2023年03月
少しでも元気に長生きしてもらうために、フードに気をつけたり、サプリメントあげたりはしています。

運動もさせないとと思うので散歩しますが、散歩嫌い

嫌いな散歩を無理やりしすぎて、精神的に不安が増えると良くないので、できるかぎり決まったコース、決まった時間、怖がりそうなときは抱っこ等気をつけながら散歩しています

その中で、私の得意分野の眼科に関連するアンチエイジング!!を紹介します

それは、ノーズワークです。鼻のトレーニング。
初めてノーズワークと聞いたときは、麻薬探知犬とかのためにしてるのかな??とか思ったりしました

でも、それだけじゃなかったのです。

失明してしまった子にもオススメです!わんちゃん全員にオススメです!

わんちゃんは失明してしまっても飼い主様のおかげで生活ができます。家具等動かさなければトイレも自分でできるし、ご飯のところまできちんと自分でいけます

だけど、
『失明してから寝てることが増えてる

という話をよく耳にします

やはり目が見えないことが活動性の低下につながってるのではないかと思います

活動性が低下してしまうと、筋力も落ちるし、老化が進みます。
それを防ぐためにノーズワークはお薦めです!!失明してなくても、体の細胞を生き生きとさせるためにもアンチエイジングとして、ノーズワークはお薦めです!!
きちんとしたやり方、順を追ってやっていくには、トレーナーさん等、プロに教わるのが1番ですが、いろんなYouTube動画もありますし、軽く試しにお家でやってみてください。

我が家でも家族で子供も交えて試行錯誤しながらダンボールに隠すタイプのノーズワークをやっています↓↓
子供の頭も活性化します笑

大人にない発想がでてきます。


失明してしまうわんちゃんにとって、鼻はとても大事だし、鼻を使って遊ぶことで頭を使うし、動き回るので運動にもなります。


ぜひチャレンジしてみてください

ノーズワークでなくてもたくさん話しかけたり、おすわり等のコマンドであそんであげるのもいいですよ

それと、血流改善のためにも、スキンシップのためにもたくさん撫でてあげてください

何をするにしてもストレスがかからないように、気持ちを確認してあげながら行ってくださいね。




iPhoneのいろんな機能を用いて撮影してみた写真


白い頭も背景と別であると認識してくれています。

変わらず、頭が白いです。頭が白いトイプードルはみんな兄弟だと思ってます


センスが疑われるミケ猫クッキー


一生懸命作ったんですけどねー。。。


では、皆様また春健診でお会いしましょう〜!!

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クッキー(COOKIE)動物病院
クッキー動物病院は一般診療だけでなく、皮膚科・統合医療・心臓の治療などに力を入れている動物病院です。
住 所: 大阪府堺市北区東雲東町2-5-25
TEL: 072-251-1616
最寄駅: JR堺市駅徒歩4分
Dolce(ドルチェ)
ワンちゃんのためのメディカルスキンケアトリミング ドルチェ
獣医師の経験を元に開発した、メディカルスキンケア療法による薬浴治療・トリミングを行っているクッキー動物病院の分院です。
住 所: 大阪府堺市北区東雲東町2-5-25 3F
TEL: 072-204-4112
最寄駅: JR堺市駅徒歩4分
Dolceのインスタグラム☆
学会に行ってきました
こんにちは獣医師の西浦です
季節の変わり目ですが、お変わりありませんか?
花粉症で大変な時期ですが、学会が今たくさん開催されてます。
つい先日、京都まで学会に行ってきました。
さまざまな国から、色々な研究が集まっていて、とても勉強になりました。
こんばんは、獣医師の兒山です。
本日は口腔内レントゲンの重要性についてお話します。
歯科診察の際に過去の歯科処置歴を確認するのですが、
「麻酔下で歯石除去は行なったことがあるが、その際に口腔内レントゲン撮影はしていない」とおっしゃる飼い主さんが多くいらっしゃいますが・・・
実はコレ、非常に危険です!
「口腔内に何も問題がないと思われていた犬の27.8%、猫の41.7%で口腔内レントゲンにより異常が見つかった。
また、異常があると分かっている状態でも50%の犬、53.9%の猫で新たな所見が口腔内レントゲンにより見つかった。」
というデータがあります。
つまり、口腔内レントゲン撮影を行わずに歯科処置(乳歯抜歯、歯石除去を含む)を行なったワンちゃん・猫ちゃんは高確率で病気を見逃されているということです。
実際、歯科処置時に口腔内レントゲンを撮影すると、
・歯根が残っている(残根)
きちんと抜歯が出来ていない。
残根を放置すると感染する可能性があります。
乳歯の歯根が残っている場合は、永久歯が押されて歯並びが悪くなることがあります。
(放置したまま、時間が経ってしまった場合の矯正には費用・時間が非常にかかります。)
30本全て抜歯したが良くならないと来院された猫ちゃんで、口腔内レントゲン撮影をしたところ30本全て残根していたケースもあります。(猫ちゃんの歯は全部で30本です。)
特にワンちゃんの乳歯残根と猫ちゃんの残根は非常に多いです
・埋伏歯がある
歯肉内に歯が隠れており、放置すると嚢胞が出来て、顎骨が圧迫され吸収されてしまいます。
来院された時には既に下顎骨が吸収されて骨折していたケースや鼻腔内の骨が全て吸収されていたケースもあります
といったケースなどが非常に多いです。
また、抜歯の際も口腔内レントゲンにより歯根の形や方向を確認しないと、適切な抜歯を行うことは不可能です。
そのため、当院の歯科担当獣医師による歯科外来では歯垢・歯石の付着が軽度でパッと見歯肉が綺麗な場合や乳歯抜歯の際も含めて全ての症例で術前・術後に口腔内レントゲン撮影を実施しています。
撮影に時間がかかるので面倒
撮影方法がよく分からない
読影が出来ない(大学では獣医歯科の講義はないため、卒後に勉強する必要があります)
などの理由で歯科処置時に口腔内レントゲンが撮られないことがしばしばありますが、口腔内レントゲン撮影を行わずに歯科処置(乳歯抜歯、歯石除去を含む)を行なうと病気を見逃す可能性が非常に高いため、口腔内レントゲンを撮らない歯科処置は処置ではないと考える人もいるほどです。
ワンちゃん・猫ちゃんがご飯を食べないなどの症状を示すのは状態がかなり悪化してからであることも多いため、ご飯を食べていれば大丈夫というわけではありません。
乳歯抜歯を含む歯科処置を行ったにも関わらず、口腔内レントゲンを撮影していない場合は、一度歯科外来を受診されることを強くお勧めします。
〜オマケ〜
当院3階に歯科診察室と歯科用手術室が出来ました。
歯科処置には歯科ユニットや手術用顕微鏡、歯科用レントゲン装置、N i Tiロータリーファイルなど様々な器材を使うので狭くなりがちなのですが、新しい歯科手術室は広くて収納も多く、使い勝手も非常によいため快適です