カプチーノのエアコンコンプレッサー交換

先日、燃料タンクが潰れて交換したお客様のカプチーノからエアコンコンプレッサーが壊れたと連絡が。
タンク交換の作業をした時も、エアコンを作動させるとコンプレッサーから異音が出ていたのだけれど、予算の関係も有りそのままで様子を見る事にしていたけれど、息絶えた様。

さすがに今年のこの暑さ。エアコンが効かないと厳しいので、コンプレッサーを交換です。

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息絶えたコンプレッサーをリビルト品で交換です。
21Rはオルタネーターを取り外しての作業なので少し手間が・・。

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ベルトも劣化しているので新品へ交換です。

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今回、念のためレシーバータンクも交換しておきました。

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リビルトコンプレッサーと交換してガスチャージ。
冷たい風が出て復活。これで暑い季節を乗り切れるかな?

カプチーノのクラッチワイヤーが・・。

毎回、車検でご来店のお客様のカプチーノが今年も入庫。
お預かりする際、何か気になる事ありますか?と尋ねると、「クラッチペダルを踏む際、たまに何かゴキッていうような変な感触がある時が・・。」
という事で、クラッチワイヤーが切れ始めているか?と思ったので点検しておきますという事で。

過去の作業履歴を確認すると、クラッチワイヤーはH22年に交換歴があり。
交換してから6万キロ位使った状態。
という事とで、クラッチワイヤーのミッション側レバーから先端を外して、ワイヤーのボディ固定のボルトを外してワイヤ―のアウターを引っ張ってワイヤーの切れそうな部分を確認すると問題無し。???

車検で回送する際、何回かお客様が言っていたような感触が出ていたので、クラッチペダルに問題があるか?とペダルを取りはずして確認。問題無さそう・・。

という事で、ペダルから外れたクラッチワイヤーを引き出して確認すると・・。
何と、ペダルにかかるローラー部分が変形していました!!
これが原因です。
こんなの初めて。

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ローラーを支持するコの字のプレートが少し開き気味になっていて、ペダルに引っ掛かるローラーが斜めに変形してしまていました。
クラッチワイヤーが切れるトラブルは良く現れるけれど、ここが破損しているのは初めて!!
何が原因でこうなってしまったのだろう?

ペダル側が変に摩耗している様にも・・。不思議。

とりあえず新品のクラッチワイヤーと交換です。

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クラッチペダルをせっかく取り外したので、クラッチペダルの支点部分のプラスチックのカラーを新品へ交換しておきました。
20万キロオーバーで、ここは交換歴が無いので念の為。

これで、変な感触もおきずに普通に戻りました。

EA21Rカプチーノの燃料タンクが潰れて交換

日頃、色々とメンテナンスでご利用頂いているお客様から「燃料計が動かなくなっちゃった」と連絡が。
状況を伺うと、燃料計が1/3位から下がらなくなってしまって、ちょうどドライブに出かけていて、今日はガソリンが減らないな~なんて思いながら走っていたらガス欠を起こしてして止まってしまったとの事。その時、トリップメーターの動きもおかしくなっていて、実走距離よりも少ない表示になっていたそう。ガソリンを入れてトリップを0にして走っていて、距離的にはまだガソリンは残っているだろうと思っていたら・・。ガス欠に。

話の内容から、車両が21Rなので「それは多分、燃料タンクが潰れてしまっているかもよ」と。
「確認出来るなら、運転席側のリヤタイヤ隙間からタンクの底面を覗いてみて。タンク下面が逆ぞり状態で凹んでいると思うよ」と伝えると、「凹んでいました」と連絡が。

何件か過去にあったトラブルで、燃料タンクが負圧になってつぶれてしまい、変形してしまう事で燃料計のフロートゲージが内部で干渉を起こして引っ掛かって動かなくなるという現象。
原因は、燃料タンク上に付いているタンク内の空気の通り道の2WAYバルブのトラブルでタンク内に空気が入らなくなってしまい、タンク内が真空になってつぶれるという、ちょっと信じられない様な現象。

という事で燃料タンクとスピードメーターの交換です。

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タンクに残っているガソリンを抜き出して潰れたタンクを落としました。
ガソリン残量を少ない状態で来店してねとお願いしていたので、ガソリンの抜き取りも時間がかからず助かりました。
今回は、手持ちの中古タンクで交換です。

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落としたタンクは永年の埃で汚れていて解りずらいですが、タンクの壁面がかなり凹んで潰れています。
これだけ潰れる程にタンク内が負圧になっても、普通にエンジンは回って走行出来ているので気がつかない。
不思議。

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中古の燃料タンクなので、念のためタンク上に付くホースや2WAYバルブなどを新品部品に交換して車体に戻します。
このあとリヤメンバーを戻して足回りのアライメント確認&調整です。

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潰れたタンク内に吸いきれずに残ったガソリンを受けると大分錆カスが・・。
上澄みのガソリンを戻してカスが残った状態。

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今回、燃料フィルターも交換歴が無さそうなので交換する事に。
古いフィルターに中に残っているガソリンを入り口から吐き出して受けると結構なカスが・・。
潰れたタンクは内部が結構錆びていそう。
中古のタンクは綺麗な方なので、良かったかな?

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トリップメーターの動きがおかしくなってしまっているという事で、まだ部品が生きていいるうちに交換する事に。

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分解して新品のスピードメーターへ交換完了。

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メーターを作業するという事で、吹き出しがバラバラに壊れているので部品が有れば交換しておきたいという事で。
前のユーザーがドリンクホルダーでも付けていたのかな?ホルダーを付けると壊れやすいです。
センターのルーバーはまだ部品が生きていたので交換です。

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交換完了。これで風の向きを調整出来る様に復活。

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右のルーバーも左右に向きを調整する部分が壊れていたけれど、ここはすでに生産廃止に。残念。
一枚だけ残っていた物を取り外し。

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壊れたセンター部の一個が左右のフラップがかろうじて生きていたので、センター部のフラップを取り外して、センター部は5枚なので左右を1枚づつカットして組み込んでおきました。
これで一応右も風向き調整が出来る様に復活。
部品を戻して完了です。





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