日曜担当  オクダサトシ

近藤良平が文部科学大臣賞という立派な賞をいただいた。

贈賞理由に

近藤良平氏及び氏の主宰するコンドルズの活躍は,舞台のみならず,テレビ,映画など多領域にわたるが,コンドルズ結成から20周年を迎えた平成28年,全国10か所で上演した「20th Century Boy」は,ダンス,生演奏,人形劇,映像等多様な表現を融合した独自の世界感の到達点として大きな成果を収めた。コンテンポラリーダンスの概念を拡張する挑戦的なクリエーション,ダンスを通した社会への貢献や次世代育成等,広さと高さを兼ね備えた氏の活動は高く評価される。


とあり、ダンスの技術が優れているというところを評価していないってところに心から安心しましたが、大変な誉れだと思います。コンドルズのスタッフ、メンバーにとっても。ご来場くださった、応援してくださった、全ての皆さん、ありがとうございました。

先日、とある別の業界の方から近藤良平さんはどういうリーダーなのか、と聞かれました。ダンスカンパニーは通常、振付家が据えてを決める「トップダウン」で作品が作られてますが、コンドルズではそうでなく、合議制、分業制、でそれもルールがあるわけでなくいつも塩梅で決められる。オレの映像なんて野放しです。。いつぞやなんて振り付けもみんなで考えよう!なんてなってました。なんて言ったらびっくりしてました。

良平がリーダーとして優れているところは、決してキレない。汚い言葉で怒ったりしない。育ちの良さもあるとは思いますが、ここは大したものです。良平がキレて怒鳴るような男だったら、みんなとっくに辞めてるんじゃないですかねえ。

いろんなことに、あまり責任を取らないリーダーだけど、以前コンドルズがゴタゴタしてた時のツアー初日、ラストの良平ソロが、まるで日本刀のように鋭く空気を切り、それはそれは素晴らしかったのです。ああ、良平はこうやってケジメをつけるのだなあと、こういうリーダーシップも正しいのだ、と思って袖から見ました。

立派な賞をいただいても、きっと良平は変わらず、メンバーも変わらず、イイ塩梅にボンクラで、稽古場で馬鹿みたいに笑って、舞台が終わったらアホみたいにビールを呑む。これからも変わらずやっていきたいもんですなあ。衰えるカラダに抗って。

今後もコンドルズをよろしくお願いいたします。