ソウ!なむなむしに行くよ!
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いつもふざけている息子も、空気を読んでかすんなり手を合わせ目を閉じる。

3月11日

10年目のこの日は、青空が広がりこの時期の閖上ではめずらしく風もない。


あの日、かけえがえのない人を失った方、そして犠牲になられた御霊が心穏やかに過ごせることを祈る。




まずは、閖上のことを

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昨年、サイクルスポーツセンターや

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震災伝承館がオープンした。


施設の整備や区画整理が終わり、閖上の復興事業はほぼ完了した。

もちろん課題はまだあるが、町内会で議題にあがることや相談事は被災地特有のことでなくなってきたように思う。


ちなみに、今年のなとり夏祭り(花火)は震災以来初めて閖上で行われる予定。





次に父のこと


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今日は朝から仏壇にあげる御膳を用意していた。

頭が薄くなったな・・・


10年経ち、父は今なにを思うか改めて聞くことはない。

淡々と10年目の命日へ向けて準備する姿、今日を迎えてもただ淡々とすべきことをする姿からは読み取ることはできない。




父は今でも、夜中に大きな声をあげて起きることがある。

夢を見たというが、その内容を聞いたことはない。


10年経って思うことは、一緒に住んでいて良かったということ。

あるとき、「一人で災害公営住宅で暮らすかな~」

と言ったときもあったが、一緒に暮らす選択をした。




近くに住む同級生の会長が

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突然、「魚もらったから俺さばいでやっから!」

とやってきたり、

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母の勤めていたカーネーションハウスからたくさんカーネーションをいただいたり


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お隣さんが釣ってきたタラをさばいたり



父が多くの人に支えられて、頼られて日々過ごせていることに感謝だ。





先月、小学生に東日本大震災のことを話す機会があった。


震災後に生まれてきた子どもたちに、伝えることは難しく、私自身は手ごたえを得ることができなかった。


しかし、後日先生から


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子どもたちが書いた感想をいただいた。



私のつたない話でも、子どもたちに少しは伝わっていた。


10年という節目は、改めてあの日起こったことを振り返る機会となっている。

しかし、風化していると感じることも多くなってきた。

少しでも、その日の教訓を多くの方に伝えていきたいと改めて思う。





今日はこのあと追悼式に出席する。


私自身もこの10年を振り返り、今あるあたりまえの生活に感謝をしたい。








お母、孝行

二人が気づかせてくれた大切なこと

これからも心に留めて生きるよ








最後に


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「これ、ラブリーズっていうんだって!」

と洋子ちゃんが母に持ってきてくれた。

ラブリーズは母がいたママさんバレーのチーム名


みんなお母のこと忘れてないよ!





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私が母のバレーについて行っていたように、今は息子が私のバスケについてくる。



大きくなったら、いつかそんなことを話そう。







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