境界性人格障害(ボーダー)の彼女と付き合った体験ブログ

2007年11月21日

BPD(境界性人格障害) - livedoor Blog 共通テーマ

Yahoo!ブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録←参考になったら応援お願い致します。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

境界性人格障害(BPD)の症例(特徴)としてよく書かれている表現の中に、

「対人感情の二極化」や「理想化とこきおろし」というものがあります。


さらにもう一つ挙げると

“自分が最も信頼する相手(心を許したい相手)を振り回す”という症例(特徴)があります。


この特徴が二つ揃うことで、対象となる相手(BPDを抱える人が最も信頼する相手)には、周りからは理解できないような対人経験をする事になります。


前回の記事で少しだけ取り上げたように、境界性人格障害を抱える人は、職場や近所づきあい等、公人としての立場で振舞う場合は、割と社会的で、節度のある人格を表すことが多いようです。(勿論個人差があります)

付き合いが親密であるほど相手への依存心が高まり、期待が増え、相対的に抱える不安も増大するわけですよね。



境界性人格障害を抱える人は、会社の上司や、深い付き合いのない友人知人、親密でない親戚、

等などの人からは想像し難い人格(症状)を普段は眠らせ、

親兄弟、濃い付き合いの友人、付き合いの長いカウンセラーや医者。

そして恋人や配偶者の前でその反動とも言えるような爆発的な怒りを向けてくるのです。



冒頭で挙げました、境界性人格障害(BPD)の症例(特徴)としてよく書かれている表現、

「対人感情の二極化」や「理想化とこきおろし」。

そして、

“自分が最も信頼する相手(心を許したい相手)を振り回す”という症例(特徴)も、

距離のある周囲の人からは殆どわかりません。


境界性人格障害を抱える人との付き合いが困難であると言われる理由の一つではないかと思います。

自覚があり治療に取り組んでいる本人と、ごく身近にいる人間にしかその障害は理解も認知もされず、

その困難さも理解されないのですから。


私もこれまでに幾つかの本やサイト、あるいはBBS等で境界性人格障害と関わる人の記事や書き込みを見てきました。

そしてその中には、

「好きになった相手が障害を抱えていた」り、

「相手からそれを理由に交際を断られた事がある」

と言うものもありました。


この件に関しては又後日、

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


今日の話は

「対人感情の二極化」や「理想化とこきおろし」。についてでした。


これってちょっと想像しにくいと思います。

自分はそうでした。特に“こきおろし”なんて言葉いまあまり使いませんよね。


私は専門家ではないのでちょっと違うかもしれません、

ただ、「これがあの“理想化とこきおろし”って事なのか?」と思った(関連付けた)出来事が幾つかありました。


(境界性人格障害を抱える)彼女から何度か言われていた言葉で

「いつも私が期待するリアクションと違うものが返って来る」

と言うのがありました。

ありふれた言葉だと思います。

特に女の子はドラマチックな展開を好むわけですからね。


でもある時思ったんです。彼女の言う“期待するリアクション”はそんな軽いものじゃないかもしれないって、

いや、もちろん軽い場合もありますけどね。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

こんな出来事がありました。

私は不慮の事故で左手の甲の骨を折って、ギプスで固定しているときがありました。

医師からは、

「骨がずれてクッツクから、人差し指と親指以外は絶対動かしてはダメだ」

と言われていました。


まぁ、不便ですよ。

朝顔を洗うところから三倍手間がかかる。

左手使えないと右手ちゃんと拭けないし。左手使えないから風呂入っても右半身洗えないし、

料理洗濯食器洗いは殆どできない、掃除はできるけど物の移動が面倒でうんざり。

服の着替えは三倍時間かかるし、慣れないうちはカップめんのスープを吸うのさえ上手くいかないでこぼして火傷したり。

そしてこぼしたスープ拭いたけど布を洗って絞れないし、洗濯機から出した洗濯物は皺を伸ばせないから全部しわしわだし。

カップめんばかり食って外にも出ないから(自分次第だけど)体調悪くなってくるし。

ちょっとしたきっかけで手はズキズキ疼くし、、


・・・スミマセン。感情的殴り書きになってしまいました。


まぁ小さなイライラが積もりますよ。


医師個人病院によっては、

「一人暮らしで片手じゃ生活が不便だから入院させてくれ」と言えば入院できる、

なんて話を聞いたのは(本当の話で)随分後でした;;


悪い癖です。また話が逸れました;



「これがあの“理想化とこきおろし”って事なのか?」と思った(関連付けた)出来事についてでした、


(境界性人格障害を抱える)彼女から何度か言われていた言葉で

「いつも私が期待するリアクションと違うものが返って来る」

と言うのがありました。

そしてある時、

彼女の言う“期待するリアクション”はそんな軽いものじゃないかもしれない

って思った事についてですね。



その骨を折っている私の家に、彼女がお見舞いに(⇔遊びに来た)時の話しです。


彼女としては

「私が彼の左手になって頑張って世話をしてあげよう」と思ってくれていたんですよね。

私としては

「彼女に甘えたいけど、あれこれ“やって”ってあんまり頼みすぎると“おもしろくない”だろうなぁ」

(前述したように、体右半分と背中はまともに洗っていないし、

左耳は掃除できないしなど気持ちはやってほしいこと沢山あったわけですが)

ハッキリ言って、遠慮があったんですよね。

(私は何でも自分で解決するタイプで、この出来事で人に甘えなれていない自分に気付きました)



二週間ぶりぐらいにあって、部屋でくつろぎながらマッタリしていました。

私が飲み物を運んだりしていると、率先して扉を開けたり、

邪魔なものを除けてくれたり、服を整理してくれたり。

愛情こめて手伝ってくれました。


そして夕飯時を前にして、

「久しぶりに綺麗に体を洗いたいなぁ」と思って、風呂に入ろうって事になった時です。


こんなやり取りでした。


「ちょっと風呂はいってくる」

「一人で大丈夫?」

「まぁ、いつも一人だから大丈夫かって聞かれると大丈夫なんだけどね。

               でも洗うの手伝ってくれると助かるけど」


「なんだ、大丈夫なんだ。いってらっしゃい」


そう言って、彼女は急に無表情になって、テレビの画面に視線を移しました。


「・・・・。」


私は何でそうなったのか、よくわからないまま一人で風呂に入りました。


釈然としない思いを持ちながら、いつもより寂しい気持ちで、

いつものように悪戦苦闘しながら風呂に入り、体を洗い。

背中と体の右半分は上手く拭けないまま、下半身だけ着衣をつけて部屋に戻りました。


彼女は私の方を全く見ませんでした。

まるで私が存在しないかの様に、テレビの画面を瞬きもしない虚ろな目でジッと見ていました。

彼女の顔色が急に灰色のモノトーンになったようでした。

もしかしたらテレビの画面すら見ていなかったのかもしれません。


彼女が目を向けている方向に、たまたまテレビの画面があり、

彼女の視線はその画面の存在を無視して、もっと遠くの何かを見ているようでした。


私が1mと離れていないソバで、もがく様に体を拭き、上着をはおり(左手はギブスなので)ました。

彼女は微動だにしませんでした。

テレビ画面だけじゃなく、私も存在していないかのようでした。

もしかすると、彼女が幻影なのかもしれないとも思いました。


私と彼女は当時、それまでの幾度もの喧嘩やトラブルで、

お互いの関係を見つめ直そうとしている様な状態でした。


いつ壊れるかわからない綱渡りのような関係にお互いが疲れ、

それでも求め合っていました。


傍に居たい感情と、関係が安定しない不安の間で

寄り添ったまま、嵐の波にもまれて漂うような二人でした。


そんな二人だったので、

言い争いや感情を高ぶらせるような出来事を、

お互い極力避けようとしていました。



どちらも思いを切り出して、相手に伝えることに臆病でした。(それは今もあまり変わりませんが)

何かを言えば相手が感情を高ぶらせ、無意味に言い争う気がして何も言えないでいました。

{>>参照以前の出来事の一つ}
私も何も言いませんでした。


無言のままテーブルの上にドライヤーを置いて、その出る風に合わせて頭を動かして髪を乾かしました。


数分して、

テレビの話題で私から話しかけて、

何事もなかったように時間を過ごし始めました。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


この時のお互いの気持ちについて話したのは、それから4時間ぐらい経ってからです。

彼女が機嫌の良いときに、何気なく(「そういえばさっきさぁ」って感じで)切り出しました。


彼女は、その時の気持ちについてこう言いました

「私なんかいらないんだ、何の役にもたたないんだ」

と思ったと。

そしてそこから怒りが沸き、

「何もしてやる必要ないんだと思った」

ようです。


実際、この話しを切り出すまでの4時間ほどの間、

彼女は、その“風呂に入る”前までの愛情を感じた献身な気配りは、全く見せませんでした。


このような時、私達はもっと深く出来事の本質に目を向けて話し合わなければなりませんでしたが、

今もなかなかそうする事ができないでいます。


境界性人格障害の治療方法で“SET”と言うものがあります。

これは障害の症例に向き合い、本人に自分に対する理解を深める助けとなり、

同時に関わる人との間の信頼関係を築きます。

・サポート(支持)
・エンパシー(共感)
・トゥルース(真実)

の頭文字を取った言葉で“境界性人格障害(BPD)のすべて ”と言う本に詳しく載っています。

こういった手法をお互いの理解の上で、積極的に取り入れていければ

何年もかかると言われる治療も、少しは改善への実感を伴うという上でも助けとなるでしょう。



この話しは些細なことで、「この話しが何なの?」と思われるかもしれません。



今日の話題は

境界性人格障害(BPD)の症例(特徴)としてよく書かれている表現、

「対人感情の二極化」や「理想化とこきおろし」


そして、

“自分が最も信頼する相手(心を許したい相手)を振り回す”という症例(特徴)。

についてでした。


今回お話しした出来事をどう捉えてほしい、というものはありません。

未熟な文章ですし、上手く表現できません。


境界性人格障害(BPD)の症例(特徴)としてよく書かれている表現、

「対人感情の二極化」や「理想化とこきおろし」

という事に私が関連付けて考えてみた、というだけの話しです。


今日取り上げたような出来事は日常的にあります。

メールでのやり取りでも、いたわりと愛情を感じるやり取りの直後、

些細なきっかけで

(例えば急いで打ったメールがひらがなだらけで、“ゆいのうやないん?それ”で

「ゆいって誰!?何処の女じゃ!!」)

怒りが爆発して、誤解を解こうと何度メールしても、

丸一日電源切りっぱなしで音信不通になり、

次の日やっと帰って来た返信が

「そんな誤解させる、お前が悪いんやろうが!!」

みたいな出来事も何度もありました。


今となっては笑い話ですけどね。


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/


境界性人格障害を抱える人は以前の記事で少し書きましたように、

幼少時の愛情の受け方に影響を受けています。

必然的に他人に対しても愛情の表現の仕方が解らないと言えるでしょう。


境界性人格障害を抱える人の漠然とした拭い去れない不安感は、

もっとも身近な人間へ集中的に向けられ
、それは強烈な猜疑心(疑り深さ)、

一貫性の無い発言による、愛情を試す為だけの行動などで表現されるようです。


そう理解しようとしても、やはりその一般的な理解を超えた行動に振り回される事は

医者やカウンセラーでもあるようです。

(若い医者には境界例の障害者を絶対に就けない病院も多いそうです)


そういった様々方向から、境界性人格障害を抱える人への理解を持ち、

揺ぎ無い愛情を持たなければ、共に歩んで行く事は、大変な困難を持つ事は間違いありません。




ではなぜ、私が彼女の傍に居続けようとするのか?

とお思いかもしれません。


これは境界性人格障害を抱える人すべてがとは言えません、

全くの私見ですので。


このブログの最初や、幾つかの文中に書きましたが、


彼女のその症例に隠された優しさや心配り、

 そして心の表現である症例の殆どすべてが、

純粋な心を反映しているように感じられて

 そこに愛しさを感じているからでしょう。


・・惚気(のろけ)たようでスミマセン;



でも絶対、私と同じ様に感じている人は居るはずです。



 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



話したい事が多すぎて、いつも迷走した文章になってしまい申し訳ありません。

ちょっと、冒頭でお話しした書き込みをされてる方への、メッセージ的な感情が入ったかもしれませんね。



今回お話した事が、

境界性人格障害を持つ人や、その親近者の方の何かの参考になると幸いです。






(14:18)

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by 猫5    2008年09月19日 13:35
私の彼も統合失調症とボーダー等々です。最初は驚きと幻滅?パニックの連続でした。 一緒に生活始めて漸く、半年を迎えましたが今日までに幾度となく崩壊しかけました。暴力とコキオロシ…辛すぎますでも 私も管理人様と同じで 、嫉妬や独占欲の裏返しで返ってくるものだと解釈して受け止めています。本当は、暴力暴言に至らぬ内に解消してあげられたら本人も、ソコまで苦しまないのでしょう。此所で希望を貰った気がします
2. Posted by 「A」   2009年06月03日 14:56
先月、ボーダーの彼女と付き合い始めました。
付き合ってすぐにボーダーだと告白されました。
暴力はありませんが、これまで不特定多数との性交渉があり、不安になるとリストカットか誰かと無茶な性交渉をしてきたようです。
症状は違いますが、やはり愛されている自信がないことの裏返しとして様々なことをするんですね。
同じような境遇の方を見つけることができて少し気持ちが楽になりました。
3. Posted by バーブル   2009年06月04日 16:42
少しでも力になれたようで幸いです。
症状に巻き込まれないようにお気をつけ下さい。
幸せお祈りしています。
4. Posted by 友   2013年07月24日 14:37
とても参考になる、共感できる内容のブログでした。
僕も昨日までボーダーと思われる彼女と付き合っていましたが、ささいな内容から別れに至ってしまいました。
すごく苦労した10か月でしたが、それでも主さんのおっしゃる『純粋さ』に魅かれて相手を愛していたし、今でも愛しています。
復縁も心のどこかでは望んでいますが、お互い別の相手を見つけるほうがいいのかとも思っている最中です。

ともかく、貴重な体験談を読ませていただき本当に助けられました。
ありがとうございます。
5. Posted by バーブル(ブログオーナー)   2013年07月25日 03:40
参考と共感をお伝え頂き、こちらこそ感謝いたします。

どの本にも体験談にもない、お相手と友さんにとってささやかでも幸せな紡ぎが今後ありますように願っています。

・・実は3ヶ月ほど前、当ブログにこの彼女からコメントがありました。

今のところ非公開とさせて頂いていますが、
内容としては、「ごめんなさい」と「ありがとう」。。
自分は未だ返信していません。

気付けば長い時間がたちました。
このブログと彼女との生活があった2年間は、最も大切にしようと思い始めることができ始めていた母の死亡宣告を含めたがん闘病と失う時期とも重なり、さらに友人と独立開業を試みる時期とも重なっていました。

彼女は自分に対してのコメントで「あなたの精神を壊した事を謝りたい」とも記述がありました。
自分は根本的に何かを喪失し、住んでいる場所も変わり、ただ余韻で生きているような状態にも思えます。

ただしこれは彼女との付き合いが原因ではありません。
むしろ聞こえのいい正論を言っていた身内たちが、身内(私の母)の死に一緒に接した時、都合の良い言葉と態度だけで、心の通った弔いを共有できなかった事などから始まる表面上明るい泥沼を経験したことと、その後の借金整理などなど、

閑話休題です。
「不器用な純粋さ」という言葉はすべてを表しませんが、自分は友さんと同じように、彼女に対し誰よりも愛情をもっているいう自負の中で時間をすごしていました。
でもステレオタイプで己のやっている事がいっている事とどれだけ違うかという事に何の疑問も持たずいる人達は愛せないし、許せない。

本当に閑話休題です。

友さん、コメントありがとうございました。




この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔