ワイルドインベスターズ投資ブログ

     ~ グローバル投資への扉 ~   関東財務局長(金商)第1173号

2012年01月

気になるチャート20120128

米国FOMCが「2014年後半まで異例の低金利を続ける」と発言したことで、ドル安観測強まる。

上昇していた各国通貨も、まだ勢いを失っていない。

MajorCcy2f1_20120128



この発言で、上昇していた産業用金属がさらに上を試すような動きとなっている。


Cmdty1f1_20120128



これがその内訳。すべて上がっている。


Cmdty1f4_20120128




やや円高に振れたことで、日本株を牽引してきた輸出セクターの上昇が一服した。

TPX7sctrs1f1_20120128



米国のセクターでは素材資本財一般消費財情報技術が牽引。

相対的にディフェンシブが売られている。

特に電気通信が激しく置き去りにされた。


SPX10sctrs1f1_20120128



新興国主導で復活できるか?


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第56号 新興国主導で復活できるか?

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株が上がっています。

特に新興国が通貨・株価ともに好調です。

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インフレが落ち着いて、新興国は利下げができるようになりました。

たとえばブラジルは昨年8月以来、4度目の利下げに踏み切りました。

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PBRやPERを見ると株は割安に見えます。

すでに経済が底を売ったのであれば「買わないリスク」が生じます。

ということは、今は力いっぱい株を買わなければなりません。

・・・本当でしょうか?

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仮に新興国が復活すれば、見通しはかなり明るくなるでしょう。

しかしそれで世界全体が上向きになるかというと、まだわかりません。

なぜなら世界の景気は、大型船が舵を切ったときのようにゆっくり転換するからです。

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一方で、先進国の10年国債金利は2%以下になってしまいました。

ここまで金利が下がると金融緩和が効きません(流動性の罠)。

本当は財政拡張で景気を刺激したいのですが、カネがない。

だからむしろ支出削減や増税を始めているのです。

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これは危険なことです。

97-98年の日本のように、不良債権問題を爆発させかねません。

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新興国だけでは不足です。

なぜなら新興国の需要や投資は、いまだに先進国が頼りだからです。

新興国の内需は、まだ世界の生産を吸収できるほど育っていません。

そして先進国の資金が逃げたら、窮地に陥る国がほとんどです。

先進諸国が「財政再建」をいったん捨てない限り、
世界経済が上向くのは難しいと考えます。

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例年、12-4月ぐらいまで株は上がりやすい傾向にあります。

割安感からの買いが入るのも、自然なことです。

しかし欧州諸国や国際機関が資金調達をするたびに、
マネーの世界にストレスがかかっていることは意識しておいてください。

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それはいつ、ポキリと折れるかわかりませんので。






(終)

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気になるチャート20120120

リスクオンの動きが加速している。

今週は特に新興国が好調で、もたついていた欧州や日本までキャッチアップしてきた。


MajorEq2f3_20120121



欧州ソブリン金利は小康状態。

強いて言えばポルトガルが上昇している。

EUR2YrGovSprd1f1_20120121



ドイツDAXが急反発したおかげで、他の欧州諸国は相対的に出遅れることになった。

しかしアイルランドは比較的堅調で、ハンガリードイツ  より大きく上がっている。


EqEU1f2_20120121




日本では特に機械と電機セクターが急反発した。

TPX7sctrs1f1_20120121




反対に内需は冴えないが、建設不動産がここのところ気を吐いている。


TPX7sctrs1f4_20120121





日本と同じ轍を踏む世界経済


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第55号 日本と同じ轍を踏む世界経済

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2012年の金融市場は好調なスタートを切りました。

株価は割安に見えますし、買わないと損に思えます。

新興国通貨も大きく戻りました。

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しかし同時に、危険な兆候も出始めています。

たとえば、ドイツの短期国債金利がマイナスになっていることです。

「ドイツ6ヶ月国債入札が初のマイナス金利に!」というニュースになりましたので
知っている人も多いでしょう。

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確かに期間ごとの利回り曲線を見てみると、
ドイツの短期金利は日本を下回りマイナスになっています。

気になるチャート20120113
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51037260.html

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同じことは、かつて日本にも起こりました。

そのときは「カネ払ってでも良いから国債を買いたい」という逃避現象でした。

つまり他の金融機関に貸すとリスクが高いので
みんな国債に逃げ込んだ結果、利回りがマイナスになってしまったわけです。

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当時の日本とは状況が違いますから断定はできません。

しかしこれは「安心できない金融機関」があることを高い確率で示しています。

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もちろんその不安がこれから解消されるなら問題はないですし、
後から見るとみなが不安に思うときが絶好の買い場です。

しかし信用リスクが正常に戻るには時間がかかるので、
このシグナルは見逃さないほうが良いと考えます。

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今年は主要国で選挙があります。

そして各国で、緊縮財政が行われます。

97-98年の日本と同じことを世界でやるということです。

普通に考えるなら昨年以上に厳しい年になるでしょう。

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かつて「日本の轍は踏まない」と大見得を切った各国。

しかし世の中には「どうしてもそうなっちゃう」事があります。

ディフェンスを固めつつ、次の手を考えていきましょう。



(終)

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気になるチャート20120113

まだリスクオン継続。

新興国通貨が急速に戻ってきた。

ユーロ英ポンドスイスフランなど欧州通貨が安い。


MajorCcy2f1_20120113



株も同様。BRICsの反発が特に強い。

MajorEq2f2_20120107



米国セクターではこれまで牽引してきたディフェンシブ(生活必需品ヘルスケア電気通信公益)が相対的に急落している。

まるで底打ちのときの現象だが・・・。


SPX10sctrs1f1_20120113



円は相変わらず高い。アジア通貨は3年前の2割引から半値。

これでは輸出は苦しいだろう。


LocalCcy1f1_20120113



コモディティも反発していたが、農産物エネルギーが下がり始めている。


Cmdty1f1_20120113



主要国の中で、ドイツの短期金利がマイナスになってきている。


これはかつて日本にもあった「カネ払ってでも良いから国債を買いたい」という逃避現象。

つまりまだ、銀行間取引が安心できないという意味である。


今年もいろいろありそうだ。


IYC


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