道草をくう
しばらくブログが書けなかった間に、また英語の表現を幾つか覚えたので、今日はまたそれをご紹介。まずは、「dilly dally」。これは動詞で、「道草をくう」とか「のらくらする」という意味。ニコによると、本来するべきことじゃなくて、しなくても良いことをしている、みたいなニュアンスらしい。前に紹介したけど(「
ビー玉をなくす?」)、「beat around the bush」と似たような感じとのこと。「beat around the bush」には、なかなか核心を突かないという意味だけじゃなくて、こういう捉え方もあるみたいだ。
さらに、それを聞いたクェンティンが、似たような語調の表現で「willy-nilly」というのもあると教えてくれた。
これは動詞じゃなくて形容動詞で、「否応なしに」とか「手当たり次第に」という意味があるらしい。辞書で探してみたら、「He would be forced to collaborate willy-nilly.」という例文があった。つまり、「彼は気が進むか進まないかに関わらず、協力せざるを得ない」みたいな感じかな?「手当たり次第に」という使い方の時には、日本語で言うと「誰彼かまわず物を手渡す(ティッシュ配りの人とか)」とか、そんな感じのニュアンスのときに使うみたいだ。
それから、聞き分けるのは出来るんだけど、自分で使い分けるのがどうしても上手く出来ないのが、形容動詞としての「pretty」の使い方。私は、英語の発音は良いらしいんだけど、とにかくイントネーションが苦手で、変なところを上げたり下げたりするらしい。そして、面倒なことにこの「pretty」はイントネーションによって意味が変わるのだ。よく使う表現としては「pretty good」があるんだけど、これを平坦に、というか普通に読むと、「まあまあ良いね」という意味になる。ところが、後ろの「good」を強調して読むと「すごく良い」という意味に変わるのだ。日本の辞書に載っているのは大抵後者の意味なので、私はずっと「pretty」は「very」の口語版みたいな感じだと思っていたんだけど、面白いことに今Oxfordの辞書を引いてみたら、前者の「比較的(良い)」「割と」という意味が載っていた。私の知っている限りでは、前者の意味で使われることが多い気がする。そんなわけで、これを知る前の私は、すごくほめているつもりで、「まあまあ良いね」と、場合によっては失礼なほめ方をしていたことが多々あったはず・・・。最近は、間違えられたくないときは「very」を使っています。これなら間違えられる心配もないし。
それから、メリーベスに習った変な表現が「bag rat」だ。これは、辞書にも載っていなかったんだけど、不要なものを溜め込んで捨てられない人のことを言うらしい。アメリカでは、ごみを溜め込む動物というとねずみ(rat)らしくて、そこからきた表現だと言っていた。日本では、そういうイメージの動物ってあるかな?動物のイメージって、文化によって随分違うから面白い。
あと、日本語と同じイメージで面白いと思ったのが「steam up」だ。これは元々は「(蒸気などで)曇る」っていう意味なんだけど、それが転じて「怒らせる」「興奮させる」っていう意味にもなるらしい。日本語でも「頭から湯気を立てて怒る」って言うから、日本でもアメリカでも怒っている人は怒りのあまり頭から水蒸気が出て見えるんだと思う。というより、本当に怒ると体温が上がって湯気が出るのかも?ちなみに、英語では怒ることを「hit the roof」とも言うらしい。辞書によると、特に、急に怒ったときに使う表現みたいだ。もちろん、通常の「(値段などが)ものすごく、限界まで上がる」という意味でも使われるんだけど。
それから、steamを使う別の表現としては、「at full steam」というのもある。これは、想像がつくと思うけど、「全力で」「全速力で」という意味で、語源は蒸気機関車とか蒸気船から来ているらしい。
最後に、授業でも日常でも割と聞く表現が「fine line」だ。「fine」は「細い」とか「細かい」という意味だから、直訳すると「細い線」なんだけど、そこから転じて、はっきりとしない、曖昧な境界という意味に使われるのだ。例えば「on a fine line」というのは、すごく細い線の上、つまりどっち側に転んでもおかしくない微妙な位置にいる、という表現だし、「a fine line between genius and insanity」と言うと、「天才と狂気の狭間」という意味になる。多分、この「天才と狂気」が一番よく使われる例だと思うけど、私の今までのイメージは、例えばブロック塀の上のような、すごくアンバランスなところを歩いていて、どちら側に落ちてもおかしくない・・・みたいなイメージだったから(つまり、2つの世界ははっきり分けられている)、2つの境界自体が細くて曖昧、という感じのこの表現は何だか不思議だった。これって、個人的な捉え方なのかな?それとも、文化差なんだろうか・・・?
ともあれ、今日も最近覚えた英語の表現のご紹介でした。
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