っているとき

火星が第1室の射手座に入っているとき

木星が第1室の射手座に入っているとき

土星が第1室の射手座に入っているとき

天王星が第1室の射手座に入っているとき

海王星が第1室の射手座に入っているとき

冥王星が第1室の射手座に入っているとき

 

山羊座が第1室
 やせて小柄。貧弱な体型。胸部が狭く薄い。歩き方がスマートでない。長くて小さな顎と首。膝がもろい。男性はひげがまばらで、えりあしが汚く、貧弱。

 どん欲で利己心がつよい。そねみ心が強い。利害に聡く、巧みな行動をとる。慎重細心な反面、不安定で気が変わりやすい。誇り高く臆することがない。

太陽が第1室の山羊座に入っているとき
 みすぼらしい体つき。青白く、やせた長い顔。いかめしい押し出しだが、機嫌のよい態度。不屈でしかも果断。男性は女性とのかかわりを好む。

月が第1室の山羊座に入っているとき
 背は低く、やせて貧弱。不活発で、下品な行いや放蕩をしがち。膝が弱い。

水星が第1室の山羊座に入っているとき

金星が第1室の山羊座に入っているとき

火星が第1室の山羊座に入っているとき

木星が第1室の山羊座に入っているとき

土星が第1室の山羊座に入っているとき

天王星が第1室の山羊座に入っているとき

海王星が第1室の山羊座に入っているとき

冥王星が第1室の山羊座に入っているとき

水瓶座が第1室
 中背。普通より肥満気味。落ち着いた目と瓜実顔のハンサムなタイプ。特に女性は知的案美しさを持つ。清楚な肌といきいきした血色。

 穏やかで先入観を持たぬ平等な心。科学的な思考性と親切心。勉学も遊びも好む。安定した釣り合いのとれた精神

太陽が第1室の水瓶座に入っているとき
 中背で、丸顔で端正。清楚な感じの肌。落ち着いている。世話面倒見のよい公正な人柄。他人には高慢な感じを与えがち。

月が第1室の水瓶座に入っているとき
 中背で肥満型。清潔ないきいきした肌つや。礼儀正しく、人に不快の念を与えない。発明工夫の才に富み、行動的。

水星が第1室の水瓶座に入っているとき

金星が第1室の水瓶座に入っているとき

火星が第1室の水瓶座に入っているとき

木星が第1室の水瓶座に入っているとき

土星が第1室の水瓶座に入っているとき

天王星が第1室の水瓶座に入っているとき

海王星が第1室の水瓶座に入っているとき

冥王星が第1室の水瓶座に入っているとき

 

魚座が第1室
 背が低く、肉付きのよい肥満しやすい体。青白いぽってりとした丸顔。丸い鼻。眼光が鋭く。手足は小さい。精神的に弱い。

 気楽さを何よりも愛し、ものぐさ、無精、感情が希薄。

太陽が第1室の魚座に入っているとき
 平均的な魚座よりも低めの背丈。丸く青白い顔。肥満する。誘惑に乗りやすく、特に酒食やギャンブルに弱い。浪費、放蕩におぼれがち。

月が第1室の魚座に入っているとき
 青白く、肥満型。丸顔。酒色を好み、イージーな生き方をしがち。

水星が第1室の魚座に入っているとき

金星が第1室の魚座に入っているとき

火星が第1室の魚座に入っているとき

木星が第1室の魚座に入っているとき

土星が第1室の魚座に入っているとき

天王星が第1室の魚座に入っているとき

海王星が第1室の魚座に入っているとき

冥王星が第1室の魚座に入っているとき



西洋占星術 基礎講座 第13回 「第1ハウス」

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        ★ 編 集 後 記 ★
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今年の10月までには、なんとか一戸建てを手に入れたいと
望んでいました。

ずっと新聞チラシを眺めたり、
いくつかの不動産屋に声をかけて、情報をもらったりしてましたが、
なかなか望みの物件がありません。

ウチは家族も多く、ペットも多く、荷物も多いので、
小さい家では入りません。
想像を絶する床面積が必要なのですよ〜!!
塾もやっているので、そのスペースも必要だし……。

もう、時間的に無理だなと諦めかけたとき、
今回の家のチラシが新聞にけちくさく折り込まれていたのを見たのです。

すぐにピンと来て、見に行ってすぐに決断しました。
ウチの非常識な分量の荷物がすっかり入りそうな床面積!!!
望みうる限りのギリギリの安値!!!

勿論、様々な問題点があるのでこの床面積で、この安値なのですが、
問題点は私にとっては克服可能なものです。

ということで、急転直下、購入、転居を決めたわけですよ〜!!

そんなわけで、メルマガが滞ってみなさまにはご迷惑をおかけしますが、
11月に入ったら落ち着くと思いますので、
それまではご容赦下さいね〜!!

西洋占星術 基礎講座 第12回 「ハウスの意味」

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    *★* 星の言葉を学ぶ *★*
  西洋占星術 アストロロジー 基礎講座
        本来の第 12号  2006 9 11

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みなさん、こんにちは!
新しく登録してくださった方、はじめまして!
     フューチャー・アナリストの和貴水 唯です♪


さて、先週も結局お休みしてしまいました。
ごめんなさい。

今週は書き足して配信する予定でしたが、
時間がなかったので、
一部だけ、出来ている部分だけでも、
配信しますね。

それと予告なしで申し訳ないのですが、
今回の内容はブログの方にアップしておきましたので、
ブログを見て下さいね。

http://thehouseofplanets.livedoor.biz/

テキスト形式だと、表が見にくいというご意見がありましたので、
今回このような形式にさせて頂きました。
どうでしょうか?

今後、HTML形式で配信して欲しいというご意見も
寄せられていますが、如何でしょうか?

またご感想をお知らせ頂ければ、幸いです。

☆…☆ I N D E X☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
1 本日の講義  
   5、ハウスの表す意味
     (1)ハウスの意味

2 編集後記
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        ★ 本日の講義 ★
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これから、ハウスの表す意味をまとめました。

第1ハウス

パーソナリティ

自分自身の性格、体格、能力、出生時の環境

特にこの第1ハウスのカスプは、アセンダント(ASC)と呼ばれ、その人が生まれたとき地平線上に見えるサインで、一般的に客観的に現れる特性を意味します。

第2ハウス

所有物

金銭関係や経済問題をはじめとする所有物

その人の持つ財産、法政、貴金属及び全てのもの、そして地位、信用、経歴など、有形無形にかかわらず本人の所有物全般。

このハウスにどの天体が入っているか、どのサインが配置されているかで、その人の所得能力、経済上の問題などを判断する。

体位は首と咽喉及び感覚器官

第3ハウス

顕在意識

その人の顕在化した意識や、精神的傾向、興味の方向。

勉学、知識、知的作業を伴う仕事、教育、教養、そして文筆の能力など。また意識レベルでのコミュニケーションや近距離や短期間の旅行など。

兄弟姉妹、親戚、隣人などの近しい人間関係を表す。

体位では、神経系、腕、肺、気管支など。

第4ハウス

家(住居)、家族、祖先などに関するもの全般、不動産、両親、晩年運など。

その人の基礎となる場所であり、性格形成に重要な役割を果たすだけでなく、社会での活動の根元となる。金銭の問題でも、不動産関係や住宅の売買などはこのハウスで観る。

体位は胸部、乳房、食道、胃。

第5ハウス

恋愛

創造、冒険、遊び、恋愛、情事、子供、親の財産、親友などを表す。

恋愛についての意味を持つが、結婚はこのハウスではない。旅行以外のレジャー。

空想や夢またはプライバシーに属するポジティブな想像が含まれる。

体位は心臓、背、動脈。

第6ハウス

健康

健康と病気、及び労働、奉仕など肉体の働きに関係するもの全般。肉体の活動を伴う仕事。実際の現場で汗を流す奉仕。

健康、小さな動物、借地と借家、父母の兄弟姉妹、衣服など。

体位は腹部、腸、肝臓。

第7ハウス

パートナー

結婚相手、協力者、近い場所にいるパートナーを意味する。結婚問題、配偶者関係、婚約、共同事業と協力者、移転、人事(契約問題)、祖父母など。

体位は腰、肘、腎臓。

第1ハウスの反対側なので、自分自身に対し、相手を表す。

第8ハウス

セックス
死・再生

なにか人生の転換を象徴している。セックス、死、再生、子孫(配偶者)、神秘的なもの。

遺産と遺言、自己、遺伝、配偶者の金運、セックスの問題、結婚後の夫婦関係など。

体位では、生殖器、膀胱、尿道。

第2ハウスの反対側であり、他人のお金や所有物も意味する。

第9ハウス

精神・宗教

第3ハウスの反対側であり、潜在意識や精神、宗教など、深い意識、無意識を意味する。高等教育や専門的な研究、哲学、信仰、さらに法律の意味を持たせる人もいる。

旅行や移動など、長距離や海外などに行く場合にはこのハウスである。

体位では、大腿部、股関節、臀部。

第10ハウス

社会

第4ハウスの反対側であり、家に対する社会を意味する。第4ハウスが私的な生活であるとすれば、公的な生活全般の意味を持つ。

具体的には、公的な問題や、社会性、仕事、職業、地位、名誉、肩書き、身分、父親、社会的な所属等を意味する。

また、このハウスカスプはMCと呼ばれ、その人が生まれたときに天頂に位置したサインを意味する。このMCには、その人の社会性や、社会的に成功する度合いが示されている。

体位では膝、関節、皮膚。

第11ハウス

願望・友情

交友関係、社会的願望、希望、目標、仲間、グループ活動、養子問題、家族の死。

第5ハウスの反対側なので、社会や現実を伴った望みや、社会的なつながりを意味する友情も含まれる。

体位は下脚部、血圧。

第12ハウス

障害

第6ハウスの反対に位置するので、影に潜む様々な障害的要素を意味している。

不幸な出来事、例えば病気、または病原菌による影響、活動を停止させる精神的外傷。
または潜在している事柄、例えば秘密にしている致命的なスキャンダル、知らない間に作り出した敵意などを意味している。

束縛、障害、秘密、擬税、自殺、追放、監禁、薬物中毒、刑務所、隠れた敵、孤独な生活、未亡人、やもめなど。

体位は足首かたつま先まで。

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        ★ 編 集 後 記 ★
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如何でしたか?ブログの方が、見やすいですか?

私も、途中でそう考えたのですが、
今回、見にくいというご感想がありましたので、
急遽、トライしてみました。

HTML形式での配信に切り替えることも検討しています。
みなさんのご感想をお知らせ下さいね。

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∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴WITH LOVE∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
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   フューチャー・アナリスト 和貴水 唯

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西洋占星術 基礎講座 http://thehouseofplanets.livedoor.biz/

 ★ご意見・ご質問、励ましなどどんな些細なことでもいいので
  メール下さいね!
  なるべくお返事は書きます!遅くなるかもしれないけど
  また、取り上げて欲しい話題・ご質問などもお待ちしております。
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西洋占星術 基礎講座 第11回 「ハウスについて」

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1 本日の講義  
   4、ハウスについて
     (1)ハウスの意味
     (2)ハウス分割法
     (3)どのハウス・システムを採用するか

2 冥王星問題について

3 編集後記
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        ★ 本日の講義 ★
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4 ハウスについて


(1)ハウスの意味

今まで、サインと天体について学んできましたが、
ホロスコープを構成するもう一つのものとして、
ハウス(室)があります。

ハウスとは、地球表面の特定の地点から特定の時刻に宇宙を眺めた時の、
天体の見える方位のことです。

ハウスの番号は天体が昇ってくる東の方位を1ハウスとし、
最も高くあがる南中方向が10ハウス、
星が沈んでいく西の方位が7ハウス、
地下に沈んでいる時で南中の反対方向にある時を4ハウスとしています。
つまり星は毎日、1→12→11→10→9→8→7→6→5→4→3→2→1 と
ハウスを移動していくわけです。

つまり、ホロスコープにおいては、ハウスは固定され、
サインと天体は移動することになります。

サインが地球の公転サイクルによって
天上の黄道を12に分割したものとすれば、
ハウスは地球の自転サイクルによって、
時間を12に分割したものです。

例えていうなら、天体は役者であり、
サインは役者が演じる役になります。
そしてハウスは舞台のセットのような状況設定という訳です。


(2)ハウス分割法

ハウス分割法には様々な種類があります。

「イコールハウスシステム」という分割法が一番単純なものですが、
アセンダントから、30°づつ12ハウスに分割するものです。
多分、最も古いハウスシステムで、現代でもイギリスでは、
使用者が多いと言われています。

次に日本で最も普及しているといわれるのが、
「プラシーダス・ハウス・システム」です。
プラシドス・ドゥ・ティトー(1630〜1688)が考案したシステムで、
アメリカでも普及率は高いらしいです。

様々なハウス・システムをご紹介しますね。

先ほどあげた、イコール・ハウス・システム(プトレマイオスハウスシステム)は
5千年前のインドで使用されたと言われ、
プトレマイオス(100〜178)が好んだとされるものです。

クアドラント・ハウス・システム
ポーフィリー(Porphyry 232〜304)が、アセンダント、ディセンダント、MC、ICを
第1、4、7、10ハウスのカスプ(区切り線)に一致しなければならないと考え、
イコールハウスを修正するために考案したものです。
ただし、2世紀に書かれたベッティウス・バレンスの"
Anthology"に記載されているということです。

アルカビティウス・ハウス・システムは、
10世紀アラビアの占星術師アルカビティウス(アル・カビシ)
によって考案されたとされていますが、
これも、すでに5世紀あるいは9世紀には少なくとも使われていたと思われます。
15世紀にレジオモンタナスが普及するまでは
アルカビティウス・ハウス・システムがハウスシステムの主流でした。

キャンパナス(Campanus)・ハウス・システムは、
キャンパナス(13世紀の数学者ジョバンニ・カンパノ)が、考案したとされますが、
10世紀のアラビアの占星術師(天文学者)アル・ビールーニー
によっても使用されているということです。

それまでのハウスシステムが12ハウスの円弧を、
12の黄道サインの象徴的延長として観念していたのに対し、

キャンパナス・ハウス・システムでは、黄道ではなく、
「天球」と対応するべきであると考え、
出生時、場所における真東(東点)と真西(西点)、
そして天頂(見上げた空のてっぺん)と
その反対(見下げた地面を垂直に掘り下げた点)の四点をつなぐ
卯酉線 (ぼうゆうせん,Prime Vertical,プライム・バーティカル) を
ハウス分割の基準としたという点において、大きく踏み出した観があります。
(ちょっと分かりにくいかもしれませんね。ブログの方にアップした、
 図を参考にして下さい。)

天球図

ただしこのキャンパナス・ハウス・システムは、
出版された時に室表をつけなかったために、
一般的にはならなかったそうです。

その後15世紀にドイツの天文学者ヨハン・ミューラーの考案した
レギオモンタナス(Regiomontanus)・ハウス・システムが考案されました。
これもすでに12世紀にはアラビアの占星術師アル・ガーフィキー
のホロスコープで採用されているということです。

このハウス・システムは、地平線を基準に、
天の赤道にそって空間を12等分するものです。
しかし現在「レギオモンタナス」の名前で普及している分割法は、
これを修正して卯酉線(プライム・バーティカル)で
12等分するようになっているそうですので、
結果的に現在のレギオモンタナス法は
キャンパナスのハウスを半分ずらしたものとなっています。

17世紀にプラシドス・ドゥ・ティトー(1630〜1688)によって
考案されたプラシーダス(Placidus)・ハウス・システムの特徴は、
クォドラント(円の4分の1)を時間によって3等分する点において、
空間を分割していたそれまでのハウスシステムとは大きく異なっています。
しかしこの分割法も12世紀にアブラハム・イブン・エズラが
このハウスシステムの計算方法を述べているということです。

この分割法は表をつけて公表されたために、
広く一般的に使用されるようになりました。
現在でも、アメリカや日本においては、
多分使用者が一番多いのではないかといわれています。

次に、コッホ(Koch)・ハウス・システムは、プラシーダスの高緯度地方においては、
夏と冬に日照時間が極端に短くなったり長くなったりするために、
時間分割したハウスのサイズが極端にいびつになり
実用に向かないという欠点を解決するために、
ワオルター・コッホ(1895-1970) が、
時間を等分して分割するという、単純明快な方法を考案しました。
近年最も人気の高いシステムです。

1961年にウェンデル・ポリックとネルソン・ペイジによって発表された
トポセントリック(Topocentric)・ハウス・システムは、
基本的にはやはりプラシーダス・ハウス・システムの欠点を補うもので、
緯度0°から90°まで使用できる表を公表しているので、
支持を得ているということです。
これはASCの計算式で、緯度と恒星時の代りに次のものを使ってカスプを得たものです。
この方法はアルカビティウス・ハウス・システムの改良版になっています。



西洋占星術 基礎講座 第11回 「どのハウス・システムを採用するか」

(3)どのハウス・システムを採用するか

ということで、様々なハウス分割方法を書いてきましたが、
では、一体私たちはどのハウス・システムを使用すればいいのでしょうね??
実際のところ、歴史的なことはともかく、
分割するための計算など、パソコンがあっても、大変です。
計算式を入力するだけでも、果ててしまいそうな軟弱ものです、ワタシ……。
昔の人って、すごいですね〜!!!

私は自分自身のハウス・システムを採用するについて、
プラシーダス、キャンパナス、レギオモンタナス、コッホ、イコールなどの
ハウス・システムで大量にチャートを作り、
解釈を繰り返してみました。

そして、一番自分が解釈しやすかった(つまり当たりやすかった)
ハウス・システムを採用しました。

それは、Stargazerでいうところのキャンパナス・ハウス・システムです。
ただし、これが、上記で紹介したキャンパナス・ハウス・システムであるかどうか
計算式を確認している訳ではないので、不明です。


波木星龍氏の「占星学秘密教本」によれば、
小曽根秋男氏の「運命を把握するパソコン占星学入門」で
「レジオモンタナス」として紹介されているハウス・システムが
本来のキャンパナス・ハウス・システムであるという記載があります(P49)。

Stargazerのレジオモンタナス・ハウス・システムにおいては、
ハウス・カスプはハウスの中心ではなく、ハウス境界と重なっています。

ということになると、私がキャンパナス・ハウス・システムと言って
使用しているStargazerのキャンパナス・ハウス・システムは、
キャンパナス・ハウス・システムではないのでしょうか???

しかし、私としては、基本的にどちらでもかまわない、と考えています。

私はキャンパナス・ハウス・システムであるから採用した訳ではなく、
また高名な占星術師であるディーン・ルイディアーが使用しているから
採用した訳でもありません。
ましてや、小曽根氏が『幾何学的に最も美しい』と言っているから、
採用したわけでもないのです。

何回も、様々なハウス・システムを試してみて、
自分が最も使いやすいツールを採用したのですから。

という訳で、出来れば、みなさまもいろいろ試してみて下さいね。
面倒くさい人は、私と一緒にStargazerキャンパナス・ハウス・システム
で行ってもいいですよ。

一番ポピュラーなプラシーダスでもいいです、
イコール・ハウス・システムも、意外と解釈し易いです。

他にも、時間が不明の場合に使用する、
ソーラーサイン・ハウス・システムなどもあります。

 一番しっくり来るものを選んで下さい。

今回はこの辺で止めて、次回はハウスの解釈に入りますね!!!

西洋占星術 基礎講座 第4回 「冥王星問題について」

*――*―――*――――*――――*―――*――*
     ★ 冥王星問題について ★
*――*―――*――――*――――*―――*――*

では、続いてご質問のあった、冥王星問題についてです。

毎日新聞によると、チェコのプラハで総会を開いている
国際天文学連合(IAU)は最終日の24日、
全体会議で惑星の定義案を議決、
1930年の発見以来76年間、第9惑星の座にあった冥王星を
惑星から降格する最終案を賛成多数で可決した。
太陽系の惑星は一つ減って8個になった、と伝えている。

別に毎日新聞だけでなく、朝日新聞も、読売新聞も、
テレビも騒いでいましたね……。
確かに重要なことかもしれないけど……。

占星術においては、天体はサイン(星座)と共に、
象徴体系の中で使用されます。
ですから、天文学上の惑星であるのか、矯(わい)惑星であるのかには、
基本的に関わり合いはありません。

また、占星術では、土星外惑星(トランス・サタニアン)に関する研究は
太陽、月、5大惑星に比較すれば、始まったばかりで、その歴史は短く、
まだまだ研究中といえると思います。

冥王星はその中でも発見されて本当に間がなく(1930年発見)、
発見されてからまだ一度も、黄道上を全周(公転周期は248年)していません。
過去の軌道からの研究は可能ですが、予想に対する検証は未だなされてはいません。

さらにその後発見された冥王星の衛星カーロン(カロンorキロン)についても、
占星術師達は、研究中です。

また、今回の問題の一部であった、
火星と木星の間の小惑星帯のなかの
小惑星セレス(ケレス)やパラス、ベスタ、ジュノーなどについて、
その象徴するものや、その働きなどに関する研究が続けられています。

私に関して言えば、
冥王星は、占断の際に使用しますが、
小惑星やカーロンや小惑星に関しては、
通常の場合、使用しません。

しかし、どうしても気になる場合には、
参考に使用する場合もあります。

このように、天文学上の問題と、占星術上の問題は異なるので、
今回の冥王星の矯惑星への格下げ(?)が
占星術の解釈に影響を与えることはありません。

ただ、新たに星が発見されるということは、
科学(天文学)の進歩の問題だけというわけではなく、
人間の意識の広がりを示します。

そこに何らかの象徴的に意味を発見するのが、
占星術の仕事なのではないでしょうか。

西洋占星術 基礎講座 第10回 「ホロスコープの基本要素の解読1」

☆…☆ I N D E X☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
1 本日の講義  
   3、ホロスコープの基本要素の解読
      (1)復習
      (2)ホロスコープの解読例

2 編集後記
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆


*――*―――*――――*――――*―――*――*
        ★ 本日の講義 ★
*――*―――*――――*――――*―――*――*

3、ホロスコープの基本要素の解読

(1)復習

一旦、これまでのものを整理しますね。

1、要素

2つの志向(外向性・内向性)・3つのクオリティ/行動
4つのエレメント/性質・12サインのルーラー/支配星

牡羊……(+、火、C、火星)
牡牛……(−、地、F、金星)
双子……(+、風、M、水星)
蟹………(−、水、C、月)
獅子……(+、火、F、太陽)
乙女……(−、地、M、水星)
天秤……(+、風、C、金星)
蠍………(−、水、F、冥王星)
射手……(+、火、M、木星)
山羊……(−、地、C、土星)
水瓶……(+、風、F、天王星)
魚………(−、水、M、海王星)

2、惑星の性質

◎ディグニティ(品位)・○イグザルト(高尚)
△デトリメント(損傷)・▲フォール(減退)

月(感受性) ◎蟹○牡牛△水瓶▲天秤
水星(知性) ◎双子◎乙女△射手▲魚 
金星(気持良さ・快適さ) ◎牡牛◎天秤○魚△牡羊△蠍▲乙女
太陽(現世的成功・意識的姿勢) ◎牡羊◎獅子△水瓶▲天秤
火星(積極性) ◎牡羊◎蠍○山羊△牡牛△天秤▲蟹
木星(社会的な発展性) ◎射手◎魚○蟹△双子▲山羊
土星(理性や自立性) ◎山羊◎水瓶○天秤△蟹△獅子▲牡羊
天王星(発明・発見) ◎水瓶○蠍△獅子▲牡牛
海王星(見えないもの) ◎魚○水瓶△乙女▲獅子
冥王星(集合無意識) ◎蠍○獅子△牡牛▲水瓶


西洋占星術 基礎講座 第10回 「ホロスコープの基本要素の解読2」

(2)ホロスコープの解読例

月……射手(+、火、M、木星)  
水星…山羊(−、地、C、土星)
金星…山羊(−、地、C、土星)
太陽…射手(+、火、M、木星) 
火星…○山羊(−、地、C、土星)
木星…牡羊(+、火、C、火星)
土星…◎水瓶(+、風、F、天王星)
天王星…乙女(−、地、M、水星)
海王星…蠍 (−、水、F、冥王星)
冥王星…乙女(−、地、M、水星)


1、これを分類しま〜す。

(1)外向性・内向性(+:−)4:6
(2)3つのクオリティ/行動(C:F:M)4:2:4
(3)4つのエレメント/性質(火:地:風:水)3:5:1:1
(4)ディスポジター
              
    月/射手       金星/山羊 海王星/蠍→冥王星/乙女
      ↓          ↓           ↓
      ↓          ↓           ↓
太陽/射手→木星/牡羊→火星/山羊→土星/水瓶→天王星/乙女→水星/山羊
                 ↑              ↓
                 ↑←←←←←←←←←←←←←↓


2、では、このホロスコープの要素を解読してみま〜す。

(1) この人は+:−が4:6ですから、
  どちらかといえば、外向的・積極的といえます。

  ただ、4:6という数字から、さほどの偏りはみえず、
  バランスがとれた行動をする人です。

(2) 次に(C:F:M)4:2:4から、Fが少なく、
  CとMが多いので、変化を求めて行動する性質です。

  しかしその行動の原因には、自己の決定に基づく場合と、
  受動的にやむを得ず行動する場合があると判断できます。

(3) さらに(火:地:風:水)3:5:1:1で、
  地の要素が他に比較して強いので、
  物質的要素を自分の中に持っています。

  安定した性質で、実際的な活動に向いていることが分かります。

  ただ、5は多少過剰ですので、逆に転じ、
  精神的な物事に惹かれる場合も多いでしょう。

  さらに火の要素も3ですので、独立的な性質もあります。

(4) ディスポジターをみると、ミューチャル・レセプション
  となっており、天体が互いに依存しあっているので、、
  やや無責任になりがちで最終決断が甘い傾向があります。

(5) ここでは、各惑星の存在するサインを解釈してみます。

まだ、キーワードでしか、紹介していないので、
わかりにくいと思いますが、
次のメルマガで、「ハウス(室)」についての説明を行ってから、
詳細に紹介したいと思いますから、
そんなものか……くらいで、
読んで下さいね。


★月の基本的意味は感受性で、射手にあります。

感受性は一方的で、他人の気持ちとは関係なく、
喜んだり、傷ついたりする場合が多いでしょう。
何かに熱中すると、のめり込み、
一面的な見方しか出来なくなることが多いです。 

★水星の基本的意味は知性で、山羊にあります。

この人の知性は、何かを建設したり、
構築したりすることに発揮されるでしょう。
厳密な仕事に先の卯を発揮します。
現実主義的で、集中力もあります。

★金星の基本的意味は気持ちよさ・快適さで、山羊にあります。

ですから、この人の快適さは、独善的なものとなり、
自分の求めているものを他の人(特に恋人や夫)に求めます。

★太陽の基本的な意味は、現世的成功・意識的姿勢で、射手にあります。

この人の現世的成功は、普遍的な主義を掲げ、
理想的なものとなりがちです。
無防備な率直さが、この人の行動の姿勢となります。

★火星の基本的な意味は積極性で、山羊にあり、○イグザルト(高尚)です。

よってこの人の行動は他人から見ると傲慢我儘となりますが、
喜んで仕事に勤しみ、事務的でもあります。

★木星の基本的な意味は社会的な発展性で、牡羊にあります。
よって、この人は開発的、情熱的に行動し、リーダーシップもあります。

★土星の基本的な意味は自立性で、水瓶にあり、◎ディグニティ(品位)です。
この人の自立は、忍従的であり、
社会的な関係が重要であり、グループや組織などで発揮されるでしょう。

★天王星の基本的に発明・発見を意味し、乙女にある世代(1988〜1884)です。
この世代は、今までの常識に疑念を持ち、
地に足のついた、発想を得意とするでしょう。

★海王星の意味は見えないもので、蠍にある世代(1956〜1970)の一人です。
この世代は、懐疑的で、研究熱心であるので、
様々な分野で新しいアプローチを行っていく傾向があります。

★冥王星の意味は集合的無意識で、乙女にある(1957〜1971)世代の一人です。
この世代は、混迷の世代であり、分析的で技術的で、批判的です。



西洋占星術 基礎講座 第10回 「編集後記」


☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
        ★ 編 集 後 記 ★
☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

とにかく、基本の構成要素だけで、ホロスコープの解読を
してみましたが、如何でしたか???

簡単な様ですが、この部分が、今後の解釈において、
解釈の指針となります。

今後、様々な概念が出てきますし、ハウスであるとか
アスペクトであるとかについても詳述して行きます。

その際に、様々な解釈の言葉のどの部分を重要視するか、
影響力を考える場合に、この基本部分の解読を参考にして、
解釈を進めることになります。

ですから、やってみて下さいね。

不明の場合は、メールを下さいな。
出来る限り、お答えします。

ふ〜っ……、お疲れさま!!!!

☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴WITH LOVE∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
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基礎講座 予定表
1 西洋占星術とは何か

  (1)占星術の歴史

  (2)占星術の種類

  (3)天文学と占星術

  (4)天文暦について


2 占星術の構成要素


3 ホロスコープの作り方


4 実際のリーディング例


5 要素の解説

  (1)サインについて

(2)天体(惑星)について

  (3)ハウスについて

  (4)アスペクトについて
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