ワイルドインベスターズ投資ブログ

     ~ グローバル投資への扉 ~   関東財務局長(金商)第1173号

疫病

【週末だけのグローバル投資】米国の分断と世界の混乱 (52)オミクロン変異株は重症化率激減も「突然死タイプ」か



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週末だけのグローバル投資  -生き残りの処方箋- 

第628号 米国の分断と世界の混乱 (52)オミクロン変異株は重症化率激減も「突然死タイプ」か




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新型コロナのオミクロン変異株は欧米で数週間前にピークを打ち、順調に重症者や死亡者が減り始めています。

それらの国は他国は3週間程度でピークを打ったのですが、日本ではそれより長く1か月以上増加が続いています。

陽性率も1か月超上昇を続けており、まだ減り始めてはいません。

「2週間後には下降トレンドに入っていますよ」と2週間前に予告した私の予想は外れてしまいました。

いずれ新規感染者も急減するとは思いますが、その時期が後にずれ込んでいるのです。

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オミクロン変異株で特徴的なのは、重症者が減った割に死者が多いこと。

たとえば前回70-80人死亡していた9月上旬は、重症者が2000人超いました。

しかし現在の重症者は900人程度。

死者は増えているのに、重症者が増えないのです。

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改めて重症者を確認すると、2月3日時点で人工呼吸器装着は全国でわずか176件。

ECMO(エクモ)も全国で8件しか使っていません。

やはり重症化率は激減しているのです。

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それを裏付けるデータが報道されるようになりました。

たとえば重症化率は
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60歳以上 5.00% → 1.45%
60歳未満 0.56% → 0.04%
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致死率も低下
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60歳以上 2.50% → 0.96%
60歳未満 0.08% → 0.00%
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つまり依然として高齢者・高リスク者にとって怖い病気ではありますが、それ以外の人には「ただの風邪」ということです。

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さらに特徴的なのは「悪くなる人はあっという間」ということ。

オミクロン変異株で亡くなる人は、ほぼ0-2日以内だそうです。

東京の死亡者24人中23人は病床に入れなかったとのこと。

デルタ以前は死亡者の半数が14日以降でしたから、死亡するときは病床に入る間もないということです。

「オミクロン変異株は病床を逼迫しにくいが、突然死する特徴アリ」

と言えるでしょう。

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さて欧米諸国は感染者が減少し、弊社の予想通り次々に規制が撤廃されつつあります。

しかしなぜか、各国ともワクチンを射たせたがっているのです。

カナダではワクチン強制に反対するトラック軍団「フリーダムコンボイ」が首都オタワ目指しています。

合計5万台、長さ40マイル(64km)になっているそうです。

それに賛同した人々が寄付6億円集め、トラック軍団は「数年戦える」と自信を深めています。

その動きはワクチン強制のオーストリアにも波及しています。

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このタイミングで、トルドー首相はコロナ陽性となりました。

しばらく行方がわからなかったことから「雲隠れした」という噂も流れました。

またカナダのケベック州は未接種者への課税取り下げ

したがって「フリーダムコンボイ」は意味があったのでしょう。

ところがこの騒ぎを、日本のマスメディアが完全に黙殺していることが気になります。

そのことが、さらに「メディア不信」を加速させるのだと考えます。




(関連リンク)

コロナの法的扱い「インフル並みに」60% 本社世論調査
「維持すべき」は31%
2022年1月31日 1:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA273XL0X20C22A1000000/

オミクロン株の「第6波」 「第5波」より重症化率、致死率低下
毎日新聞 2022/2/2 19:47(最終更新 2/3 02:00)
https://mainichi.jp/articles/20220202/k00/00m/040/325000c

札幌医科大学
@東京の1月死者データの分析結果
https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/japan.html

デンマーク、コロナ規制を全て撤廃 EUで初
2022.02.02 Wed posted at 12:40 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35182951.html

カナダ地図
http://www.asahi-net.or.jp/~my7k-frkw/image/canada_map.gif

Freedom Convoy:カナダのトラック運転手がオタワで抗議活動を行う理由
JosephYoiko
2022年1月30日 19:39
https://note.com/josephyoiko/n/nfa07d688fe58

カナダのフリーダムコンボイ
https://twitter.com/ArtValley818_/status/1487768313681772544
https://twitter.com/MeghBulletin/status/1487627134830923777
https://twitter.com/JackPosobiec/status/1487938588276887560
呼応する豪州
https://twitter.com/RebelNews_AU/status/1487993035598311424

トルドー首相「雲隠れ」説
2022年2月1日1:19 午前4日前更新
カナダ首相がコロナ検査で陽性、体調良好 リモートで執務継続
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-canada-trudeau-idJPKBN2K51FB

カナダ・ケベック州、ワクチン未接種者への「課税」取りやめ
2022.02.02 Wed posted at 14:45 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35182958.html

(終)

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【週末だけのグローバル投資】厚労省「ワクチンを強制したり、受けていない人を差別するな。解雇など言語道断」米国では裁判所がワクチン義務化を阻止。



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第614号 厚労省「ワクチンを強制したり、受けていない人を差別するな。解雇など言語道断」米国では裁判所がワクチン義務化を阻止。





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【概要】
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  1. オミクロン株の変異は50か所以上(うちスパイク蛋白に30超)。ワクチン効果4割ダウンか。
  2. 今のところ「軽症者が多い」という報道だが、病床が足りるかどうかはわからない
  3. 厚労省は「ワクチンを強制したり、受けていない人を差別するな」「それで解雇や雇止めするな」と指導
  4. 医療・介護従事者に「射たない自由」はあるのか
  5. 米国では最高裁がバイデン政権のワクチン義務化を阻止
  6. 対立煽りやデマに惑わされず、数字を見て決めるべし
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図表入りのブログはこちら





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1. オミクロン株の変異は50か所以上(うちスパイク蛋白に30超)。ワクチン効果4割ダウンか。
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日本ではいち早く渡航制限に踏み切ったにもかかわらず、国内で2人目のオミクロン株感染者が確認されました。

まず、前回の記事から新たにわかったことを補足します。

オミクロン株の「32か所の変異」とはどうやらスパイク蛋白の部分だけで、全体としては50か所以上の変異があるそうです。

また「細胞受容体に結合する部分にもこれまでのVOCより多い10の変異がある」ことから、感染性が高い可能性があるとのこと。

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ワクチンが効かない?南アフリカ変異株「オミクロン」、悪夢のシナリオ
2021年11月27日(土)11時38分
https://www.newsweekjapan.jp/kimura/2021/11/post-129_1.php
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(略)「ゲノムから約50の変異が確認され、そのうち30以上はスパイクタンパク質にある。細胞受容体に結合する部分にもこれまでのVOCより多い10の変異がある。問題はオミクロン株がより広い地域に存在するかどうかだ。疫学的に見て、この変異株は感染性が高い可能性があり、免疫回避に関連する変異も存在している」(略)
==========================



そして「ワクチンの効果を40%低下させる可能性のある」という記事もありました。

ただでさえワクチンは

  • デルタ株に対して効力が落ちる
  • 半年で抗体価が激減する

その上に効果4割減となれば、やはり「丸裸」と言っても過言ではありません。

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https://www.dailymail.co.uk/news/article-10244455/Scientists-alarmed-new-worst-COVID-variant-make-vaccines-40-effective.html
(DeepL翻訳)
英国とイスラエルが南アフリカなど5カ国からの渡航を禁止したにもかかわらず、
米国への渡航者が続いていることから、科学者たちがワクチンの効果を40%低下させる可能性のある「史上最悪」の超変異体「COVID」の新種に警鐘を鳴らしました。

B.1.1.529の変異体は、「非常に珍しい」変異の集まりであり、ワクチンに対してより耐性がある可能性がある。
正式名称は「Nu」になりそうだが、この亜種は体の免疫反応を回避し、より感染しやすくなる可能性がある。
現在、南アフリカで77件、ボツワナで4件、香港で1件、イスラエルで1件の感染が確認されています。
(略)発行日:2021年11月26日01:42 GMT|更新日:2018年11月26日11:44 GMT 11:44 GMT, 26 November 2021

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(原文抜粋)
Scientists sound alarm over new 'worst-ever' super-mutant COVID variant that could make vaccines 40% less effective as the UK and Israel ban travel from South Africa and five other countries but passengers will continue to stream into US
The B.1.1.529 variant has a 'very unusual constellation' of mutations and may be more resistant to the vaccine
Likely to be officially named Nu, variant might evade the body's immune response and be more transmissible
There are currently 77 confirmed cases in South Africa, four in Botswana, one in Hong Kong and one in Israel
(略)PUBLISHED: 01:42 GMT, 26 November 2021 | UPDATED: 11:44 GMT, 26 November 2021(略)
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2. 今のところ「軽症者が多い」という報道だが、病床が足りるかどうかはわからない
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EUのオミクロン患者も今のところ全て無症状または軽症とのこと。

しかしこれはもっとサンプル数が集まって、退院者や死亡者のデータも出てこないとわかりません。

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【新型コロナ】EUのオミクロン感染、全て無症状または軽症
2021年12月1日 4:14 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-11-30/R3EDADDWX2PS01?srnd=cojp-v2
--------------------------
新型コロナウイルスの「オミクロン変異株」は、欧州連合(EU)では域内11カ国で少なくとも合計44件の感染が確認された。ただ、今のところ全て無症状か軽症だった。欧州疾病予防管理センター(ECDC)が明らかにした。(略)
==========================



欧州の現存感染者(7日移動平均)は1週間前に比べて、たとえば

+19.3万人 ドイツ
+16.2万人 フランス
+10.5万人 オランダ
+ 5.8万人 ベルギー
+ 4.0万人 イタリア

のように増えています。

ここにオミクロン株が加わるのですから、全く油断できません。

オミクロン株感染者のほとんどが人工呼吸器も必要としないのであれば医療を圧迫しないはずですが、まだそこまで楽観はできません。

[図表1:欧米主要国の現存感染者(7日移動平均)の7日前増減]

ActiveCases_Change_7Days_beforeJapan20211201





























[図表2:欧米主要国の現存感染者(7日移動平均)]

ActiveCasesJapan20211201






























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3. 厚労省は「ワクチンを強制したり、受けていない人を差別するな」「それで解雇や雇止めするな」と指導
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そこで日本でも「ワクチンの3回目(ブースター)接種を急げ」という声が大きくなっています。

しかし私も知らなかったのですが、厚生労働省は

「ワクチンを強制したり、受けていない人を差別するな」

「接種を拒否したことのみを理由として解雇、雇止めを行うことは許されるものではない」

と、はっきり書いています。

「あくまで任意で治験に参加しているつもりで」という記述は見ていましたが、人権問題として相談窓口まで設置していたことは驚きでした。

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厚生労働省
Q. 新型コロナワクチンの接種を望まない場合、受けなくてもよいですか
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0053.html
--------------------------
(略)しかしながら、接種は強制ではなく、あくまでご本人の意思に基づき接種を受けていただくものです。
接種を望まない方に接種を強制することはありません。また、受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。

職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていない人に差別的な扱いをすることのないよう、皆さまにお願いしています。
仮にお勤めの会社等で接種を求められても、ご本人が望まない場合には、接種しないことを選択することができます。

なお、職場におけるいじめ・嫌がらせなどに関する相談窓口はこちらを、人権相談に関する窓口はこちらをご覧ください。

(参考資料)
ワクチン接種を受けていない人に対する偏見・差別事例に関するQ&A(一般の方向け)(厚生労働省)
労働者の採用、配置、解雇等に関するQ&A(企業の方向け)(厚生労働省)
経済団体等への協力依頼(厚生労働省)(略)
==========================

==========================
厚生労働省
新型コロナウイルスに関するQ&A(企業の方向け)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00007.html#Q10-10
--------------------------
(略)問11 新型コロナウイルスワクチンの接種を拒否した労働者を、解雇、雇止めすることはできますか。
新型コロナウイルスワクチンの接種を拒否したことのみを理由として解雇、雇止めを行うことは許されるものではありません。(略)
==========================



するとたとえば「ワクチンパスポート」という考えそのものが差別的であり、厚生労働省の方針と対立することになります。

そのような声は上がらないのかと不思議に思います。





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4. 医療・介護従事者に「射たない自由」はあるのか
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一方で、医療・介護従事者などには「射たない自由」はあるのかと考えます。

それらの職場でクラスターを出してしまったら死活問題です。

また「あそこはワクチンを射ってない職員がいる」という噂が流れただけで敬遠される可能性もあります。



もしそのような職場の存続が危うくなったり給料が減ってしまった場合、

その責任はおそらく「ワクチンを射たなかった人」に向けられるのではないかと思います。

職場の人間関係が気まずくなり、病気と戦う前に仲間割れが始まってしまいそうです。

「接種を拒否したことのみを理由として解雇、雇止めを行うことは許されるものではない」

などと書かれたところで、解雇の理由などいくらでも挙げることができます。



すると結局、ワクチンをまた射つことになるのでしょうか。

それは3か月ごとに繰り返されるのでしょうか。

心筋炎・心膜炎や抗体依存性感染増強(AED)のリスクは高くならないのでしょうか。

医療・介護関係者はずっと苦労しっぱなしだと思いますが、新たな問題がまた積み重なったようで気の毒です。





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5. 米国では最高裁がバイデン政権のワクチン義務化を阻止
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米国ではずっと「ワクチン義務化派」と「ワクチン懐疑派」で内戦のようになっていました。

バイデン政権は連邦政府職員や、従業員100名以上の企業にワクチンを義務化させようとしていました。

それに逆らったらクビです。

逆に「義務化は違法」とする州や、「義務化はしない」と宣言した大企業もあります。

そのこともあって、ワクチンに懐疑的な人々は民主党の州から共和党の州に逃げています。



ところが米国で

「連邦裁判官が医療従事者に対するワクチン接種規則を義務化を阻止した」

という報道が流れました。

これは一時的なものなのか、最終決定なのかわかりません。

しかしこれまでのような「ワクチン懐疑派はテロリスト扱いして弾圧する」という動きに、歯止めがかかりつつあるように見えます。

==========================
https://www.reuters.com/legal/government/judge-blocks-covid-19-vaccine-rule-healthcare-workers-across-us-2021-11-30/
(DeepL翻訳)
2021年12月1日
午前9時35分(日本時間
裁判官、全米の医療従事者に対するCOVID-19ワクチンの規定を阻止

11月30日(ロイター) - 米国の判事は30日、バイデン政権の医療従事者に対するCOVID-19ワクチン接種規則を阻止し、義務化がまだ有効な全米に同判決を適用したという。
--------------------------
(原文抜粋)
December 1, 2021
9:35 AM JST
Judge blocks COVID-19 vaccine rule for healthcare workers across U.S.

Nov 30 (Reuters) - A U.S. judge on Tuesday blocked a Biden administration COVID-19 vaccination rule for healthcare workers and applied the ruling nationwide where the mandate was still in effect, according to a court ruling.(略)
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6. 対立煽りやデマに惑わされず、数字を見て決めるべし
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幸いなことに、日本では今までワクチン義務派と懐疑派の争いがそれほど激しくありませんでした。

その理由として、新型コロナウイルスの恐怖がそれほど大きくなかったということがあるのでしょう。



しかし厚生労働省が「強制するな。差別するな。解雇など言語道断」と書いているのに、それを続けている人々がいます。

そうすることによって利益を得られるからか、対立を煽って面白がっているのか、決してやめようとはしません。

先進国内の分断を煽りつつ、感染が拡大するような方向に誘導する工作も考えられます。

自分は決して射たないくせに「反ワクチンはテロリスト」などと書き込んでいる人も中にはいるのではないかと思います。



死の恐怖を煽れば煽るほど、人々は誘導されやすくなります。

それで利益を得ようとする人々を、このコロナ禍ではさんざん目にしてきました。

そんなときは数字を見ながら、落ち着いて対処を決めるしかありません。

オミクロン株やブースター接種に対しても、まずは欧米のデータを観察するべきと考えます。





(終)

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【週末だけのグローバル投資】mRNAワクチン「射つもギャンブル」「射たぬもギャンブル」。ワクチン慎重派も良く考えている。




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第595号 mRNAワクチン「射つもギャンブル」「射たぬもギャンブル」。ワクチン慎重派も良く考えている。




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【概要】
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1. 「ワクチン推進派」と「ワクチン慎重派」の対立がエスカレート

2. 分断される先進国。過激な人々は宗教戦争をやっているかのよう。

3. 私自身は「条件付きワクチン慎重派」だが早々に接種した。その理由。

4. ワクチン慎重派には低学歴と超高学歴が多い。

5. ワクチン慎重派も良く考えている。

6.それでもデルタ株は恐ろしく、たぶんワクチンを射ったほうが良い。

7. 議論や分析を止めるな。相手の口を封じるな。
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1. 「ワクチン推進派」と「ワクチン慎重派」の対立がエスカレート
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各国で「ワクチン推進派」と「ワクチン慎重派」の争いがエスカレートしているようです。

国としては当然、ワクチン接種を急ぎたいところでしょう。

それに賛同し、早くワクチンを接種するべきだと唱える人々がいます。

一方で、世界初のmRNAワクチンを一斉接種することに対し様子を見たいという人々もいます。



私としては双方の言い分がわかりますし、それぞれの意志で決めるべきだと考えています。

しかしそれが許せない人々が「絶対射て!」「絶対射つな!」と争っています。

新型コロナは実際に侮れないのですが、大声で死の恐怖を煽ってやれば人々は余計に争います。

まるで各国内部で激しく抗争するよう、煽っている人々がいるかのようです。





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2. 分断される先進国。過激な人々は宗教戦争をやっているかのよう。
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その「内部分裂」がより激しいのは、米英日などブルーチーム側。

従来から強まっていた「イデオロギー対立」「階層対立」「地域対立」などに「ワクチン対立」「マスク対立」が加わった形です。



逆に中国などのレッドチーム側では、そのような話はほとんど聞きません。

国が「やれ」と言えば、逆らえないからです。

その違いの根本には「自由主義諸国」と「専制的国家」という国柄があるのでしょう。

しかしブルーチームはコロナを拡散されるわ、国内分断を煽られるわで「やられっぱなし」です。



先進国の中では、意見が様々に分かれています。

一方には「逆らう人間は押さえつけてでも射たせたい」ワクチン接種原理主義者がいます。

逆に「ワクチンと名の付くものは絶対射たない」という反ワクチン派もいます。

それら過激な人々の対立はさながら「宗教戦争」のようです。






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3. 私自身は「条件付きワクチン慎重派」。それでも早々に接種した理由。
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ところで、私は反ワクチン派ではありません。

定期接種はおそらく全部やってますし、毎年インフルエンザのワクチンを射ちます。

感染症の歴史を振り返るとワクチン接種をしないほうが怖いので、特にワクチンが危険だと判断しない限り「射つ」ほうの人間です。



ただしそれはあくまで、「過去のデータを見てリターン/リスクがわかっている時」に限ります

日本でも過去にワクチンによる災禍があったことは知っています(ジフテリア・百日咳・MMRなど)。

そして今回のように世界初のmRNAワクチンを各国一斉に接種する場合、最初に射つのは遠慮したいところです。



しかし今回はたまたま他国で先に接種が始まり、日本でも高齢者や医療・介護関係者が優先されました。

私はそれらの結果を見てどうやら大丈夫と考え、キャンセル待ちを入れて7月20日ごろには2回接種を終えました。

後から聞くと、持病を持たない50代としては早い方だったのではないかと思います。

mRNAワクチン接種が始まって半年経った6月頃になって、ようやくイスラエルで若い人を中心に心筋炎・心膜炎の副効果が見られるという記事が出ていました。

それでも私の年齢だとリターンが大きくリスクを上回るため、あまり悩む必要はありませんでした。



つまり私は「先に接種した方々の膨大な治験データを参考にした」というわけです。

その長期的な影響はまだ不明なのですが、そこはもう踏み切るしかありません。

だから無条件でワクチンを信じているわけではなく、「条件付きのワクチン慎重派」と言えるでしょうか。



当時の判断基準はこちら

 ↓↓↓
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2021年06月24日20:30
【週末だけのグローバル投資】mRNAワクチンを射つべきか射たざるべきか。年齢と性別から見た目安
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51276888.html

 2021年08月12日23:20
【週末だけのグローバル投資】デルタ株流行で判断基準変更。中学生以上はmRNAワクチンを射つのがベター
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51277693.html
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3. 両極にいる「過激な人々」
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私にはワクチン推進派の気持ちがわかります。

なぜなら早いところ6-7割の人々に射ってもらわないと、集団免疫が獲得できないからです。

この立場で考えると、ワクチンを拒否する人々は知らず知らずのうちにウイルスを撒き散らしているように思えます。

仕事柄ワクチン接種をしなけらばならなかった医療・介護関係者などからすると、腹立たしく思うかもしれません。

「身勝手な反ワクチン主義者たちのせいで公衆衛生が損なわれている」と、強い反感を覚えることでしょう。



一方で私は、ワクチン慎重派の気持ちもわかります。

これまで日本では若者のコロナ死者は少なかったのに、ワクチンを射てば副効果による心筋炎・心膜炎のリスクが上がります。

さらに「コロナ感染が起きにくいはずの夏に」「ワクチンを2回射ったのに」イスラエル・米国・英国などで新型コロナ患者が増えるのは異常です。

遅れて接種を始めた日本も、それらの国の後を追っています。

事情が許す限り様子を見たいと思っても、不思議ではないでしょう。



それぞれの立場の両極端には「過激な人々」がいます。

ワクチン慎重派が様子を見ているだけで、ワクチン接種過激派は「さっさと射て」とプレッシャーをかけます。

「反ワクチン派は馬鹿で迷惑」「デマに惑わされるな」とレッテルを貼って挑発します。

しかし彼らは

「mRNAワクチン接種が進んだイスラエル・英国・米国・日本で新規感染者が増えている理由」

をいっこうに説明してくれません。

そのような態度では「納得すればいつでも射つつもりの慎重派」も、「この現象を見て疑問を持たないお前のほうが馬鹿だろ」と軽蔑します。



そして反ワクチン過激派も負けてはいません。

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- ワクチンを射つと5Gに接続されて思考や身体を操られる

- 身体が磁気を帯びるようになり、スプーンがくっつく

- これは支配者による人口削減計画の一環で、子供が産めない体にされる
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なとど恐怖を煽っています。

もしかすると「世界の人々を救うために」、ワクチン用冷蔵庫のコンセントを抜いたりしているかもしれません。

米国などはセレブたちがそのようなグループを作っており、ワクチンを射ったりするとグループから排除されるとのこと。

それを見てワクチン接種過激派は「強制的に射たせるしかねえだろ。だって反ワクチンの連中はデマを信じる馬鹿ばかりなんだから」と言います。



ほとんどの人は「ワクチン接種過激派」と「反ワクチン過激派」の間にいることでしょう。

しかし対立を煽りたい人は、両極端の過激派だけを取り上げて責め立てます。

こうして抗争がエスカレートしてゆくのです。






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4. ワクチン慎重派には低学歴と超高学歴が多い。
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ところで米国では反ワクチン運動を取り締まるために、バイデン政権とビッグテックが協力しています。

たとえばアカウントを止めたり、動画を削除したり、検索やサジェストで上位に来ないようにです。

まるで専制国家ですが、彼らはそれを悪いとは思っていないようです。



これに関しては最近、面白い記事が出ていました。

ワクチン懐疑派は「低学歴と博士クラスの超高学歴に二極化」している

というのです。

ワクチン推進派はその中間で、大卒から修士までの「普通の高学歴」です。



日本語の記事はこちら
 ↓↓↓
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ワクチンをためらうひとは、超高学歴と低学歴に多い? なぜ?
2021-08-14 18:18:13
https://blog.goo.ne.jp/zaurus13/e/3c5b2066da5bcacb6d6f144dc1e52f67
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「新型コロナワクチンを最も拒否するのは超高学歴層」だと米大学研究で判明! 博士号取得者が最も懐疑的!
2021.08.18 18:00
https://tocana.jp/2021/08/post_218384_entry.html
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元ネタになった英語の記事はこちら
 ↓↓↓
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https://www.upmc.com/media/news/072621-king-mejia-vaccine-hesitancy
(DeepL翻訳)
COVID-19 ワクチンに躊躇するグループを特定
7/26/2021

PITTSBURGH-カーネギーメロン大学とピッツバーグ大学の研究者が行った調査によると、2021年1月から5月の間に、米国の成人の間でワクチンのためらいが3分の1に減少したことがわかりました。暫定的な人はCOVID-19ワクチンの安全性や潜在的な副作用を懸念していますが、強い意見を持つ人は政府への不信感を抱く傾向にあります。

研究者らは、プレプリントサイトであるmedRxivに結果を掲載し、査読付き出版に先駆けて本日発表しました。

CMUディートリッヒ大学人文社会科学部の特別教員で論文の上席著者であるRobin Mejia博士、M.P.H.と、ピット大学公衆衛生大学院の疫学准教授で筆頭著者であるWendy C. King博士は、ワクチン受容の傾向を評価するために、毎月約100万人のアメリカ人の回答を検討しました。研究者は、Facebook Data for Goodグループと共同でCOVID-19調査を継続的に実施しているCMUのDelphi Groupと提携しました。

この調査では、今日、ワクチンが提供されたら受けるかどうかを尋ねました。おそらくしない」「絶対しない」と答えた人は、ワクチンを躊躇していると考えられます。

Mejia氏とKing氏は、このデータを人種、教育、米国の地域、2020年の選挙でのトランプ氏支持率別に分析し、時間的な傾向と、ワクチン接種に関して各グループの見通しがどのように変化したかを評価しました。5月のデータでは、幅広い要因とワクチン受容の関係性の現状が明らかになりました。

1月から5月の間にためらいの気持ちが最も大きく減少したのは、学歴別では高学歴以下の人たちでした。最も教育を受けたグループ(博士号取得者)では、ためらいは変わらず、5月には博士号取得者が最もためらいを感じているグループとなりました。ほぼすべての人種グループでワクチン接種のためらいが減少しましたが、黒人と太平洋諸島出身者の減少幅が最も大きく、ヒスパニック系とアジア系に続き、5月には白人よりもワクチン接種のためらいが減少しました。

また、2020年の大統領選挙でトランプ氏の支持率が高い郡の出身者は、より高いためらいを示し、トランプ氏の支持率が高い地域と低い地域の間のためらいの差は、調査期間中に拡大しました。「この結果は、公衆衛生上の提言が政治的に左右されていることを如実に示しています」とキングは述べています。

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(原文抜粋)
Researchers Identify Groups Hesitant About COVID-19 Vaccine
Allison Hydzik

7/26/2021

PITTSBURGH? A study conducted by researchers from Carnegie Mellon University and the University of Pittsburgh found that vaccine hesitancy decreased among U.S. adults by one-third between January and May 2021. While tentative people are concerned about COVID-19 vaccine safety and potential side effects, those with stronger views tend to distrust the government.

The researchers published their results on medRxiv, a preprint website, and announced their results today, ahead of peer-reviewed publication.

The scientists, Robin Mejia, Ph.D., M.P.H., special faculty at the CMU Dietrich College of Humanities and Social Sciences and senior author on the paper, and Wendy C. King, Ph.D., associate professor of epidemiology in Pitt’s Graduate School of Public Health and first author, reviewed the responses of approximately 1 million Americans per month to assess trends in vaccine acceptance. The researchers partnered with the Delphi Group at CMU, which runs an ongoing national COVID-19 survey in collaboration with the Facebook Data for Good group.

The survey asked people whether they would take a vaccine were it offered to them today. People who said “probably not” or “definitely not” were considered to be vaccine hesitant.

Mejia and King analyzed the data by race, education, U.S. region and Trump support in the 2020 election to assess time trends and how each group’s outlooks changed regarding vaccination. The data from May provides the current relationship between a broad range of factors and vaccine acceptance.

The largest decrease in hesitancy between January and May by education group was in those with a high school education or less. Hesitancy held constant in the most educated group (those with a Ph.D.); by May Ph.D.’s were the most hesitant group. While vaccine hesitancy decreased across virtually all racial groups, Blacks and Pacific Islanders had the largest decreases, joining Hispanics and Asians at having lower vaccine hesitancy than whites in May.

Those from counties with higher Trump support in the 2020 presidential election showed higher hesitancy, and the difference in hesitancy between areas with high and low Trump support grew over the period studied. “This finding really highlights the politicization of public health recommendations,” said King.(略)
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この記事で特に面白いのは、米国で1月から5月の間にためらいが最も大きく減少したのは高学歴以下の人たちだったとのこと。

一方で最も教育を受けた博士号取得者グループではためらいの度合が変わらず、5月には最もためらいを感じているグループとなったそうです。

あまり教育を受けていない人々の不安が減る一方で、最も教育を受けた人々が引き続き懐疑的ということですね。

ワクチン接種が進んだ国で感染が増えるに従って、賢い人々が矛盾に気付き始めたのかもしれません。





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5. ワクチン慎重派も良く考えている。
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ワクチン慎重派の中には、「誰かに言われたから」そうなった人もいるかもしれません。

しかしほとんどの人はワクチン接種の効果を疑う理由を持っており、それに対する説明に納得するまでは余計なリスクを取れないと考えているのです。



下の記事は長いのですが、ワクチン慎重派の意見が非常に良くまとまっています。

ここでは概要を示すだけにしますが、同じリンクを最後につけておきますので興味のある方は読んでください。

「mRNAワクチンを射ったら自然免疫反応が低下してしまい、これまで被害が少なかったBCG接種国にとって逆効果になるのではないか」

という仮説が示されています。

抗体依存性感染増強(ADE)アミロイドーシスの話などは非常に興味深く、勉強になります。

もし私が「反ワクチン連中は例外なくバカ」と切り捨てていたら、そのような知識を得ることはできなかったでしょう。

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感染被害拡大を食い止めようと接種をお考えのあなたに翻意をお願いしたい理由(主に免疫のお話)
20210819
https://aiken-makiss.hatenablog.com/entry/20210819/1629370475
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1.はじめに

2.コロナウィルスには抗体という飛び道具よりも、感染してしまった細胞を見つけ出して破壊するタイプの細胞性免疫が有効

3.日本の「ファクターX」だった?訓練免疫・交差免疫&HLA型に基づく細胞性免疫

4.ファイザーやモデルナの接種が進んだ各国で共通に起こった「奇妙なこと」

5.ファイザーやモデルナの接種によるスパイクタンパク質はいつまで作られるの?

6.多量ないし、たとえ少量でも体内でずっと作り続けられるスパイクタンパク質が何をもたらすか?

7.いつまでも残り続ける抗体によるADEのリスク

8.何故か?採用されなかった「ADEの可能性が少ないより安全な薬剤」

9.それでは、実際の効果のほどは??


要約(一部引用)

免疫のメカニズム

(a)獲得免疫

 (a-1) 液性免疫(抗体など)
 (a-2) 細胞性免疫

(b)自然免疫 マクロファージ・樹状細胞・ナチュラルキラー細胞などの自然免疫細胞


コロナウイルスは基本ザコキャラなので、普段は(b)自然免疫で、感染しても (a-2) 細胞性免疫で片付けられる。(a-1) 液性免疫の出番は少ないため、感染しても抗体が検出されないことが多い。

ファイザーやモデルナの接種で得られるのはあくまでも「抗体」、液性免疫がメインである。それはしかも鼻腔など粘膜中ではなく体内で血液中を拡散しようとするウイルス対して効果を発揮するタイプの武器である。

「どうやら日本人はこれまで強力な訓練免疫や細胞性免疫によって、新型コロナの被害を欧米人に比べて桁違いに低く抑えることに成功してきたように、素人的には見えます。」

しかしmRNAワクチンを接種すると

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- 主要原理としては液性免疫(しかも具体的には感染防護で最前線となる粘膜でなく、  症状の悪化段階で効いてくる血液中での抗体)を強化させるので、重症化(体内全体でのウイルス増殖)を抑制するプロセスでは効果ありそう。

- しかし、新型コロナの感染拡大防止という観点では、本来、それに主要な働きをしていた自然免疫や細胞性免疫の活性を  (一時的にでも)低下させてしまうために、逆効果になる(感染を拡大させる方向に作用する)。

- ついでに抗体のタイプが感染防御最前線である(外部放出最前線でもある)粘膜で活躍するタイプの抗体ではないため、  接種の効果関係なく感染は成立するし、感染していても無症状にはなりやすいことから、  結果的に感染後速やか(体内全体での増殖に至る前)に粘膜で増殖するウイルスを、お元気な状態で大量放出するスーパースプレッダーさんを量産
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mRNAワクチン接種によってスパイクたんぱく質が作られ続け、どこかの臓器に滞留すること(アミロイドーシス)で機能不全になる。

米国で心筋炎・心膜炎が6割増えたのも、スパイク蛋白が(心臓に)着地→自分の免疫で攻撃で説明できる。
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6.それでもデルタ株は恐ろしく、たぶんワクチンを射ったほうが良い。
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それでも私が思うのは、

「おそらくワクチンを打った方がマシだろう」

「イスラエル・米国・英国・日本で感染が広がったのは、デルタ株に対して従来の(アルファ株に対する)免疫が効かないことが原因と思われる。」

ということです。



なぜならばイスラエルでワクチンを2回接種した人口が4割を超えたのが3月頭です。

米国・英国が同じ人口比率に達したのは6月頭。

日本は8月下旬と最大5か月以上のズレがあります。

しかしそれらの国で新規感染者が増加に転じたのは5月から6月で、さほど違いがないのです。

ワクチンによって自然免疫が落ちたり長期的な悪影響がある可能性は否定しません。

しかしもしワクチンが自然免疫を阻害するなら、イスラエルでは遅くとも3月に感染者が増えていないとおかしいです。

そうではなく5-6月に新規感染者が増加に転じたのは、デルタ株が広がったことが主因ではないかと私は思います。


2回接種4割 新規感染者増加開始
03月02日  06月14日  イスラエル
05月30日  06月23日  米国
06月05日  05月24日  英国
08月19日  06月23日  日本

(図表1:ワクチン2回接種人口比率)

coronavirus-data-explorer20210906






















(図表2: 新規感染者数7日移動平均)

COVID19NC5_MA7_20210830






















またこれらの国ではワクチン接種後に感染者が増えても、重症者/現存感染者比率が低く抑えられています。

ワクチンによる効果があった、と考えるのが妥当でしょう。

ただしその「比率」は低く抑えられても、感染者の数自体が大きく増えると「実数」が病床を超えて医療崩壊を招いてしまいますから油断はできません。


(図3: 重症者/現存感染者 イスラエル)
データ元 ワールドメーター
Ratios_Israel20210906






















(図4: 重症者/現存感染者 米国)


Ratios_US20210906.png























(図5: 重症者/現存感染者 英国)

Ratios_UK20210906.png





















(図6: 重症者/現存感染者 日本)

Ratios_JP20210906






















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7. 議論や分析を止めるな。相手の口を封じるな。
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このように考えると、mRNAワクチンは

「射つもギャンブル」「射たぬもギャンブル」

なのだと思います。

私は投資で似たようなことを毎日やっていますので、勝負に負けることへの恐怖や嫌悪感は少ないです。

その代わり自分が勝負に勝った時も、負けた人に対して優越感を持つこともありません。

なぜならば常に「明日は我が身」なのですから。



私自身はすでにmRNAワクチンを射っており、その「ギャンブルの結果」を甘受するしかありません。

そしてこの件に関して「射つべきだ」「射ってはダメだ」と助言する気もありません。

自分はこうして考えたという材料を提供し、参考にしてもらうだけです。



いずれにしても大事なことは

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(a) その時点でベストの判断ができたか

(b) 自分が正しかった、あるいは誤っていたとしたらその原因を突き止めることができたか

(c) そのミスは再発防止可能なものか、それとも必ず発生するものとしてダメージコントロールすべきものなのか
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なのではないかと思うのです。

そのためには、反対意見にも耳を傾けなくてはなりません。

そのためにも意見を述べているアカウントを止めたり、動画を削除したり、検索やサジェストで上位に来ないようにするのは非常に危険な兆候と考えます。




(再掲)
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感染被害拡大を食い止めようと接種をお考えのあなたに翻意をお願いしたい理由(主に免疫のお話)
20210819
https://aiken-makiss.hatenablog.com/entry/20210819/1629370475
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(終)



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またデリバティブ取引等の場合は当該取引の額が、預託すべき委託証拠金その他の保証金の額を上回る可能性があります。

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【週末だけのグローバル投資】デルタ株流行で判断基準変更。中学生以上はmRNAワクチンを射つのがベター



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第589号 ワクチンを射つべきか射たざるべきか。デルタ株流行で判断基準変更。中学生以上はmRNAワクチンを射つのがベター




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6月に「mRNAワクチンを射つべきか射たざるべきか」というテーマで私の基準を示しました。

しかし8月に入るあたりから、デルタ株流行によってその戦略が変わったのでお知らせします。

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これはあくまでも、現在のワクチン選択肢に対する私の判断基準です。

宗教・思想などの理由でワクチンを避けたい人々に接種を強要するものではありません。

また逆に、どうしても接種したい人々を思いとどまらせるためでもありません。

投資と同じく、最終的にはご自身の判断で決めてください。


これまでの判断基準はこちら

 ↓↓↓
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2021年06月24日20:30
【週末だけのグローバル投資】mRNAワクチンを射つべきか射たざるべきか。年齢と性別から見た目安
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51276888.html
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昨日、「mRNAワクチンには(心筋炎・心膜炎以外にも)さらに3つの副作用の可能性がある」とEUが発表しました。

その3つとは

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1. 多形性紅斑

2. 糸球体腎炎

3. ネフローゼ症候群
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のことです。

このようなことが半年以上経ち、多くの人々が接種してから発覚するので、ワクチン慎重派も多いわけですな。

ただし欧州医薬品庁(EMA)は「ワクチンによる利益はリスクを上回る」と強調しています。

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https://www.reuters.com/business/healthcare-pharmaceuticals/eu-drugs-regulator-looking-new-possible-side-effects-mrna-vaccines-2021-08-11/
(DeepL翻訳)
EU、mRNA「COVID-19」の注射による新たな副作用の可能性を調査
2021年8月12日
午前2時53分(日本時間

まとめ
皮膚の発疹、2つの腎臓疾患をEMAが調査中
規制当局はファイザーとModernaにさらなるデータを要求

8月11日 ロイター] - ファイザー(PFE.N)とモデルナ(MRNA.O)のCOVID-19注射によるワクチン接種後に、少数の人から報告された3つの新しい症状が、副作用の可能性があるかどうか評価するために研究されていると、欧州の医薬品規制当局が水曜日に発表した。

多形性紅斑(アレルギー性皮膚反応の一種)、糸球体腎炎(腎臓の炎症)、ネフローゼ症候群(尿中の蛋白質が大量に失われることを特徴とする腎障害)が、欧州医薬品庁(EMA)の安全性委員会によって研究されているという。

欧州連合にCOVID-19ワクチンを供給している最大の企業であるファイザー社とモデナ社は、ロイターのコメントを求めたところ、すぐには回答しませんでした。

EMAの発表によると、7月29日現在、欧州経済地域で投与されているモデルナ社のワクチン「スパイクバックス」は4,350万本強で、これに対してファイザー社がドイツのバイオンテック社(22UAy.DE)と共同開発した「コミルナティ」は3億3,000万本強となっている。


先月、EMAは非常に稀な心臓の炎症とmRNAワクチンの間に関連性がある可能性を発見した。しかし、欧州の規制当局と世界保健機関は、これらのワクチンによる利益はリスクを上回ると強調しています。

(略)7月中旬にS&P 500指数(.SPX)に加わって以来、火曜日の終値までに75%以上上昇したModerna社の株式は、水曜日には約16%下落して384ドルとなった。

バイオンテック社の米国上場株は14.4%、ファイザー社は4%近く下落した。
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August 12, 2021
2:53 AM JST
Last Updated 8 hours ago
Healthcare & Pharmaceuticals
EU looking into new possible side-effects of mRNA COVID-19 shots
Pushkala Aripaka


Summary
Skin rash, two kidney disorders being studied by EMA
Regulator requests more data from Pfizer, Moderna

Aug 11 (Reuters) - Three new conditions reported by a small number of people after vaccination with COVID-19 shots from Pfizer (PFE.N) and Moderna (MRNA.O) are being studied to assess if they may be possible side-effects, Europe's drugs regulator said on Wednesday.

Erythema multiforme, a form of allergic skin reaction; glomerulonephritis or kidney inflammation; and nephrotic syndrome, a renal disorder characterised by heavy urinary protein losses, are being studied by the safety committee of the European Medicines Agency (EMA), according to the regulator.

Pfizer, by far the biggest supplier of COVID-19 vaccines to the European Union, and Moderna did not immediately respond to Reuters requests for comment.

Just over 43.5 million doses of Moderna's vaccine, Spikevax, have been administered in the European Economic Area as of July 29, the EMA said, compared to more than 330 million doses of the Pfizer shot, Comirnaty, developed with Germany's BioNTech (22UAy.DE).


Last month, the EMA found a possible link between very rare heart inflammation and the mRNA vaccines. However, the European regulator and the World Health Organization have stressed that benefits from these vaccines outweigh any risks.

The watchdog did not give details on Wednesday on how many cases of the new conditions were recorded, but said it had requested more data from the companies. The EMA did not recommend changes to the labelling of the vaccines.

It disclosed the new assessments as part of routine updates to the safety section of all authorised vaccines' database and added menstrual disorders as a condition it was studying for vaccines, including those from AstraZeneca (AZN.L) and J&J (JNJ.N), after the EMA's update last week.

Moderna's shares, which have climbed more than 75% to Tuesday's close since mid-July when it joined the S&P 500 index (.SPX), fell about 16% to $384 on Wednesday.


BioNTech's U.S.-listed shares were down 14.4% and Pfizer nearly 4%.(略)
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またデルタ株に対しては、モデルナ製ワクチンの有効性がファイザー製を上回るとゴールドマン・サックス。

副効果もモデルナのほうが強いとされているので、十分あり得る話です。

これまでワクチンの製造者や製造法を気にすることはありませんでしたが、今後は

「ガッツリ免疫をつけたい人はモデルナ」

「副効果を抑えたい人はファイザー×バイオンテック」


なとど、選ぶ時代になるのかもしれません。

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モデルナ製ワクチンの有効性、ファイザー製を上回る-ゴールドマン
2021年8月11日 23:43 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-08-11/QXODRRT0G1KW01?srnd=cojp-v2
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米ゴールドマン・サックス・グループは米モデルナの新型コロナウイルスワクチンについて、効果の持続性に関する新たなデータを受けて需要が高まる可能性があると指摘した。

アナリストのサルビーン・リクター氏はリポートで、デルタ変異株の感染が広がる中で7月に実施された予備的研究によれば、モデルナ製ワクチンよりも米ファイザー・独ビオンテック製ワクチンの方が感染に対する有効性の低下度合いが大きかったと記した。

8月8日に発表された同研究の論文(査読前)によれば、モデルナ製ワクチンの有効性は76%に低下。
一方、ファイザー製では42%に下がった。ブレイクスルー感染(ワクチン接種後の感染)については、
モデルナ製ワクチンは感染リスクの抑制度合いがファイザー製の2倍に上った。

その上でリクター氏は、この研究に限界があることも指摘。モデルナ製とファイザー製のワクチン比較に関して今後発表されるデータを注視していくと説明した。そうしたデータが、2022年以降の需要を見通す上で支援材料になると記した。(略)
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さて8月3日にお知らせしたように、私は7月末あたりから「デルタ株はヤバい」と認識を改めています。

そして予想通りECMO装着数は関東甲信越と全国で過去最多となり、7日移動平均の死者数も増加に転じました。

重症者はさらに増え続けており、医療を圧迫しています。

現場の人々が最大限の声で警戒を呼び掛けているのも、ごく当然と思います。

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 2021年08月03日01:43
【週末だけのグローバル投資】ワクチン射って夏なのに重症者増加!デルタ株は要警戒。交差免疫が効かなくなったか?
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51277507.html
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しかし街中には、いまだに大勢の人々があふれています。

その理由は

「今まで大したことなかったから」

「すでにワクチンを射ったから」

「恐怖を煽って衛生用品や食品を売りつける手口が見え透いているから」

「効果のある薬をこき下ろして、効果のない薬を税金で買わせているように思えるから」

「テレビ局スタッフだって明け方まで飲み会をしているから」

など、様々でしょう。

実際にそのようなことが頻発したため、そう考えてしまう気持ちは良くわかります。

すでに信用を失った人々がいくら警鐘を鳴らしても、「狼少年のたわごと」にしか聞こえないのです。

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しかしこれまでの情報を総合すると、既存のワクチンはデルタ株に対して効力が薄いようなのです。

上記の記事によるとモデルナ製ワクチンの有効性は9割超から76%に低下

ファイザー(×バイオンテック)製は9割超から42%に低下

おそらくそれらのmRNAワクチンはまだマシで、英アストラゼネカ製ウイルスベクターワクチンも微妙かもしれません。

すると同じウイルスベクターワクチンの露スプートニク5も微妙ということになるでしょう。

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中国製の不活化ワクチンに至っては

「ワクチンを接種したとは認められない」

「米英製のワクチンを追加接種する」

という措置をとる国が増えています。

タイでは反政府デモが活発化し、「首相の辞任」と「(中国製ではなく米国製の)mRNAワクチン接種」が要求されています。

この点に関して言えば、米国製mRNAワクチンを確保した日本政府の「隠れたファインプレー」と思います。

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タイで中国製ワクチン効果に疑念説が広がる、保健省の内部メモ流出
2021年7月6日9:12 午前
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-thailand-idJPKCN2EC005
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[バンコク 5日 ロイター] - タイの保健省が、国内の医療関係者に一般的に接種されている中国製ワクチンの効果に疑念を持たれるのを避けるため、医療関係者に対する欧米製ワクチンのブースター(追加免疫)接種の見送りを検討したことを示す内部メモが流出し、医療専門家などの間で米ファイザー/独ビオンテック製ワクチンのブースター接種を求める声が高まっている。(略)
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そして米国南部では、重症化する子供が増えているようなのです。

これは今まで見られなかった現象で、日本も他人事ではありません。

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https://twitter.com/Cleavon_MD/status/1422308640015388680
(DeepL翻訳)
Cleavon MD 注射器
@Cleavon_MD
マーク・クライン博士は、ニューオーリンズ小児病院の医師長です。「この数週間、どのICUでもベッドが空いていませんでした。
私たちを必要とするすべての子どもたちをケアする責任があるので、ダイバージョ ンを回避しました」しかし、COVIDは病院のリソースを圧迫しています。
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@Cleavon_MD
Dr. Mark Kline Physician-in-Chief at Children's Hospital New Orleans: "We have not had an empty bed in any of our ICUs for weeks. We avoided going on diversion b/c of the responsibility we feel to take care of every child who needs us" but COVID is straining hospital resources
(略)
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「デルタ株に対するワクチンの効能が低下している」

「子供の重症化が増えている」

このように考えると「ワクチンを打つべき年齢」を引き下げなくてはならないと私は判断します。

前回は「30歳以上は射ったほうがベター。それ未満は射たなくても良い」と思っていました。

今は

「中学生以上は射ったほうが良い」

と考えています。

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ただし小学生以下は微妙で、大人と同じワクチンを同じ量だけ射つことにはためらいがあります。

特に乳幼児にそれをやるのは怖いです。

しかしそれらの年代にも重症者や死者が増えてきたのなら、親の責任において決断しなくてはならなくなる時が来るかもしれません。

そのような事態にならないことを祈ってはいますが、常に最悪を想定して準備しておきます。

(終)



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金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標にかかる変動により損失が生ずる恐れがあります。

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【週末だけのグローバル投資】ワクチン射って夏なのに重症者増加!デルタ株は要警戒。交差免疫が効かなくなったか?



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第586号 ワクチン射って夏なのに重症者増加!デルタ株は要警戒。交差免疫が効かなくなったか?




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【概要】
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  1.  日本における新型コロナウイルスは、これまで結果的に「インフルや普通の風邪の代わりに流行した」程度だった

  2.  18年前にオリジナルSARS(サーズ)を食らっていた地域は、日本を含めて交差免疫を持っていた可能性がある

  3.  しかし変異種の「デルタ株」は、「ワクチン接種が進んだ夏の北半球先進国」や「これまで無事だったアジア太平洋地域」で流行し始めている

  4.  デルタ株にはオリジナルSARSの交差免疫が効かないと仮定すれば、日本を含めどの地域も平等に危ない

  5.  デルタ株は風邪・インフルを上回る感染力を持つ。関東からの広がりに注意。
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1. 日本における新型コロナウイルスは、これまで結果的に「インフルや普通の風邪の代わりに流行した」程度だった
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弊社は新型コロナウイルスに関するデータ分析を、昨年12月以来やめていました。

なぜならば重症者や死者は増えておらず、それほど大騒ぎする話なのかと思い始めていたからです。

確かにそれはお年寄りや持病を持っている方々、それに衛生環境が整っていない地域ではいまだに恐ろしい病気であり続けています。

また先進国であっても油断をすれば、医療崩壊によって何十万人の死者が出る可能性があります。

しかし日本では毎年140万人弱、乱暴に平均すれば毎月11.5万人超(あるいは毎日3800人)がお亡くなりになります。

その中で死者がせいぜい1日50人程度(当時)の病気をどの程度恐れるべきなのか?

単にウイルス干渉を起こして、「インフルによる死者」が「新型コロナによる死者」に取って代わられただけではないのか?


という疑問が頭を離れませんでした。

そのことはちょうど1か月後に、和田秀樹氏が非常にうまく説明してくれていました。

この記事は「フレーミングによって認識が180度変わる」例が示されており、非常に勉強になりました。

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「コロナ死4000人vs.肺炎死10万人」という数字をどう読むべきか コロナはどれくらい怖い病気なのか
PRESIDENT Online
2021/01/17 9:00
和田 秀樹
https://www.sankeibiz.jp/econome/news/210117/ecb2101171121003-n2.htm
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わが国の新型コロナの累計感染者数が30万人超、死者が4000人超となった。精神科医の和田秀樹氏は「例年のインフルエンザの感染者数や死亡者数は、現状のコロナのそれと規模感が近い。またインフル関連死は例年1万人、通常の肺炎死も毎年約10万人になっている。政府は新型コロナ対策を打つ際、もう少し冷静に数字を見て判断してもいいのではないか」という

(略)■コロナ死4000人vs.例年のインフルエンザ関連死1万人、肺炎死10万人

インフルエンザの死者は、医師が死因をインフルエンザと認めた数であり、肺炎を併発したり、インフルエンザによって持病が悪化したりして亡くなった数は含まれない。インフルエンザに関連する死亡者数は年間約1万人と推計されている(関連死亡者数には、インフルエンザが直接的に引き起こす脳症や肺炎のほか、2次的に起こる細菌性の肺炎、また、呼吸器疾患や心疾患といった持病の悪化など、間接的な影響によって死亡した人の数も含まれる。

それに対してコロナの場合、持病があるほど重症化しやすいとされており、全数とは言わないまでも
コロナ感染で持病が悪化して亡くなった数も、「コロナ死」にカウントされていると思われる。そう考えるとインフルエンザのほうがコロナよりむしろ死者数は多いといえる。

例年、インフルエンザで3000人から1万人(持病の悪化も含む)亡くなることを知っている人であれば、もしくは、通常の肺炎で毎年10万人の命が奪われると知っている人であれば、コロナをここまで怖い病気と思わなかったかもしれない。(略)
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そしてこの「仮説」は、2020年の超過死亡が約9,400人超減少したことでますます信憑性を高めました。

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国内死亡数、11年ぶり減 コロナ予防で他の感染も抑制
2021/3/29
https://style.nikkei.com/article/DGXKZO70364560W1A320C2TCC000/
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新型コロナウイルス対策で初の緊急事態宣言からまもなく1年。欧米では死亡数が平年を上回る「超過死亡」が生じたが、日本は11年ぶりに減少した。国内では新型コロナの死亡数の9割は高齢者で、集団感染は高齢者施設が最多。感染者の急増を警戒しつつ、高齢者施設など急所を突いた対策への転換が必要だ。

(略)「新型コロナ感染による死亡数だけでなく、日本全体の死亡数も抑えられたのではないか」。川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は2020年1年間の死亡数(速報値)が前年より9373人(0.7%)減ったことに胸をなで下ろす。死亡数は高齢化で年2万人程度増えていた。平年より3万人近く減少した形だ。(略)
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【(グラフ)日本の超過および過少死亡数ダッシュボード】
ExcessDeathJPN20210801

















https://exdeaths-japan.org/graph/weekly/?fbclid=IwAR3a3oaw_4GCVkAFe2zKwLhFpULG_vwsj0h8E_C0HUcOTQ1MFW-JTVcxtEY






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2. 20年前にオリジナルSARS(サーズ)を食らっていた地域は、日本を含めて交差免疫を持っていた可能性がある
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これまで日本では、新型コロナウイルスの被害が比較的軽微でした。

その原因がわからないので「ファクターX」などと言われていました。

私はその理由について、昨年5月の時点で2つの仮説を提示しています。

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  • 「HLAハプロタイプ仮説」
    日本人はもともと、遺伝子的に欧州・中国・オーストラリアより被害を受けにくい

  • 「SARS類似抗体仮説」
    2002-03年のオリジナルSARS(サーズ)ウイルスが日本やアジア太平洋地域に入り込んでおり、似たような抗体を持っている
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その後に私は「交差免疫(Cross immunity)」という言葉を知りましたので、「SARS類似抗体仮説」は「交差免疫仮説」と呼んで良いかもしれません。


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【週末だけのグローバル投資】日本・韓国・台湾・香港で新型コロナウイルスの被害が少ない理由「HLAハプロタイプ仮説」「SARS類似抗体仮説」
2020年05月13日01:03
http://blog.livedoor.jp/contrarian65-wild/archives/51268827.html
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(略)
「HLAハプロタイプ仮説」

     (略)新型ウイルスに抵抗力が強そうなHLAはアフリカに多い

     抵抗力が弱そうなHLAはヨーロッパ、中国 、オーストラリアで頻度が多い。

     日米は中ぐらい。

(略)
「SARS類似抗体仮説」

  (略)2002-2003年、中国本土でのSARS被害。ほぼ広東省と北京周辺のみ。

  そのように考えると、いろいろ腑に落ちることがあります。

  今の新型コロナが猛威を振るった湖北省周辺や、遅れて感染が伝えられている黒竜江省・吉林省など東北部は2002-2003年にSARSの被害をほとんど受けませんでした。

  しかし遺伝子的には弱さを抱えているため、その亜種によって17年越しの「第二波」をいま食らっている可能性があります。

  欧米も同様に、17年前に被害が少なかった分だけ「いま」被害を食らっているのでしょう。(略)
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3. しかし変異種の「デルタ株」は、「ワクチン接種が進んだ夏の北半球先進国」や「これまで無事だったアジア太平洋地域」で流行し始めている
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ところが7月23日あたりから日本でも重症者数(7日移動平均、以下特に断らない限り同じ)が急増しはじめ、その仮説が揺らいできています。

重症者が5月から減り始め、7月下旬から上昇に転じる現象は昨年の日本でも見られました。

しかし昨年同時期の重症者は34人で底を打ったのに対し、今年は7月22日のボトム388人から10日ほどで575人と5割増えています。

すでに日本国民の3割近くがワクチンを打ったはずなのに、重症者の数が激増しているのです。

ちなみに死者数を見ると昨年の今頃は2人ぐらいでした。

今年は5月下旬の125人をピークに、今は10人弱にまで減少しています。

おそらくこれは近いうちに増加に転じるでしょう。

つまり

ワクチンを2回接種した人が3割近い日本ですら、新規感染者・重症者・死者が「周期的に増減しながらも増加傾向にある」

ということです。

【(グラフ)日本でも新規感染者現存感染者重症者死者は周期的に増減しながら増えている!】

CasesSeriousDeathsJPN20210801























【(グラフ)ワクチン2回接種比率は日本が約3割、米国5割弱、英国5割超】

poplationVacc20210801





















この傾向は日本だけではありません。

ワクチン2回接種比率が5割近い米国は、重症者が7月8日の3825人をボトムに8月1日には9691人と2.5倍に。

同じく55%が2回接種している英国の重症者は6月1日の122人から、8月1日には834人と7倍増。

いずれもそれに伴って、死者数が増加傾向にあります。つまり

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1. 北半球で温かく
2.半数近くがワクチン接種2回をしているのに
3. また重症者や死者が増え始めている
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という状態なのです。

【(グラフ)米国の新規感染者現存感染者重症者死者など】
CasesSeriousDeathsUSA20210801






















【(グラフ)英国の新規感染者現存感染者重症者死者など】
CasesSeriousDeathsUK20210801


























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4. デルタ株には「オリジナルSARSの交差免疫」が効かないと仮定すれば、日本を含めどの地域も平等に危ない
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こうなると

「デルタ株にはオリジナルSARSの交差免疫があまり効かないのでは?」

と考えざるを得ません。

おそらくデルタ株以前の新型コロナウイルスはオリジナルSARSに近いもので、ワクチンもそれに合わせて開発されたのでしょう。

しかしデルタ株にはその免疫が効かないとなれば、ワクチンの効力が落ちてもおかしくないのです。



私がそう考えるもう一つの理由は、これまで被害が大きくなかったアジア諸国まで死者が急増していることです。

【(グラフ)アジア地域 一日当たり死者数 7日移動平均】

NewDeaths20210801Asia




















特に死者の7日移動平均が1778人となっているインドネシア

374人のミャンマー

170人のマレーシア

133人のベトナムタイ

などはデルタ株が広がるようになって、急に死者数が増えた感じです。

これまである程度「オリジナルSARSの交差免疫」でしのげていたものが、効かなくなってきたのではないかと思うのです。



アジア地域でそれほど感染が増えていないのは、中国韓国台湾など。

しかし中国ではデルタ株の感染が広がっており、空港クラスタが発生した南京では全市民約930万人を対象にPCR検査を実施したとのこと。

また中国政府がパスポート発行を停止しているという噂もあります。

死者ゼロがずっと続いていると言い張っている割には、非常に警戒しているようです。

そして武漢のある湖北省でも1年ぶりに感染者が出たとなれば、今までの免疫が効かなくなっているのかもしれません。

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中国でデルタ株の感染続く 夏休みの中国で警戒強まる
2021/8/1 21:11
https://www.sankei.com/article/20210801-FE262EQT3RPWTGM4QDUMOSBL5U/
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【北京=三塚聖平】新型コロナウイルスの流行を強権的な手法で押さえ込んできた中国で、感染力が強いインド由来の変異株(デルタ株)の感染拡大が続いている。江蘇省南京市を中心に感染が広がり、中国メディアによると7月20日から31日までに中国全土の20都市以上で300人超の感染を確認。感染拡大を受けて世界文化遺産「兵馬俑(へいばよう)」が臨時休業となるなど、夏の旅行シーズンを迎えた中国で警戒が強まっている。

今回のデルタ株は、20日に南京の国際空港で確認された感染者から検出されたのが始まりとみられる。搭乗者の感染が判明しているロシアからの国際便で、機内清掃に従事していた作業員から拡大したと中国当局は分析。南京では20日から31日までに約200人の感染を確認し、東北部の遼寧省、内陸部の四川省、南部の広東省など広範囲で関連事例が見つかった。

デルタ株の感染力に加え、夏休みで人の移動が活発だったことも拡大の要因となった。世界遺産がある人気観光地の湖南省張家界市では、22日夜に約2千人が集まった劇場の公演で集団感染が発覚。北京市でも張家界観光から帰った住民の感染が明らかになっている。北京での国内他都市からの感染確認は約半年ぶりだった。

中国は感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」を進めてきており、今回も感染者の洗い出しや封じ込めを進める。南京では全市民約930万人を対象としたPCR検査を3度実施。張家界や南京の一部などで封鎖措置を行った。感染者が訪れていた陝西省西安市では、兵馬俑のある博物館などが臨時閉鎖された。(略)
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中国湖北省で1年ぶりコロナ感染者 武漢近くの8歳住民
2021年8月1日 18時00分
https://www.asahi.com/articles/ASP815HBTP81UHBI00J.html
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中国湖北省の衛生当局は1日、同省黄岡市で新型コロナウイルスの中国本土内での市中感染者が確認されたと発表した。世界最初の感染拡大地・武漢市を省都とする湖北省内で、市中感染者が確認されるのは1年ぶりとなる。(略)
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この仮説が正しいとすれば今のワクチンを三度四度と打つより、デルタ株用のワクチンを開発したほうが有効であるはず。

ただしそれにはまた、カネも時間も労力もかかります。

そして開発して治験して配布するころには、また新しい変異種が出て効かなくなってしまうかもしれません。

結局のところ我々は、この「いたちごっこ」を続けなくてはならないのでしょう。

それは百年前にパンデミックを起こしたスペイン風邪が、今では「インフルA」としてありふれたウイルスになったことと似ています。






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5. デルタ株は風邪・インフルを上回る感染力を持つ。関東からの広がりに注意。
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米CDCによれば、デルタ株は水疱瘡並みの強い感染力があるとのこと。

そう言われてもピンと来ないのですが、風邪・インフル・オリジナルSARSよりも感染力が強いとのこと。

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デルタ株の感染力、水ぼうそう並み CDC「戦いに変化」と警鐘
2021年7月31日2:36 午前
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-idJPKBN2F02MV
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[30日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は、新型コロナウイルスの変異株「デルタ」には水ぼうそう並みの感染力があり、ワクチン接種を完了している人にも感染する可能性があるほか、従来のコロナウイルスよりも重症化する恐れがあるという内部文書を公表した。

CDCは「戦いに変化が起きたことを認めるべき」とし、急速に拡大するデルタ株を巡るリスクを周知させるために新たな対応が必要と強調した。

ワクチン未接種者が感染する確率は、ワクチン接種を完了している人に比べ3倍高く、重症化もしくは死亡するリスクは10倍以上高いという。

報告書によると、デルタ株は、中東呼吸器症候群(MERS)、重症急性呼吸器症候群(SARS)、
エボラ、風邪、季節性インフルエンザ、天然痘を引き起こすウイルスよりも、感染力が高いという。

ワクチン接種を済ませている人が感染する公算は小さいものの、一度感染すると、ワクチン未接種の人と同様に他の人にウイルスをうつす可能性があるという。(略)
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これが本当なら、ワクチンを接種していなければさらにひどいことになっていたはず。

つまり

「先進国は有効なワクチンを射っているからまだこの程度で済んでいる」

ということです。

ワクチンがなかったり、あまり効かないワクチンしか得られなかったり、もともと衛生状態が悪い国には強い逆風となるでしょう。

ここから先はさらに、先進国とそれ以外の差が広がりそうだということです。



しかしそれは「先進国は大丈夫」ということを意味しません。

新興国よりはマシであるというだけで、状況が悪化しそうな気配なのです。

日本でもすでに関東甲信越のECMO(エクモ)装着者数は35を超え、この地域であった過去2回のピークに迫りつつあります

果たして4-5月の危機を乗り切った関西地域のように、この危機をしのぐことができるでしょうか。

ここから秋冬に向けて警戒を強め、さらに深く情報を分析して行きたいと思います。


【(グラフ)全国的に見ればECMO装着者数は過去3回ピークがあった】

ECMO全国20210802

















【(グラフ)3回目の中心は関西で、4-5月の危機を何とかしのいだが】

ECMO関西20210802
















【(グラフ)今は関東甲信越でECMO装着者数が過去のピークへと迫りつつある】

ECMO関東甲信越20210802













(出所:いずれもECMOネット https://crisis.ecmonet.jp


(終)



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