エイトさんの思惑。

時は風のように、過去は水のように。そして想いは歌のように。‐

September 2008

不覚。

昨日は、ユニ○ロの送別会に呼ばれ、しかも花束を買ってきてという指令まで頂き、でも僕は「いい人」なので、快諾。

もちろん車で行かずに、呑む。
久々の楽しく美味しいお酒。

翌日仕事だと最近しんどいので、お開きと共に風のように去る。

もともと焼き肉はあまり好きではない。
予想通り、もたれる。


寝不足の今朝から1日かけて、もたれた胃をいたわる。
「おは朝」の星座占いも一番だった。



なのに。


ついさっき「ワンクリック詐欺」に遭った気がする。
具体的に言えば、2ステップで47,000円。美女に負けた。
果たしてどのように請求してくるんだろうか。



不覚。

今週のトピック。

■もっとパラリンピックを報道すべきではないか。
金メダルの価値ってそんなに違うの?努力の結果なのに?
日本って障害者の扱い方捉え方がワンパターン過ぎて、どう応援していいかわからないのかしら。「辛い境遇の中頑張っている選手」みたいな。

いいえ。お金にならないから扱わないだけです。

■ついに巨人が阪神を捉える。

■PCに噛り付き、youtubeで我が師匠ミシェルベッケの演奏を注視、凝視しているとなんと僕のアンブシュアが変わる。

アンブシュア(アンブッシュアとか、アンブシャーとかいろいろ言い方はあるようだけれど)というのは、ようは「口の具合」である。

骨格歯並びが違うのだから、見た目から入るのは危険ではある。
がしかし、何度も観ているうちに、彼がブレスを取ってから発音するまでの一連の「流れ」がよくわかる。
唇のディテールから入るんじゃなくて、唇の周りの、どの筋肉がどのように作用して、唇のどの部分が振動しているような気がする、というような観方をすれば有用である。

今日オケの練習で実践投入してみて、使えることが判明。(リードかっ)
しかも、結構バテ知らず。

■先日、アルトトロンボーンを買うのに最適な季節などと書いたら、東京の某マニア店にマニアなアルトが出ていたので、運命だと思い込んで、「どんな感じの楽器ですか?」とメールすると、「プロ奏者が手放した品である」とか「お世辞ではなくお薦めです」などと非常にそそる返信がマニアな店員から返ってくる。まったく困ったものである。「思い切れない」と返信したら返事がない。やはりそこは商売。
しかもまだ売れずにHPに載ったままである。
僕を待っているのかもしれない。
アルトが無いと、憧れのシューマン3番が吹けないじゃないか。

■休日出勤しても給料に変化は無い。

郷愁。

徐々に、ジョジョに、涼しくなってきたので、そろそろアルトトロンボーンを購入するのに最も適した時期である。

ゴゴゴゴゴォォォ。


靴は夕方買え、と言われる。

昼間に買えば、夕方になって足がムクんだ時にキツキツになるというわけである。

なるほどなるほど。


アルトトロンボーンというのは、一般的なトロンボーンより小さいトロンボーンである。

思い出して欲しい。
彼らが生まれた故郷を。

ヨーロッパ、とりわけドイツというのは湿度も低く、気温も過ごしやすく涼しい。
密閉された冷暖房完備ではない、石と木の佇まいの工房で彼は生まれる。

立派なヒゲをたくわえた陽気なオジさんが、皮のエプロンのような前掛けをお茶目に着こなし、「やぁ良く来たね」と出迎えてくれるのだ。

「この前、孫に掛け時計をプレゼントしたんだがね、喜ぶどころか、仕掛けが怖いと泣くんだよ。孫が。あれには困ったよ。」
そんな話をしながら、真鍮の板を丸めたり、延ばしたり、曲げたり、何度も同じ事を繰り返すように整えてゆく。

ふと動きを止めて、今溶接したばかりの替え管の支柱部分を見つめるマイスター。
怪我でもしたのか。火傷か。それともただ眠いのか。

「マイスター?」
「ああ、ちょっとお話をな、しておったのじゃよ。溶接部分とな。苦しくないか、とね。」

曲げられているだけでも、真鍮にとってはかなりのストレス。
そのストレスを少しでも和らげてあげたい。無理な体勢で固定してあげるのは心苦しいからということらしい。

優しい気持ちで楽器は作られているんだなぁ。

人間は故郷に郷愁を感じる。
鮭だって生まれた川に戻る。

楽器だって。
生まれた場所は分からないかもしれないが、身体が故郷を感じるんだろう。



夏を少し過ぎたこの時期、涼しくなった日本は彼らの故郷に似ているらしい。

彼らはこの時期、生まれた地を思い出して、非常に良く鳴るらしい。

そんなわけない。

オンラインレッスン。

目の前に立ちはだかる大きな「松」にあまりに絶望し、まるで青いネコ型ロボットに泣き付く彼の如く、大学時代のレッスンのセンセ(京響trb)に「助けてメール」を送る。

「松をやるのですが、お手上げ状態です。浅めマウスピースとかアリですか?」

浅いマウスピースで音色関係なくハイトーンを楽々吹いちゃおうという魂胆である。
腹部のポケットから「浅いマウスピース」を出してもらうというよりは、まるでお師匠様に禁じ手の使用許可を請う弟子のようなメール。

気分はドラゴン紫龍である。(@聖闘士星矢)



夜も遅いのに、程なくして返信あり。


「松やんのか〜。楽しいでないかい!
 そんな高い音も無いし。お前ならいけるで〜」というメールを頂く。


軽っ。
よっ、誉め上手。さすがっ。

センセの中では、僕は「松」くらいパパッと吹いちゃうのか。
そうか僕ならいけるかやっぱり、などと浮かれている場合ではない。

「違うんですよー。
 プルプルしてくるというか、息足りずで跳躍出来ずな感じなんですよー。」

わりとすぐに返信。


「リップスラーのパターンを軽くタンギングして練習するってのでどう?」


軽っ。
よっ、教え上手。さすがっ。

あの跳躍をテヌート付きでドバーッと吹けと。
なるほど、メールでオンラインレッスン。(無料)



ここで一句。

単純ね もう吹けた気でいる エイトさん。

松。

はぁしんどい。
ってか、今のところまったく吹けてません。

「ローマの松」

アマオケであまり取り上げられないのには、やはり理由があるんだなぁと。
まぁ編成も問題だけれど。



なんだかキラキラした曲だなぁと思っていると、ラッパやら木管がやたらと「キラキラ〜」と吹いていた。
彼らもなかなか大変そうである。

トロンボーンは楽な方かもしれないなと思い直すが、やはりあの存在感は出そうとしてもなかなか出ない。
息が足りないなんてもんじゃない。まさに「大音量吹きっぱなし」。

まぁ何とかなるでしょう。
吹けないまま本番を迎えるなんてことは今まで無かったし、おそらくこれからもない。
練習してたら知らない間に吹けてるものである。


急がば回れで、今日も「パワーブレス」でブレストレーニング。
あとは神頼み。

夢中。






この人々に夢中ですが、この人々は弦の世界では有名人なんですか?
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