2014年09月06日

建築士の試験で大事なこと

一級建築士の試験は学科と実地に分かれていますが、近年ではその問題の難易度は上昇傾向にあると思われます。

その理由としては、建築士に対する社会的責任が以前よりも求められるようになってきたことに起因するものでしょう。

建築士の資格というのは、設計や施工においていわゆる有資格者として証明をするものですが、法律として求められている工事規模等に必要とすることはもちろんですが、現在では一般企業もその重要性をより理解しており、今までは仕事さえできれば資格はなくても仕事を任せていたところも多いですが、これからは資格を持っている者でなければ担当者としてはいけないという 企業が増えてきました。

それだけに建築士に対する責任は重く、その仕事の重要性、専門性を世の中が理解し始めたと考えるべきです。

士業の中でも社会的立場で言えば、軽視されがちであった建築士ですが、これからはその扱いも変わってくるのかもしれません。

そしてもちろん要求されるレベルが上がることに付いていけるように建築士は努力を続けなくてはいけません。 

建築士の試験というのはそのスタートに過ぎません。資格を取ったあとにやりがいのある仕事が待っているのです。

モチベーションが上がらないということで勉強がはかどらない場合は、資格を取ることで増える仕事の選択肢を想像することで、頑張ってみるというのも良いでしょう。

ただ資格を取ることだけに注目しているようでは、勉強の内容も頭に入ってこないですが、これをどう仕事に生かすのかと考えながらやることで、日々の仕事にも良い影響が出ると思います。

勉強でふと手が止まってしまったときには、一度考えてみて下さい。 


construction11 at 23:36|Permalinkclip!試験 

2013年07月19日

今年の一級建築士の学科試験について

皆様試験勉強お疲れ様です。今年の一級建築士の学科試験がいよいよ近づいてきましたね。

私が受験したのは、平成18年の1級建築士試験でございまして、学科試験は無事合格できたものの、その後の製図試験で落ちてしまい、何とか次の年の角番受験にて平成19年度合格を勝ち取ることができました。
このブログでまとめている一級建築士試験の学科試験についてのまとめはわたしが勉強したときにノートにまとめたことなどを確認用にサイトに再度まとめたものでした。

しかし平成21年度以降の1級建築士試験は新試験制度となり、従来の学科気任△觀築計画が『計画』と『環境・設備』に分かれ、さらに問題数が従来は4科目で各25問の合計100問だったのに対して、

学科(計画) 20問
学科(環境・設備) 20問
学科(法規) 30問
学科(構造) 30問
学科(施工) 25問

上記5科目の合計125問と変更になり、さらに従来は5肢択一だったものから、4肢択一へと変更になりました。

100問×5選択肢=500に対して、125問×4選択肢=500なので細かく考えれば問題数は変わっていなのですが、試験時間の変更や各科目ごとの問題数の違いなどを考えると、やはり試験制度としては大きく変わったと言えるでしょう。
以前このサイトを作る元になったわたしの勉強ノートの知識が全くムダになったかと言えばそういうわけではないと思いますが、1級建築士の試験は法改正などに伴い、現在の規定に合っていないものもあるため、再度現行の法体制に合ったもので見直しをして、サイトをまとめ直しをしたいと思い、最近は再度勉強の意味も込めて改めて記事を書いております。

無事に1級建築士を取って建築の仕事に携わっているものの、定期的に勉強を重ねていかねば本当のプロにはなれません。自分が本当のプロになるためにも、正しい知識を身につけるために、毎年ちゃんと勉強をしていくようにしたいと思います。


construction11 at 14:59|Permalinkclip!サイトマップ 

2013年07月18日

鉄骨工事をもっと詳しく書きたい

鉄骨工事についてもうちょっと詳しく、用語の解説なんかも入れながらまとめていきたいと思います。

まず鉄骨の工作時の基準巻尺についてですが、鉄骨工事では、工事現場と鉄骨製品工場では別々の巻尺を使用しますので、製作開始前にテープ合わせを行います。

巻尺のテープ合わせの要領は、現場用と工場用の巻尺の両方を並べた状態で一定の張力(通常50N)を与えて目盛り差を読み取って行うものとします。その際の最大許容差は10mで±1.2mmです。

また鉄骨工事に使用する鋼製巻尺はJIS B 7512に規定されている1級品とします。

工作時、または型板・定規等により加工や組み立て時の情報を直接鋼材上に記入する作業のことをけがきといい、最近では自動のけがき装置が使用される場合もありますが、一般的には墨差しや水糸、ポンチやけがき針などを用います。
けがきの寸法は製作中に生ずる収縮や変形等を考慮した値とします。まぁ、製品検査時などに収縮などの値を見せてもらいますが、まぁ温度条件などにより鉄骨は変わってきますからね。

実際の加工時に切断の方法としては、機械切断とガス切断、プラズマ切断、レーザー切断などがあります。

曲げ加工時は常温加工過熱加工がありますが、鋼材の機械的性質等を損なわない方法で行わなくてはなりません。
形鋼は曲げると外側は伸びて、内側が縮むので、曲げ角度が大きくなります。そのため切曲げとするのが良いとされています。

ボルト孔は鉄骨製作工場でのドリル孔あけが原則となっており、普通ボルトやアンカーボルトおよび鉄筋の貫通孔で板厚が13mm以下の場合はせん断孔あけとすることができます。

鉄骨の情報は細かく書くとキリがないわけですが、全然細かく書けていないという。困ったな。全部数値とかを乗せて書くくらいの覚悟がないとちゃんとまとまらないな。むむむ。

できれば文字だけではなくて、絵もこれからは掲載していきたいと思っているので、簡単な図面とかはCADで書いてしまうことにしようかな。


construction11 at 12:31|Permalinkclip!建築施工 

2013年07月16日

建築施工の鉄骨は重要問題

建築施工鉄骨についての記事の続きです。
鉄骨の製品検査としては、まず表面欠陥を調べるための浸透探傷試験と磁粉探傷試験があり、内部欠陥を調べるための超音波探傷試験と放射線透過試験、マクロ試験があります。 このうちマクロ試験のみが試験の方法としては破壊試験となり、それ以外は非破壊試験となります。
鉄骨工場に製品検査などに行ったときにもらう報告書では超音波探傷試験が多く、一般的だと言えるでしょう。

余談ですが、鉄骨製品検査に行ったときに使うSAM STEEL CHECKER<サムスチールチェッカー>はどこの工場に行っても古いですよね。いや製品自体が古いんだろうけど。 まぁ、検査時に上手く動かない確率の高さったらないね。構造設計の先生もそれを見て仕方ないねって言ったりするけど。

さて、鉄骨の検査が終われば次は建方準備となりますが、注意点を簡単にまとめていきますと、ベースモルタルは立方までに最低でも3日以上の養生期間は取ります。
そして後詰め中心塗り工法の中心塗りモルタルの大きさは200mm角または200φ以上で、塗厚さは30mm以上50mm以下とします。
アンカーボルトは2重ナットとしても、ねじ山が3山以上は出るようにします。
後詰め工法に使用するモルタルは、無収縮モルタルとします。

準備をした上でいざ建方!となるわけですが、こちらも注意点がいくつかあります。
当たり前ですが、強風時の作業中止。目安としては風速10m/s以上の場合は作業を行わないという決まりがあります。
そして仮ボルトの本数ですが、高力ボルト継手は中ボルトを用いて1/3程度かつ2本以上とします。 混用接合や併用継手の場合は中ボルトを用いて1/2程度かつ2本以上とします。 またエレクションピースは高力ボルトを全数に用いるようにします。
建入れ直し時の注意としては倒壊防止用ワイヤーロープ使用してもよいですが、本節のターンバックル付き筋交い使用してはならないという決まりがあります。

鉄骨の問題は一級建築士学科試験において頻繁に出題される重要問題です。覚える数値も多いですが、是非得意にして得点力としましょう!

construction11 at 18:06|Permalinkclip!建築施工 

2013年07月12日

鉄骨工事のポイント-建築施工

今日はちょっと気分を変えて鉄骨工事の内容を書いていきたいと思います。
地盤調査からじっくりと建築施工の記事をまとめようと思ってたんだけど、急に鉄骨について書きたくなってしまって。
鉄骨工事の流れとしては、まず鉄骨の加工があり、そして組み立て溶接や溶接接合、検査などがあり、建方準備をして、鉄骨建方、高力ボルト接合となるわけです。すごくざっくりな説明ですけど。

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まずは鋼材を加工するわけですが、せん断切断する場合は鋼材の材厚は原則として13mm以下とします。
高力ボルト用の孔あけ加工をする際にはドリルあけとします。
せん断による孔あけだとたれやばりにより摩擦面に悪影響が出るからよろしくありません。
また曲げ加工をする場合には、常温加工と加熱加工があるわけですが、加熱加工の場合は850〜900℃の赤熱状態で行うものとして、200〜400℃の青熱ぜい性域では行わないようにします。

∩箸瀘て溶接、溶接接合
脚長は4mm以上として、最小ビード長さはt≦6mmの場合30mm、t>6mmの場合40mmとします。
溶接接合において、回転ジグ・ポジショナーなどを用いてできるだけ下向きで行います。
順序としては完全溶け込み溶接(突合せ溶接)→隅肉溶接の順序で行います。
隅肉溶接の溶接長さは、設計図書に記載されている長さに隅肉サイズの2倍を加えたものとします。
始端と終端には不良が発生しやすいためエンドタブを用います。
特記がない場合には溶接後にエンドタブを切断する必要はありません。
混合接合や併用継手の場合は、高力ボルト締付けの後に溶接という順番で行うようにします。
溶接の作業は気温が-5℃を下回る場合には作業を行いません。
-5℃以上で5℃以下のときは溶接部より100mmの範囲の母材を加熱して溶接するようにします。
低気温時の作業には注意が必要です。
溶接作業後には超音波探傷試験などの検査を行います。
一息で建て方までの記事を書こうと思ったのに息が続かない(笑)
まぁじっくりと記事をまとめていこうと思います。また次回も鉄骨の記事で、今度は立て方から書いていこうかな。いやちゃんと検査のところも書いていくか。

construction11 at 10:45|Permalinkclip!建築施工