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週末だけのグローバル投資  -生き残りの処方箋- 

第418号 米中協議も英国EU離脱も「グダグダ長引く」ことを織り込み済み

週1回発行
                      ワイルドインベスターズ株式会社

                      関東財務局長(金商)第1173号
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米中協議は「最終段階」と言われ、英国EU離脱も10月末に延期されました。

弊社はいずれの材料もあまり重視していませんが、市場の動きもそんな感じです。

グダグダになって時間がさらにかかることを見越して、別の材料で動いているのでしょう。

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ムニューシン米財務長官は「執行の仕組みでほぼ合意した」と発言したそうです。

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ムニューシン米財務長官:米中は合意条件執行の仕組みで「ほぼ」一致
Bloomberg 2019年4月11日
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-04-10/PPRJEB6JIJV001
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しかし「約束を2025年までに履行する」という中国の主張は、「トランプ政権のうちはやる気がない」という意味。

そこまで時間稼ぎをして、情勢をひっくり返そうという戦略でしょう。

米国がそれで納得するとは思えません。

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また新華社通信によると、

「技術移転」「知的財産権保護」「非関税障壁」「サービス」「農業」「貿易収支」「条件執行」

を網羅する合意文書について、当局者が話し合いを続けているとのこと。

要するに、最も大事な部分は何も決まっていないということです。

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一方、英国は「合意なき離脱」を回避することができました。

EUの臨時首脳会議で10月末までに離脱日を延長したからです。

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EUとイギリス、ブレグジットの延期に合意 10月31日まで
BBC 2019年04月11日
https://www.bbc.com/japanese/47889452
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EUの本音としては、英国を痛い目に会わせたいところ。

見せしめにしないと離脱者が続いてしまうからです。

しかしEU側も国内がゴタついているため、強く出ることができません。

フランスはイエロージャケット暴動やゴーン氏の不正発覚でマクロン大統領が窮地に陥っています。

ドイツは米国から「NATOにカネを出さずにロシアと接近している」と責められています。

イタリアはポピュリスト政権が中国の一帯一路に参加を表明し、同盟国から懸念の声が上がっています。

他国のことを構っている場合ではないのです。

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そして市場は、それらの材料を無視するかのような動きをしています。

「米中合意が近い!」と報道されて、中国株が下げたりします。

「英国は合意なき離脱になってしまう」と懸念されても、株価・通貨ともに動きません。

その代わり、懸念が払拭されても動きません。

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おそらく人々は、「グダグダになって長引く」ことを織り込んでいるのでしょう。

期待もしなければ失望もしない。

あるいは懸念もしなければ、安堵もしないということです。

今は地政学的な要因よりも、テクニカルな需給の方が勝る局面と判断しています。







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