COOL LADY’S PARADE

人生はレビューです。マンガ、本、ライブ、DVD、CDなど、色んなものをレビューします。
タイトルは “COOL LADY’S PARADE”。
JUNKな文章なので、お気軽に読んで行って下さい。

KYOSUKE HIMURO THE COMPLETE FILM OF LAST GIGS “THE COPLETE FILM OF LAST GIGS”(BD)

大阪〜福岡。東京。各ライブの第一声に被せた鼓動の効果音。
ウロボロスのロゴと入場の様子。そしてTHE COMPLETE
FILM OF LAST GIGS
のタイトルが大映しになる。

改めてライブ開演。場内が暗転し、スクリーンの過去ライブと
客席、その時の氷室、3つの映像が重なって流れる。これは面白い。
この時に客席と氷室がどんな様子だったか、同時進行で判る。

SEが終わり、光の中に氷室が現れ、再び“KYOSUKE
HIMURO LAST GIGS”というタイトルが表示される。
DREAMIN’のサビは圧巻。感動的。氷室の笑顔もいい。
「♪For us!」えっ、本番行ってOPMも散々聴いてきて、
Blu-rayも見てるのに、こう言ってたと今頃気付きました。

RUNNAWAY TRAINは映像がくっきり。カメラが
動いていくクレーンからの映像ばっかりで、もっと落ち着いて
じっくり見せてと思いました。イライラしてきました。

ハイウェイに乗る前にカッケェー。しかしもっとアップで
じっくり見せて欲しい。BABY ACTIONでは三塁側の
花道へ。本当に見切り席無しで、切れ目無く360度入ってます。
氷室の背後にいる客が近くに見えます。もう号泣してる男性客が
映ります。一生の思い出になるだろうなぁ、このBlu-ray>

MCのくしゃっとした笑顔いいな。「もう一遍1位になりました」
JUST A HEROへの想いを語って、「ゆっくり
楽しんで下さい」さり気なく手を翻す仕草すらカッコいい。

ROUGE OF GRAYではギターのピックを叩き付ける
手首のスナップが見えました。曲の後にチャーリーがドラムを
入れ替えるのが映ってます。DAITAとかがギターを替えるのは
たまに移るけど、タイコも曲によって替えるんですね。

WELCOME TO THE TWILIGHTもYTの
弦が震える様子が良くわかる。“16”やったー!歌詞飛んで
こめかみをコツンと突付くシーンをアップで映してくれた!
前回のBDはここが引きの映になっていて不満だったんだよね。
西山さんがぴょんぴょん飛び跳ねてノリノリです。

MCの後LOVER’S DAY。女性客2人がアップになって、
それに氷室が歌う映像が重なってる。同じ画面に氷室とアップで
並んでるんですよ!?ズルい。特定の客を取り上げて
特別扱いするような、こんな編集をするべきではないと思う。

CLOUDY HEARTを熱唱する氷室。後ろ髪の跳ねが
落ち着いていい感じ。やっぱりこの方がカッコいい。
LOVE&GAMEはREMIXの編曲に合わせた
速いカット割りです。YTのギターソロがアップになりました。

「イカせてもらうぜ!!」
PARACHUTE大好き!こっち来たー!
「焼けるアーーー!!」とマイク胸当て!盛り上がらない訳がない。
BD見ている画面の前で、拳挙げて体中で飛び跳ねてしまいます。

で、MC。TAKUROさんとB’zの松本さんの3人で
焼肉食べに行った話。時期アルバム還暦と収録曲年金
話をして、ここでDISC1終了。何つートコで切るんだ!!

BANG THE BEATからDISC2。会場の熱気が
伝わってくる。きっと氷室の耳にも、6万人近いオーディエンスの
ノイズに溶けない叫びが聞こえていたと思います。

WARRIORS。YTノリノリ。乱暴にジグザグ動くカメラ。
氷室は汗で髪がびっしょりです。笑顔がいいなぁー。
そして炎が上がる。右、左、上、下、色んな角度から映し、
最後に一気に上がるところを正面から映す。いいタイミング。

曲間で水を飲むチャーリー。譜面を捲り、タオルで顔を拭く。
通常の作品では余り映さないサポメンの一瞬を切り取ってます。
白い光の溢れる中で氷室の最後のONLY YOU
アップが多くて嬉しいけど、カットの切り替えが多過ぎ。

RENDEZ−VOUS、ペットボトルを持ってイントロを聞き、
持ったまま「ウワーオ!!」楽しそう。私達もめっちゃ
楽しかったけど。リラックスして“転がし”に片足をかけ、
そこに肘を乗せて歌う氷室。カッコいいーー!!

DAITAにスポットライトが当たるイントロで、
BEAT SWEET。またも三塁側花道に歩いていく。
いいなぁ、あそこにいた人達。そこからゆっくり歩いてくる姿も
カッコいい。大島さんの軽やかな間奏のキーボードに合わせ、
西山さんがぴょんぴょん飛び跳ねてる。氷室は叫ぶ。

「キモチいいぜ東京ドーム!!」
PLASTIC BOMB。この客の声の反響は凄かった。
氷室も“凄ぇな”という感じでそれを楽しむような表情を見せてます。

そんでWILD AT NIGHTって、何てフルスロットル。
Wild RomanceのイントロでDAITAも
右手を挙げて煽ってます。サビでは激しくヘドバン。
ステージ中央で氷室と並んでるカットも画になります。

「素晴らしい本日の皆さんに」
ANGEL。ああー、羨ましいー。青いテープいいなぁーー。
今度は西山さんが一番前に出てきて氷室と並びます。
サポメンの動きが良く収められてます。花火が鳴って本編終了。

アンコールを待つアリーナ。あ、ウエーブ映してくれた!
何週も回ったよね、楽しかったなぁ。ステージ裏も回って、それを
ずっと映してくれてる。このどっかに絶対私も映ってるんだよね。

アリーナでも発生。ドキュメントだね。普通はカットだもん。
氷室登場!東京ドーム大好きのMC。ファンへ改めて感謝の言葉と
ちょっと涙を堪えた後にメンバー紹介。何回見ても面白い。

バラード2本の後にいきなりIN THE NUDE
これ盛り上がったねー。私が一番早く反応して周りを引っ張った
自信ある。JEALOUSYを眠らせてでこっち来たー!
耳に手を立てて皆の声を沁み込ませ、浴びようとするように
オーディエンスが合唱するサビを聴こうとしています。

NO. NEW YORK。客の声スゲー。それでももっと来いと
手招きする氷室。何という一体感。氷室は弾けるような笑顔で、
最後の「♪星になるだけさーーーーー」の6万人(絶対
6万人くらいいたと思ってる)の声の残響、何と美しいのか。

カメラは袖に引っ込んだ氷室らを追う。これも新しい映像です。
椅子に腰掛けて足をマッサージして貰っています。
「ボクサーみたいだね」と自分で笑っています。確かに。

その様子と、客席の映像をまた重ねた演出になっています。
氷室は「清々しいね」だって。機嫌いいー。で、出てきて
「死ぬまで終わんねーぞ!」になるのかー。新しい発見です。

ROXYまで出てきた時は、ホントにいつまでも
終わらないでいてくれる気がしました。しかし凄い体力だよなー。
SUMMER GAMEは天井に近い辺りの帯状の照明が
バババッと点いて行くところをもっとちゃんと映して欲しかった。
昼間のように明るい東京ドーム。この時はもう泣いてました、私。

歌い終わった氷室は暫し放心したよう。でもすぐ笑顔を作って
手を振り、お辞儀をして退場しました。カメラは客電が
点いたまま氷室を呼ぶ客席を映す。氷室コールの中、三度登場!

Yeahー!SEX&CLASH&ROCK’N’ROLL!!
最後にSEXヤってくれて本当に嬉しかった。
SEXのメンバー紹介好きだ。それぞれのソロパートと
その中心にいる氷室、皆めっちゃカッコいい!

そして最後の曲、B・BLUE。ああ・・・。終わってしまった。
モノクロで映っている廊下を楽屋へ戻っていく後姿の後、
歴代のライブのショットが映りました。写真集か何かの映像かな。

スタッフのクレジットがながれた後、え、また始まった!
これ、会場で流れてた歴代のANGELの映像ですね。
やっぱどの氷室もONS以降の氷室がカッコいい。
ウロボロスのロゴが映って、本当に終了しました。

KYOSUKE HIMURO THE COMPLETE FILM OF LAST GIGS “THE COPLETE FILM TO LAST GIGS”(BD)

’17年7月から全国各地を巡って行われたフィルムツアー
“THE COMPLETE FILM OF LAST GIGS”に
ドキュメンタリ映像を加えた全編再編集ノーカット完全盤です。
定価¥8,424をAmazonで¥6,311で買いました。
’18.2.14発売。

いくらオマケのドキュメンタリ映像が付くからと言って、
異なる監督により編集し直した完全再編集の映像だからと言って、
既にノーカット完全版として市販されている全く同じライブを
もう一度発売するとは、かなりの冒険なのではないでしょうか。
KS限定発売ならまだ理解できますが、まさか一般発売とは!
こんなの余程マニアックなファンしか買わないでしょう。

BDは2枚組で、DISC:1は116分、収録内容は37分の
ドキュメンタリ映像とライブの途中まで、DISC:2は
127分、ライブの残り全て、中盤以降が収録されています。

最近のBDは糊付きのビニールに入っていて、保存に便利で
嬉しいです。フィルムツアーのロゴマークであるウロボロスの
ロゴの透かしと収録内容が書かれたプラスチックのカバーに
超クールな氷室の写真を表紙にしたデジパック仕様の本体が
収められ、初回限定盤にはちょっとした写真集も付いています。

編集の際に使用した素材としては既に販売されているBDと
同じだそうですが、その同じ素材を氷室のDVDではお馴染みの
Andrey Higuchinskyが(本人が知らないうちに
氷室がAndreyと付けたらしい)違う作品に仕上げました。

長いので、記事はドキュメンタリ部分とライブ部分に分けて
投稿いたします。この期に及んで氷室の新しいBDのレビューを
書けるなんて幸せな事この上もありません。この記事では、
まず、ドキュメンタリ部分について書いていきたいと思います。

<THE DOCUMENTARY FILM TO LAST GIGS>
KISS MEは入れるべき、でも最後だと締まらない曲、
氷室はそう言っていました。「セットリスト変更が出ました!」
とスタッフの声が響く。最終日の直前まで、考えていたんですね。

「サンクチュアリ、オレにとって」氷室は東京ドームの事は
そう表していました。アリーナであるグラウンドをゆっくり
歩きながら、スタンド席に見切り席の幕が無いのを見て、
「こりゃ凄ぇや」
こんな光景、どんな大物でもなかなか無いのではないでしょうか。

2階席からの見え方も確認していますね。アリーナも一番後ろの
席から構内を悠然と見回しながら歩いています。こうやって、
全てのお客さんからどう見えているのかを確認していたんですね。

リハーサルが始まりました。ああーーー、久々に、動いている
氷室の新しい映像が見れた!!何て言ってるのか判んないけど、
細かく指示を出します。これバックのメンバーもスタッフも
大変だなぁ。曲ごとの指示を覚えなくちゃなんないのかー。

炎を出す装置も試し、楽屋に戻ってヘアメイクと衣装合わせに
取り掛かります。やべーーーカッコいいーーー。髪型は何も
いじってない方がカッコいいなー。頻りに三井さんいじり。
普通に、フランクに話してるだけなのに、カッコ良過ぎだろー。

通路を通っていよいよ会場へ。オーディエンスの歓声が聞こえる。
ステージ裏で待機中、西山さんも来る。チャーリー、YTもいる。
戦闘体制。でもさすがにちょっと緊張してる?イヤモニを装着。
ウイッグだと思ってたけど、後ろ髪跳ねさせてるだけだったのか。

メンバー全員と握手を交わす。「LAST GIGS最終日、
宜しくお願いします!」とスタッフの声が掛かる。SEが始まる。
体を捩じったり水を飲んだり、あの時、こんな表情で、こんな風に
裏で控えてたんだ。ステージに上がったところで終了。続きは
THE COMPLETE FILM OF LAST GIGSへ──。

テレビ朝日「BG〜〜身辺警護人~」

拳銃も警棒も持たず、武器は己の生身の肉体のみ。チームで腕を
差し出して腕時計を見せ合い、「誤差なし」と言うキメ台詞が
流行った・・・と言う話は特に聞きませんが、木村拓哉さんが
ボディガードを演じた、’18年1月期木曜9時の連続ドラマです。

島崎章は警備会社で道路工事の交通整理をしていましたが、
新設された身辺警護課へボディガードとして抜擢されます。体術も
周囲への目の光らせ方もやたらと心得ており、初体験ではないと
思わせるのに、どういう訳か、周囲にはその経歴を隠しています。

島崎は、過去に警護対象者に怪我をさせた事があり、それ以来、
現場を遠ざかっていたのでした。妻とは離婚し、息子が一人。
妻は既に再婚しており、再婚相手の家に居づらいのか、息子は
島崎の部屋に転がり込み、居候のような顔をして暮らしています。

課長の田村は常に穏やかな笑みを絶やさず信頼感抜群。
同僚には凛々しい女性やいかにも今時の若い男性もいますが、
高梨という有能なBGは、過去を隠す島崎に不信感を抱き、
同時にライバル心を燃やし、ストーカーじみた執着を見せます。

要人警護を引き受ける中で、島崎は女子アナから転身した大臣の
立原愛子に気に入られます。立原はどういうつもりか島崎と
何くれと無く顔を合わせ、接近し、果ては食事に誘いさえします。

必然的に、しばしば顔を合わせる事になるのが大臣の正式な
警護担当者であるSPの落合です。落合は立原が自分達SPより
島崎を信用しているように見えるのが気に食わず、島崎を
目の敵にし、意識的に見下げるような言葉を繰り返します。

爆破事件や発砲事件などもあるのですが、題材的にいくらでも
派手にしようと思えばできるのに、派手なアクションを
売り物にするでもなく、どちらかと言えば静かで、落ち着いた
演出になっていました。それが却って良く、格闘シーンでは
木村さんの体さばきも映え、じっくり見させて貰えました。

島崎は前のめりな熱血タイプではなく、常に一歩引いて、皮肉な
目で物を見るような表情をしています。反抗期に入りかけの
息子も父親に似たのか、自ら押しかけて来て同居しているにも
拘らず、いつも島崎には冷ややかな、ツンデレタイプです。
どちらも素直じゃなく、距離感を図りかね、伺っている様子です。

その母親で、島崎の元妻役は、何と山口智子さんでした。月9の
ロングバケーション以来の共演、それも元夫婦役として
話題になり、二人が揃い踏みしている終盤だけ、視聴率が
跳ね上がっていました。回想のプロポーズのラブラブも、
元夫婦となった現在の余所余所しさも、どちらも変な感じでした。

愛子役は、最近奇跡の50歳としてブレイク中の石田ゆり子さん。
女子アナ上がりの美人代議士として色物扱いされてきた愛子は
ちゃらちゃらしているだけかと思いきや、信念と野心を抱き、
権力が物を言う男社会の政治の世界に食い込む為に、その刃を
柔らかい布で覆い隠すように、何を考えているのか読めません。

愛子は何かにつけて島崎に接近してきます。やたら遭遇するのが
不自然でしたが、それは恋愛的な意味だったのでしょうか。
島崎はデートの約束さえさせられますが、結局実現しません。
島崎の方も気付いていたでしょう。意識しない筈がありません。

互いに独身で、本来後ろめたい事など何一つ無いのですが、
方や(元)大臣、方やBGの身分の差は、厳然として存在します。
露見したらスキャンダルになる事必至です。大人同士だから
空気を読み合って、表向きの言葉の裏で会話しているようです。

身辺警護課の仲間達に島崎の経歴が露になると、隠していた事
そのものへの反発が起きますが、その時期が過ぎると、結束は
高まります。その矢先、田村は銃で撃たれ殉死してしまいます。

田村は嘗て落ち合いの同僚で、彼を庇い、彼のミスを自分の
ミスとして報告し、警察官を辞めました。島崎が田村の下で
BGをしていると知って、そして田村の死によって、落合は
何を思ったのでしょうか。頑なで冷徹な態度は変わらないように
見えましたが、彼は最終回で漢気ある意外な行動を取りました。

落合は、官と民という立場は違えど内心は同業との思いがあり、
危険な仕事と知っているからこそ、銃も持たず何の法的な
後ろ盾も無い民間が、SPの真似事をする事は控えて欲しいと
思っていたのではないでしょうか。──好意的に見れば。

それなりに視聴率は取れていたし、役者陣のチームワークも
良さそうだったし、木村さんも意欲的だったように聞いています。
きっと続編はあるでしょう。それどころか、ドクターX
相棒のように、シリーズ化していってもいい作品だと思います。

テレビ朝日「 相棒-劇場版IV-首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断」

杉下右京死す!?テロの標的は首都東京に集まった50万人。
相棒1人につき1本作られてきた劇場版、4代目相棒・冠城亘を
迎えての4本目は、“相棒史上最も切ない物語”だそうです。

警視庁特命係の杉下右京冠城亘は広報課長の社美禰子に頼まれて、
香港から来た彼女の知人で国連犯罪情報事務局元理事の
マーク・リュウを車で送っているところだった。
行き先は、かつてのリュウの部下と待ち合わせていた倉庫だった。

その部下は、“レイブン”と呼ばれている国際的テロリストを
追っていた。倉庫に向かう途中、彼は電話で、日本人の名前を
遺していた。その直後、電話の向こうで、彼は何者かに殺された。
天谷克則。日本中の同姓同名を捜したが、怪しい者はいなかった。

警察の捜査が続く中、外務省のホームページがハッキングされ、
レイブンによる脅迫ビデオが配信されるという事件が起きた。
映っていたのは7年前にイギリスの日本大使館から誘拐され、
そのまま行方不明になっていた、参事官の娘の鷺沢瑛里佳だった。

その時、使用人を含めた邸内の全員が毒殺され、唯一生き残った
瑛里佳は現地の警察が捜査をしている最中にレイブンに
誘拐されていた。当時もレイブンは瑛里佳を人質に日本政府に
身代金を要求したが、それは公にされず、要求は黙殺された。

そして今、ビデオで瑛里佳自身に、身代金と引き換えに瑛里佳を
解放すると語らせていた。そしてレイブンは変声機の声で
こう言った。「拒否すれば、日本人の誇りが砕け散るだろう。」

特命係は戦後に戦死したと処理された人物の名簿の中に、
“天谷克則”の名前が掲載されている事を突き止めた。
天谷の親戚の老女に話を聞きに行くと、天谷の家族は華々しく
開拓団として南方の島に移住したものの、戦争が激しくなると
軍に見捨てられ、島に取り残されてしまったという事だった。

幼い克則が命からがら帰国すると、戸籍上は死亡扱いとなっており、
ショックを受けた克則は、間もなく姿を消した。それきり
行方不明だという。期待されて送り出され、帰国すれば英雄として
迎えられる筈だったのに、国に見捨てられた開拓団と、国に
見捨てられた少女。レイブンは、瑛里佳に共感を抱いたのか?

脅迫ビデオからヒントを得て、監禁場所を絞り込んだところ、
防犯カメラには首にカラスの羽のタトゥーを入れた3,40代の
男が映っていた。世代的に、レイブンは天谷の息子なのか?

右京はレイブンの標的に気付く。それは国際的スポーツ大会の
祝賀パレード。50万人を殺せる量の気化性の毒が、日本選手の
活躍を称えに都心の通りに集まった日本国民の命を狙う。

何と言っても本作の一番の見所は、新旧相棒の2ショットです。
今カノと元カノが彼の噂話に花を咲かせている構図にしか
見えません。壮観です。神戸は顔見せだけかと思いきや、その後も
捜査に協力し、さすがの機転の利いた情報提供をしてくれました。

右京はレイブンの脅迫ビデオの解析を、今や警察学校の講師の
元鑑識課員・米沢守に依頼します。青木にやらせるのではなく
米沢さんだったのは、劇場版だからサービスだったのでしょうか。

ビデオに収録されていたほんの微かな電車の音から、瑛里佳の
監禁場所を絞り込み、候補地近くの防犯カメラが捜査本部総出で
片っ端から調べられました。大勢の捜査員でごった返し彼らが
ずらりと並んだPCと首っ引きになっている中、捜査一課の伊丹が
床に落ちていたUSBメモリを拾い、気軽にPCに挿しました。

果たしてそのUSBには、犯人と監禁場所の特定に繋がる
決定的な映像が納められていました。ところが!そのUSBが
原因で、警視庁のサーバーにウイルスが仕込まれてしまいました。

それが自分の所為だと知った時の、伊丹の愕然とした顔!
あんぐりと顎を落とし、恰もムンクの叫びのようでした。
「ヤベ!アレの所為か!」という思いをアレほど如実に表情に
表すなんて、並大抵の役者にはできない演技だと思いました。

瑛里佳は10歳の少女には重過ぎる業を背負わされました。
右京はそれを“呪い”と表現しました。その脆く崩れそうになった
心を両手で掬うように拾ったのが、誘拐班のレイブンでした。

瑛里佳は7年間自分を育ててくれたレイブンに恩義と愛着を
感じていたようです。その事に右京がストックホルム症候群という
言葉を用いなかったのは、脚本家が知らなかったからでしょうか。

捜査員は、50万人が集まり大通りで、レイブンを探します。
ところが警察無線に通じずに、スマホのメールも使用できず、
通信手段を乗っ取られてしまいます。連絡と連携が取れない中、
特命係の二人は奔走し、レイブンと思われる男を確保します。
が、カラスの刺青のその彼は、レイブンではありませんでした。

レイブンに共感して仲間になっていたその男を演じていたのは、
北村一輝さん。映画公開当時、この役を演った事で将来的にも
自分が相棒に抜擢される可能性がなくなったとぼやいていました。
それ、結構本気でがっかりしていたのではないかと思います。

レイブンの本当の目的に気付いた右京さんは、身を投げ出して
レイブンの代わりに狙撃されます。まさか、右京さんが死・・・?
んでる訳無いのは、相棒がまだ続いている事から
お判りでしょうが、胸を撃たれてかなりヤバかったです。

テロリストを紹介した社は責任問題になるのではと思いましたが、
そこはスルーでした。犯人の意図、目的には無理があった
気がします。一般人を標的にしたテロから国民を守るという
テーマは劇場版第1弾にも通じますが、第1弾のが良かったと
思いました。どこが切ない話なのか、良く判りませんでした。

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HN : COOL LADY
1973年生まれ みずがめ座
女性 独身 神奈川県出身

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