早いもので、明日はもう大晦日。ミネソタ(アメリカ全体も?)では、年末はクリスマスほどのイベントでもないみたいで、オフィスやお店などはクリスマス明けの26日から通常営業。仕事納めという感覚もないのか、お店や銀行に行くと「元旦は休みます」と貼り紙がしてあるぐらい。休日だけど、特別な休日ということもないという感じかな?大学の授業は19日からだけど、リサーチアシスタントの仕事やオフィスは4日から普段通りに始まります(今年は元旦が金曜日なので、2〜3日が土日でいつもより始まるのが遅いかも)。なんだか冬休みが短いなぁと思うけれど、夏休みが長いんだから、そんなものなのかも(ちなみにミネソタでは、寒い冬にはほとんど休みを取らず、夏に長い休みを取る人が多いようなので、地域柄もありそう)。
でも、日本人の私はやっぱり何となく大掃除がしたくなって、ちょっとだけ物を整理してみました。あとは、見たいと思っていたのに見損ねていたDVDを見たり、本を読んだり。そんなわけで、今回のブログは今年の総括です。
あっという間に感じるミネソタ生活も、今年で5年目!大学院の同級生もそろそろ卒業する人が増えてきて、オフィスには知らない人が増えて(もう授業を取っていないので、新入生は全然分からない)、「ああ、私もここに随分長い間いるんだなぁ…」と思うこともしばしば。実際、今年は比較的沢山のゴールを達成できたけれど、それも気がつかないうちに今まで積み重ねてきたものがあったからなのかな、と感じたことも多かったかも。
今年達成した主な目標は…(これは自画自賛して今後の作業を進める意欲を高めるために書いてます)
1、Oralが終わった(これは、博士論文の第2章、文献レビューに当たるところ。合格/不合格がある試験としては、最後の大物?)
→これも今年だったんだ!と驚くぐらい昔に感じられる出来事だけど、今年の1月末。受かったと言う代わりに終わったと書いたのには色々な理由(と、ものすごい苦労)があったんだけど、その結果として博士論文をより良い方向にもって行けたので、終わり良ければ全て良し、と今は考えています。
2、コースワークが全て終わった
→これは、やっと!という感じ。受講したいクラスがあまりにも多くて、あれも、これも…と4年目になってもずっと授業を取り続けていたけれど、やっと「これで十分かな」と思えるようになりました。新しいことは一生学び続けていきたいけれど、学生として授業を取るのは、人生で最後かな?
3、修士の授業を教えた
→これは夏のことで、同じクラスを教えたのは3回目なんだけど、3回目にしてようやく教えることに自信を持てるようになった気がします。シラバスをきちんと構成し、学生さんに授業の目的と目標をしっかり伝えられたと思っていたら、やはり学生さんによるフィードバックも今までで一番良かったし、「またFumiのクラス取りたいな。今度はどのクラスを教えるの?」と聞いてくれた学生さんたちもいて、苦労が報われたと嬉しくなったことも。
4、教員免許に必要な試験に受かった
→アメリカで教員免許を取るには、PPSTという3つの共通の試験(読み、書き、数学)に加えて、免許の分野によって専門の試験(ミネソタのSpecial Edの場合は2科目)を受けて合格点を取る必要があります(教科と合格点は州によって様々)。本来は、教員免許を取るためのコース(M.Ed.)に入学するためにはPPSTで合格点を取っている必要があるんだけど、私はPh.D.コースの学生として入学したので、PPSTを受けていなかったのでした。難易度としては、TOFELとGREの間で、GREに少し近い感じかな?外国人は時間延長の措置を受けることもできたんだけど、自分の力を試したくて、アメリカ人の学生と同じ条件で試験を受けることに(無事に受かりました)。
専門の試験は学生さんたちと一緒に試験を受けました。私が夏に教えたクラスがこの試験の内容をすべてカバーする(はず)なので、「まかり間違って落ちたらどうしよう…」「授業で教えてない問題が出たらどうしよう…」と、違う意味でとても緊張。終わった後、「Fumiの授業は、この試験に本当に役に立ったよ。ありがとう!」と何人かに声をかけてもらって、すごく嬉しかった!無事に私も学生さんも全員受かりました。
5、教育実習が(半分)終わった
→理論や法律は一通り分かっているけれど、アメリカの学校現場を見たことがなかった私が、どうしてもこだわりたかったのが教育実習と教員免許。今回は小〜中学校が併設されている、Inner city(ダウンタウンエリアで、治安が悪い地域の貧しい生徒さんが多い。ほとんどがマイノリティ)の学校に行って、本当に貴重な経験をしました。初めて知ったことも沢山あったけれど、その一方で、コラボレーション(多職種が連携して生徒さんと保護者を支えること)の大切さ(難しいケースには必須!)や、違う職種の人と働く難しさなど、国や文化を問わず不変のことにも改めて気付かされました。春には心機一転、トランジションセンター(18〜21歳。詳細は「
トランジションセンター」へどうぞ)で教育実習をします。郊外の比較的裕福な地域なので、年齢層だけでなく、生徒さんの背景も大分違いそうです。
6、Prospectusに受かった
→これは、つい先週の出来事。言うならば、博士論文のプロポーザル(研究計画)です。これが認められると(厳密には、さらにIRB=倫理委員会の審査に通ると)、晴れて論文のデータ集めが始められます。終わった直後は実感があまりなかったけれど、ようやくここまで来たんだなぁ…という感じです。う〜ん、長かった。
あと、番外編だけど大きかったのは
7、運転免許を取った
→忙しいのと、冬の運転は怖いのと、いろんな理由で延び延びになっていた運転免許をついに取りました。今までは意識していなかったけれど、一人で好きなところに好きな時に行くことができるのは、本当に自由!教育実習にも車で通ったし、最近はそろそろと雪道も運転しています。車の手入れの仕方も少し覚えました。
こうやってリストにしてみると、随分長い1年だった気がします。この他にも、今年は沢山の人とのつらいお別れがあって、考えさせられることが沢山ありました(まだ、あまり実感がないけれど…)。でも、全ての経験を通して、改めて自分の責任を認識したというか、もういつまでも学生の立場ではいられない、これからは心理やSpecial Edの人材を育てる立場になるんだ、という決意を新たにしました。これまで、私には(勉強が好きなのも確かに事実なのですが)、いつまでも「教わる立場でいたい」、つまり、誰か頼れる人に上にいて欲しい、という気持ちが強くて、「学生」という立場に安住していたような気がします。今年になって自分で感じる一番の変化は、「今の状況で学べることは全て学んだし、これから人を教える立場になる準備ができたかな?」と思えるようになったこと。気持ちの上でも、卒業の準備が出来た感じです。もちろん、論文を書き上げないと卒業できないんですが…。来年中には、全て終わらせて日本に帰りたいです。