April 14, 2017

万作さんの芸

今年の初め、友人と狂言の会に行ってきた。
野村萬斎さん目当てで。

萬斎さんは登場するなり、舞台がぱっと明るくなって、
とっても華があるお方だった。
近くの席にいたおばさまがしみじみと「いい男ねえ」って言ってた。
うんうん、その通りで。
演目によってはすごくコミカルだったり、
はたまた、しっとりと女らしかったりと、「役者」であった。


萬斎さん目当てで行った会だったけど、
私はこの後登場するお父様の万作さんに釘付けとなる。
 
万作さんが登場すると、舞台の雰囲気は一変した。
まるで、突然、目の前が白黒になって、
万作さんの頭上にだけ光が指しているようだった。
荘厳で、気高い、異様な雰囲気。
 
一つ一つの所作に意味を感じる。
身体に染み付いた芸術。
八十数年の、芸に打ち込んだ人生がそこにあるようで、
目が離せない。
 
こんな人がいるのか。
「芸とは何か」を体全体で表現している様に、
深く、深く感動して、魅了された。
 
この人はなんなんだ!また観たい!近いうちに。

そう思って、先月、国立能楽堂でまた観てきた。
それは‥とても良かった!
まず、国立能楽堂のあの舞台がいい。
檜の香りがして、松の絵が立派で。
それから万作さんの繊細な表現も充実に堪能できた。
前回感じた「もっと観たい」という気持ちが満たされて、
今度は「もっと知りたい」という段階になった。
 
本やなんかでもっと深く狂言のことを学んで、
それからまた観たい。
 
家で、狂言の動画をみたりもしたけど、
伝わってくるものが少なかった。
舞台のあの雰囲気はやはり「生もの」なんだな。
 
万作さんを観ると
「何か一つに打ち込んだ人生」について考えさせられる。

才能?天才?
それもあるかもしれないけど、それ以上に、
ただひたすらに、真摯な努力の結晶なのだと思う。

萬斎さんも目の前にあんなお方がいたら、
誇らしいと同時に、越えられずに苦しいだろう。

お元気なうちに、何度でも観に行きたいよ。


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March 31, 2017

保育園最終日

長女の最終登園日。
とうとうこの日が来てしまいました。
先日の卒園式では、子どもたちも保護者もたくさん泣いていたけど、
「卒園式が終わっても3/31まで登園できるのが保育園の良いところ〜」
と、どこかで安心していた。

けれど今日が本当に最後の日。 

雨の日も雪の日も、子どもがぐずって辛い日も、
仕事がしんどくて泣きたい日も、
保育園で子どもたちの笑顔をみるとほっとした。

人生初の育児に加えて、仕事と家事も回さなくちゃで、心細かった毎日を、
先生や保護者の方々にどれだけ励まされ、助けられたことか。

0歳の4月から今日までの6年間を支えてくれた、保育園。
先生、保護者の方々、お友だち。
ああ、終わってほしくないよ。
 
長女本人も保育園が大好きだったから
お別れがとても寂しい様子で、
数日前からしゅんとしたり、メソメソとしている。

素敵な先生とお友だちに恵まれて、
あらためて、なんて素晴らしい環境にいたんだろうって思う。
 
これが今生の別れではないし、きっとまた会える。
けれど、あの眩しい時間の中には、二度と戻れない。
そのことが寂しくて切ないよ。
 
謝恩会ではたっぷり話して、感謝を伝えよう。
一人一人をナデナデさせてもらおう。
おばさんは皆のことをずーっと見守っているよ〜〜


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February 17, 2017

おめでとう

この冬も風邪一つひかず元気。

なのに、「大丈夫?」「疲れてるね」「何かあった?」
と声をかけられるのは、なぜでしょう。

すっぴん眼鏡だから?
何か月も美容院にいってなくて髪がぼさぼさだから?
何年か前にユニクロで買った服をとりあえず着てるだけだから?

どこから見ても疲れたおばさん!?

そういえば、ここ数年、
「時間ありますか」
「お茶しませんか」
「カットモデルしませんか」
みたいなことが、とんとないな〜。

でも私、心の中は幸せなので、大丈夫です。
36歳になりました。

2月生まれの友人たちと私、お誕生日おめでとう。
なかなか会えないけれど、
お祝いの気持ちがどうか、届きますように。
離れていても会えなくても、
あなたのことを時々思い出して、心強い気持ちになっていますよ。


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