2013年03月08日
不動産プロデューサー 田部井敏弘CPM の税務調査論

ごきげんよう!不動産プロデューサー 田部井敏弘CPM です!
今日は税務調査についてブログさせていただきます!!
実は弊社に法人課税第三部門 上席国税調査官なる肩書きの方々が3名で調査に来ています。
会社を設立して27年たちますが、いまだによく理解できないのがこの税務調査です!皆さんはいかがですか?
若い時は経験も知識もなく、会計事務所や税務署の方々の言いなりで税金を納めていましたが、どうもしっくりこないのが実情です。
もちろん税金を納めるのが嫌だという考え方ではありません!納税は国民の義務ですから確り納めたいと思っています。
問題はその徴収方法がいまいちよくわからないことです。
さかのぼること25年ぐらい前になりますかね!
お客様の依頼で税務署に税務相談に行ったことがあります。不動産取引に於いて私自身良く解らないので直接税務署に聞きに行くのが良いと判断して、お客様を連れて税務署に出向いたことがありました。
今でもその時のことは鮮明に覚えていますが、税務署の一階の玄関を入ってすぐ右手にその相談窓口はありました。
税務相談という看板が掛けられていて、初老の男性が一人座っているだけの小さな部屋でした。
私たちがノックをして部屋に入るなりその初老の男性は、あ!「相談者が来てしまった!」的な嫌悪の顔をして対応が始まりました。
色々な相談をした挙句私が「確認しますがそれで間違いないですね?」「そのような判断で大丈夫ですね?」 的な決定するような表現をすると、おもむろに書籍を眺めたり、書類を広げたりしながら、まあ!「とりあえず申告してください!」的な回答しか返ってきません。
私が「お客様の不安を解消するためにわざわざ税務相談に来たのだから、確定的な回答をしてください」と詰め寄ると・・・・!
なんとその初老の老人は「詳しくは二回の窓口で聞いてください」と言って にげごしになるしまつ。
おまけに二階へ行くとそれは一階の税務相談窓口が担当です的な対応でした。
族に言うたらいまわし状態。
私が税金徴収に一抹の不信を抱いた始まりがここにあります。
皆さんはこんな経験ありませんですか?
私が「税務署が調査に来るんだよ」というとみんな口をそろえて「儲かっているから!」だとか!「ごまかしているから」だとか勝手なことをいいます。
私の納税に関する基本的な考えが固まったのは何回目かの税務調査が忘れましたが、今回のような税務調査がきっかけでした。
当時税務調査に入る知らせが来たとき、当時お付き合いをしていた会計事務所から電話があり、「奥さんのタイムカードを作成してください」と言われました。
え~! なぜ? なんでそんなことしなければならないのですか? とにかく対策です!的な説明を受け、私的にはそのこと自体に腹が立ってなりませんでした。
そこで私が口にしたのは「そんなことはしなくて良い」正々堂々と申告すればよいではないか!的な発言に困ってしまうのが税理士先生!
なんか変な構図ではないですか?
皆さん考えたことがありますか?確定申告してもそれは確定ではない摩訶不思議な世界が納税システムです。
私的には確定申告ではなく、受付申告ですね。なぜなら時効が成立して初めて確定するのが今の納税システムだからです。これは私の性格的なものが大きく関わる話ですが、私は自分のお金と他人のお金の区別がとても大切だと考えるタイプなんです。
言い換えれば使ってよいお金と使ってはいけないお金がハッキリしていないのが嫌なのです。
つまり、確定申告して納税すれば残ったお金は当然使ってよいお金と普通は思うでしょ?
それを後になってその申告は間違っていたから、使ったお金を返せみたいな制度が嫌いなのです。じゃあ何時使ってよいお金として確定するかというと、それが現制度では時効が成立したらなんでしょうね。。。。。?
これは明らかにわざと国民に税の仕組みとして複雑にして誰もが解らないような制度の方が都合が良いのではないかとも?思えてきますよね?
きっと税法が縦横無尽にしてどの段階で正しく、どの段階が正しくないのかはもしかしたら、誰もわからないのではないのでしょうかね?
なんか全国民が脱税していることが前提で、物事が進められているような気すら起きます。
私的にはもっと税法をシンプルにしてもらい、誰もが解りやすく、申告したら翌日から残った金が正々堂々と使えるものにして頂きたいと願う国民の一人です。
なぜなら納税は国民の義務です。
我々はその義務を果たすために日夜鋭意努力をしています、その努力を税務調査なる仕組みで邪魔されたくないですよね。
調査に入る職員も可哀そうだとさえ思えます。
もっと違うことに能力を発揮できるにもかかわらず、ストレスのたまる業務になっているのではないでしょうかね。
逆を言えば毎月調査に来ていただければ、見解の違いも解釈の違いも生まれないと思います。
それを税務調査して何年度の法律ではそのことは違法です的な言い方されても困りますし、ある意味迷惑ですね。
私の持論は「納税が趣味です」と胸を張って言える会社を目指さなければ本当の意味での強い会社が作れないと信じているからです。
すべての行動のもとになる考え方に「善」が必要です。社会的正義があって、人間はしっかりとした行動を選択できるのではないでしょうか?
なんか今日はちょっと愚痴ぽくなりましたが皆さんはどうですか?
誰もが解りやすい税の仕組みと公平な税の使い方がテーマですよね。平等は難しいのは理解していますが、解りやすい税法も無理ですかね?
不動産プロデューサー 田部井敏弘CPM