こんにちは。
core wordsの佐藤です。

前回に続いて、
取材関連の話です。

で、本日は、
取材時の聞き方について
書かせていただきます。

私は過去に
1500人くらい
取材してきましたが、
最近、大切にしていることは、
以下の3つです。

(1)B4のノートでメモをとる
 
(2)質問では矛盾をぶつける
 
(3)取材後の弛緩したタイミングで
  核となる質問をぶつける

(1)B4のノートでメモをとる

メモを取る/取らない 双方の
方がいらっしゃると思いますが、
自分は「取る」派です。

というのは、
メモを取った方が
構造的に話を
理解しやすいからです。

この「構造的に」というのが
大事だと思っていて、
話の全体像を把握しやすいのと、
聞いていないポイントが
見えやすくなり、
モレも少なくなります。 

そのために、自分は、
大きめのB4の紙
メモを取ります。

▼最近は、以下の製品をよく使っています。
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事象を丸で囲ったり、
矢印で繋いだりしながら、
フローチャートのような
感じでメモを取っていきます。

あと、話が構造化されているので、
記事の構成も練りやすいです。

(2)質問では矛盾をぶつける

これは、とある凄腕の
ライターさんに
教えていただいたことのひとつです。

前回のBlogでも
お伝えしましたが、
取材対象者が
ある行動をとったときの
「動機」が重要な
記事の素材になります。

例えば、
その対象者が
とある人気企業を退職した
動機を聞くケースを
想定してみましょう。

「どうしてその企業を
 辞めたのでしょうか?」

と聞くのももちろん良いですが、

「私だったら、
 そのタイミングで
 その企業は辞めません。
 給料や社会的な信用などを
 失うことはどう考えましたか?」

というように、
「矛盾」や「失うもの」に対して
「どういう折り合いをつけたのか」を
聞くことによって、
本当の動機が見えてきます。

(3)取材後の弛緩したタイミングで
  核となる質問をぶつける

取材時の対象者の方が、
かしこまっていて
「守り」に入っていることが多く、
なかなか本音を
見せてくれないことがあります。

ですので、
弛緩したタイミングで
もっとも聞くべき質問を
それとなく投げかけると、
よいです。

例えば、
取材が終了して
撮影に向かうタイミングや
受付までのお見送りの
タイミングなど。

ここで聞けた生声が、
記事のタイトルになったことは、
過去相当数あります。

最後に、書きながら気づいたのですが、
この3つは、営業における商談においても、
同じですね。

以上です。

3連休の最終日ですね。
よい休日をお過ごしくださいませ!