2010年07月06日

【倉庫】セクシュアルマイノリティ初心者に送る、参考になるサイトまとめ

セクシュアルマイノリティ(ゲイ・レズビアン・バイセクシュアル・トランスジェンダー等々)は、元々そういう属性や欲望を持ちながらも、基本的には異性愛者として(時にはその自覚がなく)生活を送る方が少なくありません。
そのような方が、ふとしたきっかけにそこから抜けだそうとしたり、また元の異性愛者と両立しようとすると、なかなかハードルが高かったりします。
ネットの世界は広大で、うまく使えばいろいろな情報が引き出せますが、俯瞰して良質なサイトを探すのは大変。

ということで、初心者向けに(というのも上から目線ですが)ゲイデビュー歴10年をちょうど迎えた私が、有用なサイトをまとめてみます。
当たり前ですが、ゲイから目線なので、それ以外のセクシュアリティに関してはあまり網羅できていないです。そのあたりを差し引いてご覧頂ければ。
なお、ニコニコ動画のユーザー生放送で私自身が取り上げたサイトが元になります。  続きを読む
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2010年05月11日

【CDレビュー】school food punishment/amp-reflection

ポップと構築美の狭間で
デビューにして、洗練された名刺代わりのアルバム
【ジャンル:ポストロック・プログレ・ポップロック・エレクトロ・ハードロック】  続きを読む
Posted by cool_k at 21:46Comments(0)TrackBack(0)CDレビュー

【CDレビュー】GARNET CROW/first soundscope〜水のない晴れた海へ〜

いびつなバランスの砂の楼閣
4人のアーティストが持てる全てを出し切った、最初にしてコアとなるアルバム
【ジャンル:アコースティック・プログレ・ポップス・ソフトロック】  続きを読む
Posted by cool_k at 21:43Comments(0)TrackBack(0)GARNET CROW

2009年11月25日

【CDレビュー】Chicago Poodle/さよならベイベー

らせん状に昇っていくバラード
バラード嫌いにこそ聴いて欲しい、匠の技が光る自信作

※試聴


1.さよならベイベー
作詞 辻本健司 作曲花沢耕太 編曲 Chicago Poodle&Cho-ru

デビューからアップテンポで攻めてきたChicago Poodleが、アルバムの前に最後に出したのはやっぱりバラードであった。インディーズ時代から定評のあったバラードに、とどめを刺す傑作である。

その核となるのは、Vo.花沢の声とメロディーだ。綺麗なメロをいい塩梅に力の抜けた歌声で囁かれてしまうと、この音にずっと浸かっていたい心地になる。

繰り返し聴いても全く飽きないのは、構成がかなり変則的だからだ。

ABメロ→サビ(Part1+Part2)

さらっと短いABメロの後、サビPart1で終わるかと思いきや、移調後ド頭で最高音で歌われるPart2でさらに盛り上がる。サビの最後では一段トーンを落としてさらりと流す。まるで往年の広瀬香美のような、サビの中だけで起承転結のあるドラマチックさ。
さらに、響く裏声が印象的なDメロからEメロ、サビ×2と留まることがない。メロディーを多産できる花沢だからこそ出来る力技だろう。
ピアノ+ストリングスというスタンダードにも関わらず、四分半というバラードにしては短い尺の構成で最後まで一気に聞けてしまう。しかも、サビの最後の余韻が物足りなさを感じさせて、つい何回も聴いてしまう絶妙のバランスなのだ。


バラードを普段聴かない人にこそ、聴いて欲しい。最高の形でALを迎えることが出来た、先行シングル。  続きを読む
Posted by cool_k at 20:57Comments(0)TrackBack(0)CDレビュー

2009年11月21日

【CDレビュー】Chicago Poodle/僕旅

メロディーの海に溺れる喜び
メジャーデビューアルバムに相応しい会心の出来
【ジャンル:ポップロック・AOR・ブルース・ファンク】

※アルバム発売記念特設サイト※試聴ページ有

※全曲ダイジェスト試聴動画

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2009年11月13日

【CDレビュー】ZARD/永遠(シングル)

意外にも唯一のストリングスバラード
ファン層以外にも広く知られた、最後のシングル

試聴→永遠

I can't let go


1.永遠 
作編曲 徳永暁人 Mix マイケル・ブラウアー
オーケストラストリングス+バラードというとポップスの王道であるけど、意外にもZARDのキャリアにおいては唯一この永遠のみだ。(※1)そのためか、王道バラードの要素がぎゅうぎゅうに詰められている。鮮やかな生ストリングス、アルペジオアコギ、ゴスペル風コーラスなどモロである。
それを見事に支えているのが、マイケル・ブラウアーによるMix。坂井泉水セルフプロデュース以後は妙にミックスにこだわっていた時期で、この曲も彼女の敬愛するシャーデーや近年ではコールドプレイなどを手掛けたマイケル・ブラウアーに外部発注している。その甲斐あって、従来のZARDの曲とは異なるサウンドに仕上がった。
特に違うのが、ざらついたボーカルと奥行きのあるドラム。「失楽園」というアダルティなタイアップに相応しい、貫禄のある出来栄えになった。ドラムの音も差し替えられたということで、総仕上げをした共同編曲者といって差し支えないだろう。

また、その後最期のアルバムまでのお付き合いとなる徳永暁人との最初のA面でのタッグとなる。アニメ『ドラゴンボールGT』音楽、その年のミリオンヒットとなったB'z「Calling」を手掛けるなど、彼が着実にキャリアを積み重ねていた時期であり、この曲はその決定打となる。今でも彼の代表曲である
元々は彼お得意の大味な響きのドラムにアコギというシンプルなサウンドの曲であった。それがドラマ「失楽園」という大型タイアップに合わせて、上記のようなダイナミックなアレンジに生まれ変わっている。

この時期ZARDはセールス的に翳りが見えてきていたが、大型タイアップと、曲自体の完成度の高さでロングヒットとなる。おそらく、ファン以外にも共通で認知された最期の代表曲だろう。初動セールスでは、当時ブレイクの絶頂期だったGLAYの「HOWEVER」や大々的デビューを果たしたkinki kids「硝子の少年」からオリコン首位を奪還。(結局次の週には「HOWEVER」が一位になるわけだが)最後の輝きを感じる。
また、同タイトルを冠したAL「永遠」のリードシングルとして一曲目に収録されている。ZARDのオリジナルアルバムとしては最期のミリオンヒットをしたことからも、この曲がセールスのピークだったことが伺える。

個人的には、人生で一番聴いたシングル曲かもしれない。曲自体の完成度は置いといて、最初に買ったシングルなので、金のない中学生には聴く選択肢がこれしかなかったwなおかつ、AL「永遠」聴くと一曲目なので。

(※1)(BLEND IIが、当初はストリングスアレンジを施したセルフカバーアルバムとしてリリース予定だったが、坂井の体調不良のため、結局ただのベスト盤になってしまった)

2.I can't let go
 作曲 栗林誠一郎 編曲 古井弘人
珍しくトランペットが前面に出た曲。長年B面作曲家だった栗林誠一郎の最後のカップリングになってしまった。
メロはいつものメロウな栗林なのだが、オケが以前のZARDに比べて軽くて、A面と同じく坂井のボーカルもざらついてるので当時はちょっと新鮮に聴こえた。
この曲で古井さんはZARD初登場となる。全然関係ないが、GARNET CROWが結成された時は、しばらく「I can't let go」の人というイメージが抜けなかったw  
Posted by cool_k at 18:44Comments(0)TrackBack(0)CDレビュー

2009年11月01日

【CDレビュー】ZARD/運命のルーレット廻して

泉水様ご乱心!の巻
後の方向性を狂わせるほどの、マンネリとは無縁の中期ZARDの傑作。

試聴→製品版(シングルVer.)


※なお、この曲はTVOAVer.、AL「永遠」Ver.などいくつかのアレンジ・ミックス違いがあります。ここでレビューするのはシングルVer.となります。
※この曲を語る上で、製品版が出るまでの流れや、その後のシングルの方向性などは不可欠ですが、長ったらしくなるのでその辺の事情はレビュー最後の【蛇足】で。

1.運命のルーレット廻して
作曲 栗林誠一郎 編曲 池田大介
シングル大作志向の頂点とも言える作品。活動年数を重ねるほどに複雑な曲構成になってきたZARDのシングルであるが、その傾向がもっとも突きつめられた作品と言ってもいい。

わかりやすいのがバッキングの展開。ZARDのシングルにしてはかなり複雑な構成になっている。

スパニッシュギターの音色を前面に押し出したイントロ

浮遊感のあるシンセストリングスのみのアカペラ〜半サビ

ループしたシンバルと4つ打ちベースを基本とした、ハウス〜1番から2番Aメロまで

スネアの音色が浮かび上がるバンドサウンド〜2番サビ

エレキが泣きまくる間奏

TVOA版に近いバンドサウンド〜サビ

ストリングスとポエトリーリーディングが印象的な1分に及ぶアウトロ

と、部分部分によって雰囲気がどんどん変わっていく。メインとなる楽器もそれぞれ異なるほどの徹底っぷりだ。
さらに付け加えるならば、

情感あふれるギター

打ちこみメイン

大編成のバンドサウンド

寂寥感のあるアウトロ

と、生っぽさ→無機質→生っぽさ→無機質という繰り返しによって、SFのような不思議な空間を作り上げている。

このように、ものすごく凝った楽曲構成にも関わらず、
歌の構造自体は、至極単純だ。

半サビ

1番(Aメロ+サビ)

2番(Aメロ+サビ)

サビ

とJ-POPのセオリー通り。むしろ、BメロやDメロがないのでJ-POPの中でもシンプルな部類と言っていい。

何より、歌い方はいつも通りのマイルドで基本に忠実な坂井泉水なのである。メロディーもシンプルでサビがキャッチーな栗林誠一郎そのものとしか言いようがない。

複雑なサウンド+シンプルな歌声の結果どうなったかと言うと、情報量の多いサウンドの中で歌メロの魅力が否が応でも浮かび上がってくるのだ。
歌い回しを複雑にしたり、洋楽っぽい曲構成にするような中二病的方向性とは一線を画した、逆転の発想である。
良質なメロディーと爽やかな歌声のコンボにこだわってきたZARDだからこそ、辿り着いた哲学に違いない。

また、ミスマッチがゆえに退廃的な世界観をイメージさせる。SFでクラシックを鳴らすと雰囲気が出るように。
(実際に、この曲は「シザー・ハンス」と巨匠スタンリー・キューブリック監督の「時計仕掛けのオレンジ」というSFやファンタジーに着想を得て制作されたとのこと、坂井泉水談)

この曲自体は、当時のメジャーなシングルとしてのポテンシャルは十分備えられている。それぞれの凝ったパートがめまぐるしく切り代わって、かつ丁寧に繋げられているので、大変ドラマチックに仕上がっているからだ。
にもかかわらず、同じようなプログレッシブロック的アプローチのシングルは(「この涙、星になれ」を唯一に)その後発表されていない。
おそらく、並みのアルバム1枚分に匹敵する制作の手間が、比例してセールスに結び付かなかったためだろう。市場には当初の想定ほど受け入れられずに伸び悩んだことが伺える。特に、無菌室で飼いならされていた従来のファンにはハードルが高過ぎた。
これを機にZARDは次の方向性を定めるために迷走し続けることとなる。
まさに、転換点となる一曲だった。

個人的には、この方向性でコンセプトアルバム1枚を聴いてみたかった。
同じようなプログレ的アプローチの大作バラード「今日と君のことを一生忘れない」が、最期のオリジナルAL「君とのディスタンス」のラストに収録されたことを考えれば、坂井もこの路線には未練を抱えていたに違いない。
実に惜しい。

ZARDの哲学が詰まった一曲。

2.少女の頃に戻ったみたいに
作曲 大野愛果 編曲 池田大介
表題曲とは一転、一見いつものZARDを彷彿させるバラード。ストリングス+ピアノという王道編成だ。

後のほとんどのシングル曲を手がける大野愛果との初タッグであるが、正直微妙な組み合わせ。サビが顕著で、ドラマチックなメロディー展開になってるがゆえに、歌詞の譜割りや坂井の発声との違和感が目立つ。はっきり言って大げさすぎるのだ。
(ZARD史上最も多く担当した栗林誠一郎のメロディーは、提供曲に関してはとてもシンプルで奇をてらわない展開が多かった。また、メロの音数もかなり少なかった。だからこそ、坂井の温もりのある声と、でもどこか淡々とした歌い方という絶妙な塩梅の歌声との相性が抜群だったのだ。)
この、大げさだったり音数が多い大野のメロと、ひねりのない素直な坂井の歌唱の組み合わせは、深刻だった。後に譜割りの不自然さの多くなった後期の歌詞と合わさると、何とも違和感が漂ってくる。結局、かなり最近になるまで長らくこの違和感は解消されなかった。
この曲だけに関して言えば、坂井の譜割りがまだ崩れていなかった時期であったことと、メロディー自体が実に綺麗で完成度が高かったこともあって、その後ほど粗は感じられない。
表題曲と合わせて、意味合いは全く違うけれど転換点となる一曲だった。

後のZARDの迷走を裏付けるような、不穏な佳曲。

【蛇足】
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Posted by cool_k at 19:41Comments(0)TrackBack(0)ZARD