ECBの政策変更は、やはり弱い国を直撃することになる。
弊社が言う本流(米株・米ドルに対し新興国の株と通貨が弱くなること)が加速した。
現地通貨ベース、対MSCIで見ると特に弱いのはブラジル・上海・韓国あたり。
じり高を続ける米国株との違いがわかる。
通貨もドルが高く、新興国が安い。
アルゼンチンやブラジルの陰に隠れているが、ロシア・トルコ・南アフリカそして中国などの新興国には注意を払っておくべきだろう。政治的にはおそらく、反米国家に対してさらに厳しくなる。
それらを合わせ、ドルベース・対SP500指数で見るとさらにはっきりする。
新興国は相対的に下げ続け。
通貨を合わせるとブラジルは経済制裁されているロシアと変わらない水準にまで落ちてしまった。
セクターの二極化も進行中だが、今週は小休止といったところ。