COOL LADY’S PARADE

人生はレビューです。マンガ、本、ライブ、DVD、CDなど、色んなものをレビューします。
タイトルは “COOL LADY’S PARADE”。
JUNKな文章なので、お気軽に読んで行って下さい。

COMPLEX

日本一心 COMPLEX 20110730 (DVD)

’11.7.30に東京ドームで行われたCOMPLEXによる
東日本大震災復興ライブの模様を納めたDVDです。
全曲収録、60Pライブパンフレット付きで6,800円。
ローソン限定販売の完全予約限定生産で、
’11.11.10予約受付〆切、11.21受取開始でした。

このDVDの販売による収益の一部も、東日本大震災の
復興と復旧の為に寄付されるそうです。
発売元はディスクガレージになっていたし、“全て”じゃなくて
“一部”なのには、色々な大人の事情があるのでしょう。

ライブ当日に既にこのDVDの発売を予告するチラシが会場で
配られていたのですが、パンフレットなんて別に欲しくないのに
付けられてこの値段では高いし、そのうち通常のルートで
再発するかも知れないし、そうじゃなくても中古で出回るかも
知れないので、元々はこれを買うつもりなんてありませんでした。

ローソン限定という販売方法にも、何となく胡散臭さを感じました。
情報漏洩されたら嫌だからやたらなサイトに登録したくないし、
会員登録しなきゃならないならそれも面倒臭いし、DVDを
エサに個人情報を集めたいのかと、反感さえ抱きました。

が、11月の始めに小さな新聞広告が載っていて、予約受付〆切りは
11.10と書いてあったので、まだ間に合うんだと思うと、急に
欲しくなりました。翌日ローソンに行ってLoppiをいじったところ、
店頭なら会員登録をせずに買えると判りました。
ネット予約と宅配受け取りしか無いと思い込んでいましたが、
受け取りも宅配ではなく、予約した店で受け取れると判りました。

予約時に代金を払い、受け取り開始の11.21に即、受け取りに
行きました。Amazonのように値引きが無いのは残念ですが、
いつ届くかとハラハラする宅配よりも便利だと思いました。
少なくとも1人の購買意欲を刺激する事ができたのだから、
私が見た小さな新聞広告は、効果的なものだったと思います。

ライブパンフレットと言うからA4版くらいの大きい物が付くと
思っていたのですが、店頭で受け取った商品は、ただのDVDの
箱の大きさしかありませんでした。予約が遅かったので
品切れになったのか、店が付け忘れたのかと疑いましたが、
家で商品を袋から出すと、DVDのケースと同じサイズの冊子が、
プラスチックのトールケースと一緒に紙の外箱に入っていました。

DVDは2枚組、DISC1が本編、DISC2がアンコールでした。
つまりDISC2には3曲しか入っていません。インタビューや
当日のドキュメンタリでも入れてくれればいいのにと思います。
メニュー画面はCOMPLEXのシンボルマークがゆっくりと
回転し、回転するごとにハートの模様が替わるというものでした。
それを見ているだけで、ちょっと楽しいです。

DVDを再生すると、いきなり英語で著作権の警告文が出ました。
次いで同じ内容の日本語。今まで私が持っていた映像作品では
これは最後に出ていたものだけど、いきなり出るなんて珍しいです。

その後に、ライブ映像が始まりました。騒然とする東京ドーム。
そして始まるオープニングのワルキューレの騎行
うはー!!カッケー!!鳥肌が立ちました。

当日のスクリーンに流れていた映像や、スクリーンと客席を被せた
映像、スクリーンを見上げる観客達を背後から見たアングルに
切り替わりながらオープニングは進み、やがて「日本一心」
「COMPLEX」の文字が、画面に大きく表示されました。

直後にBE MY BABYのイントロが始まると、
イントロに合わせて思わず体が動きました。ノらずにはいられない。
ケチケチしないで発売日に買って良かったと、心から思いました。

登場した布袋は笑顔、吉川は、表情を抑えて僅かにニヤリ。
がっちり握手、向かい合ってダンスをし、イントロに布袋のギターが
切れ込む前、吉川が「オーライ」と合図をしたように見えました。
こういう微妙な表情や仕草まで判るのもDVDならではです。
当日は、スクリーンでもそこまで細かくは把握できませんでした。

二人の背後に大きな旗がはためく光景がめっちゃ映になります。
当日は良く聴こえなかったけど、布袋のギターはやっぱり良いです。
吉川は曲の最後にシンバルキック!すっ転んだけど、
その為だけにシンバル1個置いてある事自体が凄いと思いました。

1曲目の後のMCも、ちゃんと収録されていました。吉川は
「こんばんは」と挨拶すると、万感の思いを込めてという感じで、
「COMPLEXです。」

自分が見てきた被災地の惨状、その為に実施したこのライブ、
こう名乗る事のは21年ぶり、そしてもう二度と無いかも知れない。
様々な想いが去来した、感慨深い名乗りだっただろうと思いました。

PRETTY DOLLもカッケー!!吉川の歌いいわー。
布袋はくるくる回り、ニコニコ笑顔。楽しみ過ぎだろ!
吉川は「OhOhOh!」の合いの手に合わせ、指を三度振りました。
めちゃめちゃカッコ良くて、めちゃめちゃハマった仕草でした。

CRASH COMPLEXIONはギターを二つ使います。
間奏ではスティーブエトウさんが鋸みたいな物を使ったりして
効果音を出していました。こんな事やってたんだと驚きました。
NO MORE LIESでも布袋さんは楽しそうに弾きます。
生き生きとしてます。吉川は動きが激しいです。

路地裏のVENUSのツインギターは、吉川は確かめながら
弾いていて、布袋さんがリードしてあげているみたいでした。
吉川の歌の音程が微妙に外れていたのは、ギターに意識が
行っていたからなのでしょうか。間奏では交互にギターソロを取り、
2人がギターで会話をしているように見えました。

「踊ろうよ」の呟きでLOVE CHARADE
宝石のように銀色にキラキラ光る布袋のギターが高価そうです。
吉川はカメラ目線です。この頃になると余裕出てきた?
アウトロで吉川はシャドーボクシング、布袋は「♪Love is〜」の
コーラスに合わせ、指で胸元にハートマークを作りました。

低音が響くMODERN VISIONは、黒ずくめの
二人の衣装が曲のイメージにぴったりでした。
吉川のくねくね動くダンスも、布袋が頻繁にエフェクターを
切り替えている様子も良く映してくれていました。

そんな君はほしくないでは、『邪魔だ』と言わんばかりに、
舐めるように寄って来るカメラに向かって鋭い蹴り!
会場にいた時は、どの曲もアウトロが長くてダレていた印象を
受けましたが、DVDだと感じないし、アップで見ていると
吉川がカメラ目線で色々やってくれているのが判って、面白いです。

Can’t Stop The Silenceの声の伸びは凄いです。
発声方法がただの若手の歌手とは違い、これこそちゃんとした
ボイストレーニングを受けた人の声なのだろうと感心しました。

CRY FOR LOVEの声も良かったです。
布袋のギターソロも良い。布袋と吉川を画面を縦に
2分割にして並べたスクリーンが良かったんですけど、
DVD映像では、その演出は使われていませんでした。

DRAGON CRIMEのイントロのギター、カッケー!!
間奏の向かい合ってのツインギターも。
20年前の曲だよ!?そんなの信じられないくらいのカッコ良さ、
アレンジも歌もギターも、CDの原曲よりもずっといいです。

PROPAGANDAは曲に合わせた激しいカメラワークで、
2人も激しい動きでステージを走り回っていました。
スティーブエトウさんは拡声器が掛け声を掛けてました。
色んな事やってるんですね。当日はその努力は見えないけど。

ギターソロで背中合わせになって、コーラスをする布袋の口元に
吉川がマイクを添えるIMAGINE HEROES
パフォーマンスは最高!これもツインギターです。

終わり際、ステージ中央で、吉川が布袋に近寄りかけたところで
曲が終わりました。何かやろうとした?次の曲の入り間違えた?
次のそのGOOD SAVAGEもいいわぁー。向かい合って
ギターを弾いて、マイクに2人が顔を寄せて歌うサビ最高!

恋をとめないでは「土曜の」「夜さ!」とオーディエンスとの
掛け合いになっていましたが、こうなってたんだ。知らんかった。
それに続くサビの一体感は感動モノです。

走る布袋。TVの密着番組に出演した時に本人も言っていましたが、
こんなに走り回ったり腿上げしながら弾く人はいないでしょう。
しかも50歳です。ライブが終わった後は体が動かないそうです。
この曲はDVDで見てもアウトロが長いです。ここに映っている
腕を上げているオーディエンスは、実は皆疲れています。

MAJESTIC BABYのイントロでは、二人が並んでダンス。
名コンビという感じです。21年の空白があるとは思えません。
何でこんな2人がこの2日間限りなのかと残念です。

吉川もノって歌ってるし、気持ち良さそうです。
布袋のギターも輝きを取り戻し、生き生きしています。
最後のアレンジもいい。吉川はまたもシンバルキック!これだけ
歌って動いてまだやれるなんて、でもまたも、すっ転びました。

これで本編が終わり、アンコールのDISC2になるのですが、
3曲しか入っていないのに入れ替えるのが面倒なので、多分今後は
殆ど見ないと思います。客席にタオルを投げ入れようとして
届かず落ちたシーンまで入っていました。これは正しく1日目です。

メンバー紹介と握手、2人が抱き合って、吉川が
「またいつかどこかで」と言い残してステージを去ったところで、
DVDは素っ気無く終了しました。Blu−rayじゃなく
“DVD”だけに、近くで見ると画像が粗くて勿体無いと思いました。

でも音は澄んでいて綺麗でした。本当に買って良かったと
思いました。もしこの記事を読んで“欲しくなった”と
思ってくれた方がいても、残念ながらもう買えない筈です。

19901108のDVDをいつか買おうとずっと
思っていましたが、きっとこちらの方がいいライブだと思うので、
これでもう19901108は買わなくていいや、と思いました。

(参考) “日本一心”セットリスト

(SE)ワルキューレの騎行
1.BE MY BABY
2.PRETTY DOLL
3.CRASH COMPLEXION
4.NO MORE LIES
5.路地裏のVENUS
6.LOVE CHARADE
7.2人のAnother Twilight
8.MODERN VISION
9.そんな君はほしくない
10.BLUE
11.Can’t Stop The Silence
12.CRY FOR LOVE
13.DRAGON CRIME(East&West)
14.ROMANTICA
15.PROPAGANDA
16.IMAGINE HEROES
17.GOOD SAVAGE
18.恋を止めないで
19.MAJESTIC BABY
20.1990
21.RAMBLING MAN
22.AFTER THE RAIN(朱いChina)

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日本テレビ「リアル×ワールド 日本一心 吉川晃司、忘れられない夏〜COMPLEX復活への想い」

一週間前に開催されたCOMPLEXの“日本一心”への密着と、
吉川晃司さんが東日本大震災への想いを語ったドキュメント番組です。
「情熱大陸」は布袋中心、こっちは吉川中心という事ですが、
こっちの方が内容が濃くて、いい番組だったと思います。

初リハーサルから密着。歌ってみた吉川さんは、20代前半で作った詞を
今歌うのは、思っていた以上にキツかったと言っていました。
要するに、恥ずかしいという事なんでしょう。
でも、聴いている方は全然そんな風には感じませんでした。
大丈夫です。リハーサルから、二人ともカッコいいわー!

曲順は、1曲目がBE MY BABYという事だけは
決まっていたけど、19901108と同じにしようと
最初から決まっていた訳ではなかったようです。

今回COMPLEXをやるのを決意した動機として、吉川さんは
ソロよりもCOMPLEXの方が、人がより集まってより多く
お金も集められる、と氷室と全く同じ事を言っていました。
誘われて、布袋さんは喜んでOKしたそうです。

吉川さんは泊り込みで被災地にボランティアにも行ったそうです。
思い詰め過ぎているように見えたのが気になりました。
現地を見てきて、余りの惨状に鬱状態になる人もいるらしいですから。

広島の子供達と一緒に歌を作って指導したりもしてるそうですね。
子供に歌の指導をしていて、広島弁が出ていました。方言って
何年こっちに住んでても出るんですね。広島弁って、好きです。

COMPLEX結成の動機として、布袋は「面白そう」
吉川は「バンドをやってみたかった」と言っていました。
活動休止の理由は「ぶつかった」とはっきり言っていました。
B型同士らしいですが、B型だったら何なんだろ。マイペースなの?
私は血液型占いは信じていないので、それはどうでもいいです。

郵便物が届けられなくなった地域にファンクラブの会報を
手渡しで渡しに言ったといってましたが、本当に手渡ししたの!?
避難してる人はどこにいるも判らなかったでしょうが。
私、氷室が手渡しで渡しになんか来たら逃げるわ、畏れ多くて。

そして当日。布袋が車で会場入り。このカメラの傍には
「情熱大陸」の撮影班もいたのでしょう。次いで吉川。
2人とも、ドームは1990以来なんだって。ソロでやった事ないんだ。

ライブ映像は、この5曲を少しずつやってくれました。
PRETTY DOLL
IMAGINE HEROES
GOOD SAVAGE
RAMBLING MAN
恋を止めないで
AFTER THE RAIN(朱いChina)

打ち上げでは、スタッフの前で挨拶をしながら涙ぐんでいました。
吉川さんの人柄なんて今まで知りようもなかったのですが、
たくさん語ってくれたので、真面目な人なんだと分かりました。
若い頃は、ヤンチャしてたのかも知んないけど。

COMPLEX“日本一心” 2011.7.31

15:00open/17:00start 東京ドーム

ドーム夜外観ボーカル・吉川晃司、
ギター・布袋寅泰のユニット
COMPLEXによる、
東日本大震災復興支援
チャリティーライブ、
2daysの2日目です。
当初の発表は1日限りでしたが、
追加されて2daysになりました。

プレオーダーで外れてしまい、『え、これ外れんの!?』と
びっくりしました。COMPLEXじゃBOΦWYよりは少し弱いし、
ネットじゃそんなに売れないと言われていたし、
行きたい人は30日の公演をとっくに取ってるだろうから、
東京ドームの追加公演なんて余裕だと思っていました。

ダメならダメでいいやと思ったけど、ダメ元で一般発売にも
チャレンジしたら、何と取れてしまいました。
プレオーダーで外れて一般発売で取れた事なんてなかったので、
自分でもびっくりしました。一般発売で取るなんてBHO以来、
21世紀に入ってからは、初めての事でした。

一般発売で取れる筈です。当日券も出ていたし、この日も裸の
チケットを持っている人が、水道橋駅の外にずらりと並んでいました。
1枚くらいなら『ドタキャンされたのかな』と可哀想にも思うのですが、
2枚,3枚、それどころか5枚くらい持っている人もいました。
あそこまで行くと、ダ○屋と変わらないな、と思いました。

2日目には、グッズのTシャツを着ている人やトートバッグを
下げている人が増えていました。この人達は昨日も来ていて、
昨日買って今日着てきたんだろうな、と思いました。

グッズはかなり売れていたようで、グッズ売り場では
「Tシャツとナントカは完売です、残りは4種類です、
ナントカとナントカ〜」とアナウンスしていました。

COMPLEXのTシャツなんて、この日以降もう着る機会は
無いだろうに、着ている人の熱意には、感心しました。
グッズの収益も寄付される事になっていたので、記念にだけじゃなく、
募金のつもりで買った人も多かったのかも知れません。

荷物検査は昨日より軽くて、バッグの中を無遠慮に掻き回されずに
済みました。中身を移し替えさせられた後のペットボトルは、
検査場所の下のダンボールの中に、たくさん入っていましたが。

この日も2階スタンド席で、しかも昨日よりも更に後ろの、
スクリーンの映像さえ小さくて見えづらい席でした。
こんな事なら、後から出たステージサイド席の方が良かったと
思いました。一般発売で取れたと喜んでいたのに、損をした気分でした。

オープニングのワルキューレの騎行の最後、
スクリーンに“COMPLEX”という文字が浮かび上がると、
昨日同様BE MY BABYのイントロのコーラスと共に、
一塁側の花道から吉川、三塁側の花道から布袋が姿を現しました。

その姿は、右と左のスクリーンに別々に映し出されました。
この二人のユニットだからできる、2つのスクリーンに一人ずつを
映し出すその演出は、凄く場内のテンションを上げてくれたと思います。

コーラスに乗って、二人が広い東京ドームの両翼からセンターに
歩いてくると、向かい合い、この日も握手。そしてやっぱり
変なダンスを少しした後、本格的に、1曲目のイントロが始まりました。

間奏で、吉川が身長より高い位置にあるシンバルを蹴り上げる!
これはシンバルキックという、吉川の得意技だそうです。
着地も見事に成功し、この日は綺麗に決まりました。これで昨日
引っ繰り返った時に、吉川が何をしようとしたのかが判りました。

BE MY BABYが終わると、PRETTY DOLL
イントロの効果音が、一瞬流れて消えました。今日はMCは
無いのかと思いましたが、間違えて入ってしまっただけのようです。

少しすると、やっぱりこのタイミングで、最初のMCが入りました。
「こんばんは、COMPLEXです」
「わーっ」と、歓声が上がる。

続けて喋り始めると、また「わーっ」と歓声。昨日は音が割れていて
聞こえなかったのですが、今日は吉川が口を開く度に歓声が
起きるので、その所為で、最初の方のMCが全然聞こえませんでした。

「“日本一心”と掲げた旗の下、集まってくれてありがとうございます。
それでは皆さん。今夜は大いに歌って踊ろうぜ!」
とMCを終えると、CDと同じ効果音がもう一度流れ、
今度こそ正式に、PRETTY DOLLが始まりました。

やはり座席の位置の問題なのか、今日は昨日よりも音がマシで、
吉川の歌も布袋のギターも、ちゃんと聴こえました。でもやはり
2日目だけあって、昨日ほどの驚きや興奮はありませんでした。

二人は何度も左右に別れ、花道の両端まで行っていました。
昨日は緊張していたのでしょうか、今日の吉川は動きが良く、
リラックスしていたようで、笑顔の場面もありました。
でもノリが良くなった分だけ歌を元のメロディと変えている
部分が多く、それが音が外れて聴こえ、落ち着きませんでした。

LOVE CHARADEの前に、吉川は
「昨日は喋らせてあげなかったので」
と、思い付いたように布袋さんにMCを振りました。

ちょっと驚いたような顔をした後、布袋さんは、笑顔で探るように、
「休憩したいだけじゃないよね?」
会場は、和やかな笑いに包まれました。

はっきり覚えていませんが、“大震災で傷付いた皆を元気にしたかった、
集まってくれてありがとう”、というような事を言っていたんだと
思います。その時に、「オレと吉川の」と言いかけ、言い直して、
「オレと吉川と、皆の複合でCOMPLEX」、と表現していました。

最後にもう一度、「オレと吉川と、皆のCOMPLEXを、
楽しんでいって下さい」と言っていました。予定外に振られた割には、
布袋さんは慣れた様子で上手く喋っていました。話す内容も
纏まっていて、さすがソロのキャリアが長いだけはある、と思いました。

LOVE CHARADEの最後の英語のコーラス部分では、
吉川がオーディエンスにマイクを向けていました。
でも、CDを聴いていても「♪Love is always」しか
判別できていなかったので、正確に歌えなくて、悔しかったです。

BLUEが始まると、皆が一斉に座り出したのには唖然としました。
座ってじっくり聴くのは自由だけれど、それだけじゃなく、
ぞろぞろとトイレに行き始めたのはあんまりだと思いました。

アリーナなんて、行列して人が出て行くのが上から露骨に
見えました。この状態はステージの上からも見えていたと思います。
昨日、こんな状態だったっけ?吉川の歌は良かったのに、信じられない。
これはどう見ても、“この曲はつまんないからいいや”という、
オーディエンスの拒否の意思表示でした。

PROPAGANDAで後半戦に突入すると、やっと皆が
立ち上がり、外でのんびりしていた人達も、慌てて中に入って来ました。
やっぱり皆、バラードよりも速い曲のが好きなんですね。

この曲の時に、『今日は無いのか、演奏の邪魔だからやめたのか?
それとも日の丸が嫌いな人からクレームが入ったのか?』
と思っていた日の丸(実はCOMPLEXのマークの旗)が、
ステージの後方ではためいているのに気付きました。
本当に無かったのか、それとも風を送らず広がっていなかったから
気付かなかっただけなのか、どっちだったのかは判りません。

GOOD SAVAGEは、布袋と吉川とツインギターでした。
これまでの曲はビート系でもテンポを抑えていましたが、
これだけは速い!布袋が超高速で、弾きまくり!
恋を止めないででは吉川がスピーカーの上に乗ったまま歌い、
「日曜日の夜さ!」で盛り上がりました。

アンコール待ちの間は、アリーナを含めやっぱりウエーブしまくりでした。
二人が再登場すると、吉川は今日もタオルを客席に投げ入れました。
今度は無事に届き、リベンジできた吉川は、ホッとした様子でした。

1990の「♪ララララ〜」の時は、昨日よりも
オーディエンスの手が揃っていました。昨日もやっていましたが、
スティーブ衛藤さんは、最後方で大きく旗を振り回していました。

RAMBLING MANは、やっぱり最高に盛り上がりました。
EN2のAFTER THE RAIN(朱いChina)で曲が全て終了すると、吉川がマイクを握り、メンバー紹介を始めました。

ドラムの坂東さんを紹介した後、吉川は、
「21年前何歳だったっけ?6歳?今27歳だから。感慨深いね」
と半ば呆れて言っていました。坂東さんはT−スクエアに
最近加入した方だそうですが、このドラムが凄く良いと
思っていたので、そんなに若い方だったなんて驚きでした。

吉川と布袋が紹介し合っ た後、メンバー全員で手を繋いで
カーテンコールに入ろうとしましたが、布袋が吉川の手を
取ろうとした時にマイクが邪魔だったみたいで、手間取って
ごちゃごちゃやっていて、前の方の客は笑っていました。

サポメンが退場し、COMPLEXの二人だけが残ると、
今夜は吉川から手を差し出して、握手し、ハグしました。
客席に手を振ってお辞儀をし、二人は去って行きました。
こうして、COMPLEXは再び活動休止状態に戻りました。

2日間通して気になったのは、客のノリの微妙さでした。
氷室の時は客が歌う声に閉口しましたが、こっちの客は歌わなさ過ぎ!
吉川にマイクを向けられてもサビすら歌えない人ばかりで、
ノリ方も、拳を上げずに手拍子一辺倒の人ばかりでした。
曲を知らずに来ていた、ソロのファンの方が多かったのでしょうか。

アレンジは、アウトロが長くてはっきり言ってダレました。
IMAGE DOWNみたいに延々とコーラスを繰り返させる曲が
たくさんあって、歌うのに疲れてきて、どの曲でも
適当なところでコーラスを止めてしまっていました。

氷室の曲のライブVer.なら、ここで終わると一番気持ちいいという
タイミングで必ずぴたりと終わってくれて、BOΦWYだってそうなのに、
曲を終えるタイミングは誰が決めていたのでしょう。
その点だけは、私の感覚とはちょっと違うな、と思いました。

二人のステージは21年振りなんてとても思えず、このまま
本格的に活動再開できるのではと思えるほどにハマっていました。
COMPLEXの映像作品は見た事が無いので断言はできませんが、
多分21年前よりも、今のこの二人の方がカッコいいと思います。

本当に再開したらまたすぐ駄目になるとは思うけど、
これで終わるなんて勿体無い、新作を見てみたい、と思いました。
21年のブランクを経て再結成して、10万人を集められるグループが、
他にどれだけあるのでしょうか。COMPLEXというユニットは、
確実にそれだけの魅力を持つ、数少ないグループの、一つでした。

場外の人ごみ

COMPLEX“日本一心” 2011.7.30

16:00open/18:00start 東京ドーム

日本一心看板俺は弾く。俺は歌う。
21年の空白を経て2夜限りの
再結成を果たした、
COMPLEXの東日本大震災
復興支援チャリティライブ、
2daysの1日目です。

凄く良かった!めちゃめちゃカッコ良かったよ、COMPLEX。
布袋と吉川の“複合”は、1+1=100くらいになっていました。

知ったのは、スポーツ新聞の記事でした。まさかと思いました。
永遠に活動再開は無いだろうと思っていたのに、
2夜限りとは言え、このユニットが復活を果たすだなんて!

東京ドームで嘗てのユニットを再結成してのチャリティライブ、
と言うと、全曲BOΦWYで構成されたライブを演った氷室に
触発されたと思わずにはいられません。当初は1日限りと発表されて、
後に追加されて2daysになったという経緯まで、同じでした。

水道橋駅を出ると、“譲って下さい”しかしなかった氷室の時とは
反対に、チケットの実券を胸の前に広げて持っている人が、
ずらっと並んでいました。ドームへ向かう橋の袂では、
ダ○屋がチケットの束を裸でびらびら見せて立っていました。

バッタもんのグッズを売る屋台と『チケットあるよ』と声を掛ける
連中はコンサートではお馴染みですが、現物をビラビラさせている
○フ屋なんて見た事がありませんでした。6.12ではあんなに
ウロウロしてたのに、警察は何をやっているんだろう、と思いました。

COMPLEXは活動期間が短かったし、BOΦWYほどの
社会現象にはならなかったので、ファン層はBOΦWYよりも
ピンポイントで40±5歳くらいかな、と予想していました。
実際それくらいの人が殆どでしたが、若い人も意外といたし、
もっと上の50代と思われる年代の人もいました。

女性も多かったし、いまいち客層が掴めなかったんですが、
考えてみればあそこには布袋ソロのファンと吉川ソロのファンと、
ソロは知らなくて純粋にCOMPLEXを見たくて来たという、
3種類の人種がいたんですよね。私は、一番最後のカテゴリーですが。

当たり前だけど今回は氷室のライブじゃないので、
アウェー感があって、不安でした。氷室以外のライブは久し振り、
と言うか他には布袋しか知らなくて、それも12年も前の事です。
布袋ファンの客層も変わってそうだし、氷室ファンの私が
そこに一人紛れ込むのは、場違いなような気がしました。

入場時の荷物検査では、やはり白手袋を嵌めた係員が、
「手を入れさせていただきます」とバッグに手を入れてきました。
しかし、この前のように本当にただ差し入れただけじゃなく、
今度はバッグの中の物を動かして、探っていました。

何百人もの見ず知らずの人達の鞄の中を触った手で
自分のバッグをいじられるのは、気持ち悪いと思いました。
ペットボトルを持っていた人は、中身を紙コップに
移し替えさせられていました。これもこの前は割とスルーされていて、
場内でペットボトルで飲んでいた人を見かけました。
係員もたくさんいて、この日は随分厳重に警戒していました。

回転扉から中に入ると、通常のライブのように、アーティストの活動の
宣伝のチラシと、ディスクガレージの小冊子・DI:GAを配っていました。
DI:GAには吉川のインタビューが載っていて、読み応えがありました。
が、氷室の“NeverGiveUp!!”(以下NGUと表記)の
時はこれは無かったので、氷室よりお金使ってるな、と思いました。

この前撮り忘れたので、自分の席に向かう前に、まず地下に
COMPLEXのプレートの写真を撮りに行きました。先月の分も
追加されたかなと氷室のプレートも確認してみたのですが、
ドームライブ歴はBVHで止まっていて、更新はされていませんでした。

今度の席は、両日とも2階スタンド席でした。扉を抜けて、
眼前に広がる光景を見た第一印象は、やっぱり『高っ、怖っ』でした。
中央のステージから左右に伸びる花道、二つのスクリーンなどは
普通のライブと変わりませんが、目立ったのは、
アリーナの後方に左右2本そびえ立っている、照明用の塔でした。

それが邪魔でステージが見えなくなる三塁側のスタンド席の
一定の範囲は、帯状にぽっかり空いた、見切り席になっていました。
これは見栄えが良くないし、あの両端の人は寂しかったと思います。

氷室の時は“ステージバックサイド”席というものが発売されていて、
その時とは名称が少し違うなとは思いましたが、このライブでも
一般発売の後に、“ステージサイド席”という席が発売されていました。

1階スタンドには一,三塁側両方に小さいモニタがあって、
氷室の時はそのすぐ前までぎっしり客を入れていて、
氷室が花道の先端に来た時は、その人達の目の前という状態でした。

しかしこの2daysではモニタと客の間がかなり広く開いていて、
客がいる席から離れた所にぽつんとモニタだけがありました。
スタンド席の一番外側がステージサイド席に当たるのだと思いますが、
モニタまでがぽっかり空いた光景は、席が売れ残ってしまったように
見えました。このライブは、客の入れ方が下手だと思いました。

開演時間が近付きましたが、漠然とあると思っていた黙祷の時間が
無かったので、『あれ、無いんだ!?』と思いました。
開演予定時間の18時が過ぎると、何と開演前のこの時点で、
2階の見切り席の内側の端から、ウエーブが発生しました。

同じ場所から2回発生し、2回目が一塁側の端まで行くと、
そこから逆流してもう1回起こりました。開演前からやるなんて、
皆がどれだけはしゃいでいるかが伝わってきました。
一人一人が持っているワクワク感が一つになって、
開演前の会場の熱気が、これでまた一段階上がりました。

オープニングのSEが流れ始めると、スクリーンに客席が映り、歓声が
上がりました。始めは現在の客席を映していると思ったのですが、
すぐにそれは、21年前の活動時のライブ映像なのだと判りました。

荘厳なワルキューレの騎行 をSEに、スクリーンには
“COMPLEX”“20110730.31”という
黒地に白抜きのシンプルな文字が、順番に表示される。
次いで更に、SEに合わせて速いテンポで編集された、
COMPLEXの白黒のライブ映像が流れる。

SEがクライマックスに差し掛かると、スクリーンには
“日本一心”の文字が現れ、それが崩れて再び
“COMPLEX”という文字を作り上げると、場内に歓声が上がりました。

その一瞬の後、BE MY BABYのイントロが始まり、
一塁側の花道の先端から吉川が、三塁側の花道の先端から布袋が
姿を現しました。スポットライトとスクリーンが突然二人の存在を
報せると、場内に、一気に大歓声が湧き起こりました。

右のスクリーンが吉川、左のスクリーンが布袋のアップを捕らえ、
中央に向かってゆっくりと歩いていく二人を追う。
ステージ中央で合流した二人は、向かい合って、
じっと互いの目を見つめ、がっちり握手!21年ぶりの和解を
アピールするような演出に、更なる大歓声が上がりました。

「♪BE MY BABY〜」というコーラスが流れ続ける中、
二人は向かい合ったまま、おもむろに、足踏みをするような
変なダンスを始めました。それを見た私は、『何だコレ』、と思いました。

本格的に曲が始まると、観客達は揃って手拍子を始めました。
心配していたのはまた皆がメロディまで全部歌い出すのでは
という事でしたが、今回はそれは無いようなので、ホッとしました。

ステージの背後、ドラムの後ろ辺りには、日の丸がはためいていて
感動しました。さすが“日本一心”、と感銘を受けました。
が、後にワイドショーの映像で確認したところ、それは日の丸ではなく、
ハートとピースマークを組み合わせた、COMPLEXの旗でした。
でも白地の中央に赤いハートというあの配色は、
日の丸を意識したデザインだったんじゃないかと私は思っています。

――双方のソロのファンには申し訳ないけど――どちらのソロにも
興味が無くて、一人ずつを見ると“普通にカッコいい”としか
思わない私でも、二人が並んでいる姿を見ると、
めちゃめちゃカッコ良く見えました。

wowowクオリティのスクリーンはさすがに申し分無く、
映像は綺麗でアングルもバッチリでした。二人が時に並んで、
時に吉川が手前、布袋が背後に小さく映るのですが、
どういう角度で映すと二人が一番カッコ良く見えるかを
綿密に計算して作っているのではと思うほど、二人が同時に画面に
映り込んでいる時のカッコ良さは、ハンパじゃありませんでした。

途中で吉川が右奥の方でゴロンと後ろに引っ繰り返っていて、
どうしたんだろうと思いました。後の恋を止めないででも
もう一回やっていたし、客も盛り上がっていたので、
転がるのが吉川のライブのお約束なんだろうか、と思いました。

BE MY BABYが終わると、挨拶のMCが入りました。
「〜〜〜〜!!」「わー!!」
と遠くの方でやっていたけど、私の席では、第一声から全く
聞こえませんでした。「東日本大震災の復興支援」「日本一心」という
キーワードは何とか把握できましたが、音が割れてしまっていて、
それ以外の殆どは何と言ったのか全く聞こえませんでした。

「歌って躍ろうぜ!」という吉川の掛け声で始まった2曲目は、
PRETTY DOLLでした。出だしには、CDと同じ効果音が
使われていました。この曲の、歌とギターの掛け合いは大好き!

でも、音が最悪でした。吉川の歌も布袋のギターも、
グチャグチャになっていて全然聴こえませんでした。次の曲のイントロが
流れても、暫く聴いていないと何の曲か判らないくらいでした。

CRASH COMPLEXIONでは、布袋さんが肩から
下げているものとステージに据え置かれているものの2本、
ギターを使っていました。最後に吉川さんがサビを
煽っていましたが、いつまでも終わらなくて、長過ぎでした。

NO MORE LIES路地裏のVENUSか、
COMPLEXの曲って似たような曲調が多いのでどの曲で
どうだったかははっきり覚えていませんが、吉川と布袋の両方が
ギターを持って、ツインギターになっている曲がありました。
布袋さんが、ネックが2本あるギターを使っている曲もありました。

歌わないでギターに専念する布袋さんを生で見たのは初めてでした。
22年ぶりくらいに、布袋さんをカッコいいと思いました。そして
やっぱり布袋さんは、誰かの隣で弾いている方が、抜群に映える!

大きくステップを踏み、ギターのネックを大きく揺らし、
右手を派手に上下させて弦を弾くその動作の全てがカッコいい!
さすがギターを買って初めてやった事は弾く事じゃなくて
鏡に写してポーズを取る事だったという布袋さんです。
ギターを弾くシルエットのカッコ良さは、日本一だと思いました。

演奏も、多分良かったと思います。音が悪いので一音一音
聞き分けられないところが多かったけど、勢いがあって、
いい感じに歪んでいる音の鳴り方で直感で思いました。
だから尚更、ギターソロが良く聴こえなかったのが、残念でした。

「ここからは踊ろうぜ!」と言った後はLOVE CHARADEで、
吉川さんがステージの真ん中で変なダンスを踊っていました。
でも、もっさりしていて重そうで、動きにキレがありませんでした。

BLUEの間奏の前の、吉川の声の伸びには圧倒されました。
確かCan’t Stop The Silenceだっと思いますが、
イントロのギターの音の高さが変わっていたのは、気持ち悪かったです。

CRY FOR LOVEではスクリーンが2分割、
サビを歌う吉川が右半分、コーラスの布袋が左半分に映り、
その演出が、サビの盛り上がりを更に増させていました。
布袋さんのコーラスは、やっぱり良いです。メインで歌うと
難ありの声だけど、コーラスをやらせると、妙に味があるんだよね。

DRAGON CRIME(East&West)の時は、
復興支援ライブと言うより中国批判ライブみたいに聴こえました。
ステージの奥にはちゃんと大きな銅鑼があって、パーカッションの
スティーブ衛藤さんがそれをジャーンと叩いていました。
アウトロはドラムとパーカッションでかなり引き延ばされていて、
その間二人は袖に引っ込んで、休憩タイムになっていました。

インストのROMANTICAから、アルバム通りに
PROPAGANDAに行って、後半戦開始。
IMAGINE HEROESは人気があるようで盛り上がって、
客がAメロから歌い始めて、軽く合唱状態になりました。

GOOD SAVAGEはめちゃめちゃキレた!
大人しかったオーディエンスがやっと熱くなってきて、
恋を止めないでに来た時に、遂に5万人の大合唱が発生しました。

これなんだよ!NGUで私が欲しかったのは、気持ちの昂ぶりから
自然に起こるこの流れなんだよ!それをあの時のオーディエンスは、
判で捺したように、最初っから最後までフルコーラスで歌いやがって!!

今日は歌詞の通りに丁度土曜日だったので、「♪土曜の夜さ!」で
超盛り上がりました。最後の「♪DON’T STOP〜」のコーラスは、
吉川がいつまでも煽り続け、果てしなく続きました。

本編最後はMAJESTIC BABY。明るいこの曲の
サビも、超楽しかったです。「♪お前となら上手くやれそうさ」
と吉川が歌う詞を、つい布袋とならいいのに、と思ってしまいました。
最後の「♪お前と一緒なら」の部分もかなり長く続きました。
ドームの皆で、お互いに“お前らと一緒なら”と言っている気分でした。

本編が終わると、すぐにまた、ウエーブが起こりました。
開演前は2階席だけだったけど、今度は1階席でも起こりました。
端まで到達してウエーブ一つが完遂すると、何故か全体で拍手。
一緒に拍手しながら、私はまたも、『何だコレ』、と思いました。

全体が揃っていたらもっと綺麗だったのに、1階席から2階席は
見えないので、1階と2階でバラバラに発生していたのが
勿体無かったです。羨ましかったのか、そのうちにアリーナでも
始まりました。が、やはりアリーナでは全体が見えないので
難しかったのでしょう、余り揃わずに、広がりもありませんでした。

アンコールを待っている間はウエーブのしっ放しで、
退屈する事がありませんでした。私は氷室でしか来た事が無いので
判らないのですが、東京ドームのライブではウエーブが
慣例になっているのでしょうか。暫くすると収まって、
ウエーブが二人を求める手拍子に変わると、ステージが明るくなって、
COMPLEXの二人が、左の袖から出てきました。

中央のボーカルのポジションまでやってきた吉川は、
アリーナ最前列に向け、首に掛けていたタオルを投げ込みました。
が、それは客席までは届かずに、声援は、笑い声へと変わりました。

アンコールでは、二人共グッズのTシャツを着ていました。
氷室もいつもそうなので、氷室だけじゃないんだ、アンコールで
グッズTを着るのはライブのお約束なんだ、と思いました。

再開1曲目は、1990でした。私は特に好きではないんですが、
シングル曲なので知名度があるし、好きな人も多かったようです。
ステージから客席に放射状の白い光線が投げられて、派手な
ライティングになっていました。ここでもついNGUと比較して、
節電っていうのはあんまりしてないんだな、と思いました。

「♪振り向かずに歩いていこう」と変えていた最後の歌詞は、
そのまま被災地へのメッセージのようでした。
曲の最後はピアノに合わせ、「♪ララララーララーラーラー」の
コーラスになりました。手を左右に揺らしながら歌うのですが、
客の手は、揃っていなくてバラバラでした。吉川が煽ったから
やったけど、アイドルのコンサートみたいでこれは恥ずかしかったです。

次のイントロは来た来た来た!待ち兼ねていたRAMBLING MAN
「♪オーイエ」という吉川と客席の掛け合いが繰り返された後に、
メロディが始まると、ドーム中が腕を振り上げ大合唱!
前半は大人しいオーディエンスに物足りなさを感じていましたが、
ライブの盛り上がりは、ここで最高潮に達しました。

オーラスは、AFTER THE RAIN(朱いChina)でした。
曲名はこんなだけど、歌詞の全てがライブの主旨にぴったりで、
復興支援ソングみたいに聴こえました。
下手に復興支援ソングとして作られたものよりも、遥かに感動的でした。
本当に心を込めて作られた曲は、普遍性を持つのだなと実感しました。

アルバムは2枚しかないので殆どの曲を演ったと思います。
全ての曲が終わると、吉川がメンバー紹介しました。
が、音が酷くて誰一人お名前を聞き取れませんでした。
だから何を誰がやっていたのかさっぱり判りませんでした。
もし聞き取れていたとしても、ネットで調べないと、
その人がどういう人なのか私には判らなかったと思いますが。

吉川が布袋を紹介した後は、布袋がマイクを受け取って、
「ボーカル、吉川晃司!」と紹介し合っていました。
メンバー全員で手を繋いでお辞儀をした後、メンバーは退場し、
ステージに、COMPLEXの二人だけが残りました。

暫く探るように向かい合っていましたが、
やがて布袋がすっと右手を差し出しました。
吉川がそれに応じ、二人は再び堅い握手を交わしました。
更に最後に抱き合いました。客席に手を振って、二人が退場して、
記念すべき第1日目のライブは、終わりました。

wowowで創世記を見た時に、迫力が無いと思ったので、
今の布袋さんには期待できないかも知れないと思っていました。
が、あの時とは全然違いました。動きも演奏も、私が好きだった、
昔の布袋さんのスタイルを取り戻してくれていました。
演ろうと思えば昔みたいに弾けるんじゃないか、と思いました。

吉川さんは、あんなに歌が上手いなんて思ってはいませんでした。
歌詞は間違えまくっていた気がしますが、声量があって伸びがあるし、
音程は安定していて、マイクスタンドを傾けて歌う姿も
見蕩れるほどにカッコいい。吉川さんがライブであんなに様になる
アーティストだったなんて、これまで知りませんでした。

21年前の布袋は、明らかに吉川を格下と見ていたと思います。
実際に歳も下だし、ミュージシャンとしてもそう思っていたでしょう。
が、この日のステージを見て、二人は対等になったと思いました。
アイドルから脱皮できた吉川は、この21年間、ミュージシャンとしての
充実したキャリアを積み重ねてきたのでしょう。

でも、表情が今一つ冴えなかったのが気になりました。
緊張していたのか、それとも普段から無表情の人なのでしょうか。
布袋さんと、早速喧嘩したのではなければいいのですが。

始まる前は『2days両方取るほどじゃなかったかな』と
自分に疑問も湧いたのですが、終わってからは、『明日もまた行ける、
チケットを取っておいて良かった』と思いました。
当日券が出るみたいなので、迷っている人は行っておいた方がいいと
思います。次に見られるのは、今から21年後かも知れません。

ミュージアム看板COMPLEXプレート

明日はCOMPLEX

天気がぐずついていて涼しいから、自分が想像していた
7.30と違ってどうも明日っていう気がしないんですけど。
当Blog恒例になっているので、行ってきますの挨拶です。
明日は再び東京ドーム、いよいよ明日、COMPLEX復活です。

いつもの習慣で二日分チケット購入してしまったんですが、
買ってから、自分は果たしてそれほど、二日間行くほど
COMPLEXを好きだったのだろうかと、自問してしまいました。

まぁいいです。現地に行けば、テンション上がると思います。
原曲の雰囲気を変えるような変なアレンジしないで、
できるだけ、原曲の味を残したアレンジにして欲しいなぁ。

19901108

1990.11.08に東京ドームで行われた、COMPLEX最後の
ライブを収録したライブ盤です。吉川が「木曜日の夜さ!」と
叫んでいるところがあるので、この日は木曜日だったんでしょう。
’91.1.23発売。

この公演を収録したDVDもあるのですが、
それを知らずに中古で見つけてこれを買ってしまい、
どうせならDVDを買えば良かったと後悔しました。
たまに探すのですが、DVDは中古屋で一度も見た事がありません。
きっと買った人は、売らずに大事に持ち続けているのでしょう。

勿論ボーカルは吉川晃司、ギターは布袋寅泰。サポートメンバーは、
ベースに小池ヒロミチさん。吉川ソロにも参加し続けてるみたいです。
ドラムはそうる透さん、パーカッションはスティーブ衛藤さん。
お二方とも、UP−BEATのアルバムでもお名前をお見かけしました。
検索するといっぱい出てくるので、皆さん有名な方々のようです。
衛藤さんは、今でも布袋さんの作品に参加してるようです。

曲はBE MY BABYから始まります。音やオーディエンスの
歓声にエコーが掛かっているところが、いかにも東京ドームです。
でもLAST GIGSのように軽い音には感じません。
この違いを出してるのが、Mixing Engineerなのでしょうか。

COMPLEXのライブを聴ける作品はこれしか持っていないんですが、
このくらいの時期までの布袋さんのギターはまだ好きです。
いい感じに歪んでて、不安定に揺れてて、ぎゅーんって唸ってて。
PRETTY DOLLのギターソロなんてカッコいいし。

LOVE CHARADEの背後に流れてる電子音は、
この曲の布袋のデモテープ段階の音に似ています。
最後の長いコーラスの時はどういう状況になっていたのか、
DVDを見てみたいものです。

MODERN VISIONのイントロがカッケー!
ギターがいい。生きてます。吉川も伸びのあるいい声出してます。
曲間の雑然とした声援が、会場の雰囲気を伝えてくれています。
切れ目無く曲が続きますが、MCは無かったんでしょうか。

ぽぽぽぽんと鼓の音が入る変なイントロは、DRAGON CRIME
イントロのギターが始まるまで、何の曲か全く判りませんでした。
ドラムのスティックの後に入ってくるそのギターの音が
メチャクチャカッコいい。ライブアレンジのが全然いいです。

吉川の盛り上げ方は、氷室を基準に考えてしまう私には、
少し物足りなさを覚えました。原曲と音を変えて歌うにしても、
音が外れてるように聴こえてしまい、居心地が悪いです。
GOOD SAVAGEはサビを音程変えて歌ってるけど、
調子っぱずれに感じるだけで、効果的には聴こえません。

恋を止めないでのイントロは、早口言葉みたいな速弾きで、
ギターが大変そうです。間奏も大変そう。でも耳に心地好いです。
「♪DON’T STOP MY LOVE」のとこが凄く長くなってて、
ドラムが強くなったり、テンポが緩くなったりして、
終盤に行くに連れて盛り上がります。

MAJESTIC BABYで「LAST ONE SONG!」
と言ってます。これが本編の終わりで、次の1990からが
アンコールだと思われます。この頃になると吉川は息切れしていて、
声の伸びがなくなってます。かなり疲れてそうです。

ネットで調べても意外と情報が無くて、私は実際に演奏された曲が
何曲なのかも知りません。これで全てじゃないとは思いますが。
RAMBLING MANはやっぱりいい曲だなぁ。
ドラムソロの長い間奏があります。テンポ速い。突っ走ってます。
最後は2ndの最後の曲でもある、AFTER THE RAINでした。

口も聞かなくなった状態で2ndアルバムを作って、
それでも最後のドームライブを敢行し、目を合わせる事も無かった
二人が最後だけ握手を交わして、微笑み合ったそうです。
義務的にやったライブかも知れませんが、それでもこれだけのものが
できてしまうところは、さすがにプロというところでしょう。

未だに険悪という事はさすがに無いでしょうが、復活は無いでしょうね。
でも、有り得ないけど、もし、万が一、復活したら・・・?
やっぱり、最低でも一度くらいは見に行ってしまうと思います。

――ここまでが、20年後に当たる去年の11月にUPするつもりで
予め作っておいた内容です。が、実際にはその頃別の記事を
上げてしまい、タイミングを失し、そのまま忘れてしまっていました。

そして今年の7.30。COMPLEXは、一夜限りの再結成を果たします。
まさか、記事を放ったらかしにしていた半年のうちに、
こんな急展開が起きるだなんて!自分がこんな文章を
書いていたなんていう事も全く覚えていなかったのですが、
“予告”通り、7.30東京ドーム、見に行きたいと思っています。

“日本一心”

今日父が買ってきたスポニチの記事で知って、「えー、ウソー!?」と
叫びました。21年間の活動休止の封印を解除し、COMPLEX、
1日限りの復活!日時は7.30、東京ドーム。
やっベー!!行かなきゃー!!チケット取れるかな?

近年は第一報をネットで知る事が多いけど、氷室の6.11も
これも新聞で知りました。こういう時だから、油断してると
音楽界も大きい動きがあるなぁ。過去を脇に置いておけるくらい、
2人共大人になったという事なのでしょうか。

BOΦWYだったらして欲しくないし必要ないと思うけど、
COMPLEXの1日再結成は、ずっとすとんと受け入れられました。
何しろ“活動休止”で、解散した訳じゃないしねぇ、名目上は。

東日本以外に在住だとピンと来ない人もいるかも知れないし、
東北の方々が今いる苦境に比べると全然大した問題じゃないけど、
関東の人も、頻発する地震に不気味さと不安を感じています。
いつも揺れてる気がするとか、目眩がするとか、怖くて
眠れなくなったとか、不安がっている人はたくさんいます。

吉川から誘ったそうですが、苦い思い出のあるらしいCOMPLEXを
演ろうと決意するくらい、失意のうちにある被災地と、
それ以外の全ての人たちをも元気付けたいと思ってくれた、
2人の(吉川の?)その気持ちと漢気に、感激しました。

ROMANTIC 1990

ギター・布袋寅泰、ボーカル・吉川晃司という夢のユニット
COMPLEXの、2ndにして最後のオリジナルアルバムです。
鮮烈なデビューを飾ってから、僅か1年。
このアルバムを作成していた時は、二人は既に不仲だったそうです。
’90.4.18発売。

’90年前後は、東西冷戦の終結、ベルリンの壁崩壊、天安門事件など、
世界中で劇的な出来事が起きた激動の時代でした。
このアルバムは、そのような時代背景に影響を受けて作られています。
氷室の2ndソロアルバムもそうだし、この時代が持っていた熱は、
アーティストの創作意欲を強く掻き立てるものだったようです。

参加ミュージシャンには、布袋さんのアルバムでお馴染みの人が
多いです。キーボードプログラミング・藤井丈司、ベース・浅田猛、
アコースティックギター・花田裕之、ドラム・山木秀夫、宮脇知史。
宮脇さんは、ZIGGYのドラマーだそうです。

私が中古で買ったこのCDのCDケースは、銀色の(多分)
アルミニウム製でした。知らずに買ったんですが、これは運良く
初回限定盤でのみ用いられたケースだったようです。

歌詞カードには、CGで様々に加工されたハートにピースマークを
組み合わせた図形が印刷されています。音の方でも
コンピューターが多用されているし、新しい時代の技術をとにかく
色々使ってみようという、野心と好奇心に溢れています。

BOΦWYの思い出は懐かしそうに話す割りに、
布袋さんは、COMPLEXの事となると殆ど触れたがりません。
NHKの「トップランナー」という番組にゲスト出演した時も、
COMPLEXのキャリアは無かった事のようにされていました。
BOΦWYだって最後は険悪だったんだろうに、COMPLEXは、
それ以上に決定的に決裂してしまっていたようです。

布袋さんのラジオだったかネットだったか、どこで聞いた話かは
忘れてしまったんですが、COMPLEXを聴いた氷室が、
『こんな事がやりたくてBOΦWYを辞めたのか』と言ったという話を
聞いた事があります。世界を目指して辞めたいと言っていたのに、
やってる事はBOΦWYと同じ、全く進歩していないじゃないか、と。

20年近くも前になりますが、嘗て布袋さんがNHK FMの
「ミュージックスクエア」でDJをやっていた時に、布袋さん自身も、
COMPLEXを「音楽的に自分を成長させるものが何も無かった」
と、すっぱりと切り捨てるように言っていました。

私はラジオを聴いていて、『そこまで言うのか』と、その冷たい口調に
びっくりしました。吉川の面目が丸潰れだと思いました。
あれだけ人気を呼んで売れたユニットだったのに、布袋さんが
COMPLEXにそういう評価をしていたなんて、凄く意外でした。

作った本人達は――二人が一度も顔を合わせる事なく
完成されたと言われるほど――険悪なムードで作って、
その仕上がりにも低い評価しかしていないみたいですが、
聴く方からすれば、そんなに悪いアルバムではないと思います。
今でもたまに聴きたくなるし、曲の新鮮さも失われていません。

COMPLEXは、この年の東京ドーム公演を以って無期限の
活動休止となります。“解散”ではなく、飽くまで“活動休止”です。
思わせぶりなこの言葉には、再結成の含みを残したような
響きがあります。が、吉川にとってもいい思い出は無いみたいだし、
このユニットの活動が再開される事は、恐らく永遠に無いでしょう。

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COMPLEX

ボーカル・吉川晃司、ギター・布袋寅泰という幻のユニット
COMPLEXの、ユニット名と同タイトルの1stアルバムです。
COMPLEXとは“劣等感”ではなく、“複合体”という意味です。
2人が複合してより良いものが生まれる、という主旨だったと思います。
2枚のオリジナルアルバムを残し、2年弱で活動を休止しました。
’89.4.26発売。

小学生の頃から「ザ・ベストテン」でよく見ていて、
モニカでデビューした時から知っていた吉川と、
中2で好きになったBOΦWYのギタリスト・布袋。この二人が
組むという話には、私には、降って沸いたような驚きがありました。
BOΦWYの頃から布袋と吉川に交流がある事は知っていましたが、
その2人が何故組むに至ったのか、私はその経緯は全く知りません。

布袋さんがDJをやっていたラジオでも、
終わりについては布袋さんの口から語っていた記憶があるのですが、
始まりについては、私は聞いた記憶がありません。
語りたくなかったのか、たまたまその回を聞き逃しているのか、
それとも聞いたけれど忘れてしまっているだけなんでしょうか。

このアルバムは布袋プロデュースで、編曲は全て布袋です。
クレジットによると、キーボードはホッピー神山さん、
(どういう役割かは知りませんが)キーボードプログラミングは
藤井丈司さんです。これはGUITARHYTHMと同じです。
他に、池畑潤二さんがドラマーとして3曲に参加し、
布袋が自分で一部の曲のベースを弾いています。

このユニットは、当時の中高生に強烈な印象を与えました。
私と同じか少し上の世代はBOΦWYにガツーンとヤラれちゃった人が
多いですが、私の少し下くらいの世代になると、
COMPLEXに衝撃を受けたという人が少なくないみたいです。

2枚しかアルバムを出していないのに、10年ほど前だったか、
何故かベスト盤が発売され、それが結構売れたりもしていました。
当の二人にとっては苦い思い出があるのかも知れませんが、
“活動休止”後も多くの人の心に残り、リアルタイムではない
次の世代をも惹き付けるだけの、魅力のあるユニットでした。

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HN : COOL LADY
1973年生まれ みずがめ座
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