2012年02月
2012年02月26日
奇しくも

那須先生のお宅に伺うと、すでに社中のメンバーが通夜の席でお出しする お茶のお道具準備を
始めていました。 今年初めて顔を合わせるメンバーですが、その挨拶は小さな声で
『 お疲れ様です、遅くなりまして・・ 』 12月最後のお稽古から二ヵ月半ぶり・・
こんなカタチで集まるなんて。
『 先ずは 先生のお顔を見ておいで 』 と言ってもらい、仏間へ。
昨年9月に亡くなられた先生の奥さまの時と全く同じ状態で・・ 違うのは布団の上にかけられた
紋付だけでした。 『 先生、やっぱりお家がイイですね 』 病院でお会いした時より ずっと
ずっと穏やかなお顔で ホッとすると共に、何故か亡くなった方特有の肌の質感を確認できました。
茶室に戻り、葬祭場に持ち込むお茶碗など準備をしていると お茶会の準備をしているようで
みんなポツポツと冗談なんか言い出して、笑い声も起こり、仕舞いにはキャッキャと盛り上がる。
( 社中の平均年齢は60歳くらいなんですけどね )
きっと先生は 『 楽しそうだねぇ 』 と、この光景を見ているんだろうなぁ〜
お稽古の時も お茶とは関係ない方向へ盛り上がってしまう門弟たちの話を ただニコニコと聞いていて 『 よく話が続くねぇ〜 』 と上手に終わらせる。
ご自分も その話に乗りながら いつのまにか禅語の話に繋げてしまったりもする。
これからのお稽古は どんな風になっていくんだろう・・ と少し不安になったりしました。

そう2月25日・・ 天神様の日でした。
私がお稽古を始めたのも 13年前の2月。
一番最初に教えてもらったお軸が 奇しくも
この天神様の軸だったのです。
こんなに楽しくお稽古を続けてこられたなんて、
手習いの神様・・ そのチカラは本物のようです。
これからも 那須先生 と 天神様 を後ろ楯(?)に お茶道を愉しんでいきたいと思います。
2012年02月25日
終わり

昨日の夕方、私のお茶の先生が亡くなられました。
先生は明治40年生まれの104歳。
70歳から本格的にお茶の道に入り、元々の趣味であった書道、華道を活かしながら、
陶芸、漆・・と 興味を持ったものには 徹底的にのめり込み、他人にはマネのできない
お茶の世界を作り上げてきた方です。
私が先生と関わることができたのは、晩年(91歳から)の13年間だけでしたが、
どれだけ沢山のことを教えていただいたか知れません。
病院から先生が帰ってこられるので、これからお手伝いに行ってきます。
先生のご自宅は 年明けからお稽古がお休みだったり、先生の入院だったりで
きっと冷え切っていると思いますが、先生は早く帰りたかったんだろうな〜
朝、古い板ゼラチンを発見 オオーw(*゚o゚*)w
使ってしまおう・・ とゼりーを作り始めたところで
抹茶ゼリーにしました。
先生は明治40年生まれの104歳。
70歳から本格的にお茶の道に入り、元々の趣味であった書道、華道を活かしながら、
陶芸、漆・・と 興味を持ったものには 徹底的にのめり込み、他人にはマネのできない
お茶の世界を作り上げてきた方です。
私が先生と関わることができたのは、晩年(91歳から)の13年間だけでしたが、
どれだけ沢山のことを教えていただいたか知れません。
病院から先生が帰ってこられるので、これからお手伝いに行ってきます。
先生のご自宅は 年明けからお稽古がお休みだったり、先生の入院だったりで
きっと冷え切っていると思いますが、先生は早く帰りたかったんだろうな〜
朝、古い板ゼラチンを発見 オオーw(*゚o゚*)w
使ってしまおう・・ とゼりーを作り始めたところで

抹茶ゼリーにしました。
2012年02月22日
津南産の桐
冬になると 雪掻きネタばかりになるのは毎年のことですが、昨日 問い合わせの電話を
いただいたお客様から 『 除雪作業が大変で、仕事どころじゃないと思いますが・・ 』
と前置きされたのには参りました
あまり写真を撮っていなかったのですが、2月は緊張感のある仕事をしていましたよ(笑)
久しぶりに 直しではなく一から作る仕事だったのですが、今回は干した状態の板から箪笥の材料を作っていくところから・・


左が1年以上風雨に晒し、乾燥させた板の色。
干したままの板はグレーです。
機械を通すと 右のキレイな桐の肌色が出てきます。
この肌色は国産特有のもの。
これは本当にキレイで、自動鉋から削られて出てくるたびに w(*゚▽゚*)w オオ〜
気温0℃の工場で 集塵機を回すと更に寒いのですが、嫌いじゃない作業です。
次は自動鉋をかけた板を貼り合せます。
何枚かの板を 木目が不自然にならないないように・・
このあと鉋をかけることも考えながら 貼っていきます。
鉋をかける際にはキレイに仕上がる向き(?)があって、
それを合わせることで作業が随分楽になります。
鉋(刃)の調整を完璧にすれば 逆目になった部分も問題なく
かかる・・ というのが職人としての理想ですが、なかなか
思い通りにはいかない場合が多いものです
これは抽斗(ヒキダシ)の底になる部分なので短いですが、長〜い材料も、薄〜い材料も このハタ金で絞めて貼りあわせます。
いただいたお客様から 『 除雪作業が大変で、仕事どころじゃないと思いますが・・ 』
と前置きされたのには参りました

あまり写真を撮っていなかったのですが、2月は緊張感のある仕事をしていましたよ(笑)
久しぶりに 直しではなく一から作る仕事だったのですが、今回は干した状態の板から箪笥の材料を作っていくところから・・


左が1年以上風雨に晒し、乾燥させた板の色。
干したままの板はグレーです。
機械を通すと 右のキレイな桐の肌色が出てきます。
この肌色は国産特有のもの。
これは本当にキレイで、自動鉋から削られて出てくるたびに w(*゚▽゚*)w オオ〜

気温0℃の工場で 集塵機を回すと更に寒いのですが、嫌いじゃない作業です。
次は自動鉋をかけた板を貼り合せます。

このあと鉋をかけることも考えながら 貼っていきます。
鉋をかける際にはキレイに仕上がる向き(?)があって、
それを合わせることで作業が随分楽になります。
鉋(刃)の調整を完璧にすれば 逆目になった部分も問題なく
かかる・・ というのが職人としての理想ですが、なかなか
思い通りにはいかない場合が多いものです

これは抽斗(ヒキダシ)の底になる部分なので短いですが、長〜い材料も、薄〜い材料も このハタ金で絞めて貼りあわせます。
2012年02月20日
限界

そう! そう! これが本来の状態でしょう!
作業場の窓は 完全に雪に覆われているので、雪が降っているのか? 晴れているのか? 全く解らなかったのですが、夕方 散歩


そして今朝・・


もう少し様子をみたいところですが、雨どいの方が限界のようなので 撤去しなくちゃです。
2012年02月19日
最後の寒波?

予測される今シーズンの寒波は (たぶん

でも それは近所のオジちゃん達も同様に言っていることで、こちらの根拠は 『もう立春を過ぎたから・・』
この異常気象が続く昨今、暦どおりに季節が進んでくれたら どんなに楽かしれないなぁ〜
なんて思いながらも、私自身も 冬至・・と聞いただけでもう底を蹴った気持ちになり、立春・・ともなると 春はすぐそこ

今年も この毎日続く雪掻きのおかげで、正月太りも一気に解消し、体脂肪も順調に落ち


しか〜し、良いことばかりではなく 気が付けば見事な土方焼け(顔だけ)が出来上がっていて、タートルでないと顔が浮いて見えてしまう(泣)

(ホントは この氷柱を落としたくて仕方ない)
去年は確か、スニーカーで過せる2月の後に 寒さも雪も ぶり返しの3月だったのですが、
みんな意外と覚えていないようです。
どんな年もあるわけですが、人間は大変だったことは時間と共に忘れていくように出来ているんでしょうか?
まぁ そうでなければ やってられないですけど。
昨日は久々に鑿でザックリ切ってしまい、過去の教訓が活きていない自分にガッカリしました。
痛い経験くらいは 覚えていたいものです

2012年02月12日
疲れを取る方法
昨日はやはり一日中、外にいました。
工場の屋根から落ちた雪を片付けるのに 丸一日・・ でも終わりませんでした


この雪の階段を登っていくと、屋根から落ちたカステラが ドーン
今回はまだ屋根の上に沢山の雪が残っているので、下手に突いて雪の下敷きにならないように。
雪が緩んでくる前に、硬い雪を突きます。 私にしては慎重に作業をすすめました。


片側の屋根に2時間、そして午後は反対側です(泣)
こちらの作業も4回目になりますが、ここは下に川が流れているので頑張って雪を落とせば、
キレイに片付きます。
片付きますがぁ〜 その量は半端ではなく、途中で止めました。 勇気ある撤退です
雪の季節は まだまだ続くので、カラダを休めることを選びました。
もう何もしたくない〜! という状態だったのですが、
どうしても どうしても 『 サッポロ一番 みそラーメン 』 が
食べたくて、買いに行きました。
美味しかったんですよ〜
一日の疲れが 一気に吹っ飛びました。
ヤスアガリー
工場の屋根から落ちた雪を片付けるのに 丸一日・・ でも終わりませんでした



この雪の階段を登っていくと、屋根から落ちたカステラが ドーン

今回はまだ屋根の上に沢山の雪が残っているので、下手に突いて雪の下敷きにならないように。
雪が緩んでくる前に、硬い雪を突きます。 私にしては慎重に作業をすすめました。


片側の屋根に2時間、そして午後は反対側です(泣)
こちらの作業も4回目になりますが、ここは下に川が流れているので頑張って雪を落とせば、
キレイに片付きます。
片付きますがぁ〜 その量は半端ではなく、途中で止めました。 勇気ある撤退です

雪の季節は まだまだ続くので、カラダを休めることを選びました。

どうしても どうしても 『 サッポロ一番 みそラーメン 』 が
食べたくて、買いに行きました。
美味しかったんですよ〜

一日の疲れが 一気に吹っ飛びました。

2012年02月11日
2012年02月10日
まだまだ続くらしい

休むってことを知らないのでしょうか?
もう雪を何処に片付けてよいものか???
やり場が あろうと、なかろうと・・ 容赦なく!
次から次と 溜まっていきます。
また、この板状の物体が ドドーッと落ちて
折り重なっていくわけです。
あぁ〜 これがカステラだったらなぁ〜 なんて
頭も少しずつ ユル〜くなっています。
ユル〜くしておかないと やってられません(笑)
雪予報はどんどん悪い方に変更されていって
『 今夜から大雪の恐れ・・ 』 って
んじゃ! 今までのは何だっていうんじゃ〜

イカン イカン、 ユルメテ ユルメテ (・◇・)ゞ

昨日は一日氷点下の真冬日だったので、この屋根の雪が

単管は結構強いものなのですが、横に渡してある垂木とポリカがしなっています Σ(=゚ω゚=;)
昨夜はとりあえず車を避難させましたが、少し気温が上がってくれないと・・ 春になったら また補強です ( ̄‥ ̄)=3
この大雪の中、昨年に引き続き 雪掻きボランティアの方々が今日からやってきます。
まずは宿泊施設の周り(この住宅街の中)で スノーダンプやスコップの使い方を練習をするのですが、昨年の2月は雪がひと休み・・ 晴天の中の作業でした。
果たして今年は大丈夫なのか??
でも、何か手伝おうという 志の高い皆さん。 ありがとうございます!
1軒でも多くのお宅を救ってあげてください。
2012年02月09日
振出しに戻る

遠くで除雪車の音が聞こえ始めたら 玄関から道路までの雪を押し出すために外へ出るのが
日課のようになっていましたが、今朝は あっという間にやってきて ドドーッと一本路を付けて
去っていってしまいました。
Σヾ( ̄0 ̄;ノ Σヾ( ̄0 ̄;ノ Σヾ( ̄0 ̄;ノ
昨夜からの降雪は約50cm、除雪車が無理矢理 雪を押した影響で出口付近は1m程の壁に
なっていました。 唖然とする私に お向いのおじさんが 『 たぶん、もう一度回ってくる
から大丈夫 』 と声をかけてくれましたが・・・
とりあえずクルマの前の雪と、左助が通る道を空けていると 再び除雪車登場 (*゚▽゚*)

なんとも有難く ヽ(TдT)ノ 拝みたい気持ちになりました(笑)
日曜の雪降ろしと 月・火曜日の


あっという間に振出しに戻りました。 ハァ〜 何時まで続くんでしょう?
仕事の方では新しい箪笥の製作・・正しくは国産の桐でサイズに合わせた板を作ってます。
干した状態の材料から 機械を通して→均して→貼って・・ ここからやるのは久しぶりです。
修行時代、親方に 『 ここが大事な仕事なんだ!』 と言われながら、なんとな〜く手伝っていた作業ですが 今更ながら その言葉が染みてきます。
キレイに仕上がった板があってこその 組み立てなんですよね。
木工機械はキンキンに冷えていて、手がくっついちゃうんじゃないか? と思うくらいですが、
今日も雪掻きでカラダを暖めながら、頑張りたいと思います。