2007年01月21日

「日本経済『黒幕』の系譜」

本書は宝島文庫のもの。
目新しい情報はあまりないが、著者達がまだ若く、社会的犯罪に対する視線が弱いという感じはいなめない。
1、グッドウィルグループの折口雅博については、一世を風靡したジュリアナ東京のプロデューサーであったというのは、有名な話だ。ジュリアナは日商岩井の企画として折口が担当したというのは知らなかった。ジュリアナの内紛からそこをやめ、ベルファーレを立ち上げたという。さらに、95年には人材派遣のグッドウィルを立ち上げ、99年にはコムスンを子会社化したのだった。00年の介護保険制度施行をにらんだものだった。さらに、エステティックサロン大手のクリークを子会社化して介護美容なるものも始めている。結局は、全て時代の潮流に乗った金儲けでしかないのだった。
2、投資事業に乗り出す人々。まずは松村謙三。ソロモンからLTCMを立ち上げたメリーウェザーに師事したマネックスの松本大、ソロスの日本人の唯一の弟子と言われるスパークス・グループ社長阿部修平。彼らは様々な富裕層の資産管理を行っている。阿部は、豊田家の資産運用もしているという。こうして、旧来の富裕層もマネーゲームを妥当とすることに、新自由主義を妥当だとすることに傾斜する。
3、総会屋にもシマがあるらしい。89年になくなるまで証券業は上森子鉄のシマであったという。上森が死んで与党総会屋の規制が弱まり混乱したがそれを収めるために小池隆一を導入したのだった。ちなみに小池は大物総会屋の木島力也の弟子だった。木島は、小佐野賢治の計らいで児玉とその右腕と言われた西山廣樹の知遇を得たのだった。
4、パチンコのプリペードカード情報を管理するのはNTTだという。このとき暗躍したのが熊取谷だが、彼が議員立法化を望んで働きかけたのがOI、KK、OKという議員だという。とりわけOIとはニックネームでの付き合いらしい。ひょっとしてイッチャンか?KKはまさか加藤紘一か、そしてOKは尾身幸次か、あるいは小渕恵三か・・・・

coronbo1492 at 12:10│Comments(0)TrackBack(0)

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