榊ゆうか☆ゆったりblog

漫画家、榊ゆうかのブログです。 イラストや作画について、日々のつぶやきなどを綴っております。

2017nenga
   

2017年も明けて半月、
毎年お正月近辺はあわただしくて、
やっと年が明けたな〜と感じられるのが、だいたい小正月のこの時期。

週末は大寒波襲来でしたが、
センター試験受験の皆様は無事試験を終えられたでしょうか。

上のイラストは今年の年賀状に使った絵ですが、
ちょっと小正月あたりの京都っぽい街の1風景です。

イラストにあるような白とピンクの玉飾りは、
「餅花」や「繭玉」と呼ばれていて、
街中でみかけるのはプラスチックのものが多いですが、
本来は五穀豊穣を願ってお餅で作ります。
稲穂やカイコの繭をイメージしているそうな。
小正月に飾って、明けたら焼いて食べるのだとか。

去年たまたま「小正月」で画像検索したら、「餅花」のかわいさにやられて…、
どうしても描いてみたくなったのです。

小正月は女正月とも呼ばれていて、
お正月に忙しかった女性たちをねぎらう時期でもあったので、
こんなかわいい飾りが生まれたのかもしれないですね。

私の場合、お正月があわただしく感じるのは、
普段がスローペースすぎるからなのですが…

 本年もどうぞよろしくお願いいたします 。

ちょっとパタパタと日々を過ごすうちに、
告知していないことがいろいろたまってしまいました。
遅くなってしまいましたが、紹介させていただきます。
ちょっと長文になりますので、
お時間のあるときにゆっくり読んでいただければ、幸いです。



なつかしい作品が、集英社のご厚意で4冊ほど、
電子書籍化されました。

まずはこちら。



タイトルどおり、1994年に別冊マーガレットで
短期連載させていただいた作品です。
読み切りで描いた作品が連載化されたもので、
美人だけど素直になれない生徒会長と、ドスケベ男のドタバタストーリー。
制服のスカートがまだ長い時代ですね(笑 

なつかしいので一部内容紹介

女冥利1

女冥利2

女冥利3

3枚目は自分でもびっくり。なにがあんまりなんでしょう(笑


2巻には「勝手に泣かせて」という読み切りが入っています。

この話には高知の方言が出てくるのですが、
かなり間違っていたのを、読者の方が赤入れしたコピーを送ってくださって、
コミックスではそのとおりに直させていただきました。

当時、姉が高知に住んでおりまして、教わった方言を安易に使ってしまったので、
不自然な感じになってしまったのですね。
高知の方、読者のみなさん、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
直してくださった読者の方には、深く感謝しております。
巻末に、ローマ字でお名前を記させていただいてますが、
本来なら、編集さんと相談してお礼をするなりすべきでした。

電子書籍化でやっと、お礼とお詫びを言ってるなんて…ダメ大人ですね。
漫画って、本当に一人じゃ描けないわ…


そして、2巻の巻末に、ハードロックバンド『MR.BIG』の
ライブレポートが入っています。これは…役得だったとしか言いようがない、
貴重な体験でした。
一度解散し、再結成した彼らは、今もそれぞれ活躍中です。



 続いて、この作品。



 

 

 田舎の高校に入学した体の弱い女の子が、
スキー部に入って、徐々になじんで、元気に過ごしていく話です。

「底抜け脱線クラブ 」とか書いてあって…古さを感じました(笑
大昔、「底抜け脱線ゲーム」っていう番組がありまして…。
女子高生の制服は短くなっています。

野菜を食え!1


少女漫画なのに、恋愛要素が軽い…。
ちょっとは入れた…つもりで描いていましたが、
今思えばもっと恋愛要素を入れられたら、もっと続いてたかな…(今も無理かも)

スキーのシーンは、優秀なアシスタントさん達のおかげで
しっかり描けたと思います。

野菜を食え!2

夏山の残雪の雪原から見た、「これはもう宇宙でしょ」っていいたくなるような、
群青色の空の下でくりひろげる、青春ほのぼのストーリーです。

このあと、続編の読み切り(番外編的なもの)をひとつ描いています。
それがこちら。電書化はされていませんが、1円で手に入るようです。
 




こちらも恋愛要素少なめ…よく描かせてもらえたな…。
編集部と編集さんの太っ腹に感謝です。


「野菜を食え!」2巻には「Spring ナイトメア 」という読み切りも入っています。
女の子がひとりでハワイに行く話。
水着も海パン男子も出てこない…サービス精神ってものがもう少しあってもな〜と
反省しています。今だったら描くのに (´▽`)

たまには恋愛軽めの少女漫画が読みたい…という方にぜひ
(いてほしいな〜そういう人)


電子書籍化の2作品について、紹介してきましたが、
もうひとつ、9月から、ツイッターをはじめました。
そちらのほうでも、少しづつ告知等していきたいと思いますので、
よろしくお願いいたします。


電子書籍は、amazonだけでなく、いろいろなところで買えると思います。

私の本だけでなく、集英社から、
なつかしい名作が電子書籍で続々復刻しているみたいです。
秋の夜長に、お好きな端末で、ぜひ。 

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