注目馬厳選 第64回 阪神ジュベナイルフィリーズ(GI) |
■アユサン
父:ディープインパクト
(ヘイロー系)
母:バイザキャット
母父:Storm Cat
(ノーザンダンサー系)
母母父:Affirmed
(レイズアネイティヴ系)
第64回 阪神ジュベナイルフィリーズ(GI) |
阪神JF(2012) |
3年目の衝撃。
昨年の桜花賞マルセリーナから、阪神ジュベナイルフィリーズを制したジョワドヴィーヴルに続き、そして今年の桜花賞を勝利したジェンティルドンナと、この舞台のGⅠを3連勝中のディープインパクト産駒から前走アルテミスステークスで上がり最速をマークしたアユサンを注目馬にさせていただきました。
大詰めを迎える2歳リーディングは、今年もディープインパクトとダイワメジャーの一騎打ちとなっており、その差は4,273万ということで、次週の朝日杯FSも含めた2歳GⅠがまさに命運を分ける重要なレースになりそうです。
3年目産駒のジンクスという意味では、かのサンデーサイレンスも3年目産駒は2歳リーディングで3位に陥落して、翌年のクラシックで連対なしという谷間の世代になりやすく、そうした意味では今年もしっかりとリーディング争いをしている点はお見事の一言ですね。
アユサンはディープインパクト×Storm Cat×Affirmedという配合で、ディープインパクト×Storm Catは牡馬で有力馬の一角キズナと同じ組み合わせです。
キズナの場合は母キャットクイルがStorm Cat×Damascus×Acropolisですから、Hyperionの土台にDonatelloとAuroraによるAcropolisのスタミナの良さが強調される配合形態で、牡馬としては底力も十分備えており見所があります。
アユサンは母バイザキャットがStorm Cat×Affirmed×Intentionalyということで、非常に米系色の濃い内容ですがスピードの伝道においてはディープインパクト産駒の成功パターンの一つですし、牝馬ならではの良さに通ずるものを感じるパワー・スピード型配合で、キズナとは一線を画す内容と言えそうです。
デビュー戦は新馬戦らしさに東京1400mのコース特性も加わりスローペースを上がり最速で完勝しましたが、母方の血質を加味するとある程度締まったペースでこそ持ち味が発揮される印象が強く、そのあたりは2戦目のアルテミスステークスでしっかりと証明してくれました。
■アルテミスステークス
12.5 - 10.5 - 11.5 - 12.1 - 12.3 - 11.6 - 11.6 - 11.7
(34.5 - 24.4 - 34.9 = 46.6 - 47.2 = 1:33.8)
レース内容もスタート直後に挟まれ気味に後方からの競馬となり、大外を回しての上がり最速33.5をマークしていますから、2戦目のキャリアを考えれば上出来のもので、差し馬の台頭が目立つ阪神ジュべナイルフィリーズでも素質の高さを発揮してくれるのではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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